真実のカツオ
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#1 [ゆー]
荒しはおやめください。
感想板ありますのでそちらにお願いしますね(>人<)
長い目でみてください。
:08/12/05 21:44
:W52S
:Xr7jps.s
#2 [ゆー]
俺の名前はカツオ。
今日も俺は0点を取る。
:08/12/05 21:45
:W52S
:Xr7jps.s
#3 [ゆー]
何でかって?
実は普段の俺は、あんなバカなんかじゃない。
本当は人並みに学力もあるし、イタズラもそんなに好きじゃねぇんだ。
:08/12/05 21:47
:W52S
:Xr7jps.s
#4 [ゆー]
そう。俺はワザといつも0点や20点と赤点を取っているのだ。
しかし、さすがに毎度赤点はキツイので半年に一度程の確率で実力を出している。
結果は80点‥
まぁこんなもんだろう。
俺がこんな裏表ある性格なのを一人だけ知っている奴がいる。
それは‥
:08/12/05 21:51
:W52S
:Xr7jps.s
#5 [ゆー]
それは、ウキエさんだ。
知っているというか、バレてしまったのだ。
思い出しても胸くそ悪い‥
そう‥あれは寒い冬だった。
―――――――――――
―――――――
―――――
―――
:08/12/05 21:54
:W52S
:Xr7jps.s
#6 [ゆー]
あの日、俺は伊佐坂先生の家にケーキをご馳走になる約束をしていた。
所詮は小学生な俺は甘い物に目がない。
ケーキと聞いてウキウキと伊佐坂先生宅へと急いだ。
:08/12/05 22:08
:W52S
:Xr7jps.s
#7 [あゆ]
:08/12/05 22:17
:N701iECO
:imLuztVw
#8 [ゆー]
ピンポンとチャイムを鳴らし、誰かが出るのを待った。
『はあい、ちょっと待ってね』
この声はウキエさんだな。
相変わらず透き通った綺麗な声してやがるぜ。
‥ガチャ
『あら、カツオちゃん!いらっしゃい。父さんはハチの散歩に行っちゃったの。少し待ってもらえる?』
『あ、はい!ウキエさんがいるなら喜んで♪』
もちろん俺は社交辞令で言ったつもりだ。
しかしウキエさんはと言うと‥
:08/12/05 22:20
:W52S
:Xr7jps.s
#9 [ゆー]
ありがとう(^ω^)イ
頑張るねx
:08/12/05 22:21
:W52S
:Xr7jps.s
#10 [ゆー]
『‥カツオちゃんたら、私のこと好きなの?フフ♪』
はあ?何ぬかすこのアマは?
俺の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいだ。
『やだなあ♪ウキエさん、そんなこと聞かれちゃ恥ずかしいよ♪』
それよかさっさとケーキだせよコラァ‥
俺はイライラとしていたが冷静を装ってごまかした。
:08/12/05 22:32
:W52S
:Xr7jps.s
#11 [ゆー]
『フフフ‥可愛いわね、カツオちゃんも思春期なのかな?』
ウキエさんはカチャカチャとケーキの準備をしはじめた。
『お父さん待ってようと思ったけど、二人で先にケーキ食べましょ♪』
‥うん、まぁ俺はケーキさえ食えりゃなんでもいいが‥
でも勘違いウキエを目の前にしてケーキを喰う気がしない。
『‥いいの?伊佐坂先生が帰ってきてからの方が‥』
俺は一応気を使いウキエさんに言った。
:08/12/05 22:37
:W52S
:Xr7jps.s
#12 [ゆー]
だって俺は伊佐坂先生に招待された訳でウキエさんに招待されたんじゃないから。
俺だってそこんとこバカじゃないし。
『あら、優しいのね。うーん‥じゃあ、こうしよ?♪
今 私ね?6年生の問題集持ってるの♪この一番難しいページを解けたら‥ケーキをあげる!
もし解けなかったら私のキスをあげるわ♪』
‥は!?
:08/12/05 22:42
:W52S
:Xr7jps.s
#13 [ゆー]
ちょちょちょ、ちょっと待て!
何で俺がそんなつまらん賭けをしなくちゃならんのだ!?
そもそも、なぜ6年の問題集持ってんだよ!
しかも、俺はまだ5年だよ!!
イライラは最高にピークだ。
ウキエさんは俺のことを頭が悪いと思ってるから問題集なんて解けねぇと思ってるだろうな‥
さて‥どうするかな‥?
:08/12/05 22:44
:W52S
:Xr7jps.s
#14 [ゆー]
1.純粋ぶって断る
2.どついてケーキだけ喰う
3.問題をとりあえず解く
‥とりあえず1の作戦を実行してみようかな
『ウキエさあん‥』
:08/12/05 22:47
:W52S
:Xr7jps.s
#15 [ゆー]
俺は一瞬自分で目潰しをして目をうるませた。
‥いってぇ!
しかし、今は我慢だ。
『ウキエさん‥僕‥まだそんな賭けできないよ‥キスなんて、母さんや姉さんともしたことないし‥好きな子もいるし‥』
とりあえず上目使いで言ってみた。
アニメじゃ俺はあんな顔だが、実際はそこそこ可愛い顔をしてるんだよ?
だから女の子は緊張してなかなか寄ってこないと中島から聞いた。
まぁ花沢さんはおかまいなしだが。
:08/12/05 22:51
:W52S
:Xr7jps.s
#16 [ゆー]
『あら?カツオちゃん!目が真っ赤よ!?充血してるじゃない‥』
なに!?深く指が刺さったか!
‥‥‥‥チュッ
煤I!!???
:08/12/05 22:54
:W52S
:Xr7jps.s
#17 [我輩は匿名である]
気になるイ
:08/12/05 22:58
:W61T
:oA8.SR9.
#18 [ゆー]
なんとウキエはカツオの目にキスをしてきたのだ!
なんだかんだ言ってもカツオは小学生。
そして男な訳で、心臓はバクバクだ。
『ウ‥ウキエさ‥』
声が裏返った俺をウキエさんはクスクス笑いながら
『‥ウフッ♪消毒よ‥』
ドキドキした俺がバカだった。
‥何が消毒だバカヤロウ。
逆に目に唾液が入ったら汚ねえだろうがバカヤロウ。
俺は何だかウキエさんがバカに見えてきて
『さっさと問題集貸してよ』
と冷たく言った。
:08/12/05 22:59
:W52S
:Xr7jps.s
#19 [ゆー]
ウキエのバカは、俺が機嫌が悪いことも気付かずに
『間違えたら口にキスだからね♪』
と口元をゆるませて言った。
‥フン。
こんなもん簡単に解けるわ。
6年生の問題集だなんて俺にとっちゃ1+1は?
と聞かれてるようなもんだ。
俺はニコニコするウキエを無視して問題を素早く解いた。
‥早くケーキ喰いてぇ
:08/12/05 23:02
:W52S
:Xr7jps.s
#20 [ゆー]
ウキエは1ページでいいと言ったが俺は3ページ程してやった。
後から1ページごときでと言われるのがシャクだったから。
30分程で完成した。
‥やれやれ。
無駄に頭を使ったぜ。
:08/12/05 23:04
:W52S
:Xr7jps.s
#21 [ゆー]
どんどんウキエの顔が青ざめていくのがわかる。
『‥すごい、全部合ってる‥!
これ、すごい頭の良い小学生の問題集なのに‥』
あ、そうなの?確かに俺の学校よか難しいと思ったが‥
『ウキエさん、ケーキちょうだいよ‥』
俺は愛想もクソもない言い方をしてウキエを睨んだ。
しかしウキエは‥
:08/12/05 23:07
:W52S
:Xr7jps.s
#22 [ゆー]
『カツオちゃん!いつも頭の悪いふりしてたのね!何で?!
きっと訳があるのね‥すごいミステリアスだわ‥
カツオちゃん‥素敵よ』
何言ってんだこのアマは。
そもそも俺が頭悪いふりしてんのは皆に期待されるのがイヤだからだよ。
頭いいやつが将来すごい奴になっても当然と思われガチだが、バカが将来すごい奴になったらそれこそ英雄だ。
だから今は期待されたくないんだよ。とことんバカになってやるだけさ‥
『‥たまたまだよ。面倒だから父さん達には言うなよ?』
:08/12/05 23:12
:W52S
:Xr7jps.s
#23 [ゆー]
『えー?何を?』
ニヤニヤしながらウキエが言った。
とことん俺をイライラさせるね。このみつあみ女は。
『だから俺が問題解けたこと‥』
『えー?どういうことぉ?』
‥‥‥‥‥プツ
頭の中で何かがキレた。
:08/12/05 23:15
:W52S
:Xr7jps.s
#24 [ゆー]
『だから俺が頭悪いふりしてんの父さんに言うなって言ってんだろがああぁあぁあ!!』
‥不覚にも叫んでしまった。
『‥ふーん。やっぱり頭悪いふりしてたんだ』
!!!!!-д- what!
言っちまったあ!
俺のバカ!
そしてウキエ‥お前を殺す‥
:08/12/05 23:17
:W52S
:Xr7jps.s
#25 [ゆー]
『ねぇ‥?波平さんやサザエさんに言ってほしくなかったらさ‥
私と快楽の世界に行かない?‥』
‥とことんバカな女だ。
俺の弱みを握ったつもりか?
あいにく俺は悪知恵と情報を操るのは上手いんでね‥
:08/12/05 23:20
:W52S
:Xr7jps.s
#26 [ゆー]
ガシッ!
煤I?
俺はウキエの顎を勢い良くつかんで荒々しくキスをした。
もちろんファーストキスだ。
日頃マスオさんの部屋にあるAVを盗み見していたから見よう見真似でやってみた。
俺のファーストキスだ‥
ありがたく頂けやクソ女。
:08/12/05 23:22
:W52S
:Xr7jps.s
#27 [ゆー]
『ん‥!カツオちゃ‥クチュ‥』
『‥黙ってろメスブタ‥』
ウキエの耳元で優しく声をかけて、また荒々しくキスをした。
息を肩でしながら喘いでいるウキエが俺の目の前にいる。
エロティックなんかじゃねぇ。
グロテスクだよ‥こりゃ。
:08/12/05 23:25
:W52S
:Xr7jps.s
#28 [ゆー]
俺は唇を離した。
『‥はぁ‥はぁ‥』
ウキエはまだ肩で息をしている。
『してほしい事ってこれだけ?
俺の弱み握ろうなんざ大間違いなんだよ‥ウキエさん?
あんたの方がヤベェんじゃね?
小学生を襲おうとして‥
ほら‥他にしてほしけりゃお願いしますって頭下げな!』
俺はウキエに冷たく言い放った。
:08/12/05 23:30
:W52S
:Xr7jps.s
#29 [ゆー]
ウキエの唾液のついた唇を俺は袖で拭いながら、まだ手をつけてないケーキを食べ始めた。
うん‥なかなか上手いぞ‥x
『カツオちゃ‥ん‥』
ウキエは声を震わして俺に言った。
:08/12/05 23:32
:W52S
:Xr7jps.s
#30 [ゆー]
『なに‥?』
ウキエを見ることもなく答えた。
『‥素敵。
私にこんなこと言った人初めてなの!!
カツオちゃん‥好き!!』
ウキエは俺に抱きついてきた。
:08/12/05 23:34
:W52S
:Xr7jps.s
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