春の希望と・・・【BL】
最新 最初 🆕
#101 [コロ]
 
その後、勇気は直ぐに
僕の上から離れたけど
なかなか鼓動は
落ち着いてくれなくて
なんだか気まずかった。

僕の顔が赤くなってるの
勇気にバレたかな・・・

バレてたら恥ずかしい。
 

⏰:08/11/13 19:42 📱:SH700i 🆔:zr0O5u2I


#102 [コロ]
 
同じ男にちょっと
からかわれたぐらいで
女の子みたいな反応
しちゃったなんて
正直キモイもん・・・

勇気がカッコ良すぎる
から悪いんだ。

僕は自分の失態を
勇気の容姿のせいにした
 

⏰:08/11/13 19:48 📱:SH700i 🆔:zr0O5u2I


#103 [コロ]
 
勇「・・・・・・・・。」

勇気は自分の発言の
馬鹿さ加減に呆れていた

なに真剣な顔で
セックスしてるみてぇ
とか言ってんだか・・・

まるで好きな子と
エッチな絡みが出来て
ご機嫌みたいですと
言ってるみたいだ・・・

⏰:08/11/13 20:00 📱:SH700i 🆔:zr0O5u2I


#104 [コロ]
 
勇気は男も女もいける
バイだった。

実際今までに何人も同性
を組しだいた事があるし
学園の自分のファンと
寝た事も多々ある。

望みたいな元気で明るい
タイプは嫌いじゃないが
あまり相手にした事は
無かった・・・

⏰:08/11/13 20:07 📱:SH700i 🆔:zr0O5u2I


#105 [コロ]
 
それに望は純粋すぎる。
いちいち反応が
可愛いくて逆に手を
出しづらい・・・

望「///・・・ッ・・」

遊びで手をだしちゃ駄目
なぐらいに、何も知らなくて汚れて無い。
 

⏰:08/11/13 20:28 📱:SH700i 🆔:zr0O5u2I


#106 [コロ]
 
こういうタイプは
今まで避けてきた。

特定の恋人がいた事も
あるけど、自分は
遊び人で浮気もする。

もし望みたいなタイプと
関係を持ったら
確実に泣かせてしまう
自信がある。

⏰:08/11/13 21:20 📱:SH700i 🆔:zr0O5u2I


#107 [コロ]
 
きっと俺の節操の無さに
悲しませる羽目に
なるだろうな・・・

でも・・・――

さっきの望の反応は
マジで可愛いかったッ

ふだん強気な猫みたいな
くせに、シューンって
垂れた耳が見えたッ

⏰:08/11/13 21:27 📱:SH700i 🆔:zr0O5u2I


#108 [コロ]
 
あんな顔真っ赤にして
驚かなくてもいいだろうに・・・・・・・。///

あの後すぐ望から離れて
よかった。

もう少しあのままだったら確実に理性飛んでたな;
 
 

⏰:08/11/13 21:32 📱:SH700i 🆔:zr0O5u2I


#109 [コロ]
 
望「ゅ、ゆーき・・・?///」

勇「ぇッ?・・・何だ・・」

望「そろそろ・・・
 チャイム鳴るょ///」

勇「ぁ、あぁ。
 お前教室戻んだろ?
 俺このままフケるわ」
 

⏰:08/11/13 21:38 📱:SH700i 🆔:zr0O5u2I


#110 [コロ]
 
やっぱり気まずい
雰囲気だよね・・・

きっと僕があんな
反応して引いちゃったんだ

望「僕は教室戻るょ」

なんかわかんないケド
悲しくなってきた・・・
 

⏰:08/11/13 21:44 📱:SH700i 🆔:zr0O5u2I


#111 [コロ]
 
次の瞬間・・・僕の瞳から
涙が溢れていた。

勇気は驚いて僕の目元を
手でぬぐってくれたけど
ポタポタとたくさん
コンクリートに染みを作る・・・

勇「俺ふざけすぎた!
 もぅ、しねぇからッ」
 

⏰:08/11/13 21:53 📱:SH700i 🆔:zr0O5u2I


#112 [コロ]
 
僕は頭を横に振り
勇気に違うと言った

なんでこんな感情に
なったのか・・・

胸が締め付けられてる
ような感じ。
 
 

⏰:08/11/14 10:22 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#113 [コロ]
 
望「ご・・・・ごめん・・」

勇「何あやまってんだよ」

そんな時、チャイムが鳴り
僕が教室に帰る
時間がきた・・・

勇気は大丈夫か?と一言
いいながら僕の髪に触れた 
 

⏰:08/11/14 10:40 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#114 [コロ]
 
たまに撫でられたり
また目元をぬぐったり

勇気の大きくてしなやか
な手で触られて
気持ちよかった・・・

チャイムが鳴り終わって
僕は勇気に目線を戻した
 

⏰:08/11/14 10:50 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#115 [コロ]
 
望「ぁりがとぉ・・・///」

勇「///・・・ぁぁ」

僕はまた熱くなりそうな
頬を隠すように
慌てて屋上から出た。

僕には胸のドキドキも
ほっぺたの熱も
なんでこんなになるのか
原因がわからなかった

⏰:08/11/14 10:56 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#116 [コロ]
 
 
望が出ていった屋上に
一人残された勇気は
望とは逆で自分の
心臓の鼓動が速い理由に
気付き始めていた。

勇「マジかょ・・・・;」

それぞれ困惑していた。
どうしたら良いのか
まったくわからない・・・
 

⏰:08/11/14 11:04 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#117 [コロ]
 
 
取り合えず勇気の方は



勇「――・・・寝よ。」


寝る事にした。
 
 

⏰:08/11/14 11:07 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#118 [コロ]
 
―――・・・

夢をみた・・・望の夢・・・

布団にくるまって
こっちを向いた時の姿

仲良くなって
自分に懐いてきて
兄弟がいない俺は
小さい望を
弟みたいに思った。

⏰:08/11/14 12:54 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#119 [コロ]
 
なのに、好きになって
しまったかもしれない

友愛じゃない・・・恋愛。

まだわからないけど

きっとそうだ・・・。
 
 

⏰:08/11/14 12:56 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#120 [コロ]
 
 
 
―放課後――

 ザワザワ・・・

 「オイ、北本 」

望「ぁ、ハイ・・・?」
 

⏰:08/11/14 12:58 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#121 [コロ]
 
HRが終わって、担任の
橋野先生に呼ばれた。

部活に入ってない僕は
先生にとって都合のイイ
お手伝いさんなんだろう

結局ぶ厚い本3冊。
図書室まで返してこい
と言われた。
 

⏰:08/11/14 13:02 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#122 [コロ]
 
英語教師の橋野先生が
渡してきた本は
中身全部英語で書かれた
僕には意味不明な
代物だった・・・。

図書室まで行き
本を返し終わった時
外はまだ昼間の様に
明るかったけど、時計は
もうすぐ16時だった・・・
 

⏰:08/11/14 13:05 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#123 [コロ]
 
寮までは近いけど
僕が来ていたのは
第二図書室。
寮の反対側で、歩くと
結構な距離がある。

こう言う時、このデカイ
校舎が嫌になる・・・


やっとの思いで教室の
近くまで戻ってきた時
廊下に司が居るのが見えた

⏰:08/11/14 13:33 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#124 [コロ]
 
誰かと話してるよう
だけど、僕に気付いた
司が声をかけてきた。

司「望ぅ!先生のお使い
 おわったァ?

望「おわったょ」

僕を待っててくれたみたいだから、そのまま司の方
へ行った。
 

⏰:08/11/14 13:37 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#125 [コロ]
 
司が話してたのは
中等部の時に司が入ってた部活の先輩で、すごく
綺麗な人だった。

中性的で、可憐で
清楚な感じ・・・。

司「じゃあ、中村先輩
 引き止めちゃって
 すいませんでした」
 

⏰:08/11/14 13:42 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#126 [コロ]
 
中村先輩は、いいよ
と言って司に手を振り
僕にも少し微笑んでから
3年の教室がある方へ
歩いて行った・・・

望「すごい綺麗な人だね」

司「中村 秋(ナカムラ アキ)
 先輩・・・綺麗だよね」
 

⏰:08/11/14 13:46 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#127 [コロ]
 
 
 
あの人もまた・・・

この先、僕や他の人の

運命に・・・

大きくかかわってくる。
 

⏰:08/11/14 13:49 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#128 [コロ]
 
もしかすると・・・

全ての始まりは、あの

中村 秋

と言う人だったのかも
しれない・・・
 
 
 
 

⏰:08/11/14 13:51 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#129 [コロ]
 
●切ります●

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:08/11/14 13:56 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#130 [コロ]
 
その日、寮に司と帰った
僕は1階のロビーで
直也の姿を見つけた。

僕達は「またかぁ」と
少し様子を見ていた。

2人は一歩も譲らず
もめているけど
一応まだお互い
手は出してないようだ。
 

⏰:08/11/14 17:32 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#131 [コロ]
 
周りを見てみると
直也の他に仲間も2人
ぐらいいて、そんなに
ピリピリした感じも無く
傍観してたから

まぁ大丈夫だろぅ

と思い、野次馬も何人か
居たので、僕と司は
部屋に戻る事にした。
 

⏰:08/11/14 17:35 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#132 [コロ]
 
外出プレートの方へ行き
戻って来たのを知らせる
為に、僕は自分と司の分
のネームプレートを
表にした・・・

その時、誰かの
「落ち着け!」
と言う声が響き、直也の
居る方を見た。
 

⏰:08/11/14 17:40 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#133 [コロ]
すると直也と、口論になってた奴、お互いが今にも
殴り合いになりそう
になっていた。

司「ぅわッ・・・ヤバイょ;」

直也が喧嘩してんのは珍しくないけど、よく見れば
今もめてるのは古賀(コガ)という奴がリーダー格のグループの一人で
もしかすると結構ヤバイ。

⏰:08/11/14 17:46 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#134 [コロ]
 
直也達のグループの
リーダーが勇気なら
一番敵対しているのが
古賀のグループで
かなり仲が悪い・・・

人気者の不良の集まりで
出来たのが勇気達で
ホントに裏で何やってる
のかわからない
ヤバイ奴らの集まりが
古賀のグループだった。

⏰:08/11/14 17:50 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#135 [コロ]
 
古賀達は人気のある
勇気達が気に入らない
らしく、つねに何かと
つっかかってくるけど、
人気だけじゃない勇気達
とは喧嘩しても互角で
いつも誰かが止めないと
その場がおさまらない。

先生達じゃ無理だ。
唯一、橋野先生だけは
止めれるけど・・・
 

⏰:08/11/14 17:54 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#136 [コロ]
 
僕達がオロオロと
その光景を見ていると
連絡を受けたんであろう
光輝と勇気が直也達の
ところへ来た。

勇気がなにやら一言二言
言うとその場はおさまり
見ていた野次馬も
なんだ終わりかぁ
とそれぞれの行動に
戻りはじめた。
 

⏰:08/11/14 18:16 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#137 [コロ]
 
司も同室の子と約束が
あるらしく、帰りたそう
だったので、僕は直也と
光輝と戻るよと言って
その場で別れた。


おさまった現場に近づき
光輝に声をかけると
「遅かったなぁ、お帰り」
と言われた。
 

⏰:08/11/14 18:20 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#138 [コロ]
 
直也はまだイラついてる
っぽいから、一応
声はかけない・・・。

勇気はまだ相手側と
話してて、少しなだめてる感じだ。

数分たつと直也もそいつも落ち着いてきて
なんとか話しは終わりそう
 

⏰:08/11/14 18:23 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#139 [コロ]
 
僕がちょっと怯えながら
チラチラとそちらを見ていた
から、勇気が頭ポンポン
をしてきた・・・

光「お前よくこの場に
 来たよな(笑)
 大丈夫だから・・・」

望「ぅ・・・・・;」
 

⏰:08/11/14 18:25 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#140 [コロ]
 
光輝の近くに居た仲間2人も、なぜか僕の頭や肩を
ポンポンしてきたので
そちらに振り向いた

すると・・・

「北本だぁ〜」
「マジ可愛いんだけどッ」

と、わけのわからない
事を言い始めた。
 

⏰:08/11/14 18:29 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#141 [コロ]
 
その声に気付き
勇気達もこちらに顔を
向ける・・・

勇「望いたのかよ・・・
 おかえりぃ」

望「ぁ///・・ただいま」

まただ・・・
心臓がドキドキし始めた。
 

⏰:08/11/14 18:32 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#142 [コロ]
 
●切ります●

中途半端ですが、今日の
更新はここまでです
m(__)m

感想ありましたら
こちらにお願いします☆

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:08/11/14 18:36 📱:SH700i 🆔:C9VygAyc


#143 [コロ]
 
勇「・・・・で、池田(イケダ)
 今日のところは
 けれでいいだろ。
 ここで喧嘩して古賀が
 絡んだりすると
 余計に厄介だし・・・」

彼の名前は池田くんと
言うらしい。
あまり記憶には無いので
きっと高等部からの
編入組だろう・・・
 

⏰:08/11/15 08:15 📱:SH700i 🆔:ZwPX2txE


#144 [コロ]
 
池「・・・・あぁ。
 もぅやる気うせた」

池田くんはそう言って
すぐにどこかへ
歩いていった。

最後に一瞬目が合った
ような気がするけど
あまり気にしなかった。
 

⏰:08/11/15 08:18 📱:SH700i 🆔:ZwPX2txE


#145 [コロ]
 
すると元の発端である
直也が「おつかれぇー」と
なんとも軽ーい
感じで勇気に声を
かけたもんだから
勇気は呆れた表情で
振り向き、直也の頭を
バシッとたたいた。

勇「アイツらうぜーから
 俺前に騒ぎ起こすなっ
 つったろ」
 

⏰:08/11/15 15:24 📱:SH700i 🆔:ZwPX2txE


#146 [コロ]
 
直「いてぇな・・・
 池田が先に絡んできた
 んだっつの」

勇「それでも少しは
 おさえろよ」

直「嫌ー」

勇気は直也の態度に
一つ溜め息を吐いた。
 

⏰:08/11/15 15:27 📱:SH700i 🆔:ZwPX2txE


#147 [コロ]
 
そして近くの長椅子に
腰掛けてお疲れモード・・・

直「・・・・・悪かったょ」

直也はそんな勇気を見て
少し反省したみたいだ。

勇「・・・・いーょ。
 あっちが悪ィんだし」
 

⏰:08/11/15 15:31 📱:SH700i 🆔:ZwPX2txE


#148 [コロ]
 
直「当然だろ」

すると二人はケタケタ
笑いはじめた。

望「直也、もぉ大丈夫?」

部屋に戻れる?の意味合いも込めて、僕が直也に
話しかけると
直也は「大丈夫だょー」と
いつもの和みキャラで
返事をくれた・・・

⏰:08/11/15 15:37 📱:SH700i 🆔:ZwPX2txE


#149 [コロ]
 
直也の雰囲気が
元に戻りホッとした。

怒ってる時の直也って
怖いもんね

笑うとタレ目なのが
よけいタレて、すごい
癒し系なのに・・・
 

⏰:08/11/15 16:58 📱:SH700i 🆔:ZwPX2txE


#150 [コロ]
 
すると僕の頭にポンと
手をのせながら光輝が
「コイツすげぇビビって
たんだぜー(笑)」
と、いらない説明を
し始めた。

言わなくていいし・・・

直也がそれを聞いて
からかってきたけど
無視だ。
 

⏰:08/11/15 17:02 📱:SH700i 🆔:ZwPX2txE


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194