春の希望と・・・【BL】
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#933 [コロ]
 
鈴「何やってんだよ。
 飽きたのか?」

石「・・・・」

あー、何となく鈴原の言いたい事がわかる。

鈴「用済みなら、俺が
 使っていい?笑」

やっぱり。
言うと思った・・・。

⏰:09/05/27 18:10 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


#934 [コロ]
 
石「いや、今はただ
 泳がしてるだけなんで
 また捕まえます・・・」

鈴原に手を出されるぐらいなら、自分で望を汚していたいと石田は思った。

鈴「ふーん・・・残念。笑」

夏休みの間、もし鈴原が望を見つけたら何をするかわからない。

⏰:09/05/27 18:16 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


#935 [コロ]
 
今の表情からして鈴原は、かなり北本望に興味を持っている。


その時・・・
石田は望を鈴原の目の届かない場所に隠してしまいたいと思った。

石「大和さん・・・」
 

⏰:09/05/27 18:21 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


#936 [コロ]
 
鈴「あ?」

石「北本は俺が目を付け
 ました・・・最後まで俺
 が責任持ちたいんで。」

鈴「・・・手ぇ出すなって?
 ま、お前の頼みなら
 聞いてやらないでも
 ねぇけど・・・俺の気が
 変わらなければな。」
 

⏰:09/05/27 18:28 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


#937 [コロ]
 
鈴原は、そう言って愉快そうに笑った。

誰もこの人には逆らえない・・・。

石田は鈴原を一瞬冷めた瞳で見据えたが、頭の中ではどうやって鈴原から望を遠ざけようかと考えていた。
 

⏰:09/05/27 18:32 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


#938 [コロ]
 
中村秋を壊しておきながら、望にまでその汚い手を伸ばそうとしている鈴原に、石田はとてつもない嫌悪を感じる。

少しでも早くこの部屋を出たくてたまらなかった。

たまに寝室の方から聞こえる秋の呻く様な泣き声も、もう耳に入れたくない。
 

⏰:09/05/27 18:42 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


#939 [コロ]
 
勇気の事うんぬんではなく、石田は望の存在が自分の中で大きくなり過ぎている事に、まだ気付いていない。

ただ、ただ望を鈴原の手に落としたくなかった。

――――
―――
――
 

⏰:09/05/27 18:47 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


#940 [コロ]
 
食器を食堂へ返し、石田は3日前の事を思い出す。

調度すぐそこのテーブルで中西勇気の仲間である
森ナントカか、山ナントカ・・・名前は忘れたが、誰かが話しをしていた。

「勇気さ、今週の土曜に
三波社長のパーティー行くらしいぜ。」
 

⏰:09/05/27 18:57 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


#941 [コロ]
 
「三波社長?え!?
あの大手の社長のパーティーに行くって?」

「ああ、だから5日ほど実家帰るってさ」

「マジかよー。」

偶然聞いてしまった勇気の不在。
調度、自分のルームメイトも実家に帰っていた。

⏰:09/05/27 19:03 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


#942 [コロ]
 
北本を監禁しよう・・・

そう思った。

衝動的だが、その考えしか頭に浮かばなかった。


そして思考がその時の事に捕われていて、石田は自分の背後に人の気配が近づいた事に気付いていない・・・
 

⏰:09/05/27 19:13 📱:SH700i 🆔:z9WTTCfg


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