先生の言うとおりB
最新 最初 全
#54 [あお☆まる]
愛子お母さんの
フォローお陰でやっと
家に入る事が出来た
「はい。お飲みになって?」
そう言って
ちょっとしたお菓子とお茶が出される
:08/12/13 03:54 :812SH :☆☆☆
#55 [あお☆まる]
「あの…これ、つまらない物なんですが…」
菓子折りを、お父さんに向かって差し出すが
こっちを見ようともせず
ただお茶を飲んでいる
「…やっぱり、マリエの入れたお茶はうまいな」
:08/12/13 03:56 :812SH :☆☆☆
#56 [あお☆まる]
……無視ですか?
見兼ねたお母さんが
呆れた顔をしながら、変わりに受け取ってくれる
「…しょうがないんだから……達也君ごめんなさいね?菓子折りわざわざありがとう。」
:08/12/13 03:59 :812SH :☆☆☆
#57 [あお☆まる]
「……本当にパパなんだよね……?」
「うん。…寂しい思いさせて…ごめんな?」
…喋れるじゃんか…
…でも本当に
なんで…今まで一度も
愛子に会いに来なかったんだ……?
:08/12/13 04:02 :812SH :☆☆☆
#58 [あお☆まる]
こんなに
親バカ丸出しなら
例え離婚したとしても、
会いに来てても変じゃないのに…
ってか…二人さっき
キスしてたよな?
なんで…離婚した二人が久しぶりに会ってキス?
俺の頭にハテナマークが無数浮かんだ時
その話しを始めたのは
ずっと口をつぐんでいた
愛子だった
:08/12/13 04:06 :812SH :☆☆☆
#59 [あお☆まる]
:08/12/13 04:11 :812SH :☆☆☆
#60 [あお☆まる]
「パパ……愛子とお母さんの事…愛してる?」
愛子は弱々しく
手に力を入れて一言、一言丁寧に問い掛ける
「あぁ…。お前達の事、心から愛してる」
そう答えた瞳には
嘘は一つもなかった
:08/12/14 13:24 :812SH :☆☆☆
#61 [あお☆まる]
「じゃあ…なんで…」
「愛子、その話しは…」
と母親が言うのを
父親が止める
「いいんだ。マリエ…ちゃんと話さなきゃな」
:08/12/14 13:28 :812SH :☆☆☆
#62 [あお☆まる]
「俺の両親はな、二人共癌でなくなった。そして人を愛する事に臆病になってた俺の前にマリエが現れた。そして愛子が生まれた。そんな時…俺は癌に犯されたんだ」
「え……」
言葉を失う愛子
愛子はその事実を知らなかったらしい
:08/12/15 03:12 :812SH :☆☆☆
#63 [あお☆まる]
少し震えている…
俺は、
そんな愛子の小さい手を
両親にばれないように
テーブルの下で
そっと握った
「俺はお前達に…俺が苦しむ姿を見せたくなかった。死ぬ…姿も。だから、一人家を出て必ず病気を治して戻ると約束したんだ。」
:08/12/15 03:17 :812SH :☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194