本当にあった×××な話
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#244 [ゆーちん]
今日は学校が休み。
家に帰って、夜に待ち侘びる食事会のために体力を備える事に。
ゆっくり睡眠を取って、お風呂に入って、髪を巻いて、大人っぽく化粧もする。
服装だって、普段は着ないようなとっておきの一張羅をまとった。
:08/12/05 20:56 :SH901iC :EaTN36f.
#245 [ゆーちん]
青木さんに会える。
その約束が私の気持ちを高ぶらせていく。
背伸びして、化粧や服装を大人っぽくした。
青木さんに少しでも子供扱いされないように背伸びしまくった。
だけど頭の片隅には、飯田先輩の悲しい顔がまとわりついている。
何でだろ。
青木さんと飯田先輩。
まったく対照的な人だけど、私の中ではあの二人が気になる存在と化してきている事を自覚し始めていた。
:08/12/05 21:00 :SH901iC :EaTN36f.
#246 [ゆーちん]
約束の19時前になった。
香水を付け、家を飛び出す。
家から待ち合わせの駅は近かったので、余裕を持って出発する事が出来た。
:08/12/05 21:01 :SH901iC :EaTN36f.
#247 [ゆーちん]
…あ。
「はるちゃん?」
「あ、由美ちゃん!可愛い格好だね〜。」
ってゆうか…
「はるちゃんの方が可愛いよ!見違えちゃったもん。」
いつもの雰囲気とは違い、すごく色っぽい。
「そう?変じゃない?」
「全然!すごく綺麗!」
『よかった〜』と喜ぶはるちゃんは本当に綺麗だった。
:08/12/05 21:13 :SH901iC :EaTN36f.
#248 [ゆーちん]
このはるちゃんを学校の客どもに見せてやりたい。
きっといつもの金額の倍、出すと思う。
…なんて、私ったら金の事ばかり考えるような意地汚い人間になっちゃったのかな?
そんな事を思いながら青木さんを待つ事に。
:08/12/05 21:14 :SH901iC :EaTN36f.
#249 [ゆーちん]
隣に並ぶのが嫌なぐらい、はるちゃんは綺麗。
ただでさえガキっぽいのに、余計に引き立ってしまう気がして落ち着かなかった。
「はる!由美ちゃん!」
私たちの前に一台の車が止まり、窓が開いたと思えば青木さんだった。
:08/12/05 21:20 :SH901iC :EaTN36f.
#250 [ゆーちん]
「青木君、久しぶりだね。」
「だな!由美ちゃんも久しぶり。」
「お久しぶりです。」
「とりあえず乗って。」
私とはるちゃんは青木さんの車に乗り込み、車は発車した。
:08/12/05 21:21 :SH901iC :EaTN36f.
#251 [ゆーちん]
10分ほど走っただろうか。
すごくお洒落なお店に着いた。
店に入ると店員が、
「青木様、いらっしゃいませ。」
と深々と頭を下げた。
常連中の常連なんだろうな〜って思いながら、案内係について行った。
:08/12/05 21:23 :SH901iC :EaTN36f.
#252 [ゆーちん]
普通の席とは違い、特別な席に通された。
席に着き、はるちゃんは青木さんに聞いていた。
「青木君、何なのここ?」
「あぁ、VIP席。」
「マジ?」
はるちゃんと一緒に笑うしかなかった。
すごく豪華で異空間って感じ。
私には似合わない。
:08/12/05 21:25 :SH901iC :EaTN36f.
#253 [ゆーちん]
「由美ちゃん、緊張しなくて良いよ。」
「あ、はい。」
「いつも通りでいいんだよ。」
ニコッと笑ってくれた青木さんに私もつられて笑った。
「あ、はるはいつも通りじゃダメだからな?」
「わかってるわよ」
どういう意味かわからなかったけど、5分後に理解ができた。
:08/12/05 21:25 :SH901iC :EaTN36f.
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