先生の言うとおりB
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#50 [めぇ]
気になるぅ〜★
頑張って
:08/12/10 11:56 :911SH :oROULVFs
#51 [あお☆まる]
……………………………………
【めぇ 様】
わぁーー嬉しいです!ありがとうございますヽ(≧∀≦)ノ是非、感想板にも遊びに来て下さいなぁ♪
……………………………………
:08/12/13 03:41 :812SH :☆☆☆
#52 [あお☆まる]
そんな不穏な雰囲気を掻き消してくれたのは
愛子のお母さんだった
「もぉ!クロ!大人げないこと言ってないの!達也さん、とりあえず中にどぉ〜ぞ」
「……クロって…懐かしいな、マリエ」
:08/12/13 03:44 :812SH :☆☆☆
#53 [あお☆まる]
「あ…つい……。」
そうやって言い合う二人は、とても離婚した夫婦には見えなかった
身内じゃない俺から見ても仲がイイ二人だ
なんで離婚したんだ?
:08/12/13 03:46 :812SH :☆☆☆
#54 [あお☆まる]
愛子お母さんの
フォローお陰でやっと
家に入る事が出来た
「はい。お飲みになって?」
そう言って
ちょっとしたお菓子とお茶が出される
:08/12/13 03:54 :812SH :☆☆☆
#55 [あお☆まる]
「あの…これ、つまらない物なんですが…」
菓子折りを、お父さんに向かって差し出すが
こっちを見ようともせず
ただお茶を飲んでいる
「…やっぱり、マリエの入れたお茶はうまいな」
:08/12/13 03:56 :812SH :☆☆☆
#56 [あお☆まる]
……無視ですか?
見兼ねたお母さんが
呆れた顔をしながら、変わりに受け取ってくれる
「…しょうがないんだから……達也君ごめんなさいね?菓子折りわざわざありがとう。」
:08/12/13 03:59 :812SH :☆☆☆
#57 [あお☆まる]
「……本当にパパなんだよね……?」
「うん。…寂しい思いさせて…ごめんな?」
…喋れるじゃんか…
…でも本当に
なんで…今まで一度も
愛子に会いに来なかったんだ……?
:08/12/13 04:02 :812SH :☆☆☆
#58 [あお☆まる]
こんなに
親バカ丸出しなら
例え離婚したとしても、
会いに来てても変じゃないのに…
ってか…二人さっき
キスしてたよな?
なんで…離婚した二人が久しぶりに会ってキス?
俺の頭にハテナマークが無数浮かんだ時
その話しを始めたのは
ずっと口をつぐんでいた
愛子だった
:08/12/13 04:06 :812SH :☆☆☆
#59 [あお☆まる]
:08/12/13 04:11 :812SH :☆☆☆
#60 [あお☆まる]
「パパ……愛子とお母さんの事…愛してる?」
愛子は弱々しく
手に力を入れて一言、一言丁寧に問い掛ける
「あぁ…。お前達の事、心から愛してる」
そう答えた瞳には
嘘は一つもなかった
:08/12/14 13:24 :812SH :☆☆☆
#61 [あお☆まる]
「じゃあ…なんで…」
「愛子、その話しは…」
と母親が言うのを
父親が止める
「いいんだ。マリエ…ちゃんと話さなきゃな」
:08/12/14 13:28 :812SH :☆☆☆
#62 [あお☆まる]
「俺の両親はな、二人共癌でなくなった。そして人を愛する事に臆病になってた俺の前にマリエが現れた。そして愛子が生まれた。そんな時…俺は癌に犯されたんだ」
「え……」
言葉を失う愛子
愛子はその事実を知らなかったらしい
:08/12/15 03:12 :812SH :☆☆☆
#63 [あお☆まる]
少し震えている…
俺は、
そんな愛子の小さい手を
両親にばれないように
テーブルの下で
そっと握った
「俺はお前達に…俺が苦しむ姿を見せたくなかった。死ぬ…姿も。だから、一人家を出て必ず病気を治して戻ると約束したんだ。」
:08/12/15 03:17 :812SH :☆☆☆
#64 [あお☆まる]
「マリエさえよければ、又夫婦としてやり直したい。…いいかな?」
「勿論よ…。だって私は又、クロのお嫁さんになるって信じて待ってたんだから。」
「お母さん…良かったね」
愛子の瞳に涙が溢れる
達也は握った手に力を込めると、愛子も握り返して、そっと微笑む
:08/12/15 03:22 :812SH :☆☆☆
#65 [あお☆まる]
良かった。
愛子が笑ってる
けど…
俺らの結婚話は…?
「今日、愛子泊まっていくだろ?」
「え…?あの…」
ちらっと
俺の様子を伺う愛子
:08/12/15 03:25 :812SH :☆☆☆
#66 [あお☆まる]
「お父さん、その前にお話が…」
「…聞きたくない。それより今日は帰ってくれないか?親子水入らずで過ごしたい」
オロオロと愛子は
俺とお父さんを交互に見る
……この頑固親父めっ
:08/12/15 03:28 :812SH :☆☆☆
#67 [あお☆まる]
「…分かりました。今日は帰ります。けど、明日またくるのでお話はその時に…」
愛子のお父さんは
返事はくれなかったし
最後まで目が合う事もなかった
「…ごめんね、達也…」
:08/12/15 03:30 :812SH :☆☆☆
#68 [あお☆まる]
帰る達也を玄関まで見送りにくる愛子の頭に
ポンと手をおく
「仕方ない。久々なんだろ?…けど楽しいから、ずっと実家に居るとかはなしだからな?」
「ふふ…なんで?」
茶化す様に笑う愛子を、
自分の腕に閉じ込める
:08/12/15 03:36 :812SH :☆☆☆
#69 [あお☆まる]
「アコがいないと禁断症状でる」
「あはは。なにそれ」
「だから…」
体を離すと
触れるだけのキスをする
:08/12/15 03:38 :812SH :☆☆☆
#70 [あお☆まる]
突然のキスに
顔を赤らめる愛子
「禁断症状になる前にアコの補充完了!」
といつもの
悪戯っ子の笑顔で笑う
「もっもう…//」
:08/12/15 03:41 :812SH :☆☆☆
#71 [あお☆まる]
「じゃあ、明日な?」
「うん…。じゃあね」
その日は久しぶりに
ベットに一人で寝た。
布団が妙に冷たくてなかなか寝れなかった
:08/12/15 03:43 :812SH :☆☆☆
#72 [あお☆まる]
:08/12/15 03:44 :812SH :☆☆☆
#73 [あお☆まる]
「えぇー!じゃあそれから一週間も愛子ちゃん帰ってないのぉ??」
五月蝿く喚くこの女は
俺のダチで大塚 麗子
高校の時にコイツの実家のケーキ屋でバイトしてたんだ
「って麗子、来てんだったら少しは手伝えよ」
:08/12/19 01:58 :812SH :☆☆☆
#74 [あお☆まる]
「えぇーー…。面倒」
「だったら帰れよなぁ…俺、開店準備で忙しいんだよ!」
そう、俺は念願のケーキ屋のオープンを半年後に控えていた
:08/12/19 02:12 :812SH :☆☆☆
#75 [あお☆まる]
「…いよいよだね。」
「おう。半分はお前のお陰だから、オープン記念には呼んでやるよ」
「…結婚式はあと三ヶ月後でしょ?もう、お父さん関係なしで愛子ちゃん奪いにいけば?」
俺は作業を止めて
麗子の向かい側の椅子に座る
:08/12/19 02:18 :812SH :☆☆☆
#76 [あお☆まる]
「…んな事できねーよ。アコが…悲しむ」
きっとアコは
誰よりお父さんに
結婚を認めて欲しいって思ってるはずだ
だから……
俺もちゃんとお父さんに
認めて欲しい
:08/12/19 02:21 :812SH :☆☆☆
#77 [あお☆まる]
「ほぉーんと、達也は昔から“愛子馬鹿”だよねぇ……。」
そう呟きながら
紅茶を飲む
「馬鹿ってなんだよ…。って、結婚式秀じい来れそうだって?」
:08/12/19 02:24 :812SH :☆☆☆
#78 [あお☆まる]
秀じぃは
俺が麗子の実家でバイトしてた時に
でよくしてくれた
バイト先の副オーナーだ
今は、オーナーになったらしいけど
あっ、ちなみに
『秀じぃ』っても
じぃさんって訳じゃない
確か、俺の12歳上だから…42?だったかな
:08/12/19 02:32 :812SH :☆☆☆
#79 [あお☆まる]
麗子を見ると
何やら考え事をしてる様だった
「…んで?麗子、秀じぃはなんて言ってたの?」
その言葉に麗子は
体を反応させる
「ひっひっ秀じぃ?!あっ……うっうん…行くって…」
:08/12/19 02:37 :812SH :☆☆☆
#80 [あお☆まる]
「?何顔赤くしてんだ?」
「え?あっ…紅茶のせい…かな…」
「ふぅーん。」
:08/12/19 02:45 :812SH :☆☆☆
#81 [あお☆まる]
俺はテーブルの
コーヒーを一気に飲むと
作業を再開した
「とっとにかく、達也ももう三十路なんだから愛子ちゃん離しちゃだめよ?!」
…分かってるっつーの
でも中々の意地っ張りってか…なんてーか…
はぁ…アコ抱きしめてぇ
:08/12/19 02:49 :812SH :☆☆☆
#82 [あお☆まる]
:08/12/19 02:53 :812SH :☆☆☆
#83 [めぇ]
早く読みたいです!
頑張って!!
:08/12/23 17:22 :911SH :/EeP0oMg
#84 [あお☆まる]
……………………………………
【めぇ 様】
わぁ〜また、またありがとうござます(Pqε`*)
めぇ様の為に頑張って少し多めに更新しますね( ´艸`)
……………………………………
:08/12/27 03:41 :812SH :☆☆☆
#85 [あお☆まる]
達也……
会わなくなって
たったの一週間。
けど、
一緒に住み始めて
こんなに長く会わないのは初めてで……
:08/12/27 03:46 :812SH :☆☆☆
#86 [あお☆まる]
夜に隣に
体温を感じながら寝て
朝には
達也の香で目覚める
話し合って
笑いあったり
目が合って
キスしたり…
:08/12/27 03:48 :812SH :☆☆☆
#87 [あお☆まる]
すごく当たり前に
なっていた
毎日が
今では凄く
恋しい
けど…
お父さんに
認めて貰いたい
:08/12/27 03:51 :812SH :☆☆☆
#88 [あお☆まる]
達也も
認めてもらおう
って、協力してくれてる
けど、お父さんは
一筋縄では行かなくて…
「お父さん、達也さんにちゃんと会って話し聞いて?」
:08/12/27 03:56 :812SH :☆☆☆
#89 [あお☆まる]
「…んな事より愛子!このままこの家に住めばイイじゃないか」
こんな感じで
全然話しを
聞いてくれない
「…お父さん!今日達也さん来るから、ちゃんと会ってよ?」
:08/12/27 04:00 :812SH :☆☆☆
#90 [あお☆まる]
「……」
無言で
そっぽを向く
「〜〜お父さ……「愛子ぉー!買い物行って来て?」
:08/12/27 04:03 :812SH :☆☆☆
#91 [あお☆まる]
「……はーい」
愛子はそのまま
買い物に出掛けた
一人考え込むクロ
:08/12/27 04:09 :812SH :☆☆☆
#92 [あお☆まる]
※クロ=愛子パパ
:08/12/27 04:11 :812SH :☆☆☆
#93 [あお☆まる]
カタン…
クロは音がした
方向を見る
マリエがクロのお茶を
テーブルにおく
「…飲むでしょ?」
:08/12/27 04:14 :812SH :☆☆☆
#94 [あお☆まる]
「あぁ…ありがとう。」
「…クロは愛子のお嫁さん姿を見るのが夢だったんじゃないの?」
「…そうだよ。けど実際現実になるとまだ早いって気持ちになるな…」
:08/12/27 04:17 :812SH :☆☆☆
#95 [あお☆まる]
「ふふふ…。」
マリエは
クロを見ながら笑う
クロは少し
不機嫌な顔をして
マリエを見る
「……なんだよ」
:08/12/27 04:19 :812SH :☆☆☆
#96 [あお☆まる]
「クロは、愛子が大好きなんだなぁーって!本当は…もうちゃんと覚悟出来てるのよね?」
「…結婚をごねるのって最後の親父の我が儘だけど、素直にはやりたくないんだよ。……はぁー」
マリエの手を握る
:08/12/27 04:43 :812SH :☆☆☆
#97 [あお☆まる]
「…マリエの親父もこんな気分だったんかなぁ…」
「ふふふ。そうかもね」
…………………………………………………
:08/12/27 04:45 :812SH :☆☆☆
#98 [あお☆まる]
…お父さん
達也との結婚
認めてくれないのかなぁ
「はぁ……」
達也に会いたいな…
「あーこ」
やばいなぁ…
幻聴まで聞こえてきた
:08/12/27 04:50 :812SH :☆☆☆
#99 [あお☆まる]
そうボーと
思っていたら
いきなり抱きしめられる
「!!」
「無視してんじゃねーよ。こんにゃろ」
:08/12/27 04:52 :812SH :☆☆☆
#100 [あお☆まる]
「あっ、あれ?だって今日来るの夕方じゃあ…」
「…夕方まで、待てなかったんだよ。はぁ……会いたかった」
達也の
抱きしめる腕に
力が入る
:08/12/27 04:55 :812SH :☆☆☆
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