本当にあった×××な話
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#134 [ゆーちん]
俺の言葉への反応を待っていると、石田とはるな先生が目を見合わせて笑い始めた。


「アハハハ!」


え?


何?


何で笑ってんだ?


「何がおかしいんだ?松中先生まで!」

「そっか。谷口先生に見られてたんだ!」

「だからコンビニで待ち合わせはダメって言ったでしょ?由美ちゃんドジ〜!」


…はぁ?


何だこの二人は!

⏰:08/12/04 17:00 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#135 [ゆーちん]
〔由美〕


何を言い出すかと思えば…そんな事か。


でも見られたのが、はるちゃんの客でよかったよ。


もし女の先生だと面倒だしね。



「どういう事だ?」


谷口は相当焦っているようだ。


「どうもこうも…お互い弱みを握り合ってるんですからチクりっこ無しですよ?」


私はニッと笑って谷口の腕をポンポンと叩いた。

⏰:08/12/04 17:01 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#136 [ゆーちん]
「…弱み?」

「先生が見た男の人、私の彼氏じゃないの。」

「え?じゃあお兄さんか?」

「ううん。SEXしてお金もらう相手。援交の客だよ。」

「なっ…!援交?」

⏰:08/12/04 17:02 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#137 [ゆーちん]
案の定、目が飛び出るくらい谷口は驚いてた。


なんだか楽しくて笑いが止まらない。


「昨日もね激しかったんだよ〜?ホテルのお風呂が超豪華で2回もお風呂でヤッちゃったよ。」

「えー!?お風呂で?」

⏰:08/12/04 17:02 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#138 [ゆーちん]
「うん!青木さんのHは本当エロい。」

「想像つかないよ。」


私が笑うとはるちゃんも笑う。


だけど別世界にいるような顔をした人が一人。

⏰:08/12/04 17:03 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#139 [ゆーちん]
「え?ちょっ…何で松中先生が面白がってんすか?」


谷口だ。


「だって昨日由美ちゃんが相手した人、私の友達なんです!」

「あ…なるほど。じゃなくて!生徒が援交ですよ?注意しないと。」」

「先生に私の事、注意する権利なんてあんの?」

「…え?」

「谷口先生、私達には由美ちゃんに注意する権利ないと思います。」

⏰:08/12/04 17:04 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#140 [ゆーちん]
「谷口先生。もうわかるでしょ?」

「…まさか。」


谷口は青ざめた顔で、はるちゃんの方を見た。


そんな谷口とは正反対の笑顔で、はるちゃんは言う。

⏰:08/12/04 17:05 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#141 [ゆーちん]
「私のパートナーの石田由美ちゃんをどうぞよろしくぅ!」


はるちゃんの紹介に、私も調子を合わせた。


「よろしくね〜!谷・口・先・生っ!」

「なるほど。弱み…か。」

「お互いSEX系の弱みだと、裏切られにくいもんね、先生っ!」

「はぁ…石田にはやられたな。」


谷口は大きな溜め息を零した。

⏰:08/12/04 17:05 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#142 [ゆーちん]
「で?本当は最初から私に用なんてなかったんでしょ?青木さんの事も後付けだ。」


と、私。


「また依頼ですか?」


と、はるちゃん。


「あ…はい。お願いしようと思って来たんですけど…萎えたんで今日はいいです。」

⏰:08/12/04 17:06 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#143 [ゆーちん]
「えぇ〜?もしかして私のせい?」

「由美ちゃんのせいで仕事減っちゃったじゃないの!」


はるちゃんは怒ったフリして笑ってた。


笑うのか怒るのか、どっちかにしてよね〜。


「ごめんごめん!」

「はるな先生、またお願いします。」


そう言って谷口は肩を落とし、音楽室を出て行った。

⏰:08/12/04 17:07 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


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