本当にあった×××な話
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#344 [ゆーちん]
バカみたい。
ゆうとくんもただの客じゃん。
そう思った瞬間、抵抗する気にさえならなかった。
「あら?諦めたの?」
「…うん。」
「じゃ、遠慮なく。」
なんの抵抗もしないまま、私はゆうとくんに抱かれた。
快楽を求め、果てきった。
そんな自分が惨めだった。
:08/12/06 12:35 :SH901iC :RGCJ8FBc
#345 [ゆーちん]
「由美ちゃん、またヤろうね。」
満足げに笑うゆうとくん。
その隣で私は乱れた制服を整えた。
「…お金。」
「え?」
「お金くれるなら、いつでもヤらせてあげる。」
「もしかして由美ちゃん売りやってんの?」
「だったら何?」
「いや、意外だなって…。」
「ゆうとくんだって意外じゃん。彼女いったておかしくないのに…私とヤるなんて。」
:08/12/06 12:37 :SH901iC :RGCJ8FBc
#346 [ゆーちん]
「彼女ならいるよ。」
「だったら私にこんなことしなくてもいいんじゃない?」
正直ムカついた。
彼女いるなら私に無駄な体力使わせないで、って…。
「遠恋だから。」
「…あっそ。」
:08/12/06 12:37 :SH901iC :RGCJ8FBc
#347 [ゆーちん]
つーか、こうやって浮気してんだったら別れればいいのに…。
「そういうわけだから、これからもよろしく。」
「お金くれたらね。」
「やだよ。悪いけど年下ごときに金なんか払えない。」
「じゃあSEXしないから。」
:08/12/06 12:38 :SH901iC :RGCJ8FBc
#348 [ゆーちん]
部室から出て行こうとすると、ゆうとくんが私の腕をガッと掴んできた。
「何?」
「由美ちゃんが売りやってるって噂、バラまかれたくなかったら大人しく俺の言う事聞け。」
…しまった。
自分からゆうとくんに私の弱みを握らせてしまった。
「ズルい!」
「ズル賢いって言ってくんない?」
そう言って笑ったゆうとくんの顔は不気味だった。
:08/12/06 12:39 :SH901iC :RGCJ8FBc
#349 [ゆーちん]
私は、ゆうとくんから逃げ出せない生活になっていくのだろうか…。
あれ、待って。
違う。
私…ゆうとくんの弱み持ってんじゃん!
「これ以上しつこいと、はるちゃんとSEXさせないよ?」
掴まれた腕を払いのけた。
「…え?」
:08/12/06 12:40 :SH901iC :RGCJ8FBc
#350 [ゆーちん]
…やった。
ゆうとくんの顔が引きつった。
「はるちゃんにはお金払うくせに、私には払ってくれないの?」
「なんで…知ってんの?」
「私、はるちゃんに雇われてんの。こないだ目合ったでしょ?あの時なんでここにいいたかわかる?」
「え?」
「監視してたの。」
:08/12/06 12:40 :SH901iC :RGCJ8FBc
#351 [ゆーちん]
「監視?」
「はるちゃん、一応教師だしバレるとヤバいでしょ?だからああいう事する時は私がいつも監視してるの。つまり私は、はるちゃんのパートナーってわけ。」
「…マジ?」
逆転。
:08/12/06 12:42 :SH901iC :RGCJ8FBc
#352 [ゆーちん]
何とも言えないゆうとくんの顔を見ていると、またいつもの勝ち誇れる気分になってきた。
「ゆうとくん、これは取引だよ?」
「…。」
「意味わかるよね?」
「…はぁ。由美ちゃんの方がズル賢かったってわけか。」
:08/12/06 12:43 :SH901iC :RGCJ8FBc
#353 [ゆーちん]
不気味に笑ったゆうとくん。
私の笑顔は引きつったままだった。
「ズルいは余計。賢いの、私は。」
「ハハッ。由美ちゃんには敵わないよ。」
これでまたひとつ、取引数が増えた。
:08/12/06 12:44 :SH901iC :RGCJ8FBc
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