春の希望と･･･【ＢＬ】

　
石｢そのロープ絶対
　外れねぇから･･･笑｣

さっきから全く緩まない
腕の拘束に、外れないと
感じていたけど･･･
なにか特別な結び方でも
してるんだろう。

石田に目を向けると
馬鹿にしたような笑みを
浮かべながら自身のペニスを扱いて高ぶらせていた。

　
望｢･･ｯく･･ごめ･なさ･･｣

石｢は？笑｣

望｢ﾋｯｸ･･ゆるし･･て｣

石｢ホント馬鹿だな｡笑｣

お前は別に
何もしてねぇよ･･･笑

石田は心の中で呟いた。
　

　
望｢ふｯ･･ぇ･･ﾋｯｸ･･･｣

気に入らないけど
泣き顔だけは石田の
気分を良くした。

扱いていた手を止めて
ペニスの先を望のアナルに少しあててみる･･･

望の顔がさらに、ふにゃ
と歪んだ。
　

　
石田はその表情を見て
この場で始めて欲情を
感じた。

もっと泣かせたい･･･

だから望のアナルに
さらにグイグイ自分の
ペニスを押し付けた。

望｢ゃｯ･･ぅわぁぁんｯ｣
　

　
石｢初めてだろ？
　痛いだろな･･･笑｣

耳元でそう言われ
石田に腰を掴まれた。

その瞬間、今までに
無いぐらい石田のモノが
自分のアナルを押し、
同時に激痛が走る。
　

　
望｢ひｯ、ぅあああﾞｯ！｣

自分の中に何かが
入ってくる･･･

痛い痛い痛い痛い

望｢やだｯ､ﾋｯ､ぎゃぁぁｯ｣

石｢きつ･･･ｯ･･力抜け｣

バシンと頭を叩かれた。
　

　
望｢ぃゃ･･ｯ嫌だぁ･･
　やめて･･ぅわぁぁんｯ｣

ブチｯて感覚。
言葉で言うなら･･･

少しずつ中が裂けて
そこに入ってくる。

石｢･･･ｸｯ･･｣

望｢ひｯ･･･―――ｯ｣
　

　
ガンｯと石田が腰を
打ち付けた･･･

何が起こったの？

一瞬感覚が無くなり
圧迫感に包まれる。

熱い･･･。

じわりと下半身に
血が巡る･･･
　

　
望｢痛いｯ痛いぃ！
　嫌ぁぁぁｯ｣

石｢全部入った･･･笑
　わかる？｣

勇気･･･ゆうきぃ

助けてｯ･･･やめて

こんなにも簡単に
無くなるの？
　

　
勇気を好きだって
気付いて･･･
初めて抱き合う人は
勇気が良いなって
思ったのに･･･

こんなにもあっさり
それを奪われるの？

綺麗な体も、初めても
全部･･･勇気にもらって
ほしかった･･･。
　