本当にあった×××な話
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#4 [ゆーちん]
高校1年生。
彼氏はいないけど友達がいたから毎日楽しい日々を平々凡々と送れていた。
私、石田由美は、その日も友達の亜紀と一緒に昼休みを過ごしていた。
「由美、次の時間何だっけ?」
亜紀はジュースを飲みながら私に言った。
「音楽だよ。はるちゃんに会えるね。」
はるちゃんとは、産休中の先生の代理で2ヵ月前にこの学校にやってきた。
若くて美人。
男子から人気があった。
:08/12/03 20:56 :SH901iC :5DB/A33.
#5 [ゆーちん]
「暇だし、もう行く?」
「そうだね。」
昼ご飯を食べ終えた私と亜紀は、授業開始のチャイムが鳴るまで少し早いが音楽室に向かった。
到着し、違和感を感じた。
音楽室の隣に準備室があるのだが、電気は消えてるのになぜか様子が変。
「準備室に誰かいるのかな?」
「こんな早くに誰もいないよ。」
亜紀は笑った。
:08/12/03 20:57 :SH901iC :5DB/A33.
#6 [ゆーちん]
「だよね!」
私もつられて笑った。
「いたとしたらオバケだね。」
「辞めてよ!ホラー苦手なんだから。」
そんな話をしていると亜紀の携帯電話に彼氏からの着信。
「もしもし…え?…ごめん、何?」
どうやら電波が悪いらしく、聞こえにくそうに亜紀は顔をしかめている。
:08/12/03 20:59 :SH901iC :5DB/A33.
#7 [架恋]
わぁーゆさんだあ!
前作読んでました
めっちゃファンです~
戻って来たんですね}
嬉しいです!!
今回の作品も楽しく…
エロく見させてもらいますステ
応援してますので
頑張って下さいd(≧□≦)b
:08/12/03 21:00 :W62SH :.kItBdoM
#8 [ゆーちん]
「由美ごめん。ちょっと電波悪いから外出るね!」
「うん。」
亜紀は音楽室の外に出て行った。
一人ぼっちの音楽室。
携帯電話を触って暇潰し。
友達にメールの返事を打っていた時だった。
ガタッ…
準備室から音が聞こえた。
やっぱり誰かいる!
携帯電話を握りしめ、準備室のドアノブ゙に手をかけた。
:08/12/03 21:00 :SH901iC :5DB/A33.
#9 [ゆーちん]
ガチャ…
ドアを少しだけ開け、ゆっくりと覗いてみた。
…えっ。
頭が回らず、放心状態のまま見つめ続けた。
その視線の先には…はるちゃんの全裸姿と、校長の下半身肌姿があった。
:08/12/03 21:02 :SH901iC :5DB/A33.
#10 [ゆーちん]
はるちゃんの真っ白な肌を校長は撫で回してる。
「ンッ…アァッ…ハァッ、ンッ…」
はるちゃんの口から甘い声が零れる。
「あぁ…ハァハァ…」
校長の口からは気持ち悪い吐息が。
二人は激しく腰を振り合っていた。
:08/12/03 21:03 :SH901iC :5DB/A33.
#11 [ゆーちん]
先生同士でSEXなんて本当にあるんだな。
そんな事を思いながらボーッと二人の行為を見ていた。
すると、はるちゃんと目が合ってしまった。
…やばっ!
私は目を反らした。
そしてゆっくりドアを閉め直し、さっきいた椅子に座り直した。
:08/12/03 21:04 :SH901iC :5DB/A33.
#12 [ゆーちん]
「由美〜、お待たせ。ごめんね。」
亜紀が戻ってきた。
「ううん。てかトイレ行きたいからついて来て?」
「いいよ。」
音楽室から離れたかった。
10分程、トイレで亜紀の彼氏の話を聞いていたら、虚しくもチャイムが鳴ったので音楽室に戻った。
:08/12/03 21:05 :SH901iC :5DB/A33.
#13 [ゆーちん]
音楽室には、もうすでにたくさんの生徒がいて、さっきまでの殺風景な教室とは全く別の場所みたいだった。
「みんな座ってねー。」
はるちゃんの甲高い声が教室の全員に届き、皆は座りだす。
はるちゃんの顔が見れないよ…。
:08/12/03 21:06 :SH901iC :5DB/A33.
#14 [ゆーちん]
私は1番後ろの自分の席に座った。
「それじゃあ始めるよ!」
はるちゃんが授業を始めた。
だけど、さっきの事がフラッシュバックして、はるちゃんの授業も聞かずずっと俯いていた。
…あれ?
机の中に白い紙が入っている。
そっと取り出してみた。
:08/12/03 21:08 :SH901iC :5DB/A33.
#15 [ゆーちん]
【誰にも言わないよね?】
…えっ!?
心臓が波打った。
はるちゃんの字だ。
私が覗いていた事、バレてる!
:08/12/03 21:09 :SH901iC :5DB/A33.
#16 [ゆーちん]
どうしよう…。
どうしよう…。
とりあえずその紙は自分のポケットにしまった。
私、校長に呼び出されたりしないよね?
それで『よくも覗いたな!』とか言って暴力振るわれたりしないよね?
無理無理無理!
絶対ヤダ!
:08/12/03 21:09 :SH901iC :5DB/A33.
#17 [ゆーちん]
てゆーか何で校長とはるちゃんがSEXなんてしてたんだろ。
まさか、はるちゃん…校長に脅されてるとか?
きっとそうだよ!
はるちゃんみたいな美人が、あんなオヤジとSEXしなくても相手なんてたくさんいるはずだもん。
そうだよ、きっと…。
:08/12/03 21:12 :SH901iC :5DB/A33.
#18 [ゆーちん]
そんな事ばかり考えていると授業が終わった。
「はーい。じゃあ今日はここまでね。起立!礼!」
いっきに教室が騒がしくなる。
他の生徒はぞろぞろと教室を出て行ったり、はるちゃんに話かけたりしていた。
「亜紀、教室帰ろう。」
「うん。」
早くここから…この場所から去りたくて、私は早足で教室の出口に向かった。
:08/12/03 21:14 :SH901iC :5DB/A33.
#19 [ゆーちん]
「あ、石田さん!」
…えっ!?
後ろから、はるちゃんの声が私を呼び止めた。
ゆっくり振り返ると笑顔のはるちゃんが私を見ている。
「…はい?」
「約束してた本、持ってきたよ。ちょっとこっち来てくれる?」
:08/12/03 21:16 :SH901iC :5DB/A33.
#20 [ゆーちん]
約束?
本?
何それ…
訳のわからないまま、はるちゃんの顔を眺める。
あぁ…わかった。
口実だ。
私を呼び止める為の嘘なんだ。
ここは素直に従うべき…
なのかな?
:08/12/03 21:16 :SH901iC :5DB/A33.
#21 [ゆーちん]
「亜紀ごめん。ちょっと待っててくれる?」
「私、隣のクラスの子に用があるから先戻ってるね。ごめん!」
「そっか、わかった。こっちこそごめん。じゃあまた後でね。」
亜紀は一人で教室から出て行った。
私は、はるちゃんの方に近寄った。
「あっちの準備室にあるの。来て?」
準備室?
なんでわざわざ…。
:08/12/03 21:17 :SH901iC :5DB/A33.
#22 [ゆーちん]
はるちゃんは周りにいた生徒にバイバイし、私を準備室まで誘導した。
ガチャン…
ドアが閉まる。
なんか生々しくって、すごく戸惑う。
二人っきりの準備室は、ひんやりと涼しい。
「石田さん。」
「はい?」
「見たよね?」
はるちゃんはなぜか笑顔だった。
:08/12/03 21:20 :SH901iC :5DB/A33.
#23 [ゆーちん]
逃げられない。
逆らえない。
嘘つけない。
そう思わせるような自信に満ち溢れていた笑顔だった。
「…はい。」
:08/12/03 21:20 :SH901iC :5DB/A33.
#24 [ゆーちん]
「誰かに言った?」
「いえ、言ってません。」
「本当に?」
「…はい。」
「そっか。わかってると思うけど、誰かにチクると石田さんの秘密バラすからね?」
「…え?」
何この展開。
私の秘密?
まさか…
:08/12/03 21:21 :SH901iC :5DB/A33.
#25 [ゆーちん]
「石田さん援交してるでしょ?」
ニコッと笑ったはるちゃん。
私の予想は当たった。
「何で…」
「何で知ってるかって?私の友達がね、石田さんの客になったらしいの。」
「え?どういう事…」
「私の友達が、女子高生にお金払ってSEXしたって言ってたの。」
はるちゃんの笑顔は絶えない。
:08/12/03 21:22 :SH901iC :5DB/A33.
#26 [ゆーちん]
「詳しく聞けば、この学校の制服で、名前は由美って言うし、顔や髪形も石田さんに当てはまったから間違いないな〜って!」
ニコニコ笑いながらはるちゃんは私にそう言った。
私は偽名を使わない。
面倒だから。
それが仇となった。
:08/12/03 21:23 :SH901iC :5DB/A33.
#27 [ゆーちん]
「私だ、って証拠は無いじゃないですか。」
「証拠?あるよ。」
はるちゃんは携帯電話を取り出し、誰かに電話をかけ始めた。
…嘘でしょ?
私の携帯電話が、けたたましく鳴り出した。
:08/12/03 21:24 :SH901iC :5DB/A33.
#28 [ゆーちん]
はるちゃんに電話番号なんか教えてるはずもないのにどうして?
「青木くんに番号聞いたの。」
…青木?
あ。
こないだ相手した人、確かそんな名前だ。
しかもかっこよかったから番号教えちゃったんだ。
…最悪。
:08/12/03 21:28 :SH901iC :5DB/A33.
#29 [ゆーちん]
もう逃げられない。
「校長にチクるんですか?」
「え?チクって欲しいの?」
はるちゃんは笑った。
「まさか!」
「アハハ。チクんないよ。石田さんがさっきの事、誰にも言わないって約束してくれればね。」
「約束します。」
:08/12/03 21:29 :SH901iC :5DB/A33.
#30 [ゆーちん]
「よし!でさぁ、石田さんにお願いあるんだけど。」
「何ですか?」
「私と組まない?」
…ん?
意味がわからない。
組む?
何を?
:08/12/03 21:30 :SH901iC :5DB/A33.
#31 [ゆーちん]
ハテナマークを頭の周りに浮かべた私を見て、はるちゃんはニコッと笑った。
「さっき校長とSEXしてるの見たでしょ?」
「はい。」
「アレさぁ、私もお金貰ってるの。」
舌を出して悪戯っ子みたいに笑ったはるちゃんは年下のようにも見えた。
:08/12/03 21:31 :SH901iC :5DB/A33.
#32 [ゆーちん]
「えぇっ!?」
「副業しないと、教師の給料だけじゃ生活できなくてさっ。」
「校長以外にも相手って…」
「いるよ。谷口先生、窪田先生、斎藤先生、長谷川先生…あと名前忘れたけど三年生も数人ね。」
:08/12/03 21:31 :SH901iC :5DB/A33.
#33 [ゆーちん]
開いた口が塞がらない。
真面目な美人に見えて、派手な事してるんだ…。
私は普通の女だから、援交やってる風には見えないだろうし。
…ギャップって怖いね。
:08/12/03 21:32 :SH901iC :5DB/A33.
#34 [ゆーちん]
「てか、谷口先生ってうちの担任じゃん。」
「そうだっけ?覚えてな〜い。」
「組むってどういう意味ですか?」
「さっきみたいな事が起こらないように見張り番して欲しいの。」
「見張り番?」
「うん。学校って鍵かけれない部屋多いでしょ?石田さんみたいな好奇心旺盛の子に覗かれないか、ビクビクしながらSEXしてんの。」
:08/12/03 21:33 :SH901iC :5DB/A33.
#35 [ゆーちん]
ツンッとした凛々しい顔を私に向けた。
「すみません…。」
「アハハ。最初はスリルあっていいなって思ったんだけど、やっぱりね。」
「だったらホテル行けばいいじゃないですか?」
「学校から抜け出すと、さすがにヤバいよ…」
「そうなんですか。」
:08/12/03 21:34 :SH901iC :5DB/A33.
#36 [ゆーちん]
「貰ったお金の3割渡すから私と組もうよ。ね?」
3割!?
1万円だと3000円って事だよね?
「組む!」
「よし決まり。よろしくね由美ちゃん!」
さっきまで石田さんって呼んでたのに、いきなり由美ちゃんって呼んでくるから…
なんか仲間みたいで嬉しいじゃん。
:08/12/03 21:35 :SH901iC :5DB/A33.
#37 [ゆーちん]
「安全なオヤジ何人か知ってるから今度紹介してあげるね。」
そもそも援交してる時点で安全なオヤジだなんて存在しないけど…
信頼ってものは大切だからね。
「本当?」
「上玉だよ〜。ちょっと汗臭い奴もいるけど我慢してね。」
:08/12/03 21:35 :SH901iC :5DB/A33.
#38 [ゆーちん]
はるちゃんは小さく笑った。
「あ、1つ心配なんだけど…」
「何?」
「見張り番って授業サボんないといけない時もあるよね?」
「うん、そうだね。」
「単位大丈夫かな?」
「その時は私の名前使って脅せばいいよ。」
「女の教科担当の先生には?」
「最悪の場合、校長いるから大丈夫!」
:08/12/03 21:36 :SH901iC :5DB/A33.
#39 [優]
ゆーちんさんいた☆★教えてくれてありがとう
頑張って書いてくださいね
:08/12/03 21:37 :P904i :F8r6O7lE
#40 [ゆーちん]
そっか。
そうだよね。
私はたくさんの先生や校長の弱みを握ったんだ。
なんか…
楽しくなりそうじゃん。
:08/12/03 21:37 :SH901iC :5DB/A33.
#41 [ゆーちん]
次の日、さっそく私の出番が来た。
《今から長谷川先生と体育準備室行くからお願いしますね、由美ちゃん!》
《了解でーす。》
はるちゃんとメールでやり取りし、私は授業をサボり、体育準備室の入口を監視できる所に座り込んだ。
:08/12/03 21:38 :SH901iC :5DB/A33.
#42 [ゆーちん]
今、あの中ではるちゃんと長谷川先生はSEXしてるんだ。
なんて思うとウズウズしてしまう。
ウォークマンで歌を聞きながら入口をボーッと監視。
40分程すると長谷川先生が出てきた。
周りを確認してからスタスタと歩いてどこかに行ってしまった。
私は準備室に向かう。
:08/12/03 21:39 :SH901iC :5DB/A33.
#43 [ゆーちん]
ガチャ…
「はるちゃーん?」
「由美ちゃん?こっちだよ。」
はるちゃんは物影でしゃがみ込んでいた。
私は近くに駆け寄る。
「お疲れ様!」
「由美ちゃんこそお疲れ様。ありがとね。」
:08/12/03 21:41 :SH901iC :5DB/A33.
#44 [ゆーちん]
はるちゃんの笑顔は極上に可愛い。
この笑顔に男は落とされるんだろうな〜。
「早く服着た方がいいよ。もうすぎ授業終わるチャイム鳴っちゃう。」
はるちゃんは下着だけつけてグッタリしていた。
真っ白でスベスベでびっくりするぐらいのスタイルの良さ。
誰もが羨む。
:08/12/03 21:41 :SH901iC :5DB/A33.
#45 [ゆーちん]
「うん、そだね。」
はるちゃんは服を着て、髪を手グシで整えていた。
「あ、これ。」
そう言ってはるちゃんは、私にお金を渡した。
「あ、ありがとう…。」
ほとんど何もしてないのに6000円貰えた。
何か申し訳ない気分。
嬉しいけど…複雑。
:08/12/03 21:42 :SH901iC :5DB/A33.
#46 [ゆーちん]
「しっかしさぁ、公務員って言っても安月給の上に妻子持ち。よく2万も出せるね。」
1回2万円かぁ。
「由美ちゃんはいつもどれくらい貰ってるの?」
「2万から…たまに5万。」
「いいなぁ!ちなみに青木くんはいくらだったの?」
ニッと笑いながら、はるちゃんは私に言い寄ってきた。
:08/12/03 21:43 :SH901iC :5DB/A33.
#47 [ゆーちん]
「確か3万程だったと思う。」
「たったの3万円?青木くん、お金持ちだからもっと貰えるよ。」
はるちゃんは笑った。
青木さんはカッコイイし、お金持ちだし…チクらない事を除けば最高の男なのにね。
そんな話をしていると授業終了のチャイムが鳴った。
私たちは『またよろしくね』と言い合って、別々に準備を出た。
:08/12/03 21:44 :SH901iC :5DB/A33.
#48 [ゆーちん]
私の好奇心がきっかけで、あの日から私とはるちゃんの関係が始まったんだ。
先生が援助交際する為に見張りをする、という役目を与えられた私。
退屈な毎日が少しずつ変わって行くんだ。
私の小さな仕事。
:08/12/03 21:45 :SH901iC :5DB/A33.
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