先生の言うとおりB
最新 最初 🆕
#387 [あお☆まる]
 

「それは…」



目を伏せがちに
その訳を話し始める





………………………………………

⏰:09/03/29 18:44 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#388 [あお☆まる]
 



「はぁ…」


達也は
深いため息を
つきながら車を降りる



しかし…
麗子のやつ長いんだよ


早く帰って
アコと話し合いたかったのに、朝方じゃないか
 

⏰:09/03/29 18:47 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#389 [あお☆まる]
 
麗子の説教?は
あれから長時間続き

達也が開放されたのは
外が明るくなってきた
5時頃だった
 



家の鍵を開ける
静まり返る我が家
 

⏰:09/03/29 18:52 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#390 [あお☆まる]
 
アコは…寝たかな…?

まぁ、当たり前か



そっと
起こさない様に
静かに寝室の扉を開ける



しかし、そこには

寝ているはずの


愛しい人の姿はなかった
 

⏰:09/03/29 18:56 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#391 [あお☆まる]
 
「…?!」


急いで家中探すが
アコの姿はない



「アコ?!アコ!!」



不安のせいで
大きくなる声が 虚しく
薄ぐらい部屋に響き
返事もなく消えていく
 

⏰:09/03/29 19:00 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#392 [あお☆まる]
 
部屋を見渡すと
朝使った食器が洗われていて
朝洗濯して干していた服は
綺麗に畳まれていた




その事で愛子が
あの後
家に帰って来たのは
間違いない事実だった
 

⏰:09/03/29 19:05 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#393 [あお☆まる]
 
「アコ…
どこに行ったんだよ…」



力無くそう呟くと
ふとテーブルに置かれた
紙が目に止まる




その紙に書かれた字は
まさしく


愛子の字だった
 

⏰:09/03/29 19:08 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#394 [あお☆まる]
 
呆然とする
達也の手から
するりと紙が落ちる

その紙には



【暫く実家に帰って
これからの事を考えます
勝手な事してごめんなさい。
けど、一人になりたいです。お店の方も暫く休みます。     愛子】



と、綺麗な字で書かれていた
 

⏰:09/03/29 19:19 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#395 [あお☆まる]
 

達也は呆然と
立ち尽くしながら
麗子に言われた



『事情が事情かもしれないけど、夫婦になるって言う二人にどんな“秘密”も要らない!そのせいで取り返しのつかない擦れ違いになる事だってあるんだからね!!』



と言う言葉を
一人噛み締めていた
 

⏰:09/03/29 22:47 📱:812SH 🆔:☆☆☆


#396 [あお☆まる]
 
……………………………………………


「…愛子は寝たのか?」


「ええ。」



愛子の実家では
神妙な面持ちの二人が
テーブルに座っていた
 

⏰:09/03/29 22:49 📱:812SH 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194