本当にあった×××な話
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#317 [ゆーちん]
すっごく気まずい雰囲気が流れた。


「何?由美お二人と知り合い?」


亜紀が言った。


「あ、えっと…飯田先輩とはお友達で…えっと〜、こちらの方は‥」


ゆうとくんのこと、説明のしようが無いよ。

⏰:08/12/06 12:10 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#318 [ゆーちん]
「え?由美ちゃんとゆうと、知り合いなの?」

「いや…えーっと‥」

「知り合いって訳じゃないけど…顔見知りって感じだよね?」


ゆうとくんが言った。


あぁ…。


やっぱりあの日、私の顔バッチリ見られてたんだ…。


最悪。

⏰:08/12/06 12:10 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#319 [ゆーちん]
「まぁ…そんな感じです…よね?たぶん。」


引きつった笑顔をゆうとくんに見せた。


「ふ〜ん。じゃ、ゆうと行こっか。」

「うん。」

「じゃあ由美ちゃんまたね。」

「うん、バイバイ。」

⏰:08/12/06 12:11 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#320 [ゆーちん]
飯田先輩とゆうとくんが立ち去ったあと、もちろん亜紀に色々聞かれた。


なんとか誤魔化したけど、亜紀にまた嘘ついちゃったよ。


もう嘘をつく事に抵抗なくなってきてしまった自分がいる。


なんかそういうの…嫌かも。

⏰:08/12/06 12:14 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#321 [ゆーちん]
放課後。


飯田先輩から『放課後に会おう。』と言われたので、私は先輩の家に向かった。


ピーンポーン…


応答なし。


先輩はまだ帰って来ていない。


…どこかで待ち合わせすればよかったな。


そんなことを思いながら、先輩の家に近くでしゃがみ込んで待った。

⏰:08/12/06 12:15 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#322 [ゆーちん]
しばらく待っていると先輩が帰ってきた。


「由美ちゃん、お待たせ。」

「ううん。」

「中入って。」


そんなこんなで、先輩の家に入った。


相変わらずの先輩の家。


ひとりぼっちで…こんな広い家に住んでると思うと私まで悲しくなる。

⏰:08/12/06 12:16 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#323 [ゆーちん]
適当に座り先輩は音楽を掛けてくれた。


「由美ちゃん。」

「ん?」

「ゆうととはどういう関係なの?」

「別に変な関係じゃないよ?」


先輩にははるちゃんとの関係は言ってない。


だからゆうとくんのこと説明できない。

⏰:08/12/06 12:17 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#324 [ゆーちん]
「俺みたいな関係じゃないよな?」

「あ、うん。ありえないから!」

「そっか。ならいいけど。」

「もしそうだったらどうしてたの?」

「ゆうととは関係持たないで、って由美ちゃんに土下座してたかも。」

「えぇ。なんでそこまで?」

⏰:08/12/06 12:17 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#325 [ゆーちん]
「ゆうとだけには由美ちゃん取られたくないよ。」


…ん?


それって?


「どういう意味ですか?」

「ゆうとには内緒だぞ?」

「うん。」

⏰:08/12/06 12:18 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


#326 [ゆーちん]
「あいつも、はるちゃんの客なんだ。俺もそうじゃん?ゆうとは俺がはるちゃんの客って事は知らないみたいだけど…。よく考えれば俺ら穴兄弟になっちゃったってことじゃん?」

「穴兄弟って…。」


私は呆れて笑ってしまった。

⏰:08/12/06 12:20 📱:SH901iC 🆔:RGCJ8FBc


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