本当にあった×××な話
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#165 [ゆーちん]
「ふーん…。」
「…え?何ですか?」
飯田先輩はいきなり真顔になり、私をジーッと見つめてきた。
さっきまでのチャラチャラした感じが嘘みたい。
「由美ちゃんさぁ…」
「はい?」
「セフレにならない?」
「…えぇ??」
:08/12/04 21:32 :SH901iC :7nsCA4C.
#166 [ゆーちん]
「金は払えないけど、何か由美ちゃんとヤリたいかも。」
「え?いや…あの…えーっとですね…。」
…はるちゃんの客とセフレですか?
想定外なお誘い…。
どうするべき?
「ダメかな?」
「いや…あの…。」
:08/12/04 21:33 :SH901iC :7nsCA4C.
#167 [ゆーちん]
テンパっていると飯田先輩の一撃が…。
「わかった。じゃあ5千円で!」
「5千円?」
…安っ。
いや、別にオヤジじゃないからただでセックスしてもいいんだけど…。
はるちゃんの客だし。
でも金くれるって言ってるし…。
ん〜。
:08/12/04 21:34 :SH901iC :7nsCA4C.
#168 [ゆーちん]
あぁーっ!
もう考えるの面倒!
「いい…ですよ。」
「マジ?」
「…はい。」
「よしっ!そうと決まれば学校出よう!ね?」
「え?」
飯田先輩は子供みたいに喜んでいた。
…そんなにセックスしたいの?
なんか笑っちゃう。
:08/12/04 21:35 :SH901iC :7nsCA4C.
#169 [ゆーちん]
「忘れ物ない?」
「あ、うん。ない」
「よしっ!おばちゃーん、俺ら帰るわ!ごちそうさま。」
「あ、ごちそうさま。」
飯田先輩は私の手を取り、食堂を抜け出した。
:08/12/04 21:36 :SH901iC :7nsCA4C.
#170 [ゆーちん]
「先輩?」
「何?」
「カバンは?」
私は教室から食堂に移動する時、全てカバンに詰めて持ってきた。
けど飯田先輩は手ブラ。
「俺、学校にカバンなんて持ってきた事ないよ!」
…なんてラフな人。
でもこれくらいラフな方が、私としては付き合いが楽だから嬉しいけどね。
:08/12/04 21:37 :SH901iC :7nsCA4C.
#171 [ゆーちん]
校門を抜け、私達は手を繋いだまま繁華街を歩く。
「先輩!ホテルですか?私、今日手持ち少なくて‥」
そう言いかけると、先輩は私の言葉を遮り、
「俺も金ねぇから俺んち行こっか!」
と笑いながら言った。
:08/12/04 21:38 :SH901iC :7nsCA4C.
#172 [ゆーちん]
「家ですか?」
客の家に行くのは初めて。
そもそも飯田先輩を客として見てもいいのだろうか?
お金も貰っていいのか、わからない。
はるちゃんの客じゃなかったとしても…迷いどころだ。
:08/12/04 21:39 :SH901iC :7nsCA4C.
#173 [ゆーちん]
「到着〜!」
どうしようか考えていると飯田先輩の家についてしまった。
誰もいない飯田先輩の家はなんだか優しい匂いがする。
飯田先輩の部屋はもっと優しい匂い。
「雨に濡れて気持ち悪いな。」
「シャワー浴びて来たらどうですか?」
「んー、じゃあ浴びてくる。適当にテレビ見て待ってて。」
:08/12/04 21:41 :SH901iC :7nsCA4C.
#174 [ゆーちん]
そう言って飯田先輩は部屋を出て行った。
私も濡れて気持ち悪かった靴下を脱ぎ捨てた。
《亜紀ごめん。何か体調悪いから帰るね。》
待っている間、亜紀にメールを送った。
嘘…ついちゃったな。
亜紀、ごめんね。
:08/12/04 21:42 :SH901iC :7nsCA4C.
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