春の希望と･･･【ＢＬ】

　
直｢はいはい；
　起こしてごめんね｣

望｢ふぁぁﾝ･･･ﾁｯ･･･｣

司｢あﾞ？コイツ今
　舌打ちしたろ(怒)｣

望の舌打ちにイラっと来た司をなだめつつ、直也は
布団ごと望を抱き起こした　
　

　
座らせてしまえば
もうこっちのもんだと
直也は司に言った。

直｢さて、すぐに覚醒
　するから。｣

司｢？｣

望｢ん～･･･ほぇ？｣

司｢望？｣
　

　
望｢･･･つかさぁ？
　おはよぉ｣

司｢ぇ、え～？何で？｣

直｢こいつは体起こせば
　目ぇ覚める。｣

司｢そ、そぅ；｣

じゃあ腕まくりの意味は
何だったんだ･･･と思う
司だった。

　
●お知らせ●

登場人物 vol.３
を感想板#183に載せました(^0^)/
その後にキャラ裏話も
ちょこっと書いたので
暇があれば見て下さい☆

下記ののURLから
【感想板#183】に行けます♪
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2722/183

　
―――･･･

司がこの日、望に会いに来たのには理由があった。

最近生徒会で忙しかったため、ただ会いたいってのもあったが、望に関する気になる噂を耳にしたからだ。
望｢なに？司；
　人の顔ジロジロ･･･｣
　

　
その噂が本当ならば
自分は望の支えにならなければと思っている。

司｢ねぇ、望。最近さ、
　元気ないよね？
　何か僕に言う事ない？｣

望にとって、司の質問は
心臓を掴まれたような
衝撃をあたえた･･･。
　

　
司｢ね、あるんでしょ？｣

ドクドクと感じる鼓動。
体は熱いのに、手の先から冷えていくような感覚。

司｢あのさ、少し前に
　望が熱出して学校
　休んだ日あるよね？｣
　
望｢･･･うん･･｣
　

　
司｢あの日･･･｣

直｢･････。｣

司｢どうしてトイレで
　泣いてたの？｣
　
　
　
　

　

――

――――

――･･･

望｢･･･熱で･･･体が
　しんどくて･･･。｣
　
　

　
司｢本当に？あの日ね
　青山君も学校休んで
　たんだって、そしたら
　トイレから望の泣き声
　が聞こえたらしいよ？
　普通の泣き声じゃ
　なかったって･･･。｣

望｢･･･――。｣
　
　