本当にあった×××な話
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#147 [ゆーちん]
…あ、青木さん、何してんだろ。


別に青木さんに会いたいとかヤリたいとかって訳じゃないんだけど。


とりあえずメールをしてみた。


《雨、嫌ですね…。青木さん仕事中かな?》


送信して3分もしない内に返事が来た。

⏰:08/12/04 21:14 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#148 [ゆーちん]
《今日は営業周りなんだ。今カフェで雨宿り中。》

《こんな日に営業なんて大変ですね。》

《そうなんだよ。ごめん、小雨になってきたから仕事戻る。またな。》


…なーんだ。


つまんない。


「ハァ。」


大きく溜め息をつき、谷口の授業を放棄した私は夢の中へと旅立った。

⏰:08/12/04 21:15 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#149 [ゆーちん]
…………。


………。


……。


…。


…あれ?


起きてみると見事に授業は終わり、クラスの全員がいなかった。


あ、次の授業は移動教室なんだ。


もぅ!


亜紀起こしてよーっ。


なんて思いながら携帯電話を見てみると亜紀からメールが来ていた。

⏰:08/12/04 21:17 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#150 [ゆーちん]
《由美、爆睡しすぎ〜!声かけても全然起きないから置き去りにしちゃった。怒んないでよー?》


…私、そんな爆睡してたんだ。


おかげで超スッキリ。


んー、授業なんか出たくないし…。


はるちゃんは授業中。


屋上は雨で使えない。


食堂でプリンでも食べよっかな。

⏰:08/12/04 21:17 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#151 [ゆーちん]
ウチの学校の食堂は安いし美味しいし生徒から大人気。


食堂のおばちゃんも、生徒の味方だから、授業サボる時は先生に内緒でかくまってくれる。


なので食堂に行く事にした。


《今起きた。食堂でサボるね!》


亜紀にメールしてから、食堂に向かった。

⏰:08/12/04 21:18 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#152 [ゆーちん]
「おばちゃーん!」

「はいはい。おサボりですか?」


4〜5人のおばちゃんが、のほほんとした笑顔で迎えてくれた。


「助けて〜。」

「もぉー、由美ちゃん留年しても知らないよ?」


おばちゃんとのお喋りは癒される。


「だってー、雨だし授業なんてやってらんないよ。」


そう言った直後、

「同感!!」

と、元気な声が私の後ろから聞こえた。

⏰:08/12/04 21:20 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#153 [ゆーちん]
慌てて振り返ると、

「飯田先輩!?」

がいた。


私は驚きながら飯田先輩をマジマジと見た。


「あれ?君、俺の名前なんで知ってんの?」

「あ、えっと…」


飯田先輩。


本名、飯田雅志。


はるちゃんの…お客さん。

⏰:08/12/04 21:21 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#154 [ゆーちん]
「あ、俺のファン?」


飯田先輩が笑った。


「違いますーっ!」


私も笑った。


おばちゃんが続けて言った。


「雅志くんは食堂じゃ有名だからね。」


…え?


そうなの?


すると飯田先輩は言った。


「え?そうなの?」


…同じリアクションかよ。

⏰:08/12/04 21:21 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#155 [ゆーちん]
「へぇー。俺有名人なんだ!なんか嬉しい。だから君は俺の事知ってたんだぁ?」

「あ、はい。そうなんです。」


本当はそんな噂があるなんて今、知ったんだけどね。


まぁ、ここは上手くごまかせた。


おばちゃんありがとう!

⏰:08/12/04 21:22 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#156 [ゆーちん]
「君、お名前は?」

「由美です」

「由美ちゃん。よろしくー!」


ニカッと笑う飯田先輩。


どうして、はるちゃんにお金払ってSEXするんだろう?


そのルックスと明るい性格なら彼女なんてすぐできそうなのに。

⏰:08/12/04 21:23 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


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