先生の言うとおりB
最新 最初 🆕
#302 [あお☆まる]
 
「アコ」


「…達也。どうしたの?」


「ん。
ちょっと出てくるから店宜しくな。…あ、これ厨房置いといて」



そう言うと、
腰に巻いていたエプロン を愛子に渡す
 

⏰:09/03/14 01:50 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#303 [あお☆まる]
 
「分かった。いってらっしゃい」


「おう」



達也は軽く手を挙げると、店を出て行った


「ちょっと、
中に行ってくるね」


私はエプロンを置きに
厨房に向かう
 

⏰:09/03/14 01:54 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#304 [あお☆まる]
 
中に入ると
美幸ちゃんが一人
ケーキの下準備をしていた



どこと無く
気まずい気分になる



「…お疲れ様。」


「お疲れ様です。」

 

⏰:09/03/14 01:57 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#305 [あお☆まる]
 
とりあえず、
エプロン置こう…



厨房にある一角に
荷物を置く
スペースがある


愛子はそこに足を向ける



荷物置場が近づき
荷物が目視出来るまでになった所で

愛子の足が止まる
 

⏰:09/03/14 02:01 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#306 [あお☆まる]
 
これは……




愛子の目線の先には


美幸ちゃんのかばん


かばんの中には、



あの、オレンジ色のファイルが入ってあった
 

⏰:09/03/14 02:04 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#307 [あお☆まる]
 
その光景は

愛子に、
麗子さんの言っていた事が事実だと
そう言っていた




達也はやっぱり
あの日
美幸ちゃんに会ってたんだ。



だって達也
このファイルを持って帰って来なかった
 

⏰:09/03/14 02:06 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#308 [あお☆まる]
 

身動きが取れなくて

立ち尽くす




「…何、見てるんですか?」



 

⏰:09/03/14 02:08 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#309 [あお☆まる]
 
いつの間にか後ろにいた

美幸ちゃんに
思わずビクッと体を揺らす



「…あ。このファイル達也が持ってたやつだよね。中身は何なの…?」



思い切って聞いてみる
 

⏰:09/03/14 02:11 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#310 [あお☆まる]
 
美幸ちゃんは
目でファイルを確認すると、目線を愛子に戻す



「…教えられません」


「…た、達也に渡されたんでしょ?」


「……」



動悸が体ぜんたいを揺らす。
 

⏰:09/03/14 02:14 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#311 [あお☆まる]
 


「達也が…好き?」




何で…
何で聞きたくない事ばっかり…
でも言葉が止まらない


 

⏰:09/03/14 02:15 📱:812SH 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194