先生の言うとおりB
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#72 [あお☆まる]
 

>>1   -*感想板*-
>>3   -*アンカー類*-


 

⏰:08/12/15 03:44 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#73 [あお☆まる]
 
「えぇー!じゃあそれから一週間も愛子ちゃん帰ってないのぉ??」




五月蝿く喚くこの女は
俺のダチで大塚 麗子

高校の時にコイツの実家のケーキ屋でバイトしてたんだ




「って麗子、来てんだったら少しは手伝えよ」
 

⏰:08/12/19 01:58 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#74 [あお☆まる]
 
「えぇーー…。面倒」




「だったら帰れよなぁ…俺、開店準備で忙しいんだよ!」




そう、俺は念願のケーキ屋のオープンを半年後に控えていた
 

⏰:08/12/19 02:12 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#75 [あお☆まる]
 
「…いよいよだね。」




「おう。半分はお前のお陰だから、オープン記念には呼んでやるよ」




「…結婚式はあと三ヶ月後でしょ?もう、お父さん関係なしで愛子ちゃん奪いにいけば?」



俺は作業を止めて
麗子の向かい側の椅子に座る
 

⏰:08/12/19 02:18 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#76 [あお☆まる]
 
「…んな事できねーよ。アコが…悲しむ」




きっとアコは
誰よりお父さんに
結婚を認めて欲しいって思ってるはずだ



だから……
俺もちゃんとお父さんに
認めて欲しい
 

⏰:08/12/19 02:21 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#77 [あお☆まる]
 
「ほぉーんと、達也は昔から“愛子馬鹿”だよねぇ……。」




そう呟きながら
紅茶を飲む




「馬鹿ってなんだよ…。って、結婚式秀じい来れそうだって?」
 

⏰:08/12/19 02:24 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#78 [あお☆まる]
 
秀じぃは
俺が麗子の実家でバイトしてた時に
でよくしてくれた
バイト先の副オーナーだ


今は、オーナーになったらしいけど



あっ、ちなみに
『秀じぃ』っても
じぃさんって訳じゃない
確か、俺の12歳上だから…42?だったかな
 

⏰:08/12/19 02:32 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#79 [あお☆まる]
 
麗子を見ると
何やら考え事をしてる様だった




「…んで?麗子、秀じぃはなんて言ってたの?」




その言葉に麗子は
体を反応させる




「ひっひっ秀じぃ?!あっ……うっうん…行くって…」
 

⏰:08/12/19 02:37 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#80 [あお☆まる]
 
「?何顔赤くしてんだ?」




「え?あっ…紅茶のせい…かな…」




「ふぅーん。」
 

⏰:08/12/19 02:45 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#81 [あお☆まる]
 
俺はテーブルの
コーヒーを一気に飲むと
作業を再開した




「とっとにかく、達也ももう三十路なんだから愛子ちゃん離しちゃだめよ?!」




…分かってるっつーの
でも中々の意地っ張りってか…なんてーか…

はぁ…アコ抱きしめてぇ
 

⏰:08/12/19 02:49 📱:812SH 🆔:☆☆☆


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