本当にあった×××な話
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#146 [ゆーちん]
その日は朝から雨だった。
憂鬱な気分で授業を受ける。
はるちゃんも授業が忙しいらしく、仕事はないみたい。
援交相手のオヤジから、お誘いメールが来るけれど…大嫌いな雨の日だと気分が上がらないので断っていた。
:08/12/04 21:13 :SH901iC :7nsCA4C.
#147 [ゆーちん]
…あ、青木さん、何してんだろ。
別に青木さんに会いたいとかヤリたいとかって訳じゃないんだけど。
とりあえずメールをしてみた。
《雨、嫌ですね…。青木さん仕事中かな?》
送信して3分もしない内に返事が来た。
:08/12/04 21:14 :SH901iC :7nsCA4C.
#148 [ゆーちん]
《今日は営業周りなんだ。今カフェで雨宿り中。》
《こんな日に営業なんて大変ですね。》
《そうなんだよ。ごめん、小雨になってきたから仕事戻る。またな。》
…なーんだ。
つまんない。
「ハァ。」
大きく溜め息をつき、谷口の授業を放棄した私は夢の中へと旅立った。
:08/12/04 21:15 :SH901iC :7nsCA4C.
#149 [ゆーちん]
…………。
………。
……。
…。
…あれ?
起きてみると見事に授業は終わり、クラスの全員がいなかった。
あ、次の授業は移動教室なんだ。
もぅ!
亜紀起こしてよーっ。
なんて思いながら携帯電話を見てみると亜紀からメールが来ていた。
:08/12/04 21:17 :SH901iC :7nsCA4C.
#150 [ゆーちん]
《由美、爆睡しすぎ〜!声かけても全然起きないから置き去りにしちゃった。怒んないでよー?》
…私、そんな爆睡してたんだ。
おかげで超スッキリ。
んー、授業なんか出たくないし…。
はるちゃんは授業中。
屋上は雨で使えない。
食堂でプリンでも食べよっかな。
:08/12/04 21:17 :SH901iC :7nsCA4C.
#151 [ゆーちん]
ウチの学校の食堂は安いし美味しいし生徒から大人気。
食堂のおばちゃんも、生徒の味方だから、授業サボる時は先生に内緒でかくまってくれる。
なので食堂に行く事にした。
《今起きた。食堂でサボるね!》
亜紀にメールしてから、食堂に向かった。
:08/12/04 21:18 :SH901iC :7nsCA4C.
#152 [ゆーちん]
「おばちゃーん!」
「はいはい。おサボりですか?」
4〜5人のおばちゃんが、のほほんとした笑顔で迎えてくれた。
「助けて〜。」
「もぉー、由美ちゃん留年しても知らないよ?」
おばちゃんとのお喋りは癒される。
「だってー、雨だし授業なんてやってらんないよ。」
そう言った直後、
「同感!!」
と、元気な声が私の後ろから聞こえた。
:08/12/04 21:20 :SH901iC :7nsCA4C.
#153 [ゆーちん]
慌てて振り返ると、
「飯田先輩!?」
がいた。
私は驚きながら飯田先輩をマジマジと見た。
「あれ?君、俺の名前なんで知ってんの?」
「あ、えっと…」
飯田先輩。
本名、飯田雅志。
はるちゃんの…お客さん。
:08/12/04 21:21 :SH901iC :7nsCA4C.
#154 [ゆーちん]
「あ、俺のファン?」
飯田先輩が笑った。
「違いますーっ!」
私も笑った。
おばちゃんが続けて言った。
「雅志くんは食堂じゃ有名だからね。」
…え?
そうなの?
すると飯田先輩は言った。
「え?そうなの?」
…同じリアクションかよ。
:08/12/04 21:21 :SH901iC :7nsCA4C.
#155 [ゆーちん]
「へぇー。俺有名人なんだ!なんか嬉しい。だから君は俺の事知ってたんだぁ?」
「あ、はい。そうなんです。」
本当はそんな噂があるなんて今、知ったんだけどね。
まぁ、ここは上手くごまかせた。
おばちゃんありがとう!
:08/12/04 21:22 :SH901iC :7nsCA4C.
#156 [ゆーちん]
「君、お名前は?」
「由美です」
「由美ちゃん。よろしくー!」
ニカッと笑う飯田先輩。
どうして、はるちゃんにお金払ってSEXするんだろう?
そのルックスと明るい性格なら彼女なんてすぐできそうなのに。
:08/12/04 21:23 :SH901iC :7nsCA4C.
#157 [ゆーちん]
ま、どうでもいっか!
「あ、おばちゃん。俺、杏仁豆腐食べたい。」
「200円。」
「あ、私プリン。」
「はい、プリンは100円。」
おばちゃんは冷蔵庫から杏仁豆腐とプリンを出してきた。
何となくの流れで、飯田先輩と同じテーブルに向かい合わせで座る事に。
:08/12/04 21:24 :SH901iC :7nsCA4C.
#158 [ゆーちん]
「いただきまーす!」
「い、いただきます。」
飯田先輩は子供のような笑顔で杏仁豆腐を食べ始めた。
「…うん!うめぇ。」
「美味しっ。」
それぞれ食べながら二人で色んな話をした。
:08/12/04 21:25 :SH901iC :7nsCA4C.
#159 [ゆーちん]
「飯田先輩って今3年ですよね?進路どうするんですか?」
「ん〜?わかんない。」
「えっ?」
「ずーっと高校生でいたいなぁー!」
「自主留年?」
「あ、それいいね!」
私と先輩は声を上げて笑った。
:08/12/04 21:26 :SH901iC :7nsCA4C.
#160 [ゆーちん]
「飯田先輩、彼女いますか?」
「彼女いらねぇ。めんどくさいじゃん。」
「へぇー。」
「由美ちゃんは?」
「私もいらないです。めんどくさいし。」
「だろ?じゃあさー超ムラムラしちゃったら女の子はどうするの?」
ニヤニヤと問い掛ける先輩。
「ムラムラ?…そんな気分なりません。」
:08/12/04 21:26 :SH901iC :7nsCA4C.
#161 [ゆーちん]
「え?じゃあ由美ちゃんってまだ純潔?」
「どう思いますか?」
笑顔の飯田先輩とは逆に、私は真顔。
飯田先輩ってのはテンションの高い人だ。
「…処女だ!」
「ブッブー。残念ながら援交とかしちゃってまーす。」
シラッと言う私に飯田先輩はビックリしてた。
:08/12/04 21:27 :SH901iC :7nsCA4C.
#162 [ゆーちん]
「えぇ?」
「意外ですか?」
「超意外!」
「よく言われます。」
「何で?やっぱ金がいるの?」
「まぁそんな感じです。」
:08/12/04 21:28 :SH901iC :7nsCA4C.
#163 [ゆーちん]
「そっか…。実は俺も金払ってセックスしてる女の人いるんだよね。その女の人って…はるちゃんなの!内緒だよ?」
なんかドキッとした。
「そうなんですか。」
はるちゃんの事、自分から言ってくるなんて…。
:08/12/04 21:29 :SH901iC :7nsCA4C.
#164 [ゆーちん]
「セフレはいるんだけど、はるちゃんには金払う価値があるんだよな…。やべっ!はるちゃんとヤリたくなっちゃった!アハハ〜。」
このチャラチャラしたキャラなんとかなんないの?
まぁ、面白いからいいけど。
「そうなんですか。」
「…驚かないの?」
「人それぞれですからね。」
はるちゃんと組んでる事は絶対に言わない。
:08/12/04 21:30 :SH901iC :7nsCA4C.
#165 [ゆーちん]
「ふーん…。」
「…え?何ですか?」
飯田先輩はいきなり真顔になり、私をジーッと見つめてきた。
さっきまでのチャラチャラした感じが嘘みたい。
「由美ちゃんさぁ…」
「はい?」
「セフレにならない?」
「…えぇ??」
:08/12/04 21:32 :SH901iC :7nsCA4C.
#166 [ゆーちん]
「金は払えないけど、何か由美ちゃんとヤリたいかも。」
「え?いや…あの…えーっとですね…。」
…はるちゃんの客とセフレですか?
想定外なお誘い…。
どうするべき?
「ダメかな?」
「いや…あの…。」
:08/12/04 21:33 :SH901iC :7nsCA4C.
#167 [ゆーちん]
テンパっていると飯田先輩の一撃が…。
「わかった。じゃあ5千円で!」
「5千円?」
…安っ。
いや、別にオヤジじゃないからただでセックスしてもいいんだけど…。
はるちゃんの客だし。
でも金くれるって言ってるし…。
ん〜。
:08/12/04 21:34 :SH901iC :7nsCA4C.
#168 [ゆーちん]
あぁーっ!
もう考えるの面倒!
「いい…ですよ。」
「マジ?」
「…はい。」
「よしっ!そうと決まれば学校出よう!ね?」
「え?」
飯田先輩は子供みたいに喜んでいた。
…そんなにセックスしたいの?
なんか笑っちゃう。
:08/12/04 21:35 :SH901iC :7nsCA4C.
#169 [ゆーちん]
「忘れ物ない?」
「あ、うん。ない」
「よしっ!おばちゃーん、俺ら帰るわ!ごちそうさま。」
「あ、ごちそうさま。」
飯田先輩は私の手を取り、食堂を抜け出した。
:08/12/04 21:36 :SH901iC :7nsCA4C.
#170 [ゆーちん]
「先輩?」
「何?」
「カバンは?」
私は教室から食堂に移動する時、全てカバンに詰めて持ってきた。
けど飯田先輩は手ブラ。
「俺、学校にカバンなんて持ってきた事ないよ!」
…なんてラフな人。
でもこれくらいラフな方が、私としては付き合いが楽だから嬉しいけどね。
:08/12/04 21:37 :SH901iC :7nsCA4C.
#171 [ゆーちん]
校門を抜け、私達は手を繋いだまま繁華街を歩く。
「先輩!ホテルですか?私、今日手持ち少なくて‥」
そう言いかけると、先輩は私の言葉を遮り、
「俺も金ねぇから俺んち行こっか!」
と笑いながら言った。
:08/12/04 21:38 :SH901iC :7nsCA4C.
#172 [ゆーちん]
「家ですか?」
客の家に行くのは初めて。
そもそも飯田先輩を客として見てもいいのだろうか?
お金も貰っていいのか、わからない。
はるちゃんの客じゃなかったとしても…迷いどころだ。
:08/12/04 21:39 :SH901iC :7nsCA4C.
#173 [ゆーちん]
「到着〜!」
どうしようか考えていると飯田先輩の家についてしまった。
誰もいない飯田先輩の家はなんだか優しい匂いがする。
飯田先輩の部屋はもっと優しい匂い。
「雨に濡れて気持ち悪いな。」
「シャワー浴びて来たらどうですか?」
「んー、じゃあ浴びてくる。適当にテレビ見て待ってて。」
:08/12/04 21:41 :SH901iC :7nsCA4C.
#174 [ゆーちん]
そう言って飯田先輩は部屋を出て行った。
私も濡れて気持ち悪かった靴下を脱ぎ捨てた。
《亜紀ごめん。何か体調悪いから帰るね。》
待っている間、亜紀にメールを送った。
嘘…ついちゃったな。
亜紀、ごめんね。
:08/12/04 21:42 :SH901iC :7nsCA4C.
#175 [ゆーちん]
20分程して飯田先輩がスッキリした顔で戻ってきた。
「由美ちゃんもシャワー使う?」
「ううん、大丈夫です。」
「ん、そっ。」
フーと溜め息をつきながら、私の隣に座って、濡れた髪をタオルでごしごししながら乾かしている。
:08/12/04 21:43 :SH901iC :7nsCA4C.
#176 [ゆーちん]
「綺麗な髪…。」
「え?」
「全然痛んでないですね。」
「あぁ…そう?」
先輩の綺麗な金色の髪はツヤツヤしている。
「羨ましいな。」
「由美ちゃんも綺麗な髪だよ?」
「近くで見るとすごく傷んでるんです。」
:08/12/04 21:44 :SH901iC :7nsCA4C.
#177 [ゆーちん]
「そうかな?」
飯田先輩は私の髪をスッと撫でた。
「…ね?ギシギシでしょ?」
「ん〜?別に…。」
そう言って、飯田先輩は私の髪にキスをした。
その後すぐに優しい目で私を見る。
「…。」
何も言葉が出ない。
…あ、くる。
私の予想は的中。
次の瞬間には、二人の唇がゆっくりと重なった。
:08/12/04 21:45 :SH901iC :7nsCA4C.
#178 [ゆーちん]
「ンッ…」
飯田先輩の温かい舌がゆっくり入ってきた。
「…ンアッ…ハァッ…」
息がこぼれる。
だんだん激しくなるキス。
…やばい。
濡れてきた。
「俺ウマいっしょ?」
小さく笑った先輩。
トロンとしてしまう。
飯田先輩のキスの魔法?
:08/12/04 21:46 :SH901iC :7nsCA4C.
#179 [ゆーちん]
「どう?」
「…もっと。」
「素直だね、由美ちゃん。」
飯田先輩は優しくハニかんだ。
オヤジの舌だと気持ち悪くて仕方ないのに飯田先輩の舌はなぜこんなに心地いの?
彼氏じゃないヤるだけの男。
援交の人達と同じなのに…。
青木さんと言い、飯田先輩と言い…私最近変だよね。
:08/12/04 21:47 :SH901iC :7nsCA4C.
#180 [ゆーちん]
「ンンッ…アッ…ハァンッ…せんぱ‥」
「ヤベッ、マジ…気持ち良い…」
1つになった私達。
先輩の指と舌で2回イった私。
私の口で1回イってくれた先輩。
快楽を求める人間に疲れなんてない。
:08/12/04 21:49 :SH901iC :7nsCA4C.
#181 [ゆーちん]
「アァァッ‥もっ…と…」
「ヤバイって…由美ちゃん…ッ…そんな…エロい顔するなよ…」
飯田先輩が照れてる。
なんか不思議。
「先ぱ…い…」
「ハァハァ…ッ、ん?」
「気持ち良い?」
:08/12/04 21:50 :SH901iC :7nsCA4C.
#182 [ゆーちん]
「だからー!」
「…え?」
「そんなエロい顔でそんな事聞くな!」
「どうして…」
「ハンパねぇくらい気持ち良いよ!そんな事イチイチ聞くな。イっちまいそうじゃんか…ったく。」
…素直に嬉しかった。
私、満足させてあげられてるんだね。
よかった。
:08/12/04 21:51 :SH901iC :7nsCA4C.
#183 [ゆーちん]
「先輩、イっていいよ…」
私は自分から腰を動かした。
「ちょーっ!由美ちゃん…待ってっ…」
「え?」
「俺、基本Sだからこんな事されるとテンパっちゃうんだ。」
「…いいじゃん。テンパっちゃうぐらい激しいセックスしたいんでしょ?」
:08/12/04 21:51 :SH901iC :7nsCA4C.
#184 [ゆーちん]
「マジかよ…」
飯田先輩は諦めの笑顔をこぼした。
だから私は頑張った。
飯田先輩がイくまで、自分がイきそうでも我慢して腰をふった。
「…ヤベッ…ンッ…イ‥くかも」
「…私も…ヤバいよ‥アァッ…」
「ありがとな。」
:08/12/04 21:52 :SH901iC :7nsCA4C.
#185 [ゆーちん]
そう言って、下で仰向けになっていた先輩は、上に乗ってた私を寝かせて上下逆になった。
「気絶すんなよ?」
「アハハ…どうかな?」
「…動くよ?」
私が首を縦にふる前に、飯田先輩はすでに動き始めていた。
:08/12/04 21:53 :SH901iC :7nsCA4C.
#186 [ゆーちん]
最初はゆっくり。
どんどん早く。
お決まりのパターンだけど気持ち良かったのは確か。
「アァァァ…アッ…無理…もぉ‥イッ…く…」
「ハァハァ…俺も…。イッちゃおっか…ね?」
:08/12/04 22:08 :SH901iC :7nsCA4C.
#187 [ゆーちん]
飯田先輩はそう言うと、ものすごく早く腰をふった。
「アァァァァァッ!!」
私の甲高い声が部屋中に響く。
飯田先輩は気持ち良さそうに早く早く腰をふる。
「アッアッ…無理…イくゥー……アアッ!!」
「締めんな…ッツ…アッ…」
私がイった後、飯田先輩もイった。
:08/12/04 22:09 :SH901iC :7nsCA4C.
#188 [ゆーちん]
「先輩?」
「…。」
ベットで横たわる私達。
先輩を呼んでも返事がない。
「…あれ?」
体を少し起こして先輩の顔を覗き込んだ。
…え、爆睡してるし。
気持ちよさそうな顔でぐっすり眠る先輩は子供みたいだった。
ヤリ終わるとすぐに寝る。
面白い人。
:08/12/04 22:11 :SH901iC :7nsCA4C.
#189 [ゆーちん]
帰ろうか悩んだけど、もう少しいる事にした。
なんだか居心地がいい。
先輩の部屋の中を色々見渡す。
床に漫画が5冊ほど無造作に置かれていた。
誰かに借りたのかな。
「あ、アルバム。」
戸棚を物色していると暇潰しできそうなアルバムがあった。
:08/12/04 22:13 :SH901iC :7nsCA4C.
#190 [ゆーちん]
ペリッ…
しばらく開けていなかったのだろう。
ページがめくりにくかった。
…そっか。
そのアルバムでなんとなく全て繋がった。
先輩には母親がいない。
家は結構な金持ち。
寂しさから女を金で買っている。
あくまで私の予想だけど、きっと間違いないよね。
:08/12/04 22:13 :SH901iC :7nsCA4C.
#191 [ゆーちん]
アルバムを閉じて戸棚にしまい、私はベットに戻った。
スヤスヤ眠る先輩にギュッと抱き着きたくなったから。
先輩の横に滑り込みギュッと抱き着いた。
「フフッ。」
「あ、ごめんなさい。起こしちゃいました?」
「うん。何?」
「あ、えっと…」
「甘えたくなったの?」
「…迷惑ですか?」
:08/12/04 22:14 :SH901iC :7nsCA4C.
#192 [ゆーちん]
そう言った私を飯田先輩は抱きしめ返してくれた。
「ちょうど良かった。俺も甘えたかったとこ。」
ギューッて抱きしめてくれた先輩の胸の中は、相変わらずの優しい匂い。
すごく安心する。
そのまま二人は眠りについた…。
:08/12/04 22:15 :SH901iC :7nsCA4C.
#193 [ゆーちん]
「…んっ。」
再び目を覚ました時、外は真っ暗だった。
「先輩、先輩!」
「…ん?」
眠そうな顔で私を見て笑ってくれた。
「私、帰ります。」
「え?もう帰るの?泊まっていきなよ。」
「いえ。明日も学校だし、帰りますね。」
:08/12/04 22:16 :SH901iC :7nsCA4C.
#194 [ゆーちん]
私は服を着て帰る支度を始めた。
「…由美ちゃん?」
後ろから寂しそうな声が聞こえたと思えば、優しく包み込まれた。
ギュッと強く私を抱きしめる飯田先輩の声は本当に寂しそうだ。
:08/12/04 22:17 :SH901iC :7nsCA4C.
#195 [ゆーちん]
「先輩?どうしました?」
「絶対また会ってね。」
「…はい!」
「これ、お金。」
後ろからお金を出された。
「いらないです。」
「何で?」
「貰う理由がないって言うか…。」
「ヤッたじゃん。」
「…とにかく、いらないです。」
「…そう。」
:08/12/04 22:18 :SH901iC :7nsCA4C.
#196 [ゆーちん]
きっと先輩にお金を貰ってしまうと後悔する。
何の後悔?
何なのかわからないけど、そんな気がした。
:08/12/04 22:18 :SH901iC :7nsCA4C.
#197 [ゆーちん]
窓の外を見ると雨は止んでいた。
…よかった。
…って、えぇ!?
「ちょっ…先輩!?」
いつの間にか、せっかく着た服を脱がされていた。
「いい加減雅志って呼んでくんない?」
「てゆーか…ダメ…ッ…ですよぉ…」
「感じてるくせに。」
:08/12/04 22:20 :SH901iC :7nsCA4C.
#198 [ゆーちん]
後ろから激しく胸を揉まれた。
…だめ。
感じちゃう。
「ダメで…す…」
先輩の右手がスカートをめくり、パンツ下げ、私の中に指を入れた。
「…アァッ!!」
:08/12/04 22:21 :SH901iC :7nsCA4C.
#199 [ゆーちん]
「気持ちいんだろ?」
「…アッ…ンッ…」
「…入れるよ?」
壁に手をつかされて、先輩は後ろから入れてきた。
「…アァ…ヤッ」
先輩の顔が見えない分、変に興奮してしまう私。
バックはいつもより感じてしまう体位。
:08/12/04 22:22 :SH901iC :7nsCA4C.
#200 [ゆーちん]
「アッ…由美ちゃ…ッ…」
先輩も快楽に溺れてくれているようだった。
あっという間に先輩の欲は私の中に出されたのだ。
「せっかく着替えたのにぃ…。」
「エヘヘッ、ごめん。」
「…気持ちよかった?」
「おう!」
「なら、いっか。」
:08/12/04 22:23 :SH901iC :7nsCA4C.
#201 [ゆーちん]
時々見せる先輩の悲しい顔についつい許してしまう。
母性本能が騒ぐのかな?
先輩が何しても憎めない。
私が服を整えるのを先輩は黙って見ていた。
整え終わり、私は立ち上がる。
「…雅志?」
「え?」
私が雅志と呼んだ事に驚いていた先輩。
そのすきにキスを軽く落とし私は先輩の部屋を出た。
:08/12/04 22:23 :SH901iC :7nsCA4C.
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