本当にあった×××な話
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#368 [我輩は匿名である]
興奮なんかしない。
いくら相手が飯田先輩だからって、今日はただただ…はるちゃんの仕事姿を見てるだけだもん。
はるちゃんは、誰もが憧れるスタイルやルックスを持った人。
そんな人と組めたた事で色んな体験ができた。
誇りに思う。
はるちゃん、ありがとう。
:08/12/07 14:59 :SH901iC :JoXzO7f2
#369 [我輩は匿名である]
放課後、一人で下校。
最後の仕事を目に焼き付けた私はボンヤリと歩いていた。
「あれ?由美ちゃん?」
声を掛けてきたのは、はるちゃんの彼氏の相沢さんだった。
「あ、相沢さん!」
「久しぶりだね。」
:08/12/07 15:00 :SH901iC :JoXzO7f2
#370 [我輩は匿名である]
「お久しぶりです。あ、聞きましたよ!はるちゃんとお幸せに。」
「アハハ、ありがとう。」
相沢さんは幸せそうな笑顔を浮かべた。
相沢さんの笑顔を見ると、今日で全て終わった事が正しかったんだって思えた。
「あ、青木さん元気ですか?」
「あれ?聞いてないの?」
「え?」
:08/12/07 15:01 :SH901iC :JoXzO7f2
#371 [我輩は匿名である]
■□■□■□■
出会い
■□■□■□■
:08/12/07 15:52 :SH901iC :JoXzO7f2
#372 [我輩は匿名である]
…だめだ。
携帯解約してる。
青木さんと連絡取れない。
…はぁ。
《青木さんの連絡先わからない?》
はるちゃんにメールを送ると、すぐに電話がかかってきた。
「どうしたの?青木くんの連絡先、間違って削除でもしちゃった?」
はるちゃんも知らないんだ。
:08/12/07 15:53 :SH901iC :JoXzO7f2
#373 [我輩は匿名である]
「実はさっき相沢さんに偶然会ったの。」
「へー、そうなんだ!」
「そのとき聞いたんだけど…青木さん、転勤しちゃったらしいの。」
「え、転勤?どこに?」
「ロスだって。」
「海外!?」
「うん、一昨日、日本を断ったって。」
「青木君、一言もそんなこと言ってなかったのに。」
「相沢さんも昨日知ったみたい。」
「そっか…」
:08/12/07 15:54 :SH901iC :JoXzO7f2
#374 [我輩は匿名である]
「電話は解約してるみたいで連絡取れなくて。さよならも言わないで行くなんて…私の存在って、やっぱそれだけのモノだったんだろうね。」
…わかってるのに、悲しかった。
私はただの性欲処理機だ、って理解してたのに…。
急にいなくなるって事は、やっぱり寂しいよ。
:08/12/07 15:58 :SH901iC :JoXzO7f2
#375 [我輩は匿名である]
「由美ちゃん、青木君の事好きだったの?」
「…わかんない。好きだったかもしれないけど、好きって…よくわかんないよ。」
こんな複雑な気持ちになるなら、青木さんと出会わなければよかった。
あれは確か数ヵ月前の放課後。
約束していたオヤジにドタキャンされたので、違う相手を探していた時だった。
:08/12/07 16:00 :SH901iC :JoXzO7f2
#376 [我輩は匿名である]
「もしもし。お久しぶりです。由美だけど…今日これから会えないですか?私、暇で…」
オヤジは少し考えた。
手持ちが少ないんだとよ。
「1万?そっか…。」
1万円しか財布にないってさ。
無理。
「じゃあまた今度ね?それじゃあまた。」
:08/12/07 16:00 :SH901iC :JoXzO7f2
#377 [我輩は匿名である]
電話を切り、溜め息をついた。
と、同時に私の隣に誰かが座った。
「3万ならどう?」
若々しくてカッコイイ男性。
「え?」
「電話、聞いちゃった。きみ、援助交際してるの?」
:08/12/07 16:01 :SH901iC :JoXzO7f2
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