梅花男子高校....BL
最新 最初 全 
#701 [すず]
.
力「友達なんだから気使うなよ!
困ってるヤツいたら助けるのは当たり前だろ?」
今の発言で何かが切れた
おそらく俺がこれまで隠してきた苛立ちだろう…
.
:09/08/09 17:22
:P01A
:☆☆☆
#702 [すず]
.
なんだか素直に生きているコイツにイライラしてしまう
自分の感情を表に出して
思うままに行動するコイツが嫌いだ
雫「お前に…何がわかんだ…!!!」
.
:09/08/13 17:21
:P01A
:☆☆☆
#703 [すず]
.
気づいたら俺は怒りを表に出してしまっていた…。
しまった…
雫「あ、いや…こ「へぇ〜お前こんな顔してんのか♪」
.
:09/08/13 17:22
:P01A
:☆☆☆
#704 [すず]
.
…???
雫「な、…なにいって…」
力「だっていつもなんか隠してるみたいに見えるっていうか…
考えてることが分かんなくて…」
.
:09/08/13 17:23
:P01A
:☆☆☆
#705 [すず]
.
こいつ…知ってたのか…?
いや待て…
考え過ぎだ…
雫「ごめんね…
心配してくれてありがと…
もう大丈夫だから
帰ってい「帰るわけねーだろうが」」
.
:09/08/13 17:25
:P01A
:☆☆☆
#706 [すず]
.
な…んで!?
だめだこいつ苦手…
俺の今まで作ってきたものが全然通用しない
雫「いや本当大丈夫だから」
.
:09/08/13 17:26
:P01A
:☆☆☆
#707 [すず]
.
力「ここで帰ったら人としての人間性疑うだろ!!!」
周りは今までそんなやつしかいなかったし
雫「……」
.
:09/08/13 17:27
:P01A
:☆☆☆
#708 [すず]
.
力「とにかく!!!
お粥作ってきてやっから
お前はおとなくしとけ!!」
雫「いや…でも…」
本当に勘弁してくれ…
人に弱い自分を見せるなんて…
.
:09/08/13 17:28
:P01A
:☆☆☆
#709 [すず]
.
屈辱以外の何でもなかった
どうしたらいいんだ…
しばらく考えていたが
結局答えは思い浮かばず
ただアイツがお粥を持って来るのを待っているだけだった…ーーー
.
:09/08/13 17:29
:P01A
:☆☆☆
#710 [すず]
.
それから少しして
アイツが部屋にお粥を持って入って来た。
力「お待たせーっ」
雫「……」
.
:09/08/13 17:34
:P01A
:☆☆☆
#711 [すず]
.
俺はただぼおーっと眺めていた。
何で優しいんだろう…?
どうして他人に優しく出来るんだろう…?
不思議で仕方なかった
だから思い切って聞いてみることにした。
.
:09/08/13 17:36
:P01A
:☆☆☆
#712 [すず]
.
雫「……なあ…」
力「ん?」
小皿にお粥を移しながら
力が返事をする。
雫「お前なんで人に優しく出来んの?
知らねーやつに傘あげたりさ…
たいして仲良くないやつにお粥作ってさ…
お前は何も得しねーぢゃん…」
.
:09/08/13 17:37
:P01A
:☆☆☆
#713 [すず]
.
少し考えてから力は答えた
力「…わかんねー…」
雫「…はあ…!?」
力「困って助けを必要としてるやつを助けるのに理由はいらねーんぢゃねーか?
損とか得とかよくわかんねーけど…
損得考える前に体が動くんだ」
.
:09/08/13 17:40
:P01A
:☆☆☆
#714 [すず]
.
理解が出来ない…
どんな難しい評論を読むより、こいつの思考を読み説く方がよっぽど俺には難しい。
雫「馬鹿…ぢゃねー…の」
力「そう…かもな…」
.
:09/08/13 17:41
:P01A
:☆☆☆
#715 [すず]
.
雫「頭わりー…」
力「あぁ…そうだな」
淡々とした会話が少し続く
コイツを見てると色々我慢してる自分が無意味に思えてくる。
コイツから受け取ったお粥を口に運ぶ。
.
:09/08/13 17:42
:P01A
:☆☆☆
#716 [すず]
.
雫「…お粥…うまい…」
力「俺が愛情込めて作ったからな…なあ、知ってるか?
愛情はなどんな調味料でも出せない味なんだぜ?」
雫「…???」
何を言ってるんだコイツは…
.
:09/08/13 17:43
:P01A
:☆☆☆
#717 [すず]
.
愛情に味がするわけがない…
ましてや料理に愛情を入れるというのはあまりに非現実的な表現だ
現実的な俺には理解出来なかった。
力「お袋や婆さんが作った料理を美味しいって感じたことない?」
.
:09/08/13 17:44
:P01A
:☆☆☆
#718 [すず]
.
あるわけない
俺の母親は産みの親ぢゃない
小学生の時に父が再婚した相手。
本当の母親は俺が生まれて二年後位に死んだらしい。
父と再婚相手との間に子供が出来るまではなんとか上手くやっていたが
いざ子供が生まれるとどうしても自分たちの子供に愛情を注ぎたくなる。
.
:09/08/13 17:46
:P01A
:☆☆☆
#719 [すず]
.
それが人間の心理。
俺にもちゃんとわかっていた。
.
:09/08/13 17:47
:P01A
:☆☆☆
#720 [すず]
.
だから高校は全寮制を選んだ。
俺は親にかまって欲しくて勉強も運動も学年で一番になるほど努力した。
もともと要領はいいからな
.
:09/08/13 17:48
:P01A
:☆☆☆
#721 [すず]
.
でも親は俺がテストで満点を取るよりも、生まれたばかりの弟が"ママ"という方が喜ぶ。
それに気づいてからは
無駄な努力を止めた。
.
:09/08/13 17:49
:P01A
:☆☆☆
#722 [すず]
.
だから愛情なんて知らない
少し愛情について考えてみたけど全然わからなかった
愛情ってなんだ?
雫「愛情なんて知らない」
.
:09/08/13 17:49
:P01A
:☆☆☆
#723 [すず]
.
力「お前寂しかったんぢゃないのか?」
さみしい?
この俺が?
ふざけるな
雫「さみしいなんて思ったことない」
.
:09/08/13 17:50
:P01A
:☆☆☆
#724 [すず]
力「今まで愛情の意味もわからない生活だったんだろ?
十分さみしいだろ…?」
雫「…るさい!!」
気づいたら怒鳴っていた
雫「ご、…めん」
力「いいって!
あのな?
さみしい時はさみしいって言っていいんだ!
泣きたい時は声をだして泣けばいい。
無理をするから辛くなるんだよ?」
コイツの言葉で何かモヤモヤしていたものが取れて涙が溢れてくる。
:09/08/13 17:57
:P01A
:☆☆☆
#725 [すず]
:09/08/13 18:04
:P01A
:☆☆☆
#726 [すず]
.
ちくしょー
ちくしょー
雫「ぐっ…ぅ…」
止まれ止まれ止まれ…!!
優しく頭を撫でてくれる
コイツの手が温かすぎて
甘えてしまう…
.
:09/08/14 00:22
:P01A
:☆☆☆
#727 [すず]
.
雫「別に…ぅぐ…悲しくて…泣い…るわけ…ぅ…ぢゃ…」
素直になれない
素直になる方法なんて知らねーし…
力「…はいはい」
.
:09/08/14 00:22
:P01A
:☆☆☆
#728 [すず]
.
雫「お粥が…う…まいだけ…だから…グズ」
力「クス…はいはい♪」
しばらく泣いた。
泣きすぎてお粥の味なんて全然わからなくなっていた。
.
:09/08/14 00:23
:P01A
:☆☆☆
#729 [すず]
.
泣いてる間もずっと頭を撫でてくれていた。
正直すごく安心した
もしかしたらこれが愛情?というものなのか…
.
:09/08/14 00:24
:P01A
:☆☆☆
#730 [すず]
.
力「どうだ?
落ち着いたか?」
雫「……コクン」
力「そっか♪ニコ」
泣いててわかんなかったけどコイツすげーカッコいいぢゃねーかよ…
.
:09/08/14 00:26
:P01A
:☆☆☆
#731 [すず]
.
雫「あり……いつまで撫でてんだ!!」
ありがとうって言いたかったけど素直になれない
でもコイツはそれもわかってるみたいで
力「クス…はいはい」
.
:09/08/14 00:27
:P01A
:☆☆☆
#732 [すず]
.
なんだこの心拍数
収まれ収まれ…
…ーーーーーーーーー…
:09/08/14 00:27
:P01A
:☆☆☆
#733 [すず]
.
これが俺が恋に落ちた瞬間。
みんなわかってくれたかな?
俺ヒステリー♪
それから俺はコイツの前では自分を作らないで生活出来るようになった。
.
:09/08/14 00:28
:P01A
:☆☆☆
#734 [すず]
.
同時にどんどん膨れて行くコイツへの想い。
でもこの想いは実らない
俺がコイツを好きなようにコイツにも好きなやつがいた。
.
:09/08/14 00:31
:P01A
:☆☆☆
#735 [すず]
733
ヒステリー×
ヒストリー○
すいません

:09/08/14 00:32
:P01A
:☆☆☆
#736 [すず]
.
"浅見竜也"
.
:09/08/14 00:32
:P01A
:☆☆☆
#737 [すず]
.
名前しか知らないけど
コイツと話すようになってから嫌というほど繰り返し聞くこの名前。
もちろん顔は知らない。
話したこともない
だけど分かるんだ。
.
:09/08/14 00:33
:P01A
:☆☆☆
#738 [すず]
.
浅見竜也のことを話すコイツの声が顔が…
違うんだ…
嫌でも分かるんだ
好きだから分かるんだ。
俺はコイツの一番ぢゃない…
.
:09/08/14 00:34
:P01A
:☆☆☆
#739 [すず]
.
コイツか俺に優しくしなければ今までの俺でいれたのに…
気持ち伝えようか…?
いや出来ない
怖い。
完全な脈なし…
.
:09/08/14 00:36
:P01A
:☆☆☆
#740 [すず]
.
だからいい友達でいよう
この気持ちを知れただけで俺は満足。
そして迎えた体育祭当日。
…ーーーーーー…
:09/08/14 00:42
:P01A
:☆☆☆
#741 [すず]
739
コイツか×
コイツが○
ミス多くてすみません

:09/08/14 00:45
:P01A
:☆☆☆
#742 [すず]
.
俺はいつも通りクラスの奴らと適当に会話をしながら体育祭を過ごしていた。
出場する競技はだいたい力に合わせた。
さりげなく聞き出すのが大変だった。
.
:09/08/14 18:26
:P01A
:☆☆☆
#743 [すず]
.
100走は俺が勝った。
力との楽しい一時だったが力を待っていたのは一人の少年。
中性的な容姿で
青色の瞳 ふわふわした髪男子校でなければ女と間違えるほどだ
隣にいる力を見ると
力はあの時と同じ顔をしていた。
.
:09/08/14 18:27
:P01A
:☆☆☆
#744 [すず]
.
そう、浅見竜也のことを話している時と同じ顔。
まさかコイツが浅見竜也なのか?
俺は聞いてみた
雫「あからさまに誰って顔してる子だーれ?♪」
.
:09/08/14 18:28
:P01A
:☆☆☆
#745 [すず]
.
もちろん偽物の俺でだけど♪
力は答えた
力「あぁ浅見竜也、お前同じクラスだろ!?」
やっぱりこの子が…
しかも同じクラス…
全員の名前覚えとけば良かった…
名前を聞いたあとの会話はほとんど覚えてない。
.
:09/08/14 18:31
:P01A
:☆☆☆
#746 [すず]
.
早くこの場を去りたかった。
適当に理由をつけて
その場を去った。
それから憂鬱だった。
お昼の時も力と一緒に居たくて…
でもそんなことは言えないから浅見ちゃんと仲良くなるということで
なんとか力の近くにいる。
.
:09/08/14 18:33
:P01A
:☆☆☆
#747 [すず]
.
でも二人が仲良くしてるところを見ているのがつらい
心臓をえぐられてるみたい。
でも浅見ちゃんは可愛くていい子だった。
.
:09/08/14 18:34
:P01A
:☆☆☆
#748 [すず]
.
ちくしょー
完敗ぢゃねーか…
それから午後の種目が始まった。
別に俺は体育祭なんてどおでも良かった
力の近くにいるための手段が体育祭だっただけ。
.
:09/08/14 18:35
:P01A
:☆☆☆
#749 [すず]
.
それ以上でも以下でもない
借り人競争…
力と出れる競技
それだけで心臓が苦しくなる。
お題は"好きな人"
ある意味一番難しいお題だ
俺の好きな人は今ごろ別のお題にチャレンジしている
.
:09/08/14 18:37
:P01A
:☆☆☆
#750 [すず]
.
さて…どうしたものか…
周りを見回すと
浅見ちゃんが視界に入った。
見つけた。
と思った。
浅見ちゃんを選んだのは
好きな人の好きな人だったから
俺は何も知らない浅見ちゃんをゴール前まで連れていき、力が来るまで待った。
.
:09/08/14 18:38
:P01A
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194