本当にあった×××な話
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#389 [ゆーちん]
「先輩?」

「ん?」

「今日も家行っていいですか?」

「アハハ。いいけど…由美ちゃん盛りすぎじゃない?」


最近では先輩からじゃなく、私から誘う方が多い気がする。


先輩も嫌がらずに抱いてくれる。


こうやって毎日が過ぎて行った。


だんだん青木さんの事も忘れかけ、確実に先輩へと気持ちが傾いていた。

⏰:08/12/07 18:41 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#390 [ゆーちん]
でも絶対に結ばれないんだろう、って思っているから、恋人になりたいだなんて言わない。


今のままでいい。


このまま時間が過ぎて、この感情が薄れていくのを待つしかないんだ。

⏰:08/12/07 18:41 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#391 [ゆーちん]
先輩はもうすぐ卒業。


卒業すれば会えなくなるだろうから、このままでいい。


卒業すればもう会わない。


いつかこの感情は枯れ果てるだろう。


そうやって時間は過ぎていった。

⏰:08/12/07 18:42 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#392 [ゆーちん]
■□■□■□■

南の島

■□■□■□■

⏰:08/12/07 18:43 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#393 [ゆーちん]
「ねぇ、由美ちゃん。」

「ん?」

「俺の事どう思ってる?」


先輩はいきなり問いかけてきた。


「へ?」


今日もSEXして、二人とも満足して、ベットで寝転がってた。


いつも通りだったのに…。

⏰:08/12/07 18:43 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#394 [ゆーちん]
「俺、由美ちゃんの事、好きだったの知ってた?」

「…え。」

「付き合いたかったけど、こんな関係だし無理だってわかってた。」

「…嘘。」

「でも俺頑張ってた。由美ちゃんの事ずっと見てた。」


まさかの告白だった。


私たち、付き合えてたの?

⏰:08/12/07 18:43 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#395 [ゆーちん]
「でね、見てるうちにわかってきちゃった。」

「…何が?」

「由美ちゃんには好きな人がいるんだって。」


そういわれた瞬間、迷いもなく青木さんの顔が頭に浮かんだ。


「好きな人がいるなら、もうこんなことしちゃダメだよ。俺ら今日でおしまいにしよう。」

⏰:08/12/07 18:44 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#396 [ゆーちん]
私と先輩の関係はこうして終わった。


呆気ない物だった。


涙が出た。


でも、自業自得だ。


もう元には戻れない。


以来、学校で会ってもほとんど話さなくなった。

⏰:08/12/07 18:45 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#397 [ゆーちん]
すべてが終わってしまった。


結局、先輩に私ははるちゃんのパートナーだった事も言えぬまま。


あなたが気になっていたの、好意を持っていたのとも言えぬまま。


この仕事で、何か変わる事ができたと思ったのに…。


何も変わらなかった。


また退屈な日々に戻る。


もう、それでもいい。


もう、なんだっていい。


もう…。

⏰:08/12/07 18:45 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


#398 [ゆーちん]
からっぽ状態の私は学校帰り、コンビニに立ち寄った。


このコンビニで青木さんと、よく待ち合わせしたなぁ…。


谷口に目撃されたっけ。


懐かしい。


雑誌コーナーに行き、teen向け雑誌を読んでいると、旅行特集されていた。

⏰:08/12/07 18:46 📱:SH901iC 🆔:JoXzO7f2


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