本当にあった×××な話
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#149 [ゆーちん]
…………。


………。


……。


…。


…あれ?


起きてみると見事に授業は終わり、クラスの全員がいなかった。


あ、次の授業は移動教室なんだ。


もぅ!


亜紀起こしてよーっ。


なんて思いながら携帯電話を見てみると亜紀からメールが来ていた。

⏰:08/12/04 21:17 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#150 [ゆーちん]
《由美、爆睡しすぎ〜!声かけても全然起きないから置き去りにしちゃった。怒んないでよー?》


…私、そんな爆睡してたんだ。


おかげで超スッキリ。


んー、授業なんか出たくないし…。


はるちゃんは授業中。


屋上は雨で使えない。


食堂でプリンでも食べよっかな。

⏰:08/12/04 21:17 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#151 [ゆーちん]
ウチの学校の食堂は安いし美味しいし生徒から大人気。


食堂のおばちゃんも、生徒の味方だから、授業サボる時は先生に内緒でかくまってくれる。


なので食堂に行く事にした。


《今起きた。食堂でサボるね!》


亜紀にメールしてから、食堂に向かった。

⏰:08/12/04 21:18 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#152 [ゆーちん]
「おばちゃーん!」

「はいはい。おサボりですか?」


4〜5人のおばちゃんが、のほほんとした笑顔で迎えてくれた。


「助けて〜。」

「もぉー、由美ちゃん留年しても知らないよ?」


おばちゃんとのお喋りは癒される。


「だってー、雨だし授業なんてやってらんないよ。」


そう言った直後、

「同感!!」

と、元気な声が私の後ろから聞こえた。

⏰:08/12/04 21:20 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#153 [ゆーちん]
慌てて振り返ると、

「飯田先輩!?」

がいた。


私は驚きながら飯田先輩をマジマジと見た。


「あれ?君、俺の名前なんで知ってんの?」

「あ、えっと…」


飯田先輩。


本名、飯田雅志。


はるちゃんの…お客さん。

⏰:08/12/04 21:21 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#154 [ゆーちん]
「あ、俺のファン?」


飯田先輩が笑った。


「違いますーっ!」


私も笑った。


おばちゃんが続けて言った。


「雅志くんは食堂じゃ有名だからね。」


…え?


そうなの?


すると飯田先輩は言った。


「え?そうなの?」


…同じリアクションかよ。

⏰:08/12/04 21:21 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#155 [ゆーちん]
「へぇー。俺有名人なんだ!なんか嬉しい。だから君は俺の事知ってたんだぁ?」

「あ、はい。そうなんです。」


本当はそんな噂があるなんて今、知ったんだけどね。


まぁ、ここは上手くごまかせた。


おばちゃんありがとう!

⏰:08/12/04 21:22 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#156 [ゆーちん]
「君、お名前は?」

「由美です」

「由美ちゃん。よろしくー!」


ニカッと笑う飯田先輩。


どうして、はるちゃんにお金払ってSEXするんだろう?


そのルックスと明るい性格なら彼女なんてすぐできそうなのに。

⏰:08/12/04 21:23 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#157 [ゆーちん]
ま、どうでもいっか!


「あ、おばちゃん。俺、杏仁豆腐食べたい。」

「200円。」

「あ、私プリン。」

「はい、プリンは100円。」


おばちゃんは冷蔵庫から杏仁豆腐とプリンを出してきた。


何となくの流れで、飯田先輩と同じテーブルに向かい合わせで座る事に。

⏰:08/12/04 21:24 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#158 [ゆーちん]
「いただきまーす!」

「い、いただきます。」


飯田先輩は子供のような笑顔で杏仁豆腐を食べ始めた。


「…うん!うめぇ。」

「美味しっ。」


それぞれ食べながら二人で色んな話をした。

⏰:08/12/04 21:25 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


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