本当にあった×××な話
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#152 [ゆーちん]
「おばちゃーん!」

「はいはい。おサボりですか?」


4〜5人のおばちゃんが、のほほんとした笑顔で迎えてくれた。


「助けて〜。」

「もぉー、由美ちゃん留年しても知らないよ?」


おばちゃんとのお喋りは癒される。


「だってー、雨だし授業なんてやってらんないよ。」


そう言った直後、

「同感!!」

と、元気な声が私の後ろから聞こえた。

⏰:08/12/04 21:20 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#153 [ゆーちん]
慌てて振り返ると、

「飯田先輩!?」

がいた。


私は驚きながら飯田先輩をマジマジと見た。


「あれ?君、俺の名前なんで知ってんの?」

「あ、えっと…」


飯田先輩。


本名、飯田雅志。


はるちゃんの…お客さん。

⏰:08/12/04 21:21 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#154 [ゆーちん]
「あ、俺のファン?」


飯田先輩が笑った。


「違いますーっ!」


私も笑った。


おばちゃんが続けて言った。


「雅志くんは食堂じゃ有名だからね。」


…え?


そうなの?


すると飯田先輩は言った。


「え?そうなの?」


…同じリアクションかよ。

⏰:08/12/04 21:21 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#155 [ゆーちん]
「へぇー。俺有名人なんだ!なんか嬉しい。だから君は俺の事知ってたんだぁ?」

「あ、はい。そうなんです。」


本当はそんな噂があるなんて今、知ったんだけどね。


まぁ、ここは上手くごまかせた。


おばちゃんありがとう!

⏰:08/12/04 21:22 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#156 [ゆーちん]
「君、お名前は?」

「由美です」

「由美ちゃん。よろしくー!」


ニカッと笑う飯田先輩。


どうして、はるちゃんにお金払ってSEXするんだろう?


そのルックスと明るい性格なら彼女なんてすぐできそうなのに。

⏰:08/12/04 21:23 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#157 [ゆーちん]
ま、どうでもいっか!


「あ、おばちゃん。俺、杏仁豆腐食べたい。」

「200円。」

「あ、私プリン。」

「はい、プリンは100円。」


おばちゃんは冷蔵庫から杏仁豆腐とプリンを出してきた。


何となくの流れで、飯田先輩と同じテーブルに向かい合わせで座る事に。

⏰:08/12/04 21:24 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#158 [ゆーちん]
「いただきまーす!」

「い、いただきます。」


飯田先輩は子供のような笑顔で杏仁豆腐を食べ始めた。


「…うん!うめぇ。」

「美味しっ。」


それぞれ食べながら二人で色んな話をした。

⏰:08/12/04 21:25 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#159 [ゆーちん]
「飯田先輩って今3年ですよね?進路どうするんですか?」

「ん〜?わかんない。」

「えっ?」

「ずーっと高校生でいたいなぁー!」

「自主留年?」

「あ、それいいね!」


私と先輩は声を上げて笑った。

⏰:08/12/04 21:26 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#160 [ゆーちん]
「飯田先輩、彼女いますか?」

「彼女いらねぇ。めんどくさいじゃん。」

「へぇー。」

「由美ちゃんは?」

「私もいらないです。めんどくさいし。」

「だろ?じゃあさー超ムラムラしちゃったら女の子はどうするの?」


ニヤニヤと問い掛ける先輩。


「ムラムラ?…そんな気分なりません。」

⏰:08/12/04 21:26 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


#161 [ゆーちん]
「え?じゃあ由美ちゃんってまだ純潔?」

「どう思いますか?」


笑顔の飯田先輩とは逆に、私は真顔。


飯田先輩ってのはテンションの高い人だ。


「…処女だ!」

「ブッブー。残念ながら援交とかしちゃってまーす。」


シラッと言う私に飯田先輩はビックリしてた。

⏰:08/12/04 21:27 📱:SH901iC 🆔:7nsCA4C.


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