春の希望と・・・【BL】
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#932 [コロ]
 
鈴「最近どうなんだよ?
 お前のペット」
石「・・・別に。」
鈴「は?逃がしたの?」
石「そんなとこです」
昨日、呼び出したけど望が来なかった事を思い出す。
 
:09/05/27 18:06 
:SH700i 
:z9WTTCfg
#933 [コロ]
 
鈴「何やってんだよ。
 飽きたのか?」
石「・・・・」
あー、何となく鈴原の言いたい事がわかる。
鈴「用済みなら、俺が
 使っていい?笑」
やっぱり。
言うと思った・・・。
:09/05/27 18:10 
:SH700i 
:z9WTTCfg
#934 [コロ]
 
石「いや、今はただ
 泳がしてるだけなんで
 また捕まえます・・・」
鈴原に手を出されるぐらいなら、自分で望を汚していたいと石田は思った。
鈴「ふーん・・・残念。笑」
夏休みの間、もし鈴原が望を見つけたら何をするかわからない。
:09/05/27 18:16 
:SH700i 
:z9WTTCfg
#935 [コロ]
 
今の表情からして鈴原は、かなり北本望に興味を持っている。
その時・・・
石田は望を鈴原の目の届かない場所に隠してしまいたいと思った。
石「大和さん・・・」
 
:09/05/27 18:21 
:SH700i 
:z9WTTCfg
#936 [コロ]
 
鈴「あ?」
石「北本は俺が目を付け
 ました・・・最後まで俺
 が責任持ちたいんで。」
鈴「・・・手ぇ出すなって?
 ま、お前の頼みなら
 聞いてやらないでも
 ねぇけど・・・俺の気が
 変わらなければな。」
 
:09/05/27 18:28 
:SH700i 
:z9WTTCfg
#937 [コロ]
 
鈴原は、そう言って愉快そうに笑った。
誰もこの人には逆らえない・・・。
石田は鈴原を一瞬冷めた瞳で見据えたが、頭の中ではどうやって鈴原から望を遠ざけようかと考えていた。
 
:09/05/27 18:32 
:SH700i 
:z9WTTCfg
#938 [コロ]
 
中村秋を壊しておきながら、望にまでその汚い手を伸ばそうとしている鈴原に、石田はとてつもない嫌悪を感じる。
少しでも早くこの部屋を出たくてたまらなかった。
たまに寝室の方から聞こえる秋の呻く様な泣き声も、もう耳に入れたくない。
 
:09/05/27 18:42 
:SH700i 
:z9WTTCfg
#939 [コロ]
 
勇気の事うんぬんではなく、石田は望の存在が自分の中で大きくなり過ぎている事に、まだ気付いていない。
ただ、ただ望を鈴原の手に落としたくなかった。
――――
―――
――
 
:09/05/27 18:47 
:SH700i 
:z9WTTCfg
#940 [コロ]
 
食器を食堂へ返し、石田は3日前の事を思い出す。
調度すぐそこのテーブルで中西勇気の仲間である
森ナントカか、山ナントカ・・・名前は忘れたが、誰かが話しをしていた。
「勇気さ、今週の土曜に
三波社長のパーティー行くらしいぜ。」
 
:09/05/27 18:57 
:SH700i 
:z9WTTCfg
#941 [コロ]
 
「三波社長?え!?
あの大手の社長のパーティーに行くって?」
「ああ、だから5日ほど実家帰るってさ」
「マジかよー。」
偶然聞いてしまった勇気の不在。
調度、自分のルームメイトも実家に帰っていた。
:09/05/27 19:03 
:SH700i 
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