先生の言うとおりB
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#151 [あお☆まる]
達也を見ると
片手を腰に当てて
もう片手で頭を、抱えていた
そして何か思いついた様に顔をあげる
「よし。決めた!」
:09/01/19 04:51 :812SH :☆☆☆
#152 [あお☆まる]
「何…を?」
「二人共とる。美幸ちゃんは経験者だから厨房。君は未経験だろ?だからホール担当。いい?アコ」
男の子がバッと
私を見る
その瞳はキラキラしてて
“ダメ”だなんて
………とても言えない
:09/01/19 04:55 :812SH :☆☆☆
#153 [あお☆まる]
こうして
アルバイトが二人に
決まった
厨房:深沢 美幸さん
25歳
ホール:田口 遊馬
16歳
賑やかになりそう
:09/01/19 04:58 :812SH :☆☆☆
#154 [あお☆まる]
……………………………………
【訂正とお詫び】
すっごく今更ですが
間違いが発覚(゚言゚)!!
●結婚まで半年
●オープンまで三ヶ月
でお願いします。今更すみまそん(σ_σ;)
……………………………………
:09/01/19 05:28 :812SH :☆☆☆
#155 [あお☆まる]
それから二ヶ月後
美幸ちゃんと
遊馬くんに働いてもらう
オープンはまだだけど
準備などを合わせて
オープン一ヶ月前から
店に来てもらう事にした
:09/01/23 22:56 :812SH :☆☆☆
#156 [あお☆まる]
美幸ちゃんは、
年上なだけあって
凄く大人。
美人だし魅力的な人
「深沢、ちょっと」
達也は美幸ちゃんと
ケーキなどの相談
ちょっと…嫉妬
:09/01/23 23:00 :812SH :☆☆☆
#157 [あお☆まる]
「おい!愛子!!」
「あ、遊馬くん…」
遊馬くんは、
若いだけあって
凄く元気な男の子。
「遊馬くん、呼び捨てじゃなくて鈴木さんとかさ……」
:09/01/23 23:04 :812SH :☆☆☆
#158 [あお☆まる]
「えぇ〜〜〜だって、そんな歳変わんないだろ?さん付けなんて堅苦しい」
「…私、23歳なんだけど」
「ぷはっ!愛子って童顔なぁ!!」
「遊馬くんは犬みたい」
:09/01/23 23:07 :812SH :☆☆☆
#159 [あお☆まる]
「あぁ!よく言われる!」
笑顔で答える遊馬くん
少し拗ねて
意地悪言ったのに
笑顔で返されちゃった…
本当に犬みたい
思わず笑ってしまった
:09/01/23 23:10 :812SH :☆☆☆
#160 [あお☆まる]
「………」
ん?何か、
遊馬くん顔が赤い?
「遊馬くん?」
「!」
「顔赤いけど…」
「な、何でもねぇーよ!ってそれより、コレどーすんだよ」
:09/01/23 23:14 :812SH :☆☆☆
#161 [あお☆まる]
「あぁ…コレね。こっちに飾ろうかなーって」
遊馬くんと二人で
ホール関係って
決まった時は
ちょっと不安だったけど
うまくやってけそう!
:09/01/23 23:18 :812SH :☆☆☆
#162 [あお☆まる]
:09/01/23 23:20 :812SH :☆☆☆
#163 [あお☆まる]
「ふぅ…」
ちょっと疲れたなぁ
って思ってたら
達也がケーキと紅茶を
運んできた
「休憩しよ」
:09/01/24 17:54 :812SH :☆☆☆
#164 [あお☆まる]
「うん!遊馬くーん!休憩だって」
外の掃除中の
遊馬くんを呼びに行く
まだまだ寒い2月だから
鼻が少し赤くなってる
「ごめんね?寒い?」
「…平気」
:09/01/24 17:58 :812SH :☆☆☆
#165 [あお☆まる]
「達也がケーキと紅茶用意してくれてるから、早く中入ろう!」
「ケーキ?!」
ケーキ好きなのかな?
何か、尻尾が見える
「おい!愛子!早く行くぞっ!ケーキ、ケーキ」
「ふふ…はいはい。」
:09/01/24 18:03 :812SH :☆☆☆
#166 [あお☆まる]
何か、ペット……
じゃない
弟が出来たみたい
無邪気で、可愛いな
:09/01/24 18:04 :812SH :☆☆☆
#167 [あお☆まる]
「うっわぁ〜〜〜〜〜〜すっげぇ!!!!」
遊馬くんの目が輝く
確かに凄い。
色とりどりの美味しそうなケーキが並ぶ
「店に出すやつの試作品。感想聞かせて」
:09/01/24 18:12 :812SH :☆☆☆
#168 [あお☆まる]
「そっかぁ!この中から店に出すの決めるんだね」
「そーゆう事!」
「うっめぇーー!!」
「うめぇーだけじゃ、感想にならない。試食の意味がないわ。」
:09/01/24 18:17 :812SH :☆☆☆
#169 [あお☆まる]
そっそっか…
ただ食べて美味しい
だけじゃダメだよね…
「なんだよ!美味いってのも感想の一つだろ!」
「…微妙な味も分からない人に意見求めても無駄だったみたい」
「おい!深沢!買うお客さんだって専門的な事考えて買う訳じゃないんだ。素直な感想だって意味はあるよ。遊馬、ありがとな」
:09/01/24 18:30 :812SH :☆☆☆
#170 [あお☆まる]
「深沢、味の事は俺らで決めていこう。な」
「…はい。すみませんでした」
俯く美幸ちゃんの頭を
軽く撫でる達也
美幸ちゃん
少し言い方はキツイけど
一生懸命な子なんだな
けど少し嫉妬しちゃう
:09/01/24 18:37 :812SH :☆☆☆
#171 [あお☆まる]
あの手が、
触れたり撫でるのは
私だけだと
勝手に思ってたから…
結局私は
ケーキの感想も
意見も出せなくて
改めて
自分のふがいなさに
落ち込んだ
:09/01/24 18:41 :812SH :☆☆☆
#172 [あお☆まる]
私はちゃんと
達也の役に立ててる?
:09/01/24 18:43 :812SH :☆☆☆
#173 [x漣x]
最初から読ませてもらいました「
楽しいです
感動涙ぽろり的なmx 続きが楽しみです 頑張って下さいII
:09/01/24 20:42 :W61CA :Qxt1XKuk
#174 [あお☆まる]
【漣 様】
……………………………………
コメントありがとうございますヽ(≧∀≦)ノ
最初から見て下さったみたいで!嬉しい限りです(つ∧`。)
こんな私を引き続き応援してくれたら嬉しいです!またコメント下さい♪
>>1 感想板
……………………………………
:09/01/26 00:38 :812SH :☆☆☆
#175 [あお☆まる]
「はぁ…」
「…何ため息ついてんの?」
「あ…遊馬くん」
私知らないうちに
ため息ついてたんだ…
「ううん。なんでもない」
:09/01/26 00:41 :812SH :☆☆☆
#176 [あお☆まる]
「ふーん…」
俯く私に
遊馬くんが鼻を摘む
「へ?ゆっ遊馬くん?」
「鼻に汚れ!ほら、」
:09/01/26 00:44 :812SH :☆☆☆
#177 [あお☆まる]
「あっ本当!」
遊馬くんの指先は
黒く汚れてた
「な?」
そう言って
得意気に
その指で鼻を擦る
:09/01/26 00:50 :812SH :☆☆☆
#178 [あお☆まる]
「あっ…」
遊馬くんの
鼻の下が黒く汚れる
「遊馬くん、鼻っ!あはは。」
遊馬くんの鼻を
刺して笑う
:09/01/26 00:53 :812SH :☆☆☆
#179 [あお☆まる]
遊馬くんを見ると
優しく微笑んでいた
「…?」
「うん。愛子はさ、笑顔のがいーよ!」
「…え」
:09/01/26 00:55 :812SH :☆☆☆
#180 [あお☆まる]
「よし!ここ終わったら今日はもう帰れるんだろ?」
「あ…うん。」
「早く終わらせて帰ろーうぜ!」
「うん。」
:09/01/26 00:57 :812SH :☆☆☆
#181 [あお☆まる]
もしかして…
遊馬くん、わざと?
私を元気づけるために?
…うん。
少し元気でた
オープンに向けて
頑張らなきゃね!
:09/01/26 01:02 :812SH :☆☆☆
#182 [奈緒]
<Div Align="center">1から先生シリーズ
今までの全部読みました…!
ドSな先生に胸キュンです!笑
でも個人的にわ番外編の方で
一樹に惚れました//笑
絵も想像通りで…。
スッカリ小説のファンに…笑
これからも自分のペースで
頑張って書いてください!
めちャくちャ楽しみにしてます!笑
:09/01/26 06:17 :N701i :KiMzo7dQ
#183 [あお☆まる]
【奈緒 様】
……………………………………
コメント&ご愛読ありがと
うございます!(人μωμ)
おや、一樹ファン?! …かなり貴重ですよぉー笑
これからも、応援お願いし
ますねぇ!是非感想板にも
遊びに来て下さい(≧∀≦)ノ
……………………………………
:09/01/26 16:57 :812SH :☆☆☆
#184 [あお☆まる]
片付けが終わって
達也に報告しに
厨房に入る
「達也…」
「…なに?」
達也…
何か、機嫌悪い?
「あの、片付け終わったから遊馬くん帰していい?」
:09/01/26 18:02 :812SH :☆☆☆
#185 [あお☆まる]
「うん。アコも帰っていいから」
「え…?でも」
「居ても、してもらう事ないし。帰ってて」
「…分かった」
…達也?どうしたの?
私が、ケーキ食べた時
意見言えなかったから?
:09/01/26 18:06 :812SH :☆☆☆
#186 [あお☆まる]
「…じゃあ、先帰るね」
達也はこちらを見ず
後姿のまま手を振った
その背中がとても
冷たく感じた
「愛子…?」
:09/01/26 18:09 :812SH :☆☆☆
#187 [あお☆まる]
振り向くと
そこには、心配そうに
見つめる遊馬くん
「…あ、もう帰っていいって!帰ろうか!」
「…おう。歩いて帰るなら、一緒に帰ろうぜ」
:09/01/26 20:49 :812SH :☆☆☆
#188 [あお☆まる]
「あ…でも。」
「外、結構暗いし!な!じゃあ、店長さんお先に」
「…お疲れ様」
結局一度も
達也はこっちを
振り返り向く事はなかった
:09/01/26 20:53 :812SH :☆☆☆
#189 [あお☆まる]
遊馬くんと
二人っきりの帰り道
私の瞼には
冷たい達也の背中
「なぁ、愛子!」
「え?何…?」
:09/01/26 21:00 :812SH :☆☆☆
#190 [あお☆まる]
「愛子って、店長と結婚してんの?」
「…結婚はしてない。けど、もう少しでする予定だよ」
「ふーん…。上手く言ってないの?」
「な、なんで?」
:09/01/26 21:09 :812SH :☆☆☆
#191 [あお☆まる]
遊馬くんに
図星をつかれた気がして
思わず、
伏せてた顔を上げる
と、遊馬くんの
真剣な瞳と目が合う
その瞳から
逃げれないでいると
遊馬くんの手が
愛子の頬に延びる
:09/01/26 21:13 :812SH :☆☆☆
#192 [あお☆まる]
「ど、どうしたの?!」
「こっちの台詞だよ。愛子、さっきと同じ顔してるよ」
…手が頬に触れる
思わず胸が鳴る
達也の手じゃやないのに
:09/01/26 21:17 :812SH :☆☆☆
#193 [あお☆まる]
【 訂正 】
……………………………………
×じゃやないのに
○じゃないのに
美幸と遊馬描いてみました
良かったら見てみて下さい
……………………………………
美幸と遊馬(犬) [jpg/26KB]
:09/01/26 21:20 :812SH :☆☆☆
#194 [あお☆まる]
「愛子…」
真剣な瞳が近づく
金縛りにあったみたいに
体が動かない
何か喋らなきゃ…
そう思ってたら
不意に、頬の手が遠退く
:09/01/28 23:34 :812SH :☆☆☆
#195 [あお☆まる]
「さ、寒いから早く帰ろうっか!」
顔をあげると
そこには、
いつもの犬みたいな
笑顔の遊馬くん
…何か、一瞬何時もの
遊馬くんじゃない気がしたのは
気のせい…かな?
:09/01/28 23:38 :812SH :☆☆☆
#196 [あお☆まる]
遊馬くんとわかれて
家に帰るけど、
やっぱり達也はいない
「…ただいま」
暗闇にこだまする声は
妙に響いて
余計寂しくなった
:09/01/28 23:43 :812SH :☆☆☆
#197 [あお☆まる]
…………………………………………
「よし。今日は終りにすか。」
「はい。でわ、お先に」
出て行きそうな
美幸の腕を、掴む
「あ、おい。遅くなったから送ってくよ」
:09/01/29 00:11 :812SH :☆☆☆
#198 [あお☆まる]
「…でも」
「女の子は素直に男に甘えればいーんだよ。ちょっとまってて、戸締まりしてくる」
「…はい」
達也が居なくなった厨房で美幸は
達也に掴まれた腕を
微かに微笑みながら
見つめていた
:09/01/29 00:15 :812SH :☆☆☆
#199 [ラガ娘(∩ω・*)]
:09/01/29 14:36 :822SH :sRqBsWDc
#200 [あお☆まる]
【 ラガ娘 様 】
……………………………………
嬉しいです(Pqε`*)
気になりますか?
私の罠に引っ掛かって
ますねぇ(´_ゝ`)笑
これからも応援
お願いします!!(人μωμ)
……………………………………
:09/01/30 02:32 :812SH :☆☆☆
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