春の希望と･･･【ＢＬ】

　
勇｢カメ、うるさい。怒｣

亀｢･･･はぃ；｣

前ならこんな風に言われても冗談だってわかったし、ふざけて乗ったり出来たのにな･･･

もう、冗談じゃ
なくなったんだ。

僕の体は、石田に･･･
　

　
勇｢望？･･･ごめんな。
　大丈夫？｣

望｢ｯ――･･･ゆーきぃ｣

勇｢？｣

望｢ごめんなさぃ｣

なんだか謝りたい。
僕の存在がもぅ嫌だ。
　

　
勇｢なぁ？俺何もしない
　からさ、ベッドで
　ちょっと寝よっか？
　望いつもより酔ったろ｣

望｢ｺｸﾝ。勇気も一緒？｣

勇｢うん。ニコッ｣

その頃、亀井。

亀｢ぁ～やだやだ。｣

　
　
　
―――･･･

望の元気がない

何かがいつもと違う

･･･なんだろ？

何か見落としてるような
　
　

　
　
―――･･･

亀｢ぁ、テツお帰りぃ｣

もう一人の部屋の主
柳哲也(ﾔﾅｷﾞﾃﾂﾔ)が帰って来た時、望は夢の中に
勇気は望の隣で携帯を
いじっていた。
　
　

　
テ｢何それ。｣

テツが指さして言った
先には、もちろん望の
姿があった。

亀｢のぞむ～(笑)｣

テ｢･･･そぅ｣

勇｢望、そろそろ起きろ
　１時間はたったぞ｣
　

　
勇気が望の体を揺すって
声をかけるが、望は
なかなか起きようとは
しない･･･。

勇｢･･･；｣

亀｢朝までそこで
　寝かしちゃえば？
　明日学校休みじゃん｣

勇｢うーん･･･｣
　

　
勇気がどうしようか
悩んでいると、望が
固く閉ざしていた瞼を
うっすらと開けた。

つまり･･･

勇｢ぁ、起きた。｣

望｢――･･･？｣

勇｢おはよ、望｣
　

　
望｢･･･ぁ･･･｣

勇｢あ？｣

望｢･･･あ？｣

だめだ。この子、完全に
寝ぼけてる。(by全員)

―５分後―
　

　
直｢ウチの娘がお世話を
　かけました。｣ﾍﾟｺﾘ

光｢これ、つまらない物
　ですが･･･チョコ｣

直也と光輝が望を
回収に来ました。

この時の２人を
専門用語で、直也ママ&
光輝パパと言います。
　