先生の言うとおりB
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#291 [あお☆まる]
 
胃がつねられているみたいにギュと痛み

喉の奥に何かがつっかえているみたいに
息苦しい



また、まただ



こんな気持ちに
なりたくないのに…
 

⏰:09/03/13 04:18 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#292 [あお☆まる]
 
その嫌な感覚から
逃れたくて


どんなに

思考を変えようとしても



一度芽生えてしまった
疑惑から逃げる事は出来なかった
 

⏰:09/03/13 04:21 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#293 [あお☆まる]
 
ソファーに
体育座りの状態で座る


足を、腕で抱き抱え
顔を足に埋める



何時間
そうしていたのだろう



目の前が明るくなった
 

⏰:09/03/13 04:23 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#294 [あお☆まる]
 
「…アコ…?」



びくっと肩をならした後

顔をあげる。と、

達也が愛子の顔をのぞき見る様に
腰を屈めていた



「…達也…」


「どうした?電気も付けないで…」
 

⏰:09/03/13 04:26 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#295 [あお☆まる]
 
「あ、ごめん。私ご飯の準備してなくて…今すぐ支度するから」



立ち上がる
愛子の腕を達也が掴む



「いいよ。アコ疲れてるんだろ?何か頼もう。」
 

⏰:09/03/13 04:28 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#296 [あお☆まる]
 
その日は
店屋物を頼んで
二人で食べた



結局、
美幸ちゃんの事は
聞けずに、時間だけが
過ぎていった


その間、
達也は毎日の様に
美幸ちゃんと残業してから帰ってくる
 

⏰:09/03/13 04:48 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#297 [あお☆まる]
 
達也の車に乗ると


毎回、毎回

座席が移動していて


美幸ちゃんが
乗っている形跡が
残っていて

その事実は
私を一層不安にさせた
 

⏰:09/03/13 04:51 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#298 [あお☆まる]
 
今日のピークは
終わっていて

店の中はお客様が居ない


ホールには
私と遊馬くん二人だけ



「愛子?最近なんか目の下にクマできてない?」


「え…?」
 

⏰:09/03/13 04:55 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#299 [あお☆まる]
 
「元気もないし…もしかして、マリッジブルーってやつか?!」


「……」



冗談めかしに
遊馬くんが言うけど
今の私には
笑えない冗談だった



「何があった?」
 

⏰:09/03/13 04:57 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#300 [あお☆まる]
 
遊馬くんの
真剣な瞳に捕らえられる


嘘がつけなくて
黙って俯く



そんな私の頭に
遊馬くんの手が触れる

なにも聞かずに
頭を撫でてくれている



そんな気遣いが
暖かくて
泣いちゃいそうだよ
 

⏰:09/03/14 01:43 📱:812SH 🆔:☆☆☆


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