春の希望と・・・【BL】
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#801 [コロ]
 
顔をニヤつかせたまま
勇気は再び僕のものに
触れた。


優しい手つき・・・


ゆっくりと、確実に
絶頂へ追い上げられる。
 

⏰:09/04/20 05:58 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#802 [コロ]
 
勇気と一緒なら、何にも怖くない。

 クチュッ ―――

望「は ぁんッ」

強弱をつけて扱かれ
僕の頭はだんだん霧がかかった様に真っ白くなる。
 

⏰:09/04/20 06:03 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#803 [コロ]
 
たまに先端をグリグリえぐられたり、裏筋を擦る様に触られたりして、訳が解らなくなってきた。

卑猥な水音が耳までも
犯し、羞恥でいっぱいだ。

勇気の顔に目線を向けてみると、僕に優しく微笑んだ。
 

⏰:09/04/20 06:13 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#804 [コロ]
 
その笑顔が、大丈夫だよ
と言っているみたいで
泣きそうなほど愛おしさが芽生える。

望「ゅ、き・・ぁッ・・・あ」

勇「望。イキそ?」

望「うん・・・ッ・・うん。」

 クチュッ クチュ ―――
 

⏰:09/04/20 06:17 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#805 [コロ]
 
僕は勇気にぎゅっと
しがみつき、強すぎる快楽の波にのまれていく。

内腿がピクピクと痙攣し始め、それを見た勇気の
手つきが一層激しくなる。
望「も、やッ・・止めて」

勇「大丈夫だから。
 出していいよ、望」
 

⏰:09/04/20 06:25 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#806 [コロ]
 
勇気にキスをされて
視界に影ができた時、
自身の先端を軽く引っ掻かれた。

その瞬間、僕は勇気に
包まれながら快楽だけを
追っていた。

数回に分けて何度か
体が痙攣する・・・。
 

⏰:09/04/20 06:33 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#807 [コロ]
 
望「ふぇッ・・あぁ、や」

 ビュクッ ピュク――ッ

白濁が勢い良く勇気の手の中へ流れ込むのを感じ
僕は途中からほぼ泣きながら喘いでいた。

怖くはない。
ただ快楽に頭が着いていかない。
 

⏰:09/04/20 06:41 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#808 [コロ]
 
気持ち良すぎて
体も頭も興奮しすぎて

涙が溢れ出す。

こんな経験は始めてで
どうすればいいのか
解らない。

勇「望。」
 

⏰:09/04/20 06:44 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#809 [コロ]
 
全て出し終えて、放心してしまった僕に勇気が声をかけてきた。

それでも僕は指の先、目線すら動かす事が出来ない。

あまりにも反応の無い僕を見て、勇気が焦り始めたのが視界の端に映った。
 

⏰:09/04/20 06:49 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#810 [コロ]
 
だから、力を振り絞って
勇気に顔を向け、今僕に出来る限りの最大の笑顔を見せた。

勇「ッ・・・///」

勇気がホッとした表情になったのが解った。
 
 

⏰:09/04/20 06:54 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#811 [コロ]
 
そして、本日何度目になるかわからない優しいキスを唇にしてくれる。

勇「望・・・愛してる」

僕も枯れた声で勇気に
愛してると言うと、勇気は端正な顔をふにゃりと笑顔にかえて、長い指で僕の髪に触れた。
 

⏰:09/04/20 07:00 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#812 [コロ]
 
 
 
後に勇気がタオルで
体を綺麗に拭いてくれたけど、僕はその途中に疲れに勝てず眠ってしまった。


石田の呼出しをすっかり
忘れ、幸せに浸ったまま
勇気と手を繋いてどこかを歩いている夢を見た。
 

⏰:09/04/20 07:05 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#813 [コロ]
 
幸せな夢・・・

ずっと見ていたい。


勇気



大好きだよ。
 
 
 

⏰:09/04/20 07:08 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#814 [コロ]
●きります●

感想板 o(^-^)o
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:09/04/20 07:15 📱:SH700i 🆔:7OsH62cg


#815 [コロ]
 

――
―――・・・


何故来なかった?

斎藤の伝言ミスか

それとも・・・
 
 

⏰:09/04/23 01:18 📱:SH700i 🆔:7Yyg9g9o


#816 [コロ]
 


中西勇気のせい?


――――
―――
――
 
 
 

⏰:09/04/23 01:20 📱:SH700i 🆔:7Yyg9g9o


#817 [コロ]
 
 
 翌朝―――


蝉の鳴き声がする

朝日が気持ち良い

そんな中、望はゆっくりと目を覚ました。
 
 

⏰:09/04/23 02:51 📱:SH700i 🆔:7Yyg9g9o


#818 [コロ]
 
クーラーの音がする。
涼しいへや・・・

だけど布団の中は
いつもより暖かい。


勇「望、おはよ」

 ぎゅう――・・・
 
 

⏰:09/04/23 02:54 📱:SH700i 🆔:7Yyg9g9o


#819 [コロ]
 
温もりの元は、この
隣で抱きしめてくれる
愛しい人だろう。

望「ン・・・ぅ?」

勇「ははっ。眠い?笑」

そう言って、勇気は
望の背中をポンポンと
優しく叩いてから
頭を撫でた。
 

⏰:09/04/23 02:59 📱:SH700i 🆔:7Yyg9g9o


#820 [コロ]
 
その心地よさに望は
再び瞼が重くなる。

でも、勇気と話したい

ちゃんと起きて、おはようって言いたい。

望「うゅ・・・ゅ-き」

勇「ん?」
 

⏰:09/04/23 03:03 📱:SH700i 🆔:7Yyg9g9o


#821 [コロ]
 
望「おはょ・・・ふぁ
 ・・・・(じぃ――)」

勇「・・・;(じぃ?)」

望「ゆうきのくちびる
 おいしそぅ。」

勇「は・・・」

勇気は忘れていた。
寝起きの望は、普通じゃないことを。

⏰:09/04/23 03:18 📱:SH700i 🆔:7Yyg9g9o


#822 [コロ]
 
勇「そーか;お前寝ぼけ
 てんだな・・・」

望「ゆうきのくちびる
 たべちゃいたぃ」

勇「はいはい;今日の
 寝ぼすけは口悪い方
 じゃないんだな」

望「たべていい?
 たべちゃお。あーん」
 

⏰:09/04/23 03:24 📱:SH700i 🆔:7Yyg9g9o


#823 [コロ]
 
 ギシ――

望が勇気に体重をかけ
ベッドが軋んだ時

無情にも近くで誰かの
笑い声が聞こえてきた。

勇「待て望・・んぅ――ッ」

望「ん・・ちゅ・・・はン」
 

⏰:09/04/23 03:29 📱:SH700i 🆔:7Yyg9g9o


#824 [コロ]
 
瞬間、ゲラゲラと高笑いが部屋に響くが、望は気にしない様子で勇気に熱いキスを続ける。

赤く濡れた舌を懸命に勇気の咥内に絡める姿は、なかなか艶めいて愛らしいが・・・・・;

邪魔者にその姿を見られるのは不愉快だ。
 

⏰:09/04/24 08:38 📱:SH700i 🆔:yzjY5qdc


#825 [コロ]
 
望「ぷぁ・・ン・・・///」

その邪魔者は他でも無い、望以外のこの部屋の住人。
光輝と直也だ。

直「あははー!笑
 望がッ・・大胆すぎる!」

光「ほーんと可愛いん
 だから☆」
 

⏰:09/04/24 08:44 📱:SH700i 🆔:yzjY5qdc


#826 [コロ]
 
一体いつから居たのか。

確か自分が望より少し先に目覚めた時は、まだ帰ってなかったはず・・・。

まるで忍。否、神業。

唇を奪われながら勇気は、横目で二人を睨んだ。
 
 

⏰:09/04/24 08:50 📱:SH700i 🆔:yzjY5qdc


#827 [コロ]
 
――――
――・・・

数分後、僕は顔を真っ赤にしてベッドにちょこんと座っていた。

直也に寝起き早々僕が勇気にキス・・・し、しかもディープをした事を言われ、ついでに光輝にからかわれた。
 

⏰:09/04/27 11:01 📱:SH700i 🆔:/DfFUU.E


#828 [コロ]
 
本当に恥ずかしい・・・

僕はチラリと勇気の
横顔を盗み見た。

端正な造りが今は直也と光輝を見ながら笑っている。

僕、呆れられちゃったかな・・・・・。
 
 

⏰:09/04/27 11:09 📱:SH700i 🆔:/DfFUU.E


#829 [コロ]
 
俯いていると大きな手の平がポンと頭に乗った。

勇気の手・・・。

見上げるとゆっくり撫でてくれたので、気持ち良くて僕は目を細めた。

勇「クス・・・可愛かった」
 

⏰:09/04/29 01:31 📱:SH700i 🆔:hW8fTK6o


#830 [コロ]
 
あー、どうしよ・・・
勇気が楽しそうだよ。

当分このネタ引っ張られそうだな;


ほんの少し溜め息が出たけど、勇気が嬉しかったならいいよね・・・;
 

⏰:09/04/29 01:33 📱:SH700i 🆔:hW8fTK6o


#831 [コロ]
 
 
――――
―――

――

すこし間をおいて
落ち着いた時。

勇気が、直也と光輝に
僕達が付き合う事にした
ことを話した。
 

⏰:09/05/02 07:02 📱:SH700i 🆔:IURYfgBU


#832 [コロ]
 
すると二人はにやにや
笑いながら、すでに知っていた御様子・・・。

昨晩ドアの外から僕と勇気の話しを盗み聞きしていたようだ。

なんて奴ら。
 
 

⏰:09/05/02 07:05 📱:SH700i 🆔:IURYfgBU


#833 [コロ]
 
勇気も若干あきれていたけど、「そう言う事だから」と言って話しを終わらせた。


直「あ〜望もやっと・・・」

光「脱・独り身ですな」

望「何それ・・・;」
 

⏰:09/05/02 07:10 📱:SH700i 🆔:IURYfgBU


#834 [コロ]
 
別に独り身を脱出したかった訳じゃ無いんですが;

光「ま、おめでと☆」

望「ぁりがと・・・///」

直「おめでと〜♪」

それでも祝福の言葉は
嬉しい。
 

⏰:09/05/02 07:17 📱:SH700i 🆔:IURYfgBU


#835 [コロ]
 
素直に受け止めて
勇気と顔を見合わせたら
自然とお互い笑みが
こぼれた。


ほんとに・・・

嬉しいね、勇気 ///


 
 

⏰:09/05/02 07:20 📱:SH700i 🆔:IURYfgBU


#836 [コロ]
●きります●

感想板はこちら

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/05/02 07:22 📱:SH700i 🆔:IURYfgBU


#837 [コロ]
 

――――
――


その日の昼。
勇気と食堂で御飯を食べていると、司に会った。

勇気と付き合う事になりましたって言ったら、喜んでくれたけど「寂しい」と言われた・・・。

⏰:09/05/04 05:26 📱:SH700i 🆔:E7bgNiLg


#838 [コロ]
 
そして、去り際の一言。

「望の恋人のポジションは譲るけど、一番の友達のポジションは譲らないから」

と勇気に言って部屋に戻っていったのだ。

司ってたまに解らない。
まぁ、僕の一番の友達は
間違い無く司だよ。笑

⏰:09/05/04 05:34 📱:SH700i 🆔:E7bgNiLg


#839 [コロ]
 
ちなみに、それを伝えたら司は綺麗な造りの顔に綺麗な笑みを浮かべて、ぎゅうぎゅう抱き着いてきた。

僕は司にとって、すごい
有り難いお言葉を言ってしまった様です。

勇気、ちょっと苦笑いしてるしね・・・;
 

⏰:09/05/04 05:44 📱:SH700i 🆔:E7bgNiLg


#840 [コロ]
 
司が去って、御飯も食べ終わり、部屋に帰る途中。
偶然ホールで会った磯矢さんにも恋人宣言したら
にやにや笑って勇気を見ていた。

僕も言葉で弄られ、しまいには、司と僕が付き合ってたらかなり萌えだった・・・とか意味不明な事をぼやかれてしまい・・・磯矢さんもたまに解らない人だ。

⏰:09/05/04 06:01 📱:SH700i 🆔:E7bgNiLg


#841 [コロ]
 
でも、おめでとうって言われたから、僕と勇気の
お付き合いは、わりと皆様から祝福されるらしい。

照れるけど嬉しい//


そして部屋まで、勇気と手を繋いで帰った。
 
 

⏰:09/05/04 06:07 📱:SH700i 🆔:E7bgNiLg


#842 [コロ]
 
 
―――

――




――――・・・
―――
――

 

⏰:09/05/08 02:07 📱:SH700i 🆔:eapr5lZM


#843 [コロ]
 
石「はぁ・・・」

石田は部屋で夏休みの
宿題をしていた。

昨晩、望が来なかった事を考えない為にやり始めたそれは、首席の石田にとってあまりにも簡単で、なんの気晴らしにもならない。
 
 

⏰:09/05/08 02:12 📱:SH700i 🆔:eapr5lZM


#844 [コロ]
 
それでも数時間もの間
取り組んでいたので
ほとんど終わってしまったのだ。

皆がコツコツ夏休み中にするお勉強も、石田にかかればあっと言う間である。
 

⏰:09/05/08 02:19 📱:SH700i 🆔:eapr5lZM


#845 [コロ]
 
眼鏡を外し、椅子の背もたれに体重を預けて一息つく。

髪は茶色く染められているが、「眼鏡と秀才」が石田をアンテリっぽく見せている。

それでも、端正な顔の造りをしている彼はひそかに人気があった。
 

⏰:09/05/08 02:28 📱:SH700i 🆔:eapr5lZM


#846 [コロ]
 
教室でもたまに眼鏡を外したりするが、その瞬間クラスメイト達が石田にくぎづけになるぐらいだ。

当然、夜の相手は
自分から誘わなくても
向こうからやって来る。

今まで誰か一人に夢中になった事は無い。
 

⏰:09/05/08 02:33 📱:SH700i 🆔:eapr5lZM


#847 [コロ]
 
◆訂正◆

>>845

アンテリ→×
インテリ→〇

すみませんm(__)m

⏰:09/05/08 02:35 📱:SH700i 🆔:eapr5lZM


#848 [コロ]
 
なのに・・・


石田は望が部屋に来なかった事が、どうしても頭から離れないでいる。

ムカつくわけじゃ無いが
イライラするような・・・
頭の中が黒い何かで、埋めつくされるような・・・。
 

⏰:09/05/08 02:40 📱:SH700i 🆔:eapr5lZM


#849 [コロ]
 
一番近い、確信をつく
言い方はもう解っている。

望が来なくて「ショック」
だった。

ただ、認めたくない。
自分が「北本 望」と言う
一人の人間に興味を持っているみたいで・・・。
 

⏰:09/05/08 02:46 📱:SH700i 🆔:eapr5lZM


#850 [コロ]
 
石田が何度目かの溜め息をついた時、ベッドの上の携帯がバイブ音を響かせた。

面倒くさそうに立ち上がり携帯を手に取ると、一通のメールが来ている。

「学校(先輩)」のフォルダを開き確認すると、鈴原大和からのメールだった。
 

⏰:09/05/08 16:46 📱:SH700i 🆔:eapr5lZM


#851 [コロ]
 
「今から俺の部屋に来い」

短文だがいつもの事だったので、石田もいつもの様に一言・・・

「わかりました」

とだけ返信して部屋を出た。
 
 

⏰:09/05/12 00:20 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#852 [コロ]
 
今は、北本 望の存在を忘れよう・・・。

そんな奴はいない。

石田はそう思う事で、自分の思考を独占する望を頭の中から追い出した。
 
 
――――
――
 

⏰:09/05/12 00:24 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#853 [コロ]
 
 
―――・・・ 

勇気と付き合い始めて
一週間がたった。

僕達は、お互いの体に
触れたり愛撫したりは
するけれど、清い関係を
続けていた。
 
 

⏰:09/05/12 08:11 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#854 [コロ]
 
体の繋がりはまだだけど、それでも心は満たされている・・・。


勇気と想いが通じ合った翌日の夜、石田の呼び出しを思い出した僕は、一人で焦っていた。

けれどその後、石田に再び呼び出されることは今日の今まで無い。

⏰:09/05/12 08:18 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#855 [コロ]
 
石田の姿も寮内で見掛けないけど、馬鹿みたいに広い寮だからなのか・・・?

無視してもよかったのなら、過去2回の呼び出しも無視すればよかったな。

なんて最近、望は思っていた。
 

⏰:09/05/12 08:23 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#856 [コロ]
 
勇「望?何ボーっとして
 んだよ?」

望「ぁ、別にボーっと
 なんてしてないよ!」

勇「ふーん・・・なぁ?
 今日から5日間、俺
 実家帰るんだからさ」

 ぎゅッ――・・・
 

⏰:09/05/12 08:27 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#857 [コロ]
 
そう、今日は土曜日。

勇気はお父さんに同席するように言われた今夜のパーティーと、4日後のお母さんの命日のために5日間だけ実家に帰る。

勇気に抱き寄せられて
キスをする体制になったから、僕は唇を少し開けて目を閉じた。
 

⏰:09/05/12 08:32 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#858 [コロ]
 
すぐに柔らかい感触が
触れ、勇気の舌が僕の唇をペロっと舐めてから咥内に差し込まれる。

歯列をなぞられ、僕の舌を絡め取り、チュクっといやらしい水音を鳴らして吸われた。

望「ふッ・・ぁ///」
 

⏰:09/05/12 08:39 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#859 [コロ]
 
勇「クス・・・苦しい?笑
 しばらく会えないから
 いっぱい充電☆」

望「ん・・・///僕も・・・」

勇「望も? いいよ。笑」

そしてまた
深い口付けをした。
 
 

⏰:09/05/12 08:43 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#860 [コロ]
 

勇気と次会う時・・・

僕は勇気と体を繋げるための心の準備が出来てるんだろうか?

きっと、大丈夫。

今、こんなに勇気と
離れたくないって思ってるんだもん。
 

⏰:09/05/12 08:48 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#861 [コロ]
 
もうすぐ勇気は出発しないといけないから、今は無理だけど・・・

帰って来たら時間はたくさんあるから、その時。

その時こそは、勇気と一つになりたいな。

望「勇気・・・」
 

⏰:09/05/12 08:53 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#862 [コロ]
 
望は、勇気を見上げて
しばしの別れを惜しむ様に名前を呼んだ。

勇「///・・・もっかい
 キスしよっか・・・」

望「うんッ」

望の上目使いにクラっときた勇気は、理性を押さえながら最後にもう一度望の唇を塞いだ。
 

⏰:09/05/12 08:58 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#863 [コロ]
 
感触を忘れない様に

長く、深く・・・

時間ぎりぎりまで

お互いを求め合った。
 
 
――――
――
 

⏰:09/05/12 09:00 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#864 [コロ]
●きります●

[感想板]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/

⏰:09/05/12 09:04 📱:SH700i 🆔:toh08Wv6


#865 [コロ]
 
 
勇気が寮を出発して間もなく、望はこんなに静かな部屋は久々だと気付いた。

寮生は今週中に帰郷する者が多く、大半は昨日(金曜)に寮を出発した。

光輝と直也も昨日の朝、実家に帰り、寮に戻るのは直也が1週間後の予定で光輝は10日後だ。

⏰:09/05/15 08:17 📱:SH700i 🆔:KBxPeVyY


#866 [コロ]
 
直也はただ実家に帰るだけだと言ってたけど、光輝は海外旅行にも行くらしい・・・・・。

やっぱりお金持ちが多いよな、ここの生徒は。

僕は8月に入ってから実家に帰る事にした。
 

⏰:09/05/15 08:23 📱:SH700i 🆔:KBxPeVyY


#867 [コロ]
 
一応、予定は1週間ぐらい帰ってから、後は寮でのんびりしようと思ってる。

望「司も7月末まで
 帰って来ないしな。」

もしかして、かなり暇?
こんな事なら自分も皆に合わせて、この期間に帰郷すればよかった。
 

⏰:09/05/15 08:32 📱:SH700i 🆔:KBxPeVyY


#868 [コロ]
 
望「ぁ゙〜・・失敗したな」

これから当分寂しい毎日だけど、仕方ない。

仲良い友達が、みんな同じタイミングで居なくなるとは、想像してなかった。

せめて入れ代わり立ち代わりならよかったのに・・・
 

⏰:09/05/15 08:40 📱:SH700i 🆔:KBxPeVyY


#869 [コロ]
 
もう暇すぎて何をしたらいいかわからなくなり、望は結局いつもの様に窓の近くに座り、漫画の本を読むことにした。

夏休みの宿題は、これが終わってからにしよう・・・。

いつも宿題を見てくれる、光輝先生も直也先生も居ないから、やる気が出ない。

⏰:09/05/16 06:51 📱:SH700i 🆔:DcS26Ufg


#870 [コロ]
 
どうしてあんなにチャラいのに2人とも頭いいんだろうか・・・?

勇気に関しては、期末テストで学年3位だった。

その下に光輝が並び、直也は確か12番あたりだった記憶がある・・・。
 

⏰:09/05/16 07:00 📱:SH700i 🆔:DcS26Ufg


#871 [コロ]
 
一学年で大体250人居るこの学園で僕は100番以内に入った事は無かったが、光輝と直也と同室になって、少しずつ成績が上がりはじめた。

そしてこの夏休み前の期末テストで、初めて92番という快挙を遂げたが、同室の先生方にはまだまだ遠い。
 

⏰:09/05/16 07:13 📱:SH700i 🆔:DcS26Ufg


#872 [コロ]
 
去年、司と同室だったころは、司に勉強見てもらってたけど・・・もう一人の同室の奴が自分より馬鹿だった為に、安心感が芽生えてしまったから、あまり勉強しなかった;
イイ奴だったけど。

ちなみに、司は今回7番だったな・・・つくづく素晴らしい友人ばかりだ。

⏰:09/05/16 07:23 📱:SH700i 🆔:DcS26Ufg


#873 [由利]
面白いです

⏰:09/05/16 11:12 📱:F703i 🆔:jkIiaa5I


#874 [コロ]
由利様

ありがとうございます☆
お言葉を励みに、これからも頑張ります(^0^)/

⏰:09/05/17 19:15 📱:SH700i 🆔:I782AUoA


#875 [コロ]
 
きっと漫画の本なんて読んでちゃダメなんだろうけど、僕はいつの間にか一冊読み終わってしまい、二冊目に手をつけていた。

部屋には時計の音と、ページをめくる音。
そしてクーラーの機械音が微かに聞こえるだけ。
 

⏰:09/05/18 09:02 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#876 [コロ]
 
場所をベッドの上にかえたら、なんだか眠くなって来た・・・。

瞼を擦りながらうとうとと漫画を読み続けていると、突然ドアがノックされた。
望「はーぃ・・・」

返事は無い。
 

⏰:09/05/18 09:06 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#877 [コロ]
 
だが、もう一度ノックがあったので、しかたなくベッドから出てドアへと向かった。

 ガチャ・・―

望「ん・・・・・?!」

開けた先に居たのは、とても会いたくない人物。
 

⏰:09/05/18 09:10 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#878 [コロ]
 
望「ぁ・・・え・・石田」

石「――・・ついて来い。」

凍りつく様な瞳で
見下ろしながら
石田はそう告げた。

まさか石田が来るとは
思ってもみなかった。
 

⏰:09/05/18 09:15 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#879 [コロ]
 
伝言を無視した形のままだったので、早く謝らなければ、酷い目に合う。

謝った所で、もう遅いんだろうけど・・・少しはマシかもしれない。

しかし、謝罪の為に開きかけた唇は石田の鋭い視線に固まったまま動く事を忘れてしまった。

⏰:09/05/18 09:19 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#880 [コロ]
 

先に歩き出した石田の後を縮こまりながら着いていくしかなく、望は完全に謝るタイミングを逃し、目の前がどんどん暗くなっていく様な錯覚がした。

まるで貧血を起こしたみたいな感じがする。
 

⏰:09/05/18 09:24 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#881 [コロ]
 
石田の歩みは遅くもなく、速くもない。

均等に運ばれる歩幅は
後ろから見ていて
綺麗な歩き方だと思う。

逆に自分は、余裕が無く
ギクシャク変な歩みをしているんだろう・・・
なんだか歩きにくい。
 

⏰:09/05/18 09:33 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#882 [コロ]
 
視界も暗いし、指先もしびれた感覚がする。

ふらふらと体が揺れて
なんだか地に足が着いてないって言うのかな・・・

体が重い。

石田の歩くスピードに、だんだん着いていけなくなって来た。
 

⏰:09/05/18 09:39 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#883 [コロ]
 
何にも考えられなくなり、ふわふわと体が壁の方へ傾きはじめた時、不意に何かに支えられた。

少し意識がはっきりして、見ると すぐ近くに壁があり、ぶつかる寸前のところだった。

望「ぁ・・・」
 

⏰:09/05/18 09:44 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#884 [コロ]
 

見上げると、石田が支えてくれたらしい。

眉間にシワを寄せて呆れてるのか、怒ってるのか・・・よく解らない表情。

僕がごめんと一言だけ謝り、再び歩みは再開するが、今度は石田に二の腕を掴まれた状態だ。
 

⏰:09/05/18 09:51 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#885 [コロ]
 
なんだか、本当に逃げ道が無くなってしまった。


相変わらず体はふらふらするけど、掴まれてるのが支えになってくれて、真っ直ぐ歩けている。

きっと、今自分の顔は蒼白しきって情けない表情なんだろうな・・・。
 

⏰:09/05/18 09:55 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#886 [コロ]
 
―――
――

一体どのくらい歩いたのかわからない。

寮内は静かで、人気がほとんど無くて、遠くから微かに笑い声や話し声が聞こえる程度だ。
 

⏰:09/05/18 09:59 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#887 [コロ]
 
広い寮内は廊下も長い。

いくつか角を曲がり、
数分して着いた先は
同じ階の一番最奥の部屋。
つまり同学年の誰かの
部屋だが、扉の横に付いてるネームプレートを見て、目に涙が溜まるのがわかった・・・。
 

⏰:09/05/18 10:13 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#888 [コロ]
 
「石田 真二」と、そこには記されている。

望「ごめッ・・なさぃ・ふぇ
 ごめんなさいッ」

望が泣き崩れそうになると、石田は部屋の扉を開けて望を抱き上げた。

望「ゃッ・・ヒック、待って」
 

⏰:09/05/18 10:19 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#889 [コロ]
 
そのまま室内へ入られ、扉の鍵は閉められた。

望を抱えたまま石田は部屋の奥へ進み、一つのベッドの前で立ち止まる。

望をそこへ降ろした。

望「ふぇッ・・ヒック・・・」
 

⏰:09/05/18 10:23 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#890 [コロ]
 
望はすぐにでも逃げだしたくて、立ち上がろうとしたが、腰が抜けてしまったのか足に力が入らない。

ベッドの上を四つん這いで移動しようとしたけれど、石田に体を掴まれて、仰向けに押さえ込まれてしまった。
 

⏰:09/05/18 10:29 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#891 [コロ]
 
そのまま用意していたんであろう縄の様な物で両手首をベッドの上部に括り付けられた。

前の時と同じで、どんなに動かしても全然はずれないし、緩みもしない。

涙がどんどん溢れ出すのがわかった。
 

⏰:09/05/18 10:35 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#892 [コロ]
●きります●

ご意見、ご感想お待ちしています☆☆

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/
 

⏰:09/05/18 10:43 📱:SH700i 🆔:p3KcWOMc


#893 [コロ]
 
石田の手が腹の上を這うのがわかるけど、望は自分の体を守る事ばかり考えて、ろくに抵抗も出来ずに、腕の拘束を外す事に気を取られていた。

そんな望の姿を石田は
目の端に捕らえて、眉をよせる・・・。
 

⏰:09/05/20 09:45 📱:SH700i 🆔:603opMAE


#894 [コロ]
 
もっと出来る事が
あるだろ。

暴れるとか、蹴ってみるとか・・・。

そんな事しても所詮、腕の拘束は外れ無いが相手にダメージを与えられる。

運が良ければ、気絶してくれるかもしれない。
 

⏰:09/05/20 09:51 📱:SH700i 🆔:603opMAE


#895 [コロ]
 
しかし望は腕を見上げるばかりだ。

きっと頭が真っ白で
他の方法が浮かばないんだろう。

石「・・・無駄だ。腕が
 傷付くだけだぞ。」

望「ぅッ ヒック・・ふぇぇッ」
 

⏰:09/05/20 09:55 📱:SH700i 🆔:603opMAE


#896 [コロ]
 

―――
――


 ぁ

あぁッ


嫌だ・・・


 

⏰:09/05/20 11:44 📱:SH700i 🆔:603opMAE


#897 [コロ]
 






 ヤメテ


―――・・・
――
 
 

⏰:09/05/20 11:45 📱:SH700i 🆔:603opMAE


#898 [コロ]
 


石「―― はぁッ はッ・・」

望「ヒッ ぅ・・・ はッぁ」


ドクン、ドクンと自分の中に石田の放つ熱いモノが流れ込む。
 

⏰:09/05/20 11:56 📱:SH700i 🆔:603opMAE


#899 [コロ]
 
望自身も体を震わせて
熱を放っていた。

その事実に、どうしようもない罪悪感が襲う。

望「うぅッ ふぇぇッ」

石「・・・・泣いてばっかり
 だな、お前。」
  

⏰:09/05/20 12:06 📱:SH700i 🆔:603opMAE


#900 [コロ]
 
石田は呆れた様な溜め息を最後に一つ吐き出し
シャワー室で望の後処理をしてから、再びベッドへ繋ぎ、そして部屋を出て行った・・・。

望はベッドに戻されてからすぐに意識が遠のき、深い眠りについたのだった。
 
 
 

⏰:09/05/20 12:16 📱:SH700i 🆔:603opMAE


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