先生の言うとおりB
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#316 [あお☆まる]
「あ…」
声が出ない
気付いてた事だった
けど、
改めて形にされると
酷く動揺する自分が居た
「お前っ!何言ってんだよ!!!」
:09/03/16 00:28 :812SH :☆☆☆
#317 [あお☆まる]
遊馬くんが
美幸ちゃんに掴み掛かる
美幸ちゃんは
顔色ひとつ変えずに
冷静に遊馬くんの腕を払いのける
「…別に。聞かれたから答えただけよ」
:09/03/16 00:30 :812SH :☆☆☆
#318 [あお☆まる]
「だからって!!」
美幸ちゃんは
遊馬くんの事を気にするそぶりもなく
じっと愛子を見据える
「…愛子さんは、達也さんを信じられないんですか?」
:09/03/16 00:32 :812SH :☆☆☆
#319 [あお☆まる]
達也の事、信じてる
でも…
100%信じてるか?
そう聞かれたら
素直に頷けない…
真っすぐ見据える
美幸ちゃんの瞳に、
嘘が付けない
ただ、私は
黙る事しか出来なかった
:09/03/16 00:36 :812SH :☆☆☆
#320 [あお☆まる]
「…達也さんに愛子さんは釣り合わないと思います」
突然はっせられた
その言葉に
頭が割れる様な衝撃がはしった
“釣り合わない”
:09/03/16 00:39 :812SH :☆☆☆
#321 [あお☆まる]
ずっと、ずっと、
心の中で抱いていた
私は、達也に相応しくないんじゃないかって
それを言い当てられ
息が苦しくなる
:09/03/16 00:41 :812SH :☆☆☆
#322 [あお☆まる]
ガンッ!!!
遊馬くんが壁を蹴る
「おい…。いい加減にしろよ?」
遊馬くんの低い声が
部屋に響く
「…遊馬くん、止めて」
「愛子、けど!」
:09/03/16 00:43 :812SH :☆☆☆
#323 [あお☆まる]
「美幸ちゃんの…言うとおりだよ。」
「はぁ?!」
「私…ずっと
心の中で思ってた。
私は達也に
必要なのか…とか、
達也だったら私なんかよりイイ人がいるんじゃないか…
私じゃない…
誰かとの方が幸せになれるんじゃないかって」
:09/03/16 00:48 :812SH :☆☆☆
#324 [あお☆まる]
「なんだよ…。
アコ、それ本気で言ってんの?」
:09/03/16 00:55 :812SH :☆☆☆
#325 [あお☆まる]
後ろから響く
低い声
振り向くと
1番聞いて欲しくなかった相手が立っていた
「た…つや…」
:09/03/16 00:56 :812SH :☆☆☆
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