真実のカツオ
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#1 [ゆー]
荒しはおやめください。
感想板ありますのでそちらにお願いしますね(>人<)
長い目でみてください。
:08/12/05 21:44
:W52S
:Xr7jps.s
#2 [ゆー]
俺の名前はカツオ。
今日も俺は0点を取る。
:08/12/05 21:45
:W52S
:Xr7jps.s
#3 [ゆー]
何でかって?
実は普段の俺は、あんなバカなんかじゃない。
本当は人並みに学力もあるし、イタズラもそんなに好きじゃねぇんだ。
:08/12/05 21:47
:W52S
:Xr7jps.s
#4 [ゆー]
そう。俺はワザといつも0点や20点と赤点を取っているのだ。
しかし、さすがに毎度赤点はキツイので半年に一度程の確率で実力を出している。
結果は80点‥
まぁこんなもんだろう。
俺がこんな裏表ある性格なのを一人だけ知っている奴がいる。
それは‥
:08/12/05 21:51
:W52S
:Xr7jps.s
#5 [ゆー]
それは、ウキエさんだ。
知っているというか、バレてしまったのだ。
思い出しても胸くそ悪い‥
そう‥あれは寒い冬だった。
―――――――――――
―――――――
―――――
―――
:08/12/05 21:54
:W52S
:Xr7jps.s
#6 [ゆー]
あの日、俺は伊佐坂先生の家にケーキをご馳走になる約束をしていた。
所詮は小学生な俺は甘い物に目がない。
ケーキと聞いてウキウキと伊佐坂先生宅へと急いだ。
:08/12/05 22:08
:W52S
:Xr7jps.s
#7 [あゆ]
:08/12/05 22:17
:N701iECO
:imLuztVw
#8 [ゆー]
ピンポンとチャイムを鳴らし、誰かが出るのを待った。
『はあい、ちょっと待ってね』
この声はウキエさんだな。
相変わらず透き通った綺麗な声してやがるぜ。
‥ガチャ
『あら、カツオちゃん!いらっしゃい。父さんはハチの散歩に行っちゃったの。少し待ってもらえる?』
『あ、はい!ウキエさんがいるなら喜んで♪』
もちろん俺は社交辞令で言ったつもりだ。
しかしウキエさんはと言うと‥
:08/12/05 22:20
:W52S
:Xr7jps.s
#9 [ゆー]
ありがとう(^ω^)イ
頑張るねx
:08/12/05 22:21
:W52S
:Xr7jps.s
#10 [ゆー]
『‥カツオちゃんたら、私のこと好きなの?フフ♪』
はあ?何ぬかすこのアマは?
俺の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいだ。
『やだなあ♪ウキエさん、そんなこと聞かれちゃ恥ずかしいよ♪』
それよかさっさとケーキだせよコラァ‥
俺はイライラとしていたが冷静を装ってごまかした。
:08/12/05 22:32
:W52S
:Xr7jps.s
#11 [ゆー]
『フフフ‥可愛いわね、カツオちゃんも思春期なのかな?』
ウキエさんはカチャカチャとケーキの準備をしはじめた。
『お父さん待ってようと思ったけど、二人で先にケーキ食べましょ♪』
‥うん、まぁ俺はケーキさえ食えりゃなんでもいいが‥
でも勘違いウキエを目の前にしてケーキを喰う気がしない。
『‥いいの?伊佐坂先生が帰ってきてからの方が‥』
俺は一応気を使いウキエさんに言った。
:08/12/05 22:37
:W52S
:Xr7jps.s
#12 [ゆー]
だって俺は伊佐坂先生に招待された訳でウキエさんに招待されたんじゃないから。
俺だってそこんとこバカじゃないし。
『あら、優しいのね。うーん‥じゃあ、こうしよ?♪
今 私ね?6年生の問題集持ってるの♪この一番難しいページを解けたら‥ケーキをあげる!
もし解けなかったら私のキスをあげるわ♪』
‥は!?
:08/12/05 22:42
:W52S
:Xr7jps.s
#13 [ゆー]
ちょちょちょ、ちょっと待て!
何で俺がそんなつまらん賭けをしなくちゃならんのだ!?
そもそも、なぜ6年の問題集持ってんだよ!
しかも、俺はまだ5年だよ!!
イライラは最高にピークだ。
ウキエさんは俺のことを頭が悪いと思ってるから問題集なんて解けねぇと思ってるだろうな‥
さて‥どうするかな‥?
:08/12/05 22:44
:W52S
:Xr7jps.s
#14 [ゆー]
1.純粋ぶって断る
2.どついてケーキだけ喰う
3.問題をとりあえず解く
‥とりあえず1の作戦を実行してみようかな
『ウキエさあん‥』
:08/12/05 22:47
:W52S
:Xr7jps.s
#15 [ゆー]
俺は一瞬自分で目潰しをして目をうるませた。
‥いってぇ!
しかし、今は我慢だ。
『ウキエさん‥僕‥まだそんな賭けできないよ‥キスなんて、母さんや姉さんともしたことないし‥好きな子もいるし‥』
とりあえず上目使いで言ってみた。
アニメじゃ俺はあんな顔だが、実際はそこそこ可愛い顔をしてるんだよ?
だから女の子は緊張してなかなか寄ってこないと中島から聞いた。
まぁ花沢さんはおかまいなしだが。
:08/12/05 22:51
:W52S
:Xr7jps.s
#16 [ゆー]
『あら?カツオちゃん!目が真っ赤よ!?充血してるじゃない‥』
なに!?深く指が刺さったか!
‥‥‥‥チュッ
煤I!!???
:08/12/05 22:54
:W52S
:Xr7jps.s
#17 [我輩は匿名である]
気になるイ
:08/12/05 22:58
:W61T
:oA8.SR9.
#18 [ゆー]
なんとウキエはカツオの目にキスをしてきたのだ!
なんだかんだ言ってもカツオは小学生。
そして男な訳で、心臓はバクバクだ。
『ウ‥ウキエさ‥』
声が裏返った俺をウキエさんはクスクス笑いながら
『‥ウフッ♪消毒よ‥』
ドキドキした俺がバカだった。
‥何が消毒だバカヤロウ。
逆に目に唾液が入ったら汚ねえだろうがバカヤロウ。
俺は何だかウキエさんがバカに見えてきて
『さっさと問題集貸してよ』
と冷たく言った。
:08/12/05 22:59
:W52S
:Xr7jps.s
#19 [ゆー]
ウキエのバカは、俺が機嫌が悪いことも気付かずに
『間違えたら口にキスだからね♪』
と口元をゆるませて言った。
‥フン。
こんなもん簡単に解けるわ。
6年生の問題集だなんて俺にとっちゃ1+1は?
と聞かれてるようなもんだ。
俺はニコニコするウキエを無視して問題を素早く解いた。
‥早くケーキ喰いてぇ
:08/12/05 23:02
:W52S
:Xr7jps.s
#20 [ゆー]
ウキエは1ページでいいと言ったが俺は3ページ程してやった。
後から1ページごときでと言われるのがシャクだったから。
30分程で完成した。
‥やれやれ。
無駄に頭を使ったぜ。
:08/12/05 23:04
:W52S
:Xr7jps.s
#21 [ゆー]
どんどんウキエの顔が青ざめていくのがわかる。
『‥すごい、全部合ってる‥!
これ、すごい頭の良い小学生の問題集なのに‥』
あ、そうなの?確かに俺の学校よか難しいと思ったが‥
『ウキエさん、ケーキちょうだいよ‥』
俺は愛想もクソもない言い方をしてウキエを睨んだ。
しかしウキエは‥
:08/12/05 23:07
:W52S
:Xr7jps.s
#22 [ゆー]
『カツオちゃん!いつも頭の悪いふりしてたのね!何で?!
きっと訳があるのね‥すごいミステリアスだわ‥
カツオちゃん‥素敵よ』
何言ってんだこのアマは。
そもそも俺が頭悪いふりしてんのは皆に期待されるのがイヤだからだよ。
頭いいやつが将来すごい奴になっても当然と思われガチだが、バカが将来すごい奴になったらそれこそ英雄だ。
だから今は期待されたくないんだよ。とことんバカになってやるだけさ‥
『‥たまたまだよ。面倒だから父さん達には言うなよ?』
:08/12/05 23:12
:W52S
:Xr7jps.s
#23 [ゆー]
『えー?何を?』
ニヤニヤしながらウキエが言った。
とことん俺をイライラさせるね。このみつあみ女は。
『だから俺が問題解けたこと‥』
『えー?どういうことぉ?』
‥‥‥‥‥プツ
頭の中で何かがキレた。
:08/12/05 23:15
:W52S
:Xr7jps.s
#24 [ゆー]
『だから俺が頭悪いふりしてんの父さんに言うなって言ってんだろがああぁあぁあ!!』
‥不覚にも叫んでしまった。
『‥ふーん。やっぱり頭悪いふりしてたんだ』
!!!!!-д- what!
言っちまったあ!
俺のバカ!
そしてウキエ‥お前を殺す‥
:08/12/05 23:17
:W52S
:Xr7jps.s
#25 [ゆー]
『ねぇ‥?波平さんやサザエさんに言ってほしくなかったらさ‥
私と快楽の世界に行かない?‥』
‥とことんバカな女だ。
俺の弱みを握ったつもりか?
あいにく俺は悪知恵と情報を操るのは上手いんでね‥
:08/12/05 23:20
:W52S
:Xr7jps.s
#26 [ゆー]
ガシッ!
煤I?
俺はウキエの顎を勢い良くつかんで荒々しくキスをした。
もちろんファーストキスだ。
日頃マスオさんの部屋にあるAVを盗み見していたから見よう見真似でやってみた。
俺のファーストキスだ‥
ありがたく頂けやクソ女。
:08/12/05 23:22
:W52S
:Xr7jps.s
#27 [ゆー]
『ん‥!カツオちゃ‥クチュ‥』
『‥黙ってろメスブタ‥』
ウキエの耳元で優しく声をかけて、また荒々しくキスをした。
息を肩でしながら喘いでいるウキエが俺の目の前にいる。
エロティックなんかじゃねぇ。
グロテスクだよ‥こりゃ。
:08/12/05 23:25
:W52S
:Xr7jps.s
#28 [ゆー]
俺は唇を離した。
『‥はぁ‥はぁ‥』
ウキエはまだ肩で息をしている。
『してほしい事ってこれだけ?
俺の弱み握ろうなんざ大間違いなんだよ‥ウキエさん?
あんたの方がヤベェんじゃね?
小学生を襲おうとして‥
ほら‥他にしてほしけりゃお願いしますって頭下げな!』
俺はウキエに冷たく言い放った。
:08/12/05 23:30
:W52S
:Xr7jps.s
#29 [ゆー]
ウキエの唾液のついた唇を俺は袖で拭いながら、まだ手をつけてないケーキを食べ始めた。
うん‥なかなか上手いぞ‥x
『カツオちゃ‥ん‥』
ウキエは声を震わして俺に言った。
:08/12/05 23:32
:W52S
:Xr7jps.s
#30 [ゆー]
『なに‥?』
ウキエを見ることもなく答えた。
『‥素敵。
私にこんなこと言った人初めてなの!!
カツオちゃん‥好き!!』
ウキエは俺に抱きついてきた。
:08/12/05 23:34
:W52S
:Xr7jps.s
#31 [ゆー]
『なんだよ‥離せや。
それとも、てめぇ‥奴隷になりてぇか‥』
脅したつもりだった‥が。
『な‥なるなるなる!私に命令してぇ!』
‥アホだ。
:08/12/05 23:36
:W52S
:Xr7jps.s
#32 [ゆー]
『‥とりあえず俺が頭悪いふりしてんのだけ黙ってろ‥
もしバラしたりしたら‥お前の一番されたくねぇことしてやるからよ‥』
何も考えてなかったがとりあえず言ってみた。
ウキエは、それを聞き
『はい‥ご主人様‥』
と言った。
頼むから他の奴の前でご主人様とか言うなよ?
バカ女‥
:08/12/05 23:43
:W52S
:Xr7jps.s
#33 [ゆー]
‥まぁ、そういう訳で今のところウキエだけが俺の頭の良さを知っていると言う訳だ。
それにしても、あのウキエの姿は滑稽で吐き気がする‥
‥大人なんて所詮は汚い生き物さ。
俺もいずれそんな大人になると思うとウズウズする。
:08/12/05 23:45
:W52S
:Xr7jps.s
#34 [ゆー]
夜になり、俺は喉が渇き 一人で台所に行った。
水飲もう‥
母さんミネラルウォーター勝ってんのかな?
水道水はマズくて飲めねぇし。
そんなことを考えながらペタペタと冷たい廊下を歩く。
ん?誰かがいる‥?
:08/12/05 23:48
:W52S
:Xr7jps.s
#35 [ゆー]
『や‥やだ!マスオさんたら!こんな所で‥!』
『だって寝室にはタラちゃん寝てんだしー‥♪
いーじゃないかぁ‥こんな時間に台所に来るバカいないよ‥サザエ♪』
悪いね‥ここにいるよ。
とびきりのバカが‥(笑)
:08/12/05 23:51
:W52S
:Xr7jps.s
#36 [ゆー]
二人は服を着たまま立ちバックをしていた。
小学生の俺は、二人が性行為をしていたのは分かったが、立ちバックという体位の意味も分からずに、ただ気持ち悪いと思っていた。
俺はワザとズカズカ台所へ行って
:08/12/05 23:59
:W52S
:Xr7jps.s
#37 [ゆー]
『喉渇いたなぁー‥皆寝てんだしこっそりジュース飲もうかなあ♪
‥って姉さん!マスオさん!いたの!?
ぼ、僕!ジュースなんか飲まないからね!』
とワザとあたふたしたふりをした。
二人はホッとしながら
『い、いやぁー‥サザエに新しいダイエット方法を教えていたんだよー!職場の人から教わったからねー‥ハハハ!』
『そうなのよぉー!こうするとヤセるんだってぇ!
ハハハハハハハハハ!!』
‥姉さん、顔ひきつってるよ。
:08/12/05 23:59
:W52S
:Xr7jps.s
#38 [ゆー]
しかも姉さん‥尻出したままダイエットって‥(笑)
俺は飲んでいる水を吹き出さないように笑いをこらえて
『へぇ、じゃあ今度俺にもそれ教えてよ♪マスオ兄さん』
二人はキョトンとしていたが俺は戸を勢い良く閉めた。
‥バーカ
:08/12/06 00:04
:W52S
:8NgF0/p.
#39 [ゆー]
一 旦 休 憩
:08/12/06 00:05
:W52S
:8NgF0/p.
#40 [sage]
面白い

:08/12/06 00:37
:SH905i
:NbRyLdtI
#41 [弐]
おもろい


:08/12/06 08:12
:SH905i
:wnj4oYq.
#42 [ゆー]
わあx
ありがとうございます
:08/12/06 08:42
:W52S
:8NgF0/p.
#43 [ゆー]
俺は部屋に戻った。
さっきまで暖かかった布団はもう冷えている。
あー‥寒い!
早く寝よう‥
『お兄ちゃん‥』
ワカメがいきなり俺を呼んだ。
てめぇいつまで起きてんだ‥。
もう夜中の3時だぞ‥
『なんだいワカメ。まだ起きてんのか?』
俺は心の声が聞こえないように明るく言った。
:08/12/06 08:46
:W52S
:8NgF0/p.
#44 [ゆー]
『‥眠れないの!どうしよう‥』
‥いやいや、しらんがな。
ワカメはモゾモゾと体を動かしながら俺に言ってきた。
『お兄ちゃん!子守唄うたってよ!』
‥てめぇいくつだ。
ふざけんなバカヤロウ。
:08/12/06 08:50
:W52S
:8NgF0/p.
#45 [ゆー]
『いやだよぉ、俺は眠いんだからぁ‥』
俺はワカメに背中を向けて言った。
『歌ってくれたら花沢さんの秘密教えてあげるからぁ!』
‥ほぅ。おもしろい交換条件だな。
『しょーがないなぁ、ちょっとだけだぞ』
『‥うん』
ワカメはもう目がトロンとしている。
あ、これ一瞬で寝るパターンだな。
ここで寝られちゃ花沢さんの秘密を知ることができねぇな。
:08/12/06 08:55
:W52S
:8NgF0/p.
#46 [ゆー]
『ワカメ、先に花沢さんの秘密教えてよー』
『えー‥、教えた途端に‥お兄ちゃん寝そうだからやだぁー‥』
もう寝そうなてめぇに言われたくねぇよ。
ったく‥
:08/12/06 08:57
:W52S
:8NgF0/p.
#47 [ゆー]
『寝ないから早く教えて』
俺はニカッと笑いながらワカメの頭をなでた。
ワカメは妹とは言え、時々は俺を見て顔を赤くするときがあった。
案の定ワカメは赤くなりながら
『あのね、花沢てね‥』
おうおう。何だよ♪
俺は珍しくワクワクして聞いていた。
:08/12/06 09:00
:W52S
:8NgF0/p.
#48 [ゆー]
『花沢さんてね、いつも仲良くしているカオリちゃんを影でイジメてるんだってぇ!
ワザとスカート脱がせたりカオリちゃんの
‥なんだっけ?栗‥?
栗とかいうの食べちゃったのかなあ?‥らしいよ?』
マジでかよ!!!
つか小学生が何してんだよ!
つか‥花沢さん。
怖いよ‥(`□´)!
:08/12/06 09:06
:W52S
:8NgF0/p.
#49 [ゆー]
『お兄ちゃん、子守唄‥』
あー、そうだっけ‥
『ねーんねーん‥♪』
『‥ぐおぉー!』
‥俺が子守唄を歌い始めた途端にすっげぇイビキかいて寝やがった。
つかうるせぇよ!
:08/12/06 09:09
:W52S
:8NgF0/p.
#50 [ゆー]
俺は耳センを詰めて眠った。
とにかく明日は花沢さんのイジメとやらを目撃したい!
好奇心だけはアニメのままの俺だからね♪
くっくっく‥
:08/12/06 09:11
:W52S
:8NgF0/p.
#51 [ゆー]
‥朝になり、ワカメが俺を起こした。
『お兄ちゃん!もう朝だよ!早く起きなくちゃまた遅刻するよ!』
‥うぜぇな。てめぇのイビキのせいでちょっとしか眠れなかったんだよ、このオカメインコが。
俺はかまわず寝たふりをした。
:08/12/06 09:14
:W52S
:8NgF0/p.
#52 [ゆー]
『カツオ!いい加減になさい!もう学校行く時間よ!!』
姉さんが起こしにきた。
黙れ淫乱‥。
二人がウザイので、とりあえず俺は
『うわあー!もうこんな時間だあ!
何で起こしてくれないんだよぉ!』
と、いかにも慌ててますという雰囲気を出しながら洗面所まで走った。
:08/12/06 09:18
:W52S
:8NgF0/p.
#53 [ゆー]
ブォォー‥
洗面所まで行くと
『お父さん!早く行かないと会社が‥』
『待て!まだ乾いとらん!』
父さんが髪を乾かしている。
マスオさんは早く会社に行きたいのか、何だかせわしない。
‥つか父さん。
乾かす程の髪ねぇじゃんか。
:08/12/06 09:21
:W52S
:8NgF0/p.
#54 [ゆー]
マスオ兄さんは、一瞬だけ俺を見て目をそらした。
あー‥昨日のアレを見られて気まずいのね?
どーでもいいよ。
『父さん、変わってよぉー』
俺は父さんの間に無理矢理入って顔を洗った。
:08/12/06 09:24
:W52S
:8NgF0/p.
#55 [ゆー]
『なんじゃカツオ!まだ家におったのか!』ブォォー‥
ドライヤーを持ち、大きな声で叫んだ。
つか父さん達こそ、早く会社行かなきゃ給料減らねぇのか?
それでこづかい減ったらマジで殺す‥
:08/12/06 09:27
:W52S
:8NgF0/p.
#56 [ゆー]
あぁ‥まどろっこしい。
そのてっぺんにある1本だけの髪を抜いてしまいたいね‥。
『うん、父さんこそ』
とだけ言って俺は台所へ向かう。
台所では母さんが食パンを焼いていた。
『カツオ!これ食べて早く行きなさい』
母さんは落ち着いてるなあ。
慌てて姿見たことねぇや。
‥よぉしN
:08/12/06 09:31
:W52S
:8NgF0/p.
#57 [ゆー]
『昨日ダイエット方法のこと考えてたら眠れなかったの』
『おや?カツオがダイエット?』母さんはコロコロと笑い始めた。
『昨日ね、姉さんとマスオ兄さんが台所でダイエットしていかの』
母の顔が一瞬曇った。
『流し台に手をついて尻出して腰をぶつけあうダイエットらしいよ‥今度ボクにも教えてくれるって言ってたんだ』
それだけ言うと俺は走って家を出た。
『サぁーザぁーエぇエェぇ!』
家から母さんのすごい声が聞こえた。
あー恐い恐いっと。
母さんでも怒鳴るんだな。
フムフム‥
:08/12/06 09:36
:W52S
:8NgF0/p.
#58 [ゆー]
俺は慌てることもなく歩いて学校へ行った。
確実に一時間目は間に合わないだろうね。
早く花沢さんに会いたいね‥
フフフ‥(笑)
:08/12/06 09:38
:W52S
:8NgF0/p.
#59 [mInYa、ω・。`]
おもしろい\(^O^)/
頑張ってください´`
続ききになる(*´д`*)ハア
:08/12/06 09:41
:P704imyu
:Bna0yDVA
#60 [ゆー]
一 旦 休 憩
:08/12/06 10:01
:W52S
:8NgF0/p.
#61 [ゆー]
ありがとう(^ω^)イ
頑張りますねx
:08/12/06 10:01
:W52S
:8NgF0/p.
#62 [ゆー]
誤字がありますが、あまり気にしないで下さいね(∵`)ホ
申し訳ありません。
:08/12/06 11:59
:W52S
:8NgF0/p.
#63 [ゆー]
やっと学校についた。
『磯野!遅いぢゃん!』
俺の肩をバシッと叩いて耳元で叫ぶバかなメガネ‥(@_@)
『おはよー、中島!寝坊しちゃったよぉ』
‥朝からテンション高いな、コイツ‥
:08/12/06 12:06
:W52S
:8NgF0/p.
#64 [ゆー]
『また先生に呼び出しくらうぞー』
中島はクスクス笑いながらペン回しをしていた。
あー、今日も面倒な一日が始まるかと思うと吐き気がするわ。
『おはよう、磯野くん‥』
俺に朝の挨拶をするこの柔らかい声は誰だよ‥
ちょっとうっとりとして振り向くと‥
:08/12/06 12:09
:W52S
:8NgF0/p.
#65 [ゆー]
『いーそーのーくん!』
迫力のあるデカイ顔に、今にもコンセントの刺さりそうな鼻‥
『うわあぁぁ!は、花沢さん!』
てめぇかよ!
期待して損したぜ!
おかげでイライラしてきた‥
俺も相当の短気だね‥
:08/12/06 12:12
:W52S
:8NgF0/p.
#66 [ゆー]
でも俺の感情を見せる訳にはいかない。
『ねぇー!磯野くん!宿題やってきたあ?』
は?あんなもんやる意味がわかんねぇよ
『やってない!しまった!』
俺は大袈裟に手を頭にやり、首を振ってみた。
『またかよ磯野ぉ‥』
うるせぇメガネ‥
:08/12/06 12:17
:W52S
:8NgF0/p.
#67 [ゆー]
『しょーがないわね!見せてあげる♪』
嬉しそうにノートを出す花沢さん‥
気持ちは嬉しいが、書くのは面倒だ。
‥そうだN
『花沢さん‥』
:08/12/06 12:19
:W52S
:8NgF0/p.
#68 [ゆー]
ん?と不思議そうな顔で見る花沢さんと中島。
『耳貸して?』
花沢の頭をグッと抱え、小声で
『後でいいことしてあげるからさ‥
ボクの代わりに宿題してよ‥?』
そういうと花沢さんは鼻息を荒くして
『ブ、ブホ‥
磯野くん‥私、書くわ!』
‥ちょろいな、コイツ。
もちろんいいことなんかするつもりは、ない。
そもそもコイツの考えているいいことなんて、どうせろくなことないんだから‥
:08/12/06 12:25
:W52S
:8NgF0/p.
#69 [ゆー]
『磯野‥花沢さんに何言ったんだい?』
中島が驚きながら言ってきた。
『あとで美味しい物あげるって言っただけだよ、花沢さんは食べ物に弱いから』
と笑いながら嘘をついた。
中島は、何だと笑っていた。
‥バカバカしいね、こりゃ。
:08/12/06 12:28
:W52S
:8NgF0/p.
#70 [れぃか
]
面白い

もっと書いてぇ//

:08/12/06 12:31
:P906i
:Von1xa.U
#71 [ゆー]
その時、『磯野くん』と可愛いらしい声でカオリちゃんが俺を呼んだ。
花沢さんが少しカオリちゃんを睨んだが、俺がさっき言ったいいことのおかげか、あまり気にもとめない。
『磯野くん、先生が呼んでるわ』
俺は、そう?とだけ答えて職員室へと向かう。
先に言っておくが、俺は決してカオリちゃんが好きな訳じゃない。
可愛いとは思うが所詮はガキにしかすぎない。
:08/12/06 12:33
:W52S
:8NgF0/p.
#72 [ゆー]
れいかさん、ありがとうイ
:08/12/06 12:34
:W52S
:8NgF0/p.
#73 [ゆー]
ガララ‥と職員室の戸を開けた。
『磯野!また遅刻か!』
先生が俺に怒鳴った。
さすがに少しビビる。
怒られるのは嫌いだ。
『昨日、寝ないで看病していたもんで‥』
俺は嘘をついてこの場から逃げ出そうと考えた。
『誰か病気なのか?』
先生が少し心配そうに聞いてきた。
:08/12/06 12:37
:W52S
:8NgF0/p.
#74 [ゆー]
『急に昨日の夜中、妹が熱を出して‥
母や姉は寝ていたのでボクしかいなくて‥』
そういうと先生は
『しかし今日、妹さんは学校に来ていたぞ?』
やべ‥先生疑ってる。
『ボクの看病のおかげかな?朝にはすっかり良くなったみたいで安心したよ』
そう言うと先生は
『そ、そうか‥あまり遅刻するなよ』
とだけ言って教室に帰してくれた。
‥やれやれ
:08/12/06 12:42
:W52S
:8NgF0/p.
#75 [ゆー]
なんやかんや授業を終えて、俺は帰る準備をしていた。
『磯野!帰ろうよ!』
中島が言ってきた。
『悪い!先に帰ってて!ちょっと用事あるから』
中島はちぇーっとだけ言って帰ってった。
悪いね中島。
今からお楽しみが待ってんだよ。
帰っていく中島の背中にあかんべーをして、俺は花沢さんたちを探しにいった。
:08/12/06 12:46
:W52S
:8NgF0/p.
#76 [ゆー]
花沢さんとカオリちゃんどこかなあ‥
と言うよりワカメの話は本当なのだろうか‥
ガタッ‥
ん?科学室から音が聞こえる。
まさか‥これが学校の七不思議というやつか!?
俺は恐い話や恐怖体験談が大好き!
好奇心で科学室のドアを開けて、暗幕にくるまって隠れた。
オバケめ!来るなら来いよ!
:08/12/06 12:49
:W52S
:8NgF0/p.
#77 [ゆー]
『ほら、脱ぎなさいよ!』
『ねぇ‥もうやめてよ、こんなこと‥私、恐いよ!』
バシッ!!
『口答えするんじゃないわよ!』
うぉー‥
目の前で花沢さんがカオリちゃんに怒鳴りながらカオリの頬を叩いている。
痛そうだね‥
:08/12/06 12:52
:W52S
:8NgF0/p.
#78 [ゆー]
『いい!?これは練習なのよ!
エッチの練習をして腕を磨き、磯野くんに喜んでもらうのよ!
約束したじゃない!』
花沢さんがカオリちゃんの服を脱がしながら言っている。
‥なんですと?
:08/12/06 12:55
:W52S
:8NgF0/p.
#79 [ゆー]
『そんなことしなくても、小学生らしく告白すればいいじゃない!私、普通に磯野くんに告白したいわ!
‥‥ンァッ!あぁん!』
『声出しながらまともなこと言っても迫力ないわよ!カオリちゃん‥
いい?あんたも磯野くんが好きなら二人で磯野くんを襲って、私たちの虜にしちゃうのよ!
そうすれば、磯野くんは喜んでくれるわ‥』
‥なんという勘違いをしているんだコイツらは。
俺が小学生の体にときめく訳ないだろう‥。
せめてウキエぐらいの歳になってから言え。
:08/12/06 12:59
:W52S
:8NgF0/p.
#80 [ゆー]
花沢さんはカオリちゃんの淫部にしゃぶりつきながら、またブホブホと鼻息を荒くしていた‥
カオリちゃんは泣いていたが、悲しくて泣いているのか、気持ちよくて泣いているのか‥。
‥仕方ねぇな‥
俺は暗幕から出て二人に近付いた。
:08/12/06 13:02
:W52S
:8NgF0/p.
#81 [ゆー]
『い、磯野くん!』
花沢さんが俺を見つめて言ってきた。
『楽しそうだね‥』
フッと笑いながらカオリの頭を撫でてみた。
『磯野くん‥私‥ん!』
カオリが何か言いかけていたが、おかまいなしにカオリの淫部をなぞった。
:08/12/06 13:06
:W52S
:8NgF0/p.
#82 [ゆー]
『い、磯野くん!私のも!』
バッとスカートをめくって花沢さんが言ってきた。
‥俺は花沢の淫部に指を入れた。
とりあえずAV通りにしてみるか‥
指を出したり入れたりすると二人はあっけなく絶頂した。
まだ性感体をまさぐったことがあまりないからか?
早くイキすぎだろ‥
それにしても‥
:08/12/06 13:11
:W52S
:8NgF0/p.
#83 [ゆー]
つまらん‥
:08/12/06 13:12
:W52S
:8NgF0/p.
#84 [ゆー]
たいして何もおもしろくない行為だな‥
カオリちゃんと花沢さんは、俺の名前を呼び、キスをしようと迫る‥
気持ちわりぃんだよ‥
:08/12/06 13:19
:W52S
:8NgF0/p.
#85 [ゆー]
俺は二人を突き飛ばした。
『そんなことで俺は欲情しないよ?‥そんな二人は好きじゃない』
そう言って科学室から出た。
:08/12/06 13:24
:W52S
:8NgF0/p.
#86 [ゆー]
一 旦 休 憩
:08/12/06 13:25
:W52S
:8NgF0/p.
#87 [ゆぃな]
お
おもしろい....(笑)
カツオくん実ゎドSなんだね(笑)
:08/12/06 14:37
:F904i
:VC0WKkxo
#88 [ゆー]
ありがとうございます
カツオくんはSなのかな?笑
:08/12/06 15:13
:W52S
:8NgF0/p.
#89 [ゆー]
冷たい廊下をトボトボと歩いていると
『磯野くん!』
カオリちゃんの声だ。
俺は振り向くことなく
『なに?』
とだけ答えた。
『どうして‥私に触ったの?‥』
‥つまらん質問だな。
なぜかって?
そりゃ興味もあったさ。
しかし、うまく言えないが、それだけじゃない。
きっと、俺は欲情してみたかったのかもしれない。
今までグロテスクな女ばかりだったから‥
姉さんも‥ウキエさんも‥
俺はそいつらの気持ちになってみたかったのかもしれない。
‥なれなかったけどな。
:08/12/06 15:22
:W52S
:8NgF0/p.
#90 [ゆー]
『磯野くん‥答えて』
好きだからとでも言ってほしいのか?
お前だけじゃなく、花沢さんのにも触った俺に‥
『うーん、好奇心もあったんだよね‥でも、矛盾してるかもしれないけどボク二人のそんな姿‥
見たくないよ』
‥吐き気がするからね
:08/12/06 15:25
:W52S
:8NgF0/p.
#91 [ゆー]
『ごめんなさい、磯野くん
私‥もうしないわ!
だから‥今まで通り友達でいて』
目に涙を溜めながらカオリちゃんは言った。
‥俺はカオリちゃんに
『あったりまえじゃないか!カオリちゃんは大切な友達だよ!』
と笑みを浮かべてピースをした。
カオリちゃんは、ありがとうと言って走って帰った。
‥カオリちゃん、花沢さん置き去りかい?笑
:08/12/06 15:29
:W52S
:8NgF0/p.
#92 [ゆー]
花沢さんは、カオリの後を追いかけて走って行った。
‥さあて、俺も帰ろかな。
:08/12/06 15:30
:W52S
:8NgF0/p.
#93 [ゆー]
外はかなり寒かった。
俺は、姉さんの編んだマフラーをして帰った。
すると、綺麗なお姉さんが涙を流していた。
‥今までにない感情が俺をくすぐった。
綺麗な涙だ‥
:08/12/06 15:32
:W52S
:8NgF0/p.
#94 [ゆー]
俺はお姉さんに近付いた。
お姉さんは慌てて涙を拭き取っている。
『‥無理して涙拭きとんなよ』
お姉さんは、え?という顔で見てきた。
:08/12/06 15:36
:W52S
:8NgF0/p.
#95 [ゆー]
『泣きたきゃ泣け‥そうしないと辛いのはアンタなんだよ‥』
俺は自分を作ることも忘れて、お姉さんの首に自分のマフラーを巻いた。
『‥それ、やるから‥』
お姉さんは一言もしゃべらず、ただただ泣いていた。
:08/12/06 15:36
:W52S
:8NgF0/p.
#96 [ゆー]
俺は急に恥ずかくなってその場から逃げるように走って帰った。
何やってんだ俺は‥
知らないお姉さんにあんな臭いセリフ吐いて‥
俺らしくない‥
:08/12/06 15:37
:W52S
:8NgF0/p.
#97 [ゆー]
そんなことを考えてると
『ご主人様ッ』
小さい声で、そっと呟く女が約1名‥
‥ウザイ
今はてめぇの面は見たくないんだよ
:08/12/06 15:39
:W52S
:8NgF0/p.
#98 [ゆー]
俺は聞こえないふりをしてスルーしようとしたが
ガシッと腕をつかまれて、あっさりウキエの部屋へと連行された。
‥チッ
:08/12/06 15:40
:W52S
:8NgF0/p.
#99 [ゆー]
俺は何も言わずウキエを睨んだ。
『そんな恐い顔しちゃイヤx』
『‥俺もお前の面見るのイヤx』
ウキエに俺は笑みを浮かべて言った。
『きゃあ!カツオちゃんが、笑ってくれたあ♪』
‥笑ったがお前の面見たくねぇと言ったのにどこに喜ぶ要素があるんだよ
:08/12/06 15:44
:W52S
:8NgF0/p.
#100 [ゆー]
ウキエは俺に顔を近づけた。
唇と唇が触れるんじゃないかって所で、俺は右ストレートを顔面にかました。
そろそろ気付いたかな?
そう‥俺はキスという行為が大嫌いだ。
:08/12/06 15:46
:W52S
:8NgF0/p.
#101 [ゆー]
なぜ、キスが嫌いなのかは根拠はないが汚いとしか思わんのだ。
俺はウキエに
『キスは嫌いだ』
と言い放った。しかしウキエは殴られたのが悔しかったのか、プライドが傷付いたのか
『好きならしたいって思うの当たり前でしょ!』
と叫んだ。
‥いや、俺はお前好きじゃねぇし。
:08/12/06 15:49
:W52S
:8NgF0/p.
#102 [ゆー]
『おい、奴隷‥』
ウキエの顎を勢い良くつかんだ。
『てめぇにキスしたのは、あの時が最後だ‥もう二度としない』
あの時とは初めてウキエが奴隷になった時だ。
あの時はカッとなりウキエにキスしてしまった。
‥するんじゃなかったぜ
胸くそわりぃ‥
:08/12/06 15:52
:W52S
:8NgF0/p.
#103 [ゆー]
『‥じゃあな』
俺はウキエにそういうと玄関を出た。
ウキエの言葉が妙に俺をくすぐる。
好きならキスしたい‥?
そもそも好きって何なんだよ。
:08/12/06 15:55
:W52S
:8NgF0/p.
#104 [ゆー]
『ただいまー』
俺は玄関の戸を開けた。
『おかえり、遅かったねぇ』
母さんが出迎えてくれた。
‥おやつ食いたい。
:08/12/06 15:57
:W52S
:8NgF0/p.
#105 [ゆー]
『今日のおやつは草餅だよ。ワカメはもう食べたからね‥手を洗っておいで』
草餅か‥母さんの草餅はうまいからな♪
俺はダッシュで手を洗って食べた。
:08/12/06 15:59
:W52S
:8NgF0/p.
#106 [ゆー]
一旦休憩
:08/12/06 16:12
:W52S
:8NgF0/p.
#107 [nicola]
頑張って
:08/12/06 16:59
:W61T
:Gk7/ezdo
#108 [あゆ]
:08/12/06 17:18
:N701iECO
:mWyFWB8A
#109 [ゆん]
皆さまありがとうございます
嬉しいです(´・ω・`)
:08/12/06 18:07
:W52S
:8NgF0/p.
#110 [ゆー]
↑名前打ち間違えましたホ
:08/12/06 18:08
:W52S
:8NgF0/p.
#111 [ゆー]
俺は草餅を食いながらあのお姉さんのことを考えていた。
綺麗だった。
もっと知りたいという感情が芽生えていた。
‥何でだろう
:08/12/06 18:10
:W52S
:8NgF0/p.
#112 [ゆー]
‥誰なんだろ
‥どこの人なんだろ
‥なんで泣いてたんだろ?
:08/12/06 18:11
:W52S
:8NgF0/p.
#113 [ゆー]
‥今度会ったら母さんの草餅食わしてやりたいな♪
そんなことを考えてたら嬉しくなってきた。
また会いたい‥
:08/12/06 18:14
:W52S
:8NgF0/p.
#114 [ゆー]
『あら、カツオ帰ってたの?』
姉さんが買い物から帰ってきた。
あ、ヤベ‥朝のこと怒られるかも‥
『うん、おかえり姉さん』
俺は目を合わせず言った。
怒られる‥?
:08/12/06 18:17
:W52S
:8NgF0/p.
#115 [ゆー]
姉さんが近付いてきた。
『カツオ、昨日はゴメンね』
‥ん?姉さんが‥
姉さんが謝ったあぁ!?
:08/12/06 18:19
:W52S
:8NgF0/p.
#116 [ゆー]
『へ?‥』
俺は鼻から声を出した。
『カツオにあんなとこ見せちゃって‥ゴメンね』
俺はダイエットだったのになんで困ってんのさ?
ってシラを切った。
俺なりの優しさだよ‥
ありがたく思えよ‥
:08/12/06 18:48
:W52S
:8NgF0/p.
#117 [ゆー]
姉さんはフッと微笑んで
『早く宿題なさい!』
って言っていった。
‥はいはい
:08/12/06 18:51
:W52S
:8NgF0/p.
#118 [我輩は匿名である]
面白い(>ε<*)

頑張っ下さい

:08/12/06 19:48
:SH905i
:wnj4oYq.
#119 [ゆー]
はい(笑)~
頑張ってみますx
:08/12/06 21:13
:W52S
:8NgF0/p.
#120 [ゆー]
宿題なんか花沢に任せりゃいいし‥
俺は部屋でマンガを読むことにした。
それを横目に見たワカメは
『お兄ちゃん‥宿題しなくちゃ怒られるよ‥?』
と心配そうに俺を見つめる。
:08/12/06 21:16
:W52S
:8NgF0/p.
#121 [ゆー]
『大丈夫だってぇ♪今はマンガ読みたい気分なんだよ♪』
ハハハっと俺は笑い飛ばした。
『もう!怒られてもしらないからね!』
おうおう。上等だよバカヤロウ。
:08/12/06 21:19
:W52S
:8NgF0/p.
#122 [我輩は匿名である]
実際かつおがこんなんやったらきもい

けどおもしろい

((笑
:08/12/06 21:27
:SH906i
:wCVtUoDw
#123 [ゆー]
その時、玄関から大きな声が聞こえた。
『ただいまあー!』
‥うるせぇ。
この声はマスオ兄さんだな。
俺はマンガを置いて玄関へと向かった。
:08/12/06 21:49
:W52S
:8NgF0/p.
#124 [ゆー]
匿名さんx
実際カツオがこんな性格ぢゃ恐いですよね
:08/12/06 21:50
:W52S
:8NgF0/p.
#125 [ゆー]
『おかえり、マスオ兄さん』
うわ!酒くせぇ‥
『やあ!カツオくん、まだ起きてるのかい?』
まだって‥まだ夜の8時だそ‥
:08/12/06 21:51
:W52S
:8NgF0/p.
#126 [ゆー]
相当酔ってるね‥こりゃ。
『アナタったら‥さっさとお風呂入っちゃって!』
姉さんがマスオ兄さんのカバンを持って言った。
『そうするよ、ハニー♪』
‥ん?
俺は異変に気付いた。
:08/12/06 21:53
:W52S
:8NgF0/p.
#127 [ゆー]
マスオ兄さん‥
あんた‥
:08/12/06 21:54
:W52S
:8NgF0/p.
#128 [ゆー]
俺は内心焦った。
この人の人柄を考えたら‥そんなことをできるような人に見えない。
でも、明らかにおかしいよな?
マスオ兄さんのスーツから女物の香水の香りがするなんて‥
:08/12/06 21:56
:W52S
:8NgF0/p.
#129 [ゆー]
姉さんは気付いてないようだ。
マスオ兄さんは、いそいそと風呂場へと向かう。
俺は信じたくない気持ちで、明日の夜にマスオさんを尾行することに決めた。
姉さんを裏切ったら許さない‥
:08/12/06 21:58
:W52S
:8NgF0/p.
#130 [ゆ]
おもれwww主さん最高\(^O^)/
:08/12/07 09:52
:SH904i
:51gmxGYs
#131 [ゆー]
ゆxさん
ありがとうございます
最高だなんて光栄ですx
:08/12/07 10:14
:W52S
:ADv4H.fE
#132 [ゆー]
とりあえず、今日は寝よう。
もしかしたら、ただ試供品の香水をふっただけかもしれん‥
‥んな訳ない。
ここらへんで香水売ってるのはデパートしかないはずだ。
会社からデパートは家へ帰る道のりの反対方向だ。
:08/12/07 10:17
:W52S
:ADv4H.fE
#133 [ゆー]
じゃあわざわざ誰かのプレゼントを見にデパートへ‥?
‥それもあり得ない。
マスオさんは8時過ぎに帰ってきた。時間的に推測すると、いつものように7時には仕事が終わっているはずだ。
それから会社の近くの居酒屋で飲んでいた。
‥誰と?
:08/12/07 10:19
:W52S
:ADv4H.fE
#134 [ゆー]
そうか、もしかしたら その店に一緒に行った人の香水の香りが移ったのかもしれないな。
会社の同僚で、女の子がいたとか!
‥まぁ、そのうち分かるだろう。
考えるのが疲れてきた。
おやすみ‥
―――――――
――――
――
:08/12/07 10:23
:W52S
:ADv4H.fE
#135 [ゆー]
朝になった。
俺は誰にも起こされることなく、目覚めの良い朝を迎えた。
『あら、珍しいわね!カツオがこんな早く起きてるなんて!』
姉さんが、雨でも降りそうねっとからかってきた。
‥誰の為だと思ってやがる
このクソ女。
:08/12/07 10:26
:W52S
:ADv4H.fE
#136 [ゆー]
とりあえず、俺は学校へ行く準備をした。
早く起きたのは、誰もいない教室で計画を練るためだ。
さて、準備はできた。
母さんと姉さんに、行ってきますとだけ伝えて 家を早足で出た。
:08/12/07 10:29
:W52S
:ADv4H.fE
#137 [ゆー]
俺は、教室へ着くと素早くノートを取り出して計画を立て始めた。
まず、学校から帰ったら中島の家に泊まると嘘をついて会社帰りのマスオさんの後をつける。
‥中島にも手をまわさないとな。
しかし、今日もマスオさんが寄り道をするとは限らないからな‥
非常に計画が立てにくい。
:08/12/07 10:52
:W52S
:ADv4H.fE
#138 [ゆー]
まぁいい。
その点は何とかなるだろう。
それより‥どこに泊まろうか。
マスオさんがもし、良からぬことをしてホテルにでも行ったら‥俺もホテルに泊まるしかないな。
金は、去年のお年玉がまだある。
:08/12/07 10:54
:W52S
:ADv4H.fE
#139 [ゆー]
しかし、マスオさんはホテルに行ったとしても宿泊することは まずないだろうな。
その方が俺も都合がいい。
ホテルから出たマスオさんたちをしばらく尾行して、二人が別れた所で俺は女を尾行すればいい。
:08/12/07 10:57
:W52S
:ADv4H.fE
#140 [ゆー]
当然、女の居所も俺はつかむつもりだ。
‥うん。
楽しみだな、こりゃ。
さて、何を準備するかな‥ ?
:08/12/07 10:59
:W52S
:ADv4H.fE
#141 [ゆー]
・カメラ
・お年玉の残り金
・おやつ
・飲み物
・ノート
・録音機
‥小学生の俺が用意できるのは、こんなもんだろ。
:08/12/07 11:02
:W52S
:ADv4H.fE
#142 [あゆ]
頑張ってください

:08/12/07 11:02
:N701iECO
:VeANghQ2
#143 [ゆー]
『おはよー!磯野ぉ!』
‥中島か。
もう来やがった。
時計を見ると8時だった。
一時間以上も計画を立ててたのか‥
『おはよう、中島ぁ!』
俺はノートを見つからないように机の中に隠した。
:08/12/07 11:05
:W52S
:ADv4H.fE
#144 [ゆー]
『どうしたんだい?磯野、今日は遅刻しなかったんだね』
いつ来たの?と言わんばかりに中島が首をかしげる。
『今さっきだよ!姉さんに叩き起こされてさ‥それより中島ぁ、今日おまえの家に泊まることにしてくれない?』
‥俺の頼み聞いてくれるよな?メガネ野郎‥
:08/12/07 11:08
:W52S
:ADv4H.fE
#145 [ゆー]
中島はキョトンとして
『いいけど‥どうしてだい?』
‥しまった、理由まで考えてなかった。
『ちょっと先輩の家に泊まることになってんだけど、姉さんにバレたらうるさいからさ‥』
‥ちなみに、俺が尊敬するような先輩なんざいない。
野球部の先輩なんざアホばっかだ。
:08/12/07 11:10
:W52S
:ADv4H.fE
#146 [ゆー]
『先輩って‥野球部の?』
中島は不思議そうな目をした。
‥そりゃそうだわな。小学生が先輩の家に泊まるだなんてなかなかないしな。
そんなことするのは不良だと思われがちだ。
‥バカバカしい。
:08/12/07 11:12
:W52S
:ADv4H.fE
#147 [ゆー]
あゆさんx
ありがとう(^ω^)イ
:08/12/07 11:13
:W52S
:ADv4H.fE
#148 [ゆー]
俺は中島に適当に返事をした。
いちいち架空の細部を語るのは面倒だ。
早く‥早く放課後になれ‥。
―――――――――
―――――
―――
―
:08/12/07 11:14
:W52S
:ADv4H.fE
#149 [ゆー]
やっとクソ長い授業が終わった。
花沢さんが話かけてきたが、俺は無視して走って帰った。
今は、てめぇの相手できねぇんだよ。
‥ブタゴリラが。
:08/12/07 11:16
:W52S
:ADv4H.fE
#150 [ゆー]
まず、姉さんに泊まるということを伝えなければならん。
タイミングをうまくつかまなくては‥
『‥姉さん、今日中島の家に泊まるから♪明日は土曜日だし‥行ってくるから』
頼むぞ姉さん‥
てめぇの為に行くんだからすんなり行かせろや‥
:08/12/07 11:19
:W52S
:ADv4H.fE
#151 [ゆー]
『‥ふーん、土曜日はアタシと朝から買い物に行くんじゃなかったっけ?』
‥煤I?
だあぁー!忘れてたぜ!
『ね、姉さん!大丈夫だよ!朝には帰ってくるからさ♪』
俺は極上のスマイルを浮かべ、姉さんの手を握った。
:08/12/07 11:22
:W52S
:ADv4H.fE
#152 [ゆー]
『‥絶対よ?』
姉さんは上目使いで俺を見る。
‥吐き気が。
実の姉にも吐き気がするとは俺も相当、女が嫌いなんだな。
:08/12/07 11:24
:W52S
:ADv4H.fE
#153 [ゆー]
俺は姉さんにウインクだけして部屋で準備をした。
‥家を出るのは5時頃でいいだろう。
あと一時間以上ある。
おやつでも食うか。
『姉さあーん♪おやつぅ♪』
:08/12/07 11:26
:W52S
:ADv4H.fE
#154 [ゆー]
『はいはい、今日はチョコレートケーキよ♪』
うぉぉ!豪華じゃねえか!
『草餅もあるのよ♪』
‥組み合わせ悪くね?(笑)
:08/12/07 11:29
:W52S
:ADv4H.fE
#155 [ゆー]
とりあえず俺は両方食べた。
‥うん。
チョコレートケーキも当然のごとくうまい。
でも、草餅が一番だな。
味がうまいとかじゃないんだよな。
これ食うと母さんの暖かみが感じられる‥
俺もマザコンかな?
:08/12/07 13:28
:W52S
:ADv4H.fE
#156 [ゆー]
食べ終えて、ちょっと時間的には早いが家を出た。
マスオ兄さんの会社はここから結構かかる。
‥駅で待ち伏せしようか。
結構待たなくちゃいけないな‥
俺は駅の横にある喫茶店で時間を潰すことにした。
:08/12/07 13:31
:W52S
:ADv4H.fE
#157 [ゆー]
さっきのおやつを食べたから腹は減ってなかったがなにも頼まないのは格好悪いね‥
とりあえずコーヒーを頼むことにした。
数分後、コーヒーは湯気をまといながら俺のもとへと運ばれてくる。
‥うん、なかなかだな。
:08/12/07 13:34
:W52S
:ADv4H.fE
#158 [ゆー]
しばらく経ってから俺は窓越しに外を見つめた。
‥ドクン
俺の心臓は大きく波打って俺の体に衝撃を与えた。
:08/12/07 13:36
:W52S
:ADv4H.fE
#159 [ゆー]
コーヒーのようなモカブラウンの髪色に、白く柔らかい肌‥
スーツを着ているが中高生と言っても大丈夫なんじゃないかと思うほど幼い顔立ち‥
あのお姉さんだ‥
:08/12/07 13:39
:W52S
:ADv4H.fE
#160 [ゆー]
また‥また会えた‥。
俺は久々に見たお姉さんの姿を凝視していた。
‥今日は泣いてないんだな。
どんな声をしているんだろう‥
‥話かけてみたい‥。
:08/12/07 13:40
:W52S
:ADv4H.fE
#161 [ゆー]
ガタッ
俺は喫茶店の席を立った。
代金を払って、無我夢中でお姉さんの元へと向かおうとした。
‥そのときだった。
『おーい!こっちだよ』
‥あ?
:08/12/07 13:42
:W52S
:ADv4H.fE
#162 [ゆー]
‥煤I?
『いやぁ‥待ったかい?』
な‥なに?
『いえ‥』
何が起きた‥?
『行こうか‥?』
『はい‥』
何でなんだよ‥
:08/12/07 13:44
:W52S
:ADv4H.fE
#163 [ゆー]
俺の思考回路は停止状態だった。
あのお姉さんの肩を組んで歩いているのは紛れもなく‥
マスオ兄さんだった‥
お姉さんが‥マスオ兄さんの‥
‥愛人?
:08/12/07 13:46
:W52S
:ADv4H.fE
#164 [ゆー]
ま‥待て待て!
勝手に決めつけるのは良くない。
とりあえず‥写真だけを俺は撮った。
‥俺は二人の後をつけた。
:08/12/07 13:48
:W52S
:ADv4H.fE
#165 [ゆー]
二人の後をつけ、話を聞いていると、お姉さんの名字が分かった。
潮吹‥
しおふき‥?
変わった名字だ‥
:08/12/07 13:49
:W52S
:ADv4H.fE
#166 [ゆー]
マスオ兄さんは潮吹さんに狂ったようにしゃべり続けている。
一方の潮吹さんはというと‥うつむいて愛想笑いを浮かべるだけ。
‥ふーん。
なるほど‥
:08/12/07 13:51
:W52S
:ADv4H.fE
#167 [ゆー]
マスオ兄さんは案の定、潮吹さんを連れてラブホテルへと入った。
俺はマスオ兄さんたちの隣の部屋を一泊料金で借りた。
そして俺は、壁に耳をすませて聞いていた。
:08/12/07 13:53
:W52S
:ADv4H.fE
#168 [ゆー]
『潮吹くん、脱ぎなさい』
‥おうおう。
めちゃくちゃ聞こえるじゃねえかよ!
俺は壁に録音機を固定するようにテープで貼り付けて録音ボタンを押した。
‥カチッ
:08/12/07 13:56
:W52S
:ADv4H.fE
#169 [ゆー]
『マスオさん‥私、もうやめたいんです‥』
『何言ってるんだ‥やめたら困るのは君じゃないのかい?
あの事バラしても‥いいのかな』
‥やっぱりな。
あのお姉さんはマスオさんに弱みを握られてるんだ。
:08/12/07 14:11
:W52S
:ADv4H.fE
#170 [ゆー]
『‥うッ‥グスン』
お姉さんは泣きはじめたようだ。
『君のアレはまさに名器と言えるだろうね‥フフフ‥』
‥俺はマスオ兄さんを軽蔑した。
むしろ‥殺してしまいたい。
x潮吹あわびの顔 [jpg/17KB]
:08/12/07 14:13
:W52S
:ADv4H.fE
#171 [ゆー]
それから潮吹さんの鳴き声と共に激しいベッドの軋む音と‥
快楽に満ちた喘ぎ声が聞こえてきた‥
‥グロテスクだとは思わなかった。
俺は、マスオ兄さんに激しい嫉妬を抱いた。
この感情をどう表現すればいいのだろう‥
:08/12/07 14:18
:W52S
:ADv4H.fE
#172 [☆》R]
きめえwぱねぇ
:08/12/07 14:19
:SO705i
:sns5fYaI
#173 [ゆー]
―――――――
――――
――
‥一時間程続いただろうか。
俺は、録音機を止めた。
‥証拠は十分だろう。
二人が外を出るのを見計らい、俺も外に出た。
:08/12/07 14:20
:W52S
:ADv4H.fE
#174 [ゆー]
Rさんx
だいぶきもくてぱねぇでしょ?(笑)
応援していただけたら本望です。
:08/12/07 14:21
:W52S
:ADv4H.fE
#175 [ゆー]
マスオさんは潮吹さんに3万渡してスタコラと帰って行った。
‥潮吹さんは3万を見つめてゴミ箱に捨てた。
俺は複雑な気持ちだった。
:08/12/07 14:22
:W52S
:ADv4H.fE
#176 [ゆー]
俺は少しの笑みを浮かべて潮吹さんに近付いた。
『また会ったね‥』
『アナタ‥この間の‥』
潮吹さんはニコっと笑ってくれた。
‥やっぱり可愛い。
:08/12/07 14:25
:W52S
:ADv4H.fE
#177 [ゆー]
『この間はありがとうね‥』
『いえ‥俺こそ余計なことをして‥』
お姉さんは、そんなことないと首を振った。
『ちょっと話さない?』
え‥―?
と戸惑うお姉さんの腕を引き、俺はさっきの喫茶店へと入った。
:08/12/07 14:31
:W52S
:ADv4H.fE
#178 [ゆー]
『すみません、いきなり‥』
俺はとりあえずお姉さんに謝った。
『ううん、私も話したかったから‥』
俺は、またコーヒーを注文した。
コーヒー二つ‥
:08/12/07 14:33
:W52S
:ADv4H.fE
#179 [ゆー]
『この間は泣いてる所見られちゃって‥格好悪かったよね、恥ずかしい』
『お姉さん、名前なんて言うの?』
もう名前は知っていたが、俺はお姉さんの口から聞きたかった。
『‥あわび』
:08/12/07 14:36
:W52S
:ADv4H.fE
#180 [ゆー]
『あわびさんか‥俺は、カツオだよ』
あわびさんはカツオ君か‥と呟きながらコーヒーを口に含んだ。
『あの時のカツオ君の言葉‥嬉しかった』
俺が、ん?って顔をしてると、あわびさんはクスっと笑って
『泣きたきゃ泣け‥って、泣いている理由を聞かないで‥ただそう言って見ず知らずの私なんかに暖かいマフラーをかけてくれた‥』
俺は急に恥ずかしくなって
『‥思ったこと言っただけ』
と目をそらして素っ気なく言った。
:08/12/07 14:44
:W52S
:ADv4H.fE
#181 [ゆー]
『‥カツオ君は、コーヒーに似ているわ‥』
‥コーヒー?
俺がまた、首をかしげていると、あわびさんは続けて言った。
『コーヒーのように苦くて大人な感じなんだけど、ふとした時に甘くなる‥ミルクや砂糖を加えれば加えるほど、カツオ君の優しさは引き立つ‥みたいな』
‥俺には難しくてあまり理解できなかったが、悪い気はしなかった。
『じゃあ‥あわびさんは雪だね』
:08/12/07 14:48
:W52S
:ADv4H.fE
#182 [ゆー]
俺は降ってきた雪を指差して言った。
『雪みたいに白くて小さく‥すぐに溶けてしまいがちで儚くもろいが‥その存在は大きいんだよ‥』
あわびさんは
『雪みたいに早く溶けてなくなりたいよ』
と呟いたが、俺は聞こえないふりをした。
:08/12/07 14:52
:W52S
:ADv4H.fE
#183 [ゆー]
『‥それに、私は存在感ないしさ‥』
‥悪いね、あわびさん。
俺の中ではアンタの存在はあり得ない程、大きさを増してんだよ。
俺がコーヒーだと言うなら、コーヒーの湯気でアンタを暖めてやるよ‥溶けないように包んでやるよ‥
:08/12/07 14:55
:W52S
:ADv4H.fE
#184 [ゆー]
でも、今の俺にはそんな言葉をかけられる余地はない。
『私‥いけないことしてるの‥上司に‥危ないことされてるのを‥先輩に見られて‥脅されて‥
それで‥』
‥ははーん、上司に出世されてほしいなら俺と一夜をすごせみたいなことを言われてんのをマスオ兄さんに見られたのね?
:08/12/07 14:58
:W52S
:ADv4H.fE
#185 [ゆー]
『‥会社やめないの?』
俺は、あわびさんを見つめて言った。
『無理だよ‥私のお母さんがその上司に頼んで私を働かせてくれてるの‥お母さんの努力を無駄にできないよ‥』
『一週間‥時間くれない?』
あわびは、驚いていたが、次の俺の言葉に更に驚きを隠せないようだった。
:08/12/07 15:02
:W52S
:ADv4H.fE
#186 [ゆー]
『一週間で、そいつら二人があわびさんに手を出さないようにしてやるよ‥』
あわびさんは、目を丸くしたが次の瞬間に
『アハハハ!無理だよぉ、でもありがとうね‥カツオ君みたいな子どもに、こんな話聞かせちゃって‥ゴメンね』
あわびさんは帰る支度をしていた。
俺はその手をつかみ
『それまで毎日、この場所に、この時間で会おう』
‥俺は伝票を持ち、二人分のコーヒー代を払って外へ出た。
:08/12/07 15:07
:W52S
:ADv4H.fE
#187 [ゆー]
一旦休憩
:08/12/07 15:07
:W52S
:ADv4H.fE
#188 [我輩は匿名である]
めちゃくちゃカツオカッコいいっす
頑張って!
:08/12/07 16:58
:P905i
:☆☆☆
#189 [我輩は匿名である]
書いて
:08/12/07 18:22
:W61T
:8kAcZtUc
#190 [ゆー]
ありがとうございます
書きますx
:08/12/07 18:23
:W52S
:ADv4H.fE
#191 [ゆー]
カツオは、振り返らずにまっすぐに帰った。
目的はただ一つ‥
あの人を助ける‥
:08/12/07 18:26
:W52S
:ADv4H.fE
#192 [ゆー]
宿泊先のラブホテルに着いて、今日のことを思い出していた。
この隣の部屋であわびさんはマスオ兄さんに‥
欲望と憎悪が入り混じる‥
‥俺、あの人が好きなのか?
:08/12/07 18:29
:W52S
:ADv4H.fE
#193 [ゆー]
‥俺が女を好き?
はッ‥バカげてる。
うまくは言えないが、俺は恋や愛という言葉を知らない。
いつも自分を偽っていたからか感覚が麻痺していた。
‥好きなんかじゃねぇ。
:08/12/07 18:31
:W52S
:ADv4H.fE
#194 [ゆー]
‥とりあえず作戦を練ろう。
一週間という短い期間で、どうやってあの人を助けるかだ‥
マスオ兄さんを封じ込めることは簡単なことだ。
しかし、上司が問題だ‥。
名前も知らねぇ奴に、一体どうすれば‥?
:08/12/07 18:35
:W52S
:ADv4H.fE
#195 [ゆー]
‥先にマスオを絞めるか。
それから口を割らせばいい。
俺は疲れていたので風呂場へと足を運んでお湯を入れた。
‥今日は早めに寝よう。
:08/12/07 18:37
:W52S
:ADv4H.fE
#196 [ゆー]
お湯を入れている間にテレビをつけた。
カチ‥ッ
狽、おぉ‥
:08/12/07 18:39
:W52S
:ADv4H.fE
#197 [ゆー]
何とテレビをつけると
“地元AV集☆一般人が!?”
というAVが始まった。
何も見るものがなかったので、見ていた。
‥グロテスクだ。
:08/12/07 18:40
:W52S
:ADv4H.fE
#198 [ゆー]
‥何なんだこのグロテスクな映像は。
なんでこんなに男優は興奮してんのか分かんねぇ‥
女もうるせぇ‥
‥汚い行為だ。
俺は音量を下げた。
カチカチカチカチ‥
:08/12/07 18:42
:W52S
:ADv4H.fE
#199 [ゆー]
俺がリモコンを置いた瞬間‥
『うっひゃあ‥君すごいよ‥』
小さな音量だが、聞き覚えのある声だ。
恐る恐るテレビの画面を見た。
狽ヘあぁぁぁ!?
:08/12/07 18:44
:W52S
:ADv4H.fE
#200 [あゆ]
書いてください
:08/12/07 18:53
:N701iECO
:VeANghQ2
#201 [我輩は匿名である]
頑張ってくださいイ~
:08/12/07 18:55
:W61T
:8kAcZtUc
#202 [ゆー]
ありがとゔ
ちゃんと完結させますんでご安心下さい。
:08/12/07 18:57
:W52S
:ADv4H.fE
#203 [ゆー]
の‥のりすけおじさん‥
俺は笑いを堪えるのに必死だった。
なんで、のりすけ?
のりすけがAV男優‥?
ブハッ!
:08/12/07 18:58
:W52S
:ADv4H.fE
#204 [ゆー]
俺はグロテスクな笑いと言うものを初めて知った瞬間だった。
俺はあまりに面白かったので、その番組を録画して風呂に入った。
‥さすがラブホテル。
風呂は、かなり綺麗だ。
:08/12/07 19:00
:W52S
:ADv4H.fE
#205 [ゆー]
‥浴槽から浮かぶ湯気を見ていた。
俺が、あわびさんに言い損ねた湯気の話‥。
ま、言った所で笑われるだけだよな。
なんせ俺は‥まだ小学生だから。
何でこんなに胸が痛いんだろう
:08/12/07 19:02
:W52S
:ADv4H.fE
#206 [ゆー]
のぼせたのかな?
心臓が締め付けられる‥
カツオは、自分が恋をしていることに、まだ気付いてないのだ。
:08/12/07 19:06
:W52S
:ADv4H.fE
#207 [ゆー]
明日テストなので一旦休憩します。
少しお待ち下さい。
:08/12/07 19:07
:W52S
:ADv4H.fE
#208 [我輩は匿名である]
テスト頑張ってツ
:08/12/07 19:23
:W61T
:8kAcZtUc
#209 [ゆー]
ちょっと更新x
何より辛かったあの言葉‥
あわびが言った
『カツオ君みたいな子どもに‥』
そんなに俺‥子どもなのか?
子どもが、あんたを守っちゃいけないのか‥?
:08/12/07 21:41
:W52S
:ADv4H.fE
#210 [ゆー]
ヤベ‥マジでのぼせそう。
俺は湯船から勢い良く出た。
体を拭きながらベッドへ向かった。
録画していたAVを停めて、チャンネルを変えた。
:08/12/07 21:49
:W52S
:ADv4H.fE
#211 [ゆー]
‥んだよ
エロいのばっかで気分わりぃ‥
‥当たり前か。
ここはラブホテルだ。
バイブやエロ本もかなり転がっている。
‥エグいぜ。
:08/12/07 21:53
:W52S
:ADv4H.fE
#212 [ゆー]
眠ろうと思ったが、あわびの顔と、あの言葉ばかり浮かんで眠れない。
‥仕方がないので俺は録画していたAVを見ることにする。
俺も物好きだな。
:08/12/07 21:56
:W52S
:ADv4H.fE
#213 [ゆー]
‥巻き戻し☆
‥ぶっ!
のりすけおじさん‥
おもしろすぎるよ(笑)
のりすけおじさんは同じ言葉しか言わないし腰のふりも俺が分かるほど、ぎこちない。
女も演技だとすぐに分かるほどだ。
:08/12/07 22:01
:W52S
:ADv4H.fE
#214 [ゆー]
俺は早送りをした。
のりすけの後に太ったオヤジと女子高生らしい奴が出てきた。
こいつらも地元のやつなのか?
:08/12/07 22:05
:W52S
:ADv4H.fE
#215 [ゆー]
そのオヤジは女子高生に電気マッサージを当てていた。
いわゆる電マだ。
俺のベッドの横にも全く同じ電マがある。
女子高生はオヤジに電マをあてられて喘ぎまくってる。
‥やはり吐き気がする。
:08/12/07 22:07
:W52S
:ADv4H.fE
#216 [ゆー]
俺は電マを手に取り、スイッチを入れた。
ブィィィィィィ‥ン
カチッ‥
ブィィィィィィ‥ン
カチッ‥
スイッチを入れたり切ったりしてみた。
:08/12/07 22:09
:W52S
:ADv4H.fE
#217 [ゆー]
すると、女子高生は
『イくうぅぅぅ!』
ガッシャアアァァン!!
AVの女子高生がイッたのと同時に、俺は電マを床に叩きつけて壊した。
‥バカバカしすぎて笑いが込み上げてくる。
まさに狂ってるよ、欲望なんて
:08/12/07 22:12
:W52S
:ADv4H.fE
#218 [ゆー]
‥フン。
電マのオヤジは気持ち悪い顔で女子高生を楽しませてたようだが、俺には理解しがたい芸当だ。
何が楽しい‥?
何が嬉しい‥?
:08/12/07 22:14
:W52S
:ADv4H.fE
#219 [ゆー]
俺はデッキから録画したビデオを取り出してカバンへつめた。
持ってきたおやつを食べながらベッドへと入った。
‥おやすみ、あわび。
明日また会おう。
:08/12/07 22:17
:W52S
:ADv4H.fE
#220 [M]
頑張ってください(´Д`)
:08/12/07 22:19
:SH706i
:☆☆☆
#221 [我輩は匿名である]
いつも応援してるョ
:08/12/07 23:27
:W61T
:8kAcZtUc
#222 [我輩は匿名である]
:08/12/08 01:07
:W53T
:GyYY8bkk
#223 [あいみ
]
:08/12/08 09:39
:N905i
:c0nVlpp6
#224 [ゆー]
皆さまありがとうございます
カツオの純粋な心を最後までご覧下さいx
:08/12/08 10:49
:W52S
:Q0zgyL.w
#225 [ゆー]
――――――
――――
――
朝になった。
寝起きの俺は思考回路がまだ働いてなかった。
‥えっと、何か忘れてる気がする。
:08/12/08 10:51
:W52S
:Q0zgyL.w
#226 [ゆー]
あ!?
俺は時計を見た瞬間に思い出した!
姉さんと朝から買い物行くんだった!!
やべぇ―‥
‥つか買い物ぐらい一人で行けよな
:08/12/08 10:54
:W52S
:Q0zgyL.w
#227 [ゆー]
とりあえず俺は急いで帰る支度をしてラブホテルを後にした。
タッタッタッタ‥
走りたくないが、一応焦りというものがあったので俺は姉さんの元へと急いだ。
:08/12/08 10:56
:W52S
:Q0zgyL.w
#228 [ゆー]
家に着くと、玄関で姉さんはスタンバイしていた。
『遅ーい!』
‥すんませんね。
誰かさんの旦那が浮気しているせいなので、そちらに怒り狂っていただきたいね。
:08/12/08 11:00
:W52S
:Q0zgyL.w
#229 [ゆー]
『玄関で30分も待ってたんだからねー!』
姉さんは頬をプクッと膨らまして上目で文句を言った。
‥全然可愛くねぇ。
:08/12/08 11:01
:W52S
:Q0zgyL.w
#230 [ゆー]
『早く行こうよ‥』
俺は玄関に荷物を置き、めんどくさそうに言った。
『アナタぁ!早く行くわよー』
‥は!?
アナタって‥
:08/12/08 11:04
:W52S
:Q0zgyL.w
#231 [ゆー]
『やあ!カツオ君、遅かったね』
マスオ兄さんがマフラーをまいて来た。
‥会いたかったぜ。
マスオ兄さんよぉ‥
でも‥
マスオがいるなら買い物二人で行きやがれ!!
:08/12/08 11:06
:W52S
:Q0zgyL.w
#232 [ゆー]
姉さんとマスオさんは行きましょっと手を繋いで行った。
‥俺は二人の後ろを歩いた。
『やっぱりサザエの手は綺麗だねー!最高の妻だよ』
嘘つけバカヤロウ。
『嬉しいわ!マスオさん♪』
信じるなバカヤロウ。
:08/12/08 11:10
:W52S
:Q0zgyL.w
#233 [ゆー]
こいつら見てたらイライラしてくるぜ‥
何かに誘われるように、ふと横を向いてみた。
‥俺は冷や汗が出た。
:08/12/08 11:11
:W52S
:Q0zgyL.w
#234 [ゆー]
‥あわびさん。
俺は、マスオさんと知人だと思われるのがイヤとかじゃなかった。
マスオさんと姉さんが二人でいるところを見られる方がイヤだった。
なぜかは分からないが‥
:08/12/08 11:13
:W52S
:Q0zgyL.w
#235 [ゆー]
しかし、幸運なことにあわびさんは気付いてないようで、そのままどこかへ行ってしまった。
‥早く夜になってくれ。
:08/12/08 11:15
:W52S
:Q0zgyL.w
#236 [ゆー]
姉さんとマスオさんは、何かを買ったみたいだ。
二人は俺の元へと来て、紙袋を渡してきた。
‥なんだこれ。
:08/12/08 11:16
:W52S
:Q0zgyL.w
#237 [ゆー]
『あんたマフラーどこかにやったんでしょ?最近つけてないじゃないの』
二人は俺にマフラーをプレゼントしてくれた。
それはコーヒーのように柔らかい色だった。
『‥ありがとう』
:08/12/08 11:19
:W52S
:Q0zgyL.w
#238 [ゆー]
‥複雑だ。
俺の嫌いなマスオさんが俺の為にマフラーを選んだ。
‥俺は、姉さんを裏切り、あわびさんを傷付けたこの人が嫌いなのに。
なぜ‥こんなに心が痛い?
:08/12/08 11:20
:W52S
:Q0zgyL.w
#239 [ゆー]
考えたくない。
考えたくない。
考えたくない。
‥俺は無我夢中にハシャイだ。
子どもらしく、皆が表しか知らない俺を演じて忘れようとした。
:08/12/08 11:22
:W52S
:Q0zgyL.w
#240 [ゆー]
―――――――
―――――
―――
―
‥疲れた。
:08/12/08 11:23
:W52S
:Q0zgyL.w
#241 [ゆー]
俺は、あの後 姉さん達に連れられてレストランへ行った。
俺の大好きなハンバーグを食べたのに‥
‥どんな味だったか覚えていない。
:08/12/08 11:24
:W52S
:Q0zgyL.w
#242 [ゆー]
その時、マスオ兄さんが
『あ!部長!!』
『磯野くんじゃないかぁ‥』
‥誰だ?このハゲ。
このハゲは偉い人なのかマスオはペコペコしている。
‥しょうもないね。
:08/12/08 11:27
:W52S
:Q0zgyL.w
#243 [ゆー]
しかし、見覚えのある顔だ。
‥どこにでもいそうなオヤジだからな。
それから、家に着くまでの記憶はない。
:08/12/08 11:28
:W52S
:Q0zgyL.w
#244 [ゆー]
夕ごはんを食べ終わえて、俺は中島の家に勉強に行くと嘘をつき、昨日の喫茶店へと向かった。
‥早く会いたい。
:08/12/08 11:29
:W52S
:Q0zgyL.w
#245 [ゆー]
あわびさんは既に喫茶店に着いていた。
俺は、あわびさんの席の前に座った。
『今日、デパートにいたね』
‥気付いてたんだ。
:08/12/08 11:30
:W52S
:Q0zgyL.w
#246 [ゆー]
また、胸が痛くなった。
『気付いてたんだ。マスオ兄さんは俺の義理の兄貴なんだよ』
『‥私を助けようと考えないでね』
‥なんでだよ
:08/12/08 11:31
:W52S
:Q0zgyL.w
#247 [ゆー]
『義理のお兄さんと気まずくなりたくないでしょ‥?それに、私は大丈夫だから』
‥目に涙溜めて言うセリフじゃねぇよ。
俺はあわびさんの手を引き、喫茶店を出た。
『―‥!離してよぉ‥』
‥絶対離さねぇよ。
:08/12/08 11:33
:W52S
:Q0zgyL.w
#248 [ゆー]
俺は近くの公園へと行った。
いつも中島たちと遊んでいる公園だ。
『‥もういいのよ、マスオさんは私を利用したいだけ‥私、脅されてたけど、少しは愛してくれてるのかと思ってた‥
でも‥今日思ったの、マスオさんからしたら私はただの人形にしかすぎないのよ!
雪のように消えたい!もうなくなってしまいたい!』
:08/12/08 11:37
:W52S
:Q0zgyL.w
#249 [ゆー]
『アンタが雪なら‥俺はコーヒーだったよな?』
あわびさんは泣きながら首をかしげた。
『俺がコーヒーなら‥俺はその湯気でアンタを包んでやるよ‥
溶かさないよ‥俺が‥
アンタが溶けるなら、俺も蒸発してやるよ‥』
‥やっと言えた。
:08/12/08 11:40
:W52S
:Q0zgyL.w
#250 [ゆー]
『カツオ‥く‥ん』
俺は、あわびにキスをした。
‥初めてキスしたいと思った。
唇から伝わるその温かみは、幸福なんていう言葉では表せなかった。
:08/12/08 11:42
:W52S
:Q0zgyL.w
#251 [ゆー]
『‥俺を信じろなんて無責任なこと言わねぇよ、だからさ‥
俺の前だけは、笑ってろよな
アンタは存在感薄くなんてないんだよ‥少なくとも俺の中じゃな』
あわびは俺にしがみついて泣いた。
‥そう、泣けばいいんだよ。
:08/12/08 11:45
:W52S
:Q0zgyL.w
#252 [ゆー]
‥さてと、そろそろ帰って計画に進むか。
『あわびさん‥明日また、あの喫茶店でな』
俺は、あわびの頭を撫でて走った。
:08/12/08 11:47
:W52S
:Q0zgyL.w
#253 [ゆー]
‥さあて、お祭り騒ぎが始まるぜ。
:08/12/08 11:47
:W52S
:Q0zgyL.w
#254 [ゆー]
家に着き、まずはマスオ兄さんを誘い、風呂に入った。
『カツオ君とお風呂‥久しぶりだね』
『そうだね』
俺はマスオさんの背中を流しながら言った。
:08/12/08 11:49
:W52S
:Q0zgyL.w
#255 [ゆー]
『‥マスオさんてさ、最近いい匂いするよね‥女の子みたい』
マスオは肩をピクッと震わせて
『え!?会社の帰りに時々デパートに寄って香水ふってんだよ』
マスオはハハハっと笑い飛ばした。
‥もうちょいまともな嘘つけよ
:08/12/08 11:52
:W52S
:Q0zgyL.w
#256 [ゆー]
こりゃすぐに吐くわな。
『‥あり得ないよね?ボク‥見たんだ、マスオさんが時々、家と逆の方向に行ってるのを‥』
『あ、あの角に居酒屋があるから行くときもあるのだよ!』
‥言葉がしどろもどろだな。
:08/12/08 11:55
:W52S
:Q0zgyL.w
#257 [ゆー]
俺は極上のスマイルで
『居酒屋なんだあ♪』
と言った。
『そ、そうなんだよ!♪』
マスオも極上のスマイルを返した。
‥ぶっさいくな面。
:08/12/08 11:57
:W52S
:Q0zgyL.w
#258 [ゆー]
『でかくて綺麗な居酒屋だね!ネオンいっぱいでさぁ!
ボクあんなオシャレな居酒屋初めてだよ!』
マスオ兄さんの顔が青ざめていく。
『父さんに教えてこよっと♪』
:08/12/08 12:00
:W52S
:Q0zgyL.w
#259 [ゆー]
『カ、カツオくーん!』
ガシッ
そんなに腕つかむな
‥気持ちわりぃ
:08/12/08 12:32
:W52S
:Q0zgyL.w
#260 [ゆー]
『何?』
俺は冷たく言い放った。
『‥見たのかい?』
『見た、てめぇ浮気してんだろ?』
‥。
:08/12/08 13:04
:W52S
:Q0zgyL.w
#261 [ゆー]
『頼むよぉ!言わないでくれぇ』
俺に頭を下げて頼む姿が滑稽だね。
『さて、どうしようかな‥』
俺は意地悪く笑った。
:08/12/08 13:05
:W52S
:Q0zgyL.w
#262 [受験生]
:08/12/08 15:30
:N904i
:EPlkXvJg
#263 [我輩は匿名である]
見たいです
:08/12/08 16:48
:W61T
:yZ01jnJA
#264 [アンカフェ]
はまった!
がんばってください\(∀)/
:08/12/08 19:18
:W61SH
:xRMxDfC.
#265 [ゆー]
皆さまありがとうございますy
ちょっと今日遠出するので夜に更新しますy
お待ち下さいね(∵`)x
:08/12/09 10:16
:W52S
:IS/kphik
#266 [ゆー]
『‥マスオ兄さんは姉さんだけじゃなくてボクたち家族のことも裏切ったんだよ』
‥それに、あわびさんも傷付けた。
マスオはうつむいた。
:08/12/09 18:33
:W52S
:IS/kphik
#267 [ゆー]
『もうあのお姉さんとは会わない約束できる?』
俺は上からマスオを見下ろし、低い声で言った。
『あ、あぁ‥』
‥信じられんな。
てめぇ、この場から逃げようとしてるだけだろが。
目が泳いでんだよバカ。
:08/12/09 18:35
:W52S
:IS/kphik
#268 [ゆー]
『こっそり会おうとしても無駄だよ、こっちには証拠もあるんだ‥それと、俺のお願い聞いてくれる?』
マスオは青ざめて言った。
『ボ‥ボクを脅す気かい!?
カツオくん‥!!』
‥俺はそこまでバカな人間なんかじゃねぇよ。
アンタと違ってな
:08/12/09 18:40
:W52S
:IS/kphik
#269 [ゆー]
金か!?金が欲しいのか!?と湯船の中で、あたふたとなるマスオさん‥
‥滑稽だね‥無様だね‥
『そんなんじゃねぇよ、たださぁ‥』
:08/12/09 18:43
:W52S
:IS/kphik
#270 [ゆー]
『‥あのお姉さんをイジメてんのってマスオさんだけじゃないよね?‥』
マスオさんは眉を潜ませて、
『あ、あぁ‥彼女を脅している上司はいるが‥』
なぜカツオ君が知っているんだ?と言わんばかりの顔で俺を見つめた。
:08/12/09 18:46
:W52S
:IS/kphik
#271 [ゆー]
『その上司の顔の写真‥こっそり撮ってきてくれないかな?
‥そしたら、義理の兄貴の人情ってことで‥姉さんや父さんには浮気のことは黙っといてやるよ‥
だが、俺の頼みが聞けないのなら‥俺の掴んだ証拠でアンタを追い詰めるまでだ』
分かっていると思うが俺の掴んだ証拠とは、浮気現場を激写した写真のことだ。
あえてマスオには写真とは言ってやらない。
いつまでも俺の証拠に怯えればいい。
:08/12/09 18:53
:W52S
:IS/kphik
#272 [ゆー]
マスオは黙ってうなずいた。
もうコイツは、大丈夫だろう。
問題は上司だ。
‥上司に何をしようか。
:08/12/09 18:55
:W52S
:IS/kphik
#273 [ゆー]
‥上司をクビにさせる?
だが、どうやって‥
‥あわびを別の会社に転職さす?
だが、どうやって‥
悩む一方だ。
:08/12/09 18:57
:W52S
:IS/kphik
#274 [ゆー]
とりあえず、マスオが準備する写真を待とう。
『時間がないから3日以内に頼むよ‥』
一週間まで、あと6日‥
:08/12/09 18:59
:W52S
:IS/kphik
#275 [ゆー]
俺は風呂から出て体を拭いた。
俺は風呂場から出て、冷たい廊下を歩いた。
風呂で暖まった足に一気に刺激が走る。
:08/12/09 19:02
:W52S
:IS/kphik
#276 [ゆー]
‥今日はもう寝よう。
俺は部屋のふすまを開けた。
『お兄ちゃん、珍しくお風呂長かったね!』
『‥まあね』
俺はすぐに布団に入った。
おやすみ‥
―――――――
――――
――
:08/12/09 19:40
:W52S
:IS/kphik
#277 [我輩は匿名である]
マジハマったわぁ
いつも応援してるよイ
:08/12/09 20:07
:W61T
:OjGr4lcA
#278 [あ]
:08/12/09 22:19
:W43S
:RneMDnXU
#279 [我輩は匿名である]
:08/12/09 22:23
:W43S
:RneMDnXU
#280 [ゆー]
匿名さんx
ありがとうございますy
まだまだ初心者ですが、見守ってやってください
:08/12/09 22:28
:W52S
:IS/kphik
#281 [あ]
:08/12/09 22:30
:W43S
:RneMDnXU
#282 [ゆー]
朝の光が散々と俺を照らす。
眩しい‥
今何時だ‥?
時計を見ると、まだ7時だった。
今日は日曜日だ。
もう一度寝よう‥。
:08/12/09 22:31
:W52S
:IS/kphik
#283 [ゆー]
俺は、もう一度眠った。
ギシ―‥
ギシ‥
何の音だ?
:08/12/09 22:34
:W52S
:IS/kphik
#284 [ゆー]
布団を頭まですっぽりかぶっていた俺は、布団の隙間から音の方向へと目をやった。
‥はぁ。
:08/12/09 22:35
:W52S
:IS/kphik
#285 [ゆー]
無様だ何ていう問題じゃないね。
音の犯人はマスオ兄さんだ。
きっと昨日、俺が言った証拠を探しに部屋に来たのだろう。
‥ったく。
面倒な奴だ。
:08/12/09 22:37
:W52S
:IS/kphik
#286 [ゆー]
ガサッ‥
マスオ兄さんは何もしなかった。
俺の机の引き出しに何かを入れて去って行きやった。
‥なんだろう?
証拠を探しに来たんじゃなかったのか?
:08/12/09 22:41
:W52S
:IS/kphik
#287 [ゆー]
俺は布団から中途半端に出て、引き出しを開けた。
‥紙切れが入っている。
?
手紙のようだ。
:08/12/09 22:43
:W52S
:IS/kphik
#288 [ゆー]
俺は布団に再び入った。
そしてゆっくりと手紙を開いた。
‥‥。
:08/12/09 22:45
:W52S
:IS/kphik
#289 [かな]
やばいおもしろい!!!
続き書いてください!!
:08/12/09 22:46
:PC
:B8tD22k2
#290 [e.]
そんな気になるとこで止められたら寝れないじゃないですか!笑
:08/12/10 00:50
:F904i
:Dk4ROvhw
#291 [ゆー]
ゴメンね(∵`)x
書きながら寝てたx
更新しますy
本当にありがとう(^ω^)イ
:08/12/10 03:22
:W52S
:Uew.WIQ6
#292 [ゆー]
そこには小さく、綺麗な字でこう書かれていた‥
:08/12/10 03:23
:W52S
:Uew.WIQ6
#293 [ゆー]
カツオ君へ
カツオ君、キミにはイヤな所を見せてしまって申し訳ない気持ちで胸が張り裂けそうだ。
キミに昨日の夜、『マスオ兄さんは家族を裏切った』と言われてすごく怖かった。
別にキミの掴んだ証拠とやらに怯えているんじゃないんだ‥
家族が離れて行くのが怖かったんだ。
:08/12/10 03:28
:W52S
:Uew.WIQ6
#294 [ゆー]
昨日、キミのおかげで目が覚めたよ。
ボクは、何てひどいことをしたんだろう。彼女にも‥家族にも‥
カツオ君にも‥
幼いキミを初めて見た時、キミはボクに満えんの笑みで挨拶をしてくれた。
『この子がボクの弟になる』
ボクはキミを一生守ろうと、あの時誓ったのにね‥
:08/12/10 03:33
:W52S
:Uew.WIQ6
#295 [ゆー]
今更こんなことを言うのは遅いかもしれないが‥ボクは、家族が大好きなんだ。
カツオ君が大好きなんだ。
ボクは弱虫だから、家族にボクの悪事を話すことはできない‥
きっと一生隠していくのだろうと思うと、苦しくなる。
カツオ君の口からサザエやお父さんに言ってくれてかまわない。
最後までズルいボクでゴメンね
マスオより
:08/12/10 03:37
:W52S
:Uew.WIQ6
#296 [ゆー]
‥ズルいよ
:08/12/10 03:37
:W52S
:Uew.WIQ6
#297 [ゆー]
手紙には、マスオさんの涙が落ちた染みがあった。
その手紙の上に俺は、新たに染みを作る‥
涙が溢れた。
:08/12/10 03:39
:W52S
:Uew.WIQ6
#298 [ゆー]
‥そっか。
あの時、俺がマスオと姉さんからマフラーをもらって苦しくなったのは‥
俺もマスオ兄さんが大好きだからだったんだ‥
:08/12/10 03:40
:W52S
:Uew.WIQ6
#299 [ゆー]
マスオ兄さん‥
あんた‥バカだよ‥
俺‥いつからこんな‥
素直じゃなくなったんだろう‥
:08/12/10 03:42
:W52S
:Uew.WIQ6
#300 [ゆー]
幼い頃の記憶に、俺はマスオ兄さんと公園に出かけた覚えがある。
小さい頃の俺は、全然社交的なんかじゃなかった。
鬼ごっこに入れてほしかったのに、それを言い出せずモジモジしているとマスオ兄さんが言った。
:08/12/10 03:44
:W52S
:Uew.WIQ6
#301 [ゆー]
『カツオ君‥仲良くなりたかったら自分から行くことも大切なんだよ?今 行かなきゃ、いつチャンスを逃すことになるか分からないからね』
と、優しく微笑んだ。
その言葉のおかげで、俺は鬼ごっこに入れてもらえて‥中島と仲良くなったんだっけ‥
:08/12/10 03:47
:W52S
:Uew.WIQ6
#302 [ゆー]
あの頃は、何も考えずに素直に生きていた。
なのに今の俺は、どうだ‥?
人の弱みや荒ばかり探して、ひねくれている‥
自分を隠す為に、嘘で嘘を塗り固めて、もう他人には‥俺の真実は見えなくなってしまった。
‥マスオ兄さん、ゴメンね
‥姉さん、母さん、父さん、ワカメ、タマ、中島、花沢さん、カオリちゃん‥
‥まだ、俺はやり直せるかな?
:08/12/10 03:51
:W52S
:Uew.WIQ6
#303 [ゆー]
俺は涙を拭き、マスオ兄さんの元へと駆け寄った。
‥マスオ兄さんは居間で一人、野球を見ていた。
幸い、他の家族は出かけているようだ。
『マスオ兄さん!』
:08/12/10 03:53
:W52S
:Uew.WIQ6
#304 [ゆー]
ドンッ
『うわぁ!カ、カツオ君!』
俺はマスオ兄さんに勢い良く抱きついた。
『マスオ兄さん!ゴメンね!俺‥マスオ兄さんの気持ち‥考えてなくて!
マスオ兄さんは義理でも、俺の大切な兄貴なんだよ!
俺‥仲良くしたいんだよ!』
俺は、昔のようにわんわん泣いた。
泣けることができた。
:08/12/10 03:57
:W52S
:Uew.WIQ6
#305 [ゆー]
『‥カツオ君を泣かせるなんてやっぱりボクは最低だよ』
マスオ兄さんは涙を流しながらボクを抱きしめてくれた。
『‥マスオ兄さん、今なら間に合うよ、白紙にはできないけど、もう一度姉さんだけを愛して‥
俺、このこと誰にも言わない!
一緒に罪をつぐなおう‥
今のマスオ兄さんは、家族を愛することが一番の、つぐないとなるんだよ』
俺はマスオ兄さんの腕の中で、力なく言った。
:08/12/10 04:02
:W52S
:Uew.WIQ6
#306 [ゆー]
『ありがとう、カツオ君‥
もう一度‥仲良くしてくれる‥?』
マスオ兄さんはボクの顔を覗き込んで弱々しく言った。
だから俺は、安心させるかのように笑みを浮かべて
『当たり前じゃん、マスオ兄さんは、俺のたった一人の兄貴なんだから』
‥マスオ兄さんと俺は、笑って仲直りした。
:08/12/10 04:05
:W52S
:Uew.WIQ6
#307 [ゆー]
俺は、素直に生きようと誓った。
きっと、今ならまた‥素直になれるような気がする。
『そういえばカツオ君‥彼女を知っているのかい?』
‥マスオ兄さんの突然の質問に驚いたが、俺は素直に答えた。
『あの人を守りたいんだ』
:08/12/10 04:08
:W52S
:Uew.WIQ6
#308 [ゆー]
マスオ兄さんはキョトンとしている。
‥そらそうだわな。
世間一般から見たら、小学生が大人を守るなんてあり得ないよね。
でも俺は、その博を打ち砕いてあわびを守ろうとしているんだ。
もう隠さない。
:08/12/10 04:11
:W52S
:Uew.WIQ6
#309 [ゆー]
『俺‥自分でも、こんな気持ち初めてだから分からないんだけど‥あの人を守りたいんだ
小学生が何言ってんだって思うだろ?でも、俺は小学生っていう障害を壊してでも‥あの人を守りたいんだ』
俺は一生懸命マスオ兄さんに伝えた。
マスオ兄さんは、ただ‥聞いてくれていた。
:08/12/10 04:14
:W52S
:Uew.WIQ6
#310 [ゆー]
『カツオ君は、あわび君のこと‥好きなんだね』
‥好き?
:08/12/10 04:15
:W52S
:Uew.WIQ6
#311 [ゆー]
『‥好きなの‥かな?
分からないけど、あの人のことばかり考えるんだ‥あの人に会ったら胸が苦しくなるんだ』
マスオさんは、フッと柔らかく笑って
『今は気付かないだけだよ、その内に気付くさ‥
好きだという気持ちにね‥』
:08/12/10 04:17
:W52S
:Uew.WIQ6
#312 [ゆー]
俺は顔が熱くなった。
『と、とにかく!そのマスオ兄さんの上司の写真‥!頼むよ!』
『分かってるって、明日には現像できるからさ♪』
‥ったく、意地悪く笑いやがって。
俺は、マスオさんに話して良かったと心から思った。
:08/12/10 04:20
:W52S
:Uew.WIQ6
#313 [ゆー]
一旦休憩
:08/12/10 04:21
:W52S
:Uew.WIQ6
#314 [我輩は匿名である]
wktko(^o^)owktk
:08/12/10 04:32
:P904i
:3CU17PvA
#315 [我輩は匿名である]
感動しました

(ノ_・。)
頑張って下さい。
:08/12/10 12:27
:SH905i
:CDY.SV0s
#316 [我輩は匿名である]
感動mカツオ、格好良いイ
これからも、マスオ兄さんと仲良くね~
:08/12/10 16:44
:W61T
:hlC0CXgk
#317 [我輩は匿名である]
いい話になってる

まぢ、感動しました

:08/12/10 20:56
:N701iECO
:WPZAURH6
#318 [ゆー]
皆さま暖かい言葉をありがとうございますy
今日は時間がなくて書けないので、また明日更新しますねy
:08/12/10 22:48
:W52S
:Uew.WIQ6
#319 [ゆー]
俺は、また部屋に戻った。
早くあわびに会いたいけど‥
どんな顔して会えばいいんだろ
‥俺、あわびさんにキスしちゃったんだ。
:08/12/11 13:16
:W52S
:BWfiYD3M
#320 [ゆー]
しかも、あんなくせぇセリフ吐いちまって恥ずかしすぎる‥
でも、もう自分を隠さないって決めたんだ。
正々堂々と行こうじゃねぇか
:08/12/11 13:17
:W52S
:BWfiYD3M
#321 [ゆー]
『そういえば、姉さん達どこ行ったの?』
『あぁ‥商店街に芸人が来るとかでボク以外はみんな行っちゃったよ、ボクも誘われたけど‥気が乗らなくてね』
ハハハとマスオさんは笑った。
:08/12/11 13:22
:W52S
:BWfiYD3M
#322 [ゆー]
マスオさんも、俺の部屋に来た。
二人で何をする訳でもなく、畳の上で寝転んでいた。
‥こういう時間ていいなぁ。
:08/12/11 13:25
:W52S
:BWfiYD3M
#323 [ゆー]
気が付いたら俺たちは、眠りについていた。
俺は、あわびの夢をみた。
‥また泣いている。
:08/12/11 13:28
:W52S
:BWfiYD3M
#324 [ゆー]
なぜ?‥なぜ泣いているの?
夢の中のあわびは、うつ向いて泣いている‥
俺がいるのに、なぜ泣くの?
:08/12/11 13:30
:W52S
:BWfiYD3M
#325 [ゆー]
カツオ君‥
顔をあげて、俺を見る。
‥何か言いたそうな目で見つめる。
大丈夫だ。
心配するな。
どんなに声をかけても辛そうな顔をするだけ。
‥笑ってよ
:08/12/11 13:32
:W52S
:BWfiYD3M
#326 [ゆー]
――――――
――――
――
――――――――‥
‥夢か。
重い体を起こして、考えた。
なぜ泣いてたんだろ。
:08/12/11 13:34
:W52S
:BWfiYD3M
#327 [ゆー]
気付けば横にマスオさんの姿がなかった。
居間からは家族の声が聞こえる。
‥俺、かなり寝てたんだな。
:08/12/11 13:36
:W52S
:BWfiYD3M
#328 [ゆー]
俺は居間に移動した。
『あ!カツオ起きたの?
放って行ってゴメンね!お土産あるわよ♪』
姉さんは、俺にシュークリームを渡した。
久々のシュークリームは甘くてうまかった。
:08/12/11 13:38
:W52S
:BWfiYD3M
#329 [ゆー]
俺は姉さんに礼を言うと、準備をし始めた。
寝起きなので思うように体を動かせない。
あ―――‥
寝過ぎた。もう5時だな。
:08/12/11 13:42
:W52S
:BWfiYD3M
#330 [ゆー]
俺はある程度準備を終え、行ってきますと勢い良く玄関を飛び出した。
‥もうすぐ会えるッ!
:08/12/11 21:30
:W52S
:BWfiYD3M
#331 [我輩は匿名である]
うわぁ氓サんな、気になるとこでとめないでくださいョホホ
:08/12/11 21:37
:W61T
:ct9l6r/2
#332 [ゆー]
あーホ
ゴメンね(∵`)x
この時期眠くて‥(笑)
更新するね
:08/12/11 22:20
:W52S
:BWfiYD3M
#333 [ゆー]
俺は喫茶店まで走った。
良かった。まだあわびさん着いてないみたいだな‥
俺は喫茶店のソファーへと座って、ウエイトレスの出してくれたお冷やを口に含んだ。
:08/12/11 22:22
:W52S
:BWfiYD3M
#334 [ゆー]
5分程して、あわびが喫茶店に入ってきて俺の前に座った。
‥何から話せばいいんだ!!
俺は少し焦った。
あわびさんは、何も言わずにじっと座っているだけだ。
‥やっぱり昨日のこと、怒ってんのかなあ。
:08/12/11 22:25
:W52S
:BWfiYD3M
#335 [ゆー]
俺は勇気を出してしどろもどろになりながらも喋った。
『あ、あのさ‥き、昨日いきなりキ、スしてゴメンな‥
俺‥』
『‥私は嬉しかったわ、複雑な気持ちだけどね‥』
あわびはボソッと呟くように言った。
‥嬉しい?聞き間違いか‥?
:08/12/11 22:29
:W52S
:BWfiYD3M
#336 [ゆー]
『ふ、複雑‥?』
俺は、なぜ嬉しかったのに複雑な気持ちになるのか分からなかった。
そもそも複雑とは何なんだ?
俺も、そこらへんは小学生なんだ。
あわびはフッと柔らかい表情で笑い
『カツオ君も大人になれば分かるわ』
と言った。
‥‥。
:08/12/11 22:32
:W52S
:BWfiYD3M
#337 [ゆー]
俺たちは、それから2時間程、他愛もない話をしていた。
俺の家族のこと、最近タマが食欲旺盛なこと、姉さんにイタズラをたくさんしてきたこと。
あわびは、自分の話は語らず俺の話に笑いながら聞いていた。
:08/12/11 22:38
:W52S
:BWfiYD3M
#338 [ゆー]
俺は、あわびさんの笑顔が見たくて笑わせるのに必死だった。
自分でもビックリする程のマシンガントークだったよ‥
でも、あわびさんも一つだけ自分の話をしてくれた。
:08/12/11 22:40
:W52S
:BWfiYD3M
#339 [ゆー]
『私ね‥雪が大好きなの‥』
俺があわびさんに似ていると言った‥あの雪かい?
『カツオ君‥前に私のこと雪に似ているって言ってくれたよね?
あれ‥すごく嬉しかったの‥
その反面、悲しかったけどね』
“悲しかった?何で?”
俺の頭の中によぎった言葉。
でも言えない‥聞けない‥
でも、あわびは続けて言った。
:08/12/11 22:45
:W52S
:BWfiYD3M
#340 [ゆー]
『自分の役目を果たした雪は、綺麗に儚く消えていく‥
でも、私は自分の役目を果たしても‥綺麗に消えないんだなって思ったら辛くなっちゃって‥』
私って弱いよねっと笑いながら言った。
『俺が‥あわびさんっていう雪を溶かさないように頑張るから‥そんなこと言わないでくれねぇかな‥』
俺は、うつ向いて言った。
今は、顔をあげられない‥
きっと今の俺は‥泣きそうな顔をしているから‥
:08/12/11 22:51
:W52S
:BWfiYD3M
#341 [ゆー]
あわびさんは、ありがとうとだけ言っていつの間にか注文していたコーヒーを飲んだ。
いつの間に俺のコーヒーも注文してくれたんだろぅ。
あわびを笑わせることに夢中になり気付かなかった。
:08/12/11 22:57
:W52S
:BWfiYD3M
#342 [ゆー]
俺も、ありがとうとだけ言ってコーヒーを口に含んだ。
俺は、マスオ兄さんが更生したことを、あわびにまだ、言えなかった。
また‥構わないでと拒否されるのが怖かった。
気を使われるのが、怖かった。
タイムリミットは、あと5日だ。
その時にまとめて言おう。
:08/12/11 23:02
:W52S
:BWfiYD3M
#343 [ゆー]
俺は、あわびさんにコーヒー代を払わせまいと いつも早めに伝票を持ち、席を立つ。
逆に、あわびさんに気を使わせてしまうかもしれないが今だけ‥
せめて今、この時間だけでも俺を男だと思ってくれ‥
男の子じゃなくて“男”だと
:08/12/11 23:06
:W52S
:BWfiYD3M
#344 [ゆー]
帰り際に俺は、あわびに
『あの事の心配はするな‥俺といるときだけは忘れてね』
と言って走って帰った。
‥今日も外は寒いな。
:08/12/11 23:10
:W52S
:BWfiYD3M
#345 [ゆー]
しばらくして家に着いた。
もう夜の7時をこえている。
さすがに怒られるかな?
『おかえり、最近遅いね』
母さんが心配そうに言った。
『うん、ゴメン‥ちょっとね』
俺は母さんの顔を見ないで答えた。
:08/12/11 23:13
:W52S
:BWfiYD3M
#346 [ゆー]
『カツオ‥毎晩何してるのかは聞かないよ、自分の信じる道を歩みなさい』
母さんはそういうと、微笑んで居間へ戻った。
‥母さん、ありがとう。
:08/12/11 23:20
:W52S
:BWfiYD3M
#347 [ゆー]
俺は晩御飯を食べて、父さんや母さん達と少し団らんを楽しんでいた。
後でマスオ兄さんから聞いた話によると、父さんは俺が夜出歩いてるのを知らない。
みんなが口を割らないようにしているらしい。
:08/12/11 23:27
:W52S
:BWfiYD3M
#348 [我輩は匿名である]
頑張ってね(*^o^*)
:08/12/12 17:49
:W61T
:5W1cv87s
#349 [かな]
書いて〜!!!
続き気になる!!!!
:08/12/12 21:31
:PC
:ZtPMtZWY
#350 [ゆー]
すみません最近忙しくて‥
少し更新しますx
:08/12/13 10:40
:W52S
:M.yincV.
#351 [ゆー]
マスオ兄さんには感謝するよ。
―――――――――
―――――
―――
今日は、早めの就寝としよう。
おやすみ‥
:08/12/13 10:42
:W52S
:M.yincV.
#352 [ゆー]
‥。
‥今日は、あの人の笑顔が見れる夢をみたい。
―――――――――
――――――
―――
―
:08/12/13 10:49
:W52S
:M.yincV.
#353 [ゆー]
朝になった。
俺は眠い目をこすり体を起こした。
今日は月曜日か‥。
約束の一週間まで、後4日。
刻一刻と時間が迫ってくる。
:08/12/13 10:51
:W52S
:M.yincV.
#354 [ゆー]
あ!
やべぇ!学校行かなくちゃ!
俺は慌てて時計を見た。
‥なんだ、まだ7時か。
いつもより早い。
俺は、とりあえず布団から出た。
冬の寒さが身にしみる。
:08/12/13 10:53
:W52S
:M.yincV.
#355 [ゆー]
あれから俺は、前のように頭の悪いふりをしなくなった。
朝も、わざと遅刻しないし イタズラもわざとしない事にした。
ありのままの俺を見て欲しいから‥。
でも、今更かな?
物心ついた頃には、もう自分を作っていたから‥
:08/12/13 10:55
:W52S
:M.yincV.
#356 [ゆー]
俺が洗面所で顔を洗っていると
『あら!カツオがもう起きてるじゃない!
母さーん、母さあーん!』
姉さん‥俺が早起きしたことがそんなに珍しいのかよ。
俺は、フゥ‥とため息をついて居間へ朝食を食べに行った。
:08/12/13 10:58
:W52S
:M.yincV.
#357 [ゆー]
ワカメは、もう起きていて朝食のおにぎりにかぶりついていた。
『はれ?お兄ひゃん‥?』
‥せめて、おにぎりを喉に通してからしゃべってくれ。
『ワカメ、ちゃんと食ってからしゃべれよな』
:08/12/13 11:00
:W52S
:M.yincV.
#358 [ゆー]
ワカメは、口の中のおにぎりを飲み込むと
『お兄ちゃんがこんな時間に起きてるの久しぶりに見た!』
と目を丸くしている。
『俺だって、そういう時はあるさ』
“俺!!??”
家族全員‥その場にいた父さんまで口を揃えて言った。
いつも俺は、自分のことをボクと呼んでいたから。
:08/12/13 11:04
:W52S
:M.yincV.
#359 [455]
:08/12/13 16:36
:821SH
:LNlGQeIA
#360 [我輩は匿名である]
:08/12/14 16:52
:W53K
:PmAC7nrw
#361 [我輩は匿名である]
今サザエさん見てるけど複雑な気持ち☆笑
頑張ってください♪
:08/12/14 18:52
:F905i
:7MoIiE.s
#362 [ゆー]
ありがとうございますx
:08/12/15 09:48
:W52S
:CCZyAIhQ
#363 [ゆー]
『どうしたのいきなり!』
『熱でもあるのかねぇ‥』
『お兄ちゃんも年頃なだけよ』
‥ちょっと俺って呼んだだけなのに。
年頃って‥おい。
:08/12/15 09:49
:W52S
:CCZyAIhQ
#364 [ゆー]
家族から質問攻めにあった俺は、めんどくさくなり早足で学校へと向かった。
『行ってきまーす』
―――――――――
―――――
―――
―
:08/12/15 09:51
:W52S
:CCZyAIhQ
#365 [ゆー]
今日の一時間目は算数のテストだった。
いつもなら、ほぼ白紙で提出するが今日は違う。
実力で行くんだ。
‥フムフム、簡単じゃねぇかコノヤロウ☆
:08/12/15 09:53
:W52S
:CCZyAIhQ
#366 [ゆー]
俺はスラスラと解答を書いた。
横では花沢さんが驚いているのが、横目でわかる。
そんな花沢さんを無視して、無我夢中で計算した。
15+36±8≠〇7+4×526÷98=51<78‥
:08/12/15 09:56
:W52S
:CCZyAIhQ
#367 [観客さん]
上げとく
:08/12/16 21:08
:W53CA
:Ryu9kjFI
#368 [smile]
あげます

:08/12/17 03:05
:D905i
:/aYr5ywI
#369 [愛華羽◆Angel/H1aw]
あげ(ノ)^ω^(ヽ)
:08/12/17 15:55
:P906i
:☆☆☆
#370 [ゆー]
上げありがとうございます
:08/12/17 20:55
:W52S
:8V1QiIdQ
#371 [ゆー]
俺は20分程で問題を全て解いた
まだ時間はたくさんある。
少し寝よう。
俺は机にうつ伏せになり眠った
:08/12/17 20:57
:W52S
:8V1QiIdQ
#372 [ゆー]
‥―野!磯野!
俺は誰かに起こされて目が覚めた。
『磯野!頭どけろよ!答案集められないじゃんか!』
中島が俺の体をガクガク揺らしながら言った。
あ―‥うるせぇ
:08/12/17 21:01
:W52S
:8V1QiIdQ
#373 [ゆー]
『い、磯野くん!』
花沢さんがブホっと鼻息を荒くして言ってきた。
そういえばコイツと話すのってあの時以来だなぁ。
花沢さんは気まずくないのか?
:08/12/17 21:07
:W52S
:8V1QiIdQ
#374 [ゆー]
『磯野くん!今日すっごく難しいテストだったのにスラスラ解いてたじゃない!どうしちゃったのよ!』
‥コイツに羞恥心はないようだ。
:08/12/17 21:12
:W52S
:8V1QiIdQ
#375 [ゆー]
『あ―、別に』
俺はタルそうに答えた。
これからいろんな奴に、どうしたの磯野くん!?頭でもぶつけた!?とか言われると思うと気分が悪い。
しばらく面倒な日々が続くな。
:08/12/17 21:25
:W52S
:8V1QiIdQ
#376 [LUNA]
あげぇ
:08/12/17 21:51
:W61T
:UAMOrnKs
#377 [smile]
あげ

:08/12/17 23:25
:D905i
:/aYr5ywI
#378 [かな]
おもしろいから、あげ!!!
:08/12/19 19:05
:PC
:b9TzrUVk
#379 [smile]
age


:08/12/20 00:52
:D905i
:02Og/BEs
#380 [マルコ]
あげ

:08/12/20 02:19
:N705i
:26Xc74rw
#381 [ゆき]
あげーx
:08/12/20 07:43
:W51S
:B6jp6RNk
#382 [LUNA]
いつも見てます(*^o^*)
頑張ってください
:08/12/20 10:50
:W61T
:ytoJ77NI
#383 [マルコ]
あげ

:08/12/21 02:06
:N705i
:NSPHS0Ok
#384 [ゆー]
たくさんの上げありがとうございます
熱出て倒れてました_
更新します。
:08/12/21 13:41
:W52S
:/9cfv5RU
#385 [ゆー]
俺は、それから花沢さんを無視しつつ授業を聞いていた。
早くあわびさんに会いたい気持ちでいっぱいだ。
あの人の笑顔が見たい。
:08/12/21 13:43
:W52S
:/9cfv5RU
#386 [我輩は匿名である]
全部読んでしまった…
気になる!
頑張って!
:08/12/21 14:25
:SH906i
:☆☆☆
#387 [LUNA]
主さん、お体大丈夫ですか?
いつも応援してます(≧∇≦)
:08/12/21 15:22
:W61T
:x5yqTpJw
#388 [我輩は匿名である]
あげときます(´・ω・`)
お大事に


:08/12/22 02:28
:SH903i
:tHCDJV6U
#389 [\(^O^)/]
何これwwうけるww
:08/12/22 03:29
:N906imyu
:gUOgkZjk
#390 [smile]
ゆーさん大丈夫ですか

次の更新たのしみにしてますね
:08/12/22 16:25
:D905i
:JUEpDnOs
#391 [我輩は匿名である]
:08/12/22 17:12
:N701iECO
:nBTnLAHY
#392 [ゆー]
すいません(笑)
軽く食中毒で‥(笑)x
本間にありがとう(^ω^)イ
更新します。
:08/12/22 20:36
:W52S
:o9wwDtt2
#393 [ゆー]
――――――
――――
―――
ようやくつまらん授業が終わった。
放課後に先生が
『今日の磯野は体調でも悪いのか?大人しいじゃないか』
と言われたが、どうでもいい。
早く帰ってあの人に会いたいんだよ。
:08/12/22 20:38
:W52S
:o9wwDtt2
#394 [ゆー]
あの人が俺の夢の中で泣いていたのがすごく気になる‥
たかが夢なのにな‥
胸騒ぎがする。
‥考えすぎか?
:08/12/22 20:40
:W52S
:o9wwDtt2
#395 [LUNA]
そうでしたかイ
お大事に(`∇´ゞ
頑張ってくださいi
:08/12/22 20:41
:W61T
:IdI49xdQ
#396 [ゆー]
悪い方に考えちゃダメだな。
早く帰ろう。
‥ん?
玄関に見覚えのない靴が‥
誰か来てんのか?
:08/12/22 20:44
:W52S
:o9wwDtt2
#397 [ゆー]
居間に向かうとマスオ兄さんが誰かと話している。
『いや―、プロジェクトが成功して良かったですねぇ』
『フグ田君のおかげだよ!ハッハッハ』
‥俺には関係ない。
俺は部屋でワカメとトランプをすることにした。
:08/12/22 20:47
:W52S
:o9wwDtt2
#398 [ゆー]
『ワカメ‥ババヌキ下手だな』
『なんでよぉ!お兄ちゃん!』
ポーカーフェイスが出来てないんだよ。
つまらん‥
:08/12/22 21:00
:W52S
:o9wwDtt2
#399 [ゆー]
手加減してやっても負けるコイツはバカなのか、それとも‥
『あぁ!分かった!お兄ちゃんてばトランプに印つけてんじゃないの!?』
‥いや、ただのバカだった。
:08/12/22 21:05
:W52S
:o9wwDtt2
#400 [ゆー]
ワカメがギャーギャーうるせぇから無視してマンガを読むことにした。
『カツオお兄ちゃーん、なにしてるですかぁ?』
マンガ読んでんだよ!
見て分かれよタラスケ‥
:08/12/22 21:11
:W52S
:o9wwDtt2
#401 [ゆー]
タラちゃんは俺の膝の上に座って俺の見ているマンガを横見している。
『タラちゃん、パパお客さん来てるの?』
『ブチョーさん来てるですぅ』
‥ブチョー?
あぁ、部長ね。
:08/12/22 21:14
:W52S
:o9wwDtt2
#402 [ゆー]
『部長さんかぁ‥』
俺がページをめくっていると、
『ブチョーさん見たいですかぁ?カツオお兄ちゃん』
いや、興味ないよ。
:08/12/22 21:16
:W52S
:o9wwDtt2
#403 [ゆー]
何を思ったのかタラちゃんは分かったですぅと俺の手をひいて走り出した。
『ちょ、タラちゃッ‥!』
コイツ案外‥力強いなホ
:08/12/22 21:19
:W52S
:o9wwDtt2
#404 [ゆー]
俺は有無を言わざる居間へとタラスケと足を運んだ。
あーぁ‥面倒だな。
『‥パァーパァ!カツオお兄ちゃん連れてきたですぅ』
『あぁ、カツオ君!おかえり、ボクの会社の部長さんだ』
『はじめまして‥部長の鮎谷です』
‥ん?
:08/12/22 21:21
:W52S
:o9wwDtt2
#405 [ゆー]
あ‥このハゲデブ‥
デパートで姉さんとマスオ兄さんにマフラー買ってもらった時に会った人だな。
『はじめまして、カツオです。兄がお世話になってます』
:08/12/22 21:24
:W52S
:o9wwDtt2
#406 [ゆー]
『ほほぉ!良くできた子だ。
将来が楽しみだなぁボク?』
カッカッカと楽しそうに笑うハゲデブだな。
俺は挨拶だけして部屋に戻った。
ワカメは遊びに行ったのか、部屋にいなかった。
‥まだ4時。
:08/12/22 21:26
:W52S
:o9wwDtt2
#407 [ゆー]
その時だった。
『カツオ君、例の写真だけど‥』
マスオさんが口角をあげて寄ってきた。
『ここから先は君次第だよ』
‥‥‥煤I!!???
:08/12/22 21:28
:W52S
:o9wwDtt2
#408 [ゆー]
俺は急いでカバンの中をさぐった。
ガサガサ‥
フフフ‥やったよ。
あわび!お前を助けられるよ!
:08/12/22 21:30
:W52S
:o9wwDtt2
#409 [ゆー]
『では私は失礼するよ』
『何のおかまいもできずに‥』
‥鮎谷帰ったか?
じゃあ実行に移すかな。
:08/12/22 21:31
:W52S
:o9wwDtt2
#410 [ゆー]
―――――――
――――
―――
――
―
ピンポーン‥
:08/12/22 21:33
:W52S
:o9wwDtt2
#411 [ゆー]
『―‥あれ?君‥』
『こんばんわ、ちょっと相談があってついてきちゃった』
そう。俺は鮎谷が家に帰るまで尾行していたのだ。
:08/12/22 21:35
:W52S
:o9wwDtt2
#412 [ゆー]
そう、マスオ兄さんが渡した写真には目の前にいる鮎谷が写っていたのだ。
‥でも、切札はこれだけじゃない。
:08/12/22 21:36
:W52S
:o9wwDtt2
#413 [ゆー]
俺は勝手に部長の家にズカズカ入った。
『あら?お客さん‥?』
部長の奥さんだな。
『あぁ、ちょっと社員のお子さんだ‥部屋に上がらすよ』
俺は挨拶をして部長の部屋に入った。
へー、広いじゃん。
:08/12/22 21:41
:W52S
:o9wwDtt2
#414 [ゆー]
『話ってなんだい?』
部長がお茶を出しながら聞く。
『‥単刀直入に言うよ、あんたさ‥人を脅してるよね?』
部長は眉をひそめた。
『話が見えんよ?カツオ君‥』
しらばくれんなよハゲデブ‥
:08/12/22 21:45
:W52S
:o9wwDtt2
#415 [ゆー]
『ネタは取れてんだよ、潮吹さんを自由にしてやってよ』
俺はマスオさんが手渡した写真を部長に見せた。
嫌がるあわびの胸をつかんでいる部長の写真をね‥
:08/12/22 21:47
:W52S
:o9wwDtt2
#416 [ゆー]
『お前‥これをどこで‥手に入れたんだ‥』
ワナワナと部長が震えている。
『あの人の為なら俺は体をはるよ』
『どこで手に入れたのかと聞いてるんだ!!』
『‥怒鳴ると奥さんに聞こえるぜ?(笑)』
怒り狂う部長とは裏腹に冷静な俺。
フフフ‥楽しいね(笑)
:08/12/22 21:52
:W52S
:o9wwDtt2
#417 [アニメ]
続き楽しみ

:08/12/22 21:55
:F705i
:9HRJZtN6
#418 [ゆー]
『俺が忍び込んで撮ったとでも考えてよ、言ったろ?あの人の為なら俺は体をはれるってさ』
『‥目的は何だ?潮吹くんの自由か?』
話が早く終わりそうだな。物分かりが悪いわけではなさそうだ。
『あぁ、アンタが会社を辞めるか、あわびを別の会社に転職さすかだ‥どっちも無理と言うなら俺がアンタをクビに持っていく事ぐらい可能だ』
:08/12/22 21:56
:W52S
:o9wwDtt2
#419 [ゆー]
『ふ‥これだからガキは困るんだよ、こんなたかだか1枚の写真が証拠になるとでも言うのか?
バカバカしい!ガキが首を突っ込むんじゃないよ』
部長はタバコに火をつけながら笑った。
ほほぅ‥余裕だな。
だけど、俺もそうそうバカな訳ないだろ?
言ったろ?切札があるって‥
:08/12/22 22:01
:W52S
:o9wwDtt2
#420 [ゆー]
『もう一度聞く、あわびを自由にさす気はないんだな?』
『ふ‥自由もクソもないわい、あいつはワシの奴隷かつ最高の機械さ‥みすみす逃してなるか』
‥最低なハゲデブには成敗を。
ハゲデブよ‥アーメン(笑)
:08/12/22 22:06
:W52S
:o9wwDtt2
#421 [ゆー]
『素直に聞けば命は免れたのにな?
これでも見て頭冷やせば?』
俺はカバンの中からとっておきの切札を出した。
部長は状況がまだ飲み込めないのか頭にはクエスチョンマークでいっぱいのようだ。
:08/12/22 22:08
:W52S
:o9wwDtt2
#422 [ゆー]
俺はデッキにそれを入れて少し早送りをして再生した。
ピ‥
“ブィィィィン‥”
:08/12/22 22:10
:W52S
:o9wwDtt2
#423 [ゆー]
『こ、これは‥』
部長の顔がみるみる青ざめてゆくのが分かる。
“あ、あぁー‥”
“ブィィィィ‥ン”
どうだい?俺の最高で最悪な切札は?
:08/12/22 22:12
:W52S
:o9wwDtt2
#424 [ゆー]
そう。俺はあの時ラブホテルで録音していたAVを部長に見せていた。
‥なぜかって?
『俺をただの小学生だと思うなよ』
部長がのりすけの後に出演していた電マのAV男優だったからさ。
:08/12/22 22:15
:W52S
:o9wwDtt2
#425 [我輩は匿名である]
頑張ってください

体調に気を付けて下さい

:08/12/22 22:17
:N701iECO
:nBTnLAHY
#426 [ゆー]
『俺も気付かなかったよ、デパートでアンタを見た時にピンとは来たけどAVのことなんて忘れてたからな、
まさかあんたが地元の一般男優だとは思わんかったよ』
俺は部長のタバコをとりあえげて灰皿に放りこんだ。
ジュ‥
:08/12/22 22:19
:W52S
:o9wwDtt2
#427 [ゆー]
『‥クソっ!』
部長が悔しさを拳に溜めてつぶやいた。
『‥アンタがあわびを自由にしてくれるなら‥この写真とビデオは捨ててやる。
‥ただし3日以内に行動に移せ!
さもないと、アンタの居場所がなくなるぜ?』
『分かった、妻と会社には黙っててくれ!3日以内に考えて行動するから‥!捨ててくれぇ‥』
弱々しい姿だね。
:08/12/22 22:25
:W52S
:o9wwDtt2
#428 [ゆー]
『3日後にまたここに来る‥
その時にビデオと写真を渡すからな、くれぐれも俺の期待を裏切んじゃねぇぞ』
俺は部長の家をバタン‥と出た。
:08/12/22 22:29
:W52S
:o9wwDtt2
#429 [ゆー]
一旦休憩
:08/12/22 22:30
:W52S
:o9wwDtt2
#430 [さあや]
一気に読みました

頑張ってください

:08/12/22 22:30
:SH906i
:mTR7G79Y
#431 [LUNA]
気になります|頑張ってください
:08/12/22 22:36
:W61T
:IdI49xdQ
#432 [」]
続き楽しみしてます
:08/12/23 15:25
:W42S
:tdVBn9zA
#433 [ゆー]
‥やべ!
あわびと約束の時間ちょっと過ぎちまった!
俺は慌てて喫茶店へと向かった。
‥ここからだと20分はかかる!
ヤバい‥
:08/12/23 21:38
:W52S
:4pTlqKIc
#434 [ゆー]
俺は夢中で走った。
『‥あれ?い―そ―の――‥』
花沢さんが叫んでたが、今は相手にできんのだよ。
早く行かなきゃ!
:08/12/23 21:40
:W52S
:4pTlqKIc
#435 [に]
∩・ω・∩
:08/12/23 23:46
:D904i
:mtQKaIZo
#436 [LUNA]
いつも見てます(^_^)v
:08/12/24 09:20
:W61T
:/cjjcyok
#437 [我輩は匿名である]
:08/12/24 11:37
:W51T
:qx3pFpGM
#438 [LUNA]
この、小説一番好き|
:08/12/24 21:23
:W61T
:/cjjcyok
#439 [ゆー]
ありがとう(^ω^)イ
更新しますケ
:08/12/25 12:53
:W52S
:nLVk0i1k
#440 [ゆー]
俺はやっとの思い出喫茶店に着いた。
‥走りすぎて苦しい。
俺はあたりを見回した。
:08/12/25 12:54
:W52S
:nLVk0i1k
#441 [ゆー]
いない‥
:08/12/25 12:56
:W52S
:nLVk0i1k
#442 [ゆー]
時計を見てみると約束の時間より1時間遅れていた。
‥やっべぇ怒って帰っちまったんだ。
どうしよう‥
:08/12/25 12:57
:W52S
:nLVk0i1k
#443 [ゆー]
俺はレジに向かい、店員さんに話しかけた。
『すいません、いつも俺と来ている‥って言ってもわからないかもしれませんが‥髪の毛が長くて小さい女の人‥いませんでした?』
絶対知らないだろな‥
俺はダメ元で聞いてみた。
:08/12/25 12:59
:W52S
:nLVk0i1k
#444 [ゆー]
『あぁ、お客さまと最近毎日来られていた方ですね?
今日は、お見えになってませんよ?』
‥なんだって?
:08/12/25 13:00
:W52S
:nLVk0i1k
#445 [ゆー]
どういうことだよ‥
最初から来てないってことかよ!
‥せっかく証拠も掴んでアンタを楽にできる時が来たのに‥
‥なんでいないんだよ
:08/12/25 13:01
:W52S
:nLVk0i1k
#446 [ゆー]
もしかして‥事故?
いや、悪い方向に考えちゃいけない。
とにかく、明日また来よう。
連絡が取れないんだ。
‥きっと何かの用があったのさ。
そうに決まってる。
:08/12/25 13:02
:W52S
:nLVk0i1k
#447 [ゆー]
俺はトボトボと家に帰って行った。
するとショーウィンドウから綺麗なネックレスを見つけた。
綺麗な雪の結晶に型どられた小さなネックレスだった。
そういえばもうX'masか‥
:08/12/25 13:04
:W52S
:nLVk0i1k
#448 [ゆー]
――――――――
――――――
――――
―――
―
家に帰って、俺は小さな袋を引き出しにしまった。
あの時、約束の日とX'mas‥がかぶっている事に気付いた俺は、あの人にネックレスを買ったんだ。
:08/12/25 13:07
:W52S
:nLVk0i1k
#449 [ゆー]
あと4日でX'mas‥
君と最高のX'masになればいいのにね‥
俺はフフッと笑いながら夕飯を口に含んだ。
:08/12/25 13:16
:W52S
:nLVk0i1k
#450 [ゆー]
『カツオ君』
やぁマスオ兄さん。
‥なんだよ(´・ω・`)
『カツオ君、例の件どうなったんだい?』
あぁ、鮎谷か‥
:08/12/25 13:23
:W52S
:nLVk0i1k
#451 [ゆー]
『まぁ、いい感じでうまく行ってるよ!
それよりマスオ兄さん‥あわびって会社来てる?』
『潮吹君かい?あぁ、来てるとも!どうしたんだい?』
‥やっぱり今日は用があったんだな。
『何でもない、俺フロ入ってくるね』
:08/12/25 13:25
:W52S
:nLVk0i1k
#452 [ゆー]
俺は服を脱いで湯船に飛び込んだ。
あっぢぃ!
姉さん湯加減てもんを知らんのか!!
:08/12/25 13:28
:W52S
:nLVk0i1k
#453 [ゆー]
風呂から上がり、冷たい廊下をペタペタと歩く。
『‥姉さん』
『何よ?カツオ』
姉さんは台所で立ちながらまんじゅうを食っていた。
‥だから太るんだよ。
:08/12/25 13:29
:W52S
:nLVk0i1k
#454 [ゆー]
んなこたどうでもいい。
『姉さん、湯加減考えろよな‥
あれじゃ誰も入れねぇよ』
『あらやだ!父さんがもうすぐ入るのに‥うめなきゃ!』
姉さんは慌ててお湯を調節しに行った。
‥ったく。
:08/12/25 13:32
:W52S
:nLVk0i1k
#455 [ゆー]
布団に入って俺はマンガを手にとった。
『‥お兄ちゃんたら寝ないの?』
『お前もたまにはマンガ読めば?』
俺はマンガに集中したいがためにワカメに別のマンガを手渡した。
‥渡すんじゃなかったぜ
:08/12/25 13:34
:W52S
:nLVk0i1k
#456 [ゆー]
『ギャハハハハ!アハ‥アハ!
グワッハハハハ!』
‥うるっせぇ。
ワカメは涙を流しながらマンガにハマった。
狂ったように笑い続ける。
はぁ‥
:08/12/25 13:36
:W52S
:nLVk0i1k
#457 [◆aoaFjDYQjM]
:08/12/25 15:54
:F704i
:043rD1Sk
#458 [LUNA]
あげまつ|
:08/12/25 17:16
:W61T
:HsLPBuDU
#459 [.]
楽しすぎます(´^ω^`)
:08/12/26 13:51
:F704i
:Aekxp1kc
#460 [我輩は匿名である]
:08/12/26 19:03
:D904i
:dZBlDwtE
#461 [ゆー]
‥明日になるのが怖い。
明日またあわびが来なかったらと考えると苦しくなる。
『ギャハハハハ!』
買oッ‥
:08/12/27 23:02
:W52S
:RU7KtlH6
#462 [ゆー]
俺はワカメから本を取り上げた。
『姉さんたちにバレるだろ!
さっさと寝な‥』
ワカメは、しぶしぶ布団にもぐった。
‥俺も寝よう。
おやすみ‥あわびさん
:08/12/27 23:04
:W52S
:RU7KtlH6
#463 [ゆー]
―――――――
―――――
――
―‥朝?どうやら俺は目覚めたようだ。
あと3日か‥
:08/12/27 23:06
:W52S
:RU7KtlH6
#464 [ゆー]
俺は学校へ行く準備をした。
いつもと変わらない朝‥
変わるのは‥俺の心境だけ。
今にも心臓が張り裂けそうなのを家族にバレないように必死で隠した。
‥夜になるのが怖い。
:08/12/27 23:09
:W52S
:RU7KtlH6
#465 [ゆー]
『行ってきます』
ガチャ‥
‥‥‥‥うわぁ!
:08/12/27 23:09
:W52S
:RU7KtlH6
#466 [ゆー]
『いーそーのー君!』
なな‥な‥
なんでおまえがいるんだYO!
花沢さんが、わざわざ家に迎えに来たようだ。
何の為にだよー‥
‥はぁ
:08/12/27 23:11
:W52S
:RU7KtlH6
#467 [快斗]
あげます。待ってます!
:08/12/31 15:42
:P903iX
:FBXYog.M
#468 [愛華羽◆Angel/H1aw]
上げ(*´ω`*)
続き待ってます(/ω`)
:09/01/01 12:31
:P906i
:☆☆☆
#469 [ゆー]
『だって磯野くん最強冷たいんだもん!迎えにきちゃった!
一緒に学校行こう!』
‥まぁいいけど。
今は一人になりたくないから‥
:09/01/02 22:36
:W52S
:6XjD9Q2Q
#470 [ゆー]
俺は花沢さんと並んで学校へ行った。
花沢さんは俺にマシンガンのように話しかけてくる。
俺はきっと上の空だろうと思う。
その時花沢さんが
『磯野くん、私のこと嫌い?』
:09/01/02 22:46
:W52S
:6XjD9Q2Q
#471 [ゆー]
『‥え?』
意外な質問だった。
でも俺はこんな質問は嫌いだ。
だっていちいち答える義理はないだろう?
答えたところでどうなるんだ?
:09/01/02 22:49
:W52S
:6XjD9Q2Q
#472 [ゆー]
『嫌いじゃないよ‥
何?いきなり‥』
『‥ほんと?ならいいのッ!』
花沢さんはゴメンねッと俺に謝ったかと思ったら、俺を置いて走って行った。
‥なんなのさ一体。
つか一緒に行くんじゃなかったのか?(笑)
:09/01/02 22:52
:W52S
:6XjD9Q2Q
#473 [ゆー]
‥しばらくして学校に着いた。
教室に入ると中島やカオリちゃんが話しかけてきた。
昨日のテレビの話やアイドルの話をしてきたが、俺は笑みを浮かべてうなずくしかできなかった。
:09/01/02 22:57
:W52S
:6XjD9Q2Q
#474 [ゆー]
しかし二人には俺が落ち込んでいるなんて気付かれたくなかった。
だってさ、心配かけたくないじゃんか。
:09/01/02 23:02
:W52S
:6XjD9Q2Q
#475 [我輩は匿名である]
:09/01/03 06:59
:SH904i
:OzfVltZg
#476 [urahanai]
:09/01/03 16:20
:SH904i
:gilRaplg
#477 [なっしー]
あげます(・ω・)
待ってますっ
:09/01/06 19:32
:P903iX
:wtuAdf6M
#478 [ゆ]
オモロ━
:09/01/09 03:14
:W42S
:n66KphM2
#479 [ゆ]
授業にも集中できないまま放課後がきた。
俺が帰る準備をしていると
『磯野くん!一緒に帰ろう』
‥また花沢さんか。
俺は有無を言わず無理矢理一緒に帰らされた。
別にいいけど‥
:09/01/09 18:21
:W52S
:xn7ktvCM
#480 [ゆー]
花沢さんはペチャクチャとうるさく話しかけてくる。
朝もこうだったよな‥
花沢さんにちょっとウンザリしてきた‥。
『磯野くん‥何悩んでるの?』
え‥?
:09/01/09 18:24
:W52S
:xn7ktvCM
#481 [ゆー]
『私‥分かるの!磯野くんが何かに苦しんでるの‥
私じゃ役に立つことできないかもだけど‥私じゃ力になれないのかな?』
‥花沢さんが悲しそうな顔で言った。
別に俺は苦しんでなんかない。
この感情は‥苦しみではない。
『俺が苦しんでるように見えるの?』
:09/01/09 18:27
:W52S
:xn7ktvCM
#482 [ゆー]
『えぇ‥苦しんでいると言うか‥考えてるよね?ずっと‥
ここ数日で磯野くんは変わった気がする』
中島やカオリちゃん‥家族にも気付かれなかったのに。
いつも付きまとううっとうしい花沢さんだけは俺の異変に気付いたんだ。
花沢さん‥
:09/01/09 18:30
:W52S
:xn7ktvCM
#483 [ゆー]
『ありがとう‥俺は今、守りたい人がいるんだ。
でも、俺はまだ小学生‥小学生なりにあの人を守りたいんだが、俺は自分の無力さに腹が立つんだ‥』
花沢さんは黙ってうなずいてくれた。
しばらくして花沢さんが口を開いた‥
『その人のことが好きなのね‥?』
:09/01/09 18:33
:W52S
:xn7ktvCM
#484 [ゆー]
『‥‥‥‥‥』
俺が黙ってしまったせいで花沢さんまで黙っちまった。
『でも‥あの人はきっと俺のことなんて考えてねぇよな』
先に口を開いたのは俺だった。
そして今までの経路を全て話した。
何でいきなり花沢さんに話す気になったんだろう‥
分からないが、コイツには聞いてもらいたかった。
:09/01/09 18:38
:W52S
:xn7ktvCM
#485 [ゆー]
俺は長い時間をかけて全て話し終わり花沢さんを見ると‥
花沢さんは泣いていた‥
:09/01/09 18:40
:W52S
:xn7ktvCM
#486 [ゆー]
『‥い、磯野くん‥グスン』
俺は驚いた。
何で泣いてんだ‥?
:09/01/09 18:41
:W52S
:xn7ktvCM
#487 [我輩は匿名である]
:09/01/10 03:49
:SH902iS
:tyjpPZnY
#488 [我輩は匿名である]
:09/01/17 09:11
:N701iECO
:FNQO4YoM
#489 [ゆー]
『私は‥応援するからッ!
磯野くんのこと好きだから‥力になりたいし、応援する‥
だから‥何で‥も言っ‥てね‥グスン』
花沢さんは言葉をつまらせながらも一生懸命、俺に伝えてくれていた。
なんとも言えない気分だ。
:09/01/17 10:53
:W52S
:N1tNW55w
#490 [ゆー]
ゴメンな‥花沢さん‥
心配してくれてたのに俺はアンタを邪険にしちまった。
俺は最低だな。
:09/01/17 10:54
:W52S
:N1tNW55w
#491 [ゆー]
俺は何も言わずに花沢さんを抱きしめた。
『ゴメンな‥俺はアンタの気持ちには答えることはできねぇけど、信頼してるから、うまく言えねぇけど‥何でも話すから‥
心配かけたな‥ゴメン』
花沢さんは俺の言葉を聞いてワンワン泣き出した。
でも‥
せめて鼻水かんでくれ‥(泣)
:09/01/17 10:57
:W52S
:N1tNW55w
#492 [ゆー]
俺は花沢さんを送って家へ帰った。
今日こそ会えるよな‥?
今日は早めに喫茶店へ行こう。
:09/01/17 10:58
:W52S
:N1tNW55w
#493 [ゆー]
―――――――
―――――
―――
――
――――――――行くか―‥
重い靴をはいた。
重い戸をガラガラと開けた。
重い足どりで喫茶店へ向かう。
頼むから居てくれ‥。
:09/01/17 11:00
:W52S
:N1tNW55w
#494 [ゆー]
カランカラン‥
喫茶店の扉を開けた。
約束の時間より30分は早い。
:09/01/17 11:02
:W52S
:N1tNW55w
#495 [ゆー]
何でこんな時って時間が過ぎるのが遅いんだろう‥
早いのは‥俺の鼓動ばかりだ。
こんなに不安になったのは久しぶりだな‥
:09/01/17 11:04
:W52S
:N1tNW55w
#496 [ゆー]
―――――約束の時間だ
:09/01/17 11:06
:W52S
:N1tNW55w
#497 [ゆー]
どのくらい待ったかな‥?
あれ?閉店‥?
んな訳ねぇだろ。
まだ30分ぐらいしか経ってねぇはずだ。
―‥しかし時計を見ると夜の11時だった。
あ―‥俺は、5時間以上待ってたことになるな‥
結局来なかったってか‥
:09/01/17 11:08
:W52S
:N1tNW55w
#498 [ゆー]
家に帰ると姉さんにすごく怒られた。
父さんとマスオさんは俺を探しに街へ行ったらしい。
しばらくして二人は帰ってきた。
父さんにすっげぇ怒鳴られたけど俺はずっと上の空だった。
そんな俺を見て母さんは俺の大好きな草餅をくれた。
甘いアンコの味がしみる‥
:09/01/17 11:11
:W52S
:N1tNW55w
#499 [ゆー]
夜が明けるとあと二日って訳か‥
明日、来ないだろうな‥
俺は‥どうすりゃいいんだよ‥
:09/01/17 11:13
:W52S
:N1tNW55w
#500 [ゆー]
そうだ!
明日はアイツのところに行こう。
鮎谷のところに‥
そしたら何か詳細が掴めるはずだ。
それから一応喫茶店に行って‥
まぁ明日考えよう。
おやすみ‥
―――――――――
――――――
:09/01/17 11:16
:W52S
:N1tNW55w
#501 [ゆー]
朝起きて、俺は学校へ行った。
さっさと授業終わらせて鮎谷んとこ行こう‥
あと二日しかないんだ‥
俺が助けなくちゃな‥
:09/01/17 11:18
:W52S
:N1tNW55w
#502 [ゆー]
―――――
―――
長い授業が終わった。
俺は速攻で鮎谷んとこに向かう。
マスオさんの情報によると、鮎谷は明日出張らしく、今日は昼過ぎに帰宅して書類の準備をしているらしい
――‥ピンポーン
:09/01/17 11:20
:W52S
:N1tNW55w
#503 [ゆー]
鮎谷の奥さんが出てきた。
『あらァ‥この間の‥』
『こんにちは!鮎谷部長に会いにきました!』
俺は愛想よく言った。
奥さんは、どうぞ?っと鮎谷の部屋へ案内してくれた。
:09/01/17 11:24
:W52S
:N1tNW55w
#504 [ゆー]
『鮎谷ぃ‥』
鮎谷はビクッと体を震わせて
『き、君はカツオくん‥!?
何の用だね!?
もう私は潮吹くんとは何も‥』
アタフタしすぎだろ‥
『分かってる‥あわび、会社来てる?』
鮎谷は、ん?っという顔を見せた。
『君‥潮吹くんから聞いてないのかい?』
―‥は?
何を‥?
:09/01/17 11:27
:W52S
:N1tNW55w
#505 [ゆー]
『潮吹くんが自分でカツオくんに伝えたいと言ったのになぁ‥』
何をだよ‥?
話が見えねえよ‥
『ブツブツ一人でしゃべってねぇで教えてくれよ‥』
『潮吹くん‥東京に転職するんだ、君が私が止めるか彼女を止めさすかという選択肢を出しただろう?
私は止める訳にはいかんから‥
潮吹くんを近くの東京に転職させたよ?
まぁ少し遠いが東京なら君も会えんことはないだろ?』
:09/01/17 11:36
:W52S
:N1tNW55w
#506 [ゆー]
何?
東京‥!?
確かに東京なら会おうと思えば会えるが‥
子供の行ける距離なのか‥?
『‥いつ行くんだ?』
『明後日じゃよ、二日後』
二日後!?
ふざけんなよ‥
俺に黙って行くつもりかよ‥
『あわびの住所教えてくれ!』
:09/01/17 11:38
:W52S
:N1tNW55w
#507 [ゆー]
俺がいきなり怒鳴ったからビックリしたのか、鮎谷は急いであわびの住所をメモしてくれた。
俺はそれを握ると、急いで走った。
この住所だと、ここからそう遠くはない。
俺はとにかく走った。
:09/01/17 11:39
:W52S
:N1tNW55w
#508 [ゆー]
―――――――
―――――
―――
‥ここか?
そこは小さなアパートだった。
あわびは、ここで一人で自分を守ってたんだな‥
俺は息をきらしながらインターフォンを押した。
:09/01/17 11:41
:W52S
:N1tNW55w
#509 [ゆー]
ドクン‥ドクン‥
『はあい‥』
‥ガチャ
:09/01/17 11:41
:W52S
:N1tNW55w
#510 [ゆー]
『‥カツオ‥くん』
『あわび‥』
‥やっと会えた。
:09/01/17 11:44
:W52S
:N1tNW55w
#511 [ゆー]
『何‥一人で行こうとしてんだよ‥
俺がアンタの為に‥アンタを自由にしたかったのは‥
アンタが‥あわびが好きだからなのに何で分かってくんねぇんだよ‥』
『カツオくん‥ありがとう‥ホントに‥
私‥わた‥し‥カツオくんのこと‥大好きよ‥
――――‥好きなの‥』
好き‥?
:09/01/17 11:46
:W52S
:N1tNW55w
#512 [ゆー]
『ホントに‥?』
俺は涙が溢れた‥
『ホント‥大好きなの‥』
あわび‥
俺は、あわびを抱きしめた。
やっと手に入ったよ‥
:09/01/17 11:48
:W52S
:N1tNW55w
#513 [我輩は匿名である]
:09/01/17 23:36
:N701iECO
:FNQO4YoM
#514 [ゆー]
『でも‥アナタはまだ11歳‥
私とは10歳以上離れてるわ‥
どんなに私がカツオくんを好きでも‥カツオくんの人生を考えると‥考えると‥だから私、アナタから離れたの‥ごめんなさい』
やっと分かったよ‥
君が喫茶店へ来なかった訳
そして‥夢で泣いていた訳‥
:09/01/18 05:44
:W52S
:yGhS3dZI
#515 [ゆー]
匿名さま
ありがとう(^ω^)イ
やっと完結に近づいてきているので見てやってくださいy
:09/01/18 05:45
:W52S
:yGhS3dZI
#516 [ゆー]
『ゴメン‥俺が小学生なばっかりに、あわびを追い詰めちまったな‥
でも一人で考えんなよ!
俺‥まだ11歳だけど、これからは‥あわびを守るよ‥
何もかも初めてだから不器用だし、不慣れだけどさ‥
あわびを‥一生守りたい‥
‥イヤか?』
あわびは首を横へ振り、
『イヤじゃない!カツオくんじゃなきゃヤダ!
‥好き!』
あわびは俺に力強く言った‥
やっと恋人になれたよ‥
俺は涙が溢れて止まらなかった。
ハハ‥格好わりぃ。
でも‥悪くないよな‥
:09/01/18 05:50
:W52S
:yGhS3dZI
#517 [ゆー]
‥あわびが東京行くまで、あと二日あるな。
‥よしッ!
『あわび!電話借りるぜ』
『え‥?う、うん‥?』
――――――
――――
『もしもし?母さん?
今日から二日間中島んちに泊まるわ!
‥え?大丈夫だって!
うん‥じゃあな』
俺は電話を切り、あわびを見た。
あわびはキョトンとして俺を見てる。
:09/01/18 05:53
:W52S
:yGhS3dZI
#518 [ゆー]
『あわび!今から二日間、泊めてくれ♪
一緒に新婚生活味わおうぜ!』
『―‥ホントに!?
わあーい♪カツオくん大好き♪』
可愛い奴‥
さて‥二日間楽しもう。
きっと‥一生忘れられない二日間となるだろう‥
:09/01/18 05:56
:W52S
:yGhS3dZI
#519 [ゆー]
『まずは‥ご飯食べよっか!
私が作るから、カツオくんは待っててね』
『いや、俺が転がりこんだんだから俺が作るよ!』
俺は、あわびのもとにかけより、そう答えた。
『ダメだよ!カツオくんに作りたいの!そしたら‥お嫁になった気分味わえるじゃん!』
‥目の前にあわびがいる。
俺より拳一つ分ほど小さいあわび‥
幸せだよ‥
:09/01/18 06:00
:W52S
:yGhS3dZI
#520 [ゆー]
俺はたまらなくなって、あわびにキスをした。
『じゃあ奥さん♪任せたよ』
『――――‥//』
あわびは真っ赤になっていたが何も気付いてないふりをしてやった。
でなきゃ俺の心臓がもたねぇよ。
:09/01/18 06:02
:W52S
:yGhS3dZI
#521 [ゆー]
30分ほど経っただろうか。
俺の目の前に旨そうなハンバーグやスープが並べられた。
『すっげー!♪食っていいの‥?』
『当たり前じゃない!一緒に食べよ♪』
俺たちは、いただきますと言って黙々と食べた。
二人で笑いあって食事するのって‥なんかいいよなって話しながら‥
:09/01/18 06:05
:W52S
:yGhS3dZI
#522 [糞ころがし◆M1/JYAltAQ]
:09/01/18 10:45
:SH01A
:pUh3OWfw
#523 [ゆー]
『ごちそうさま!』
俺は残さず全て食べた。
母さんの料理もうまいが、あわびもなかなかだ。
:09/01/24 16:29
:W52S
:BxP2/Yt6
#524 [我輩は匿名である]
:09/01/24 19:20
:L852i
:lF03UCs.
#525 [ゆう様]
:09/01/25 19:02
:D903i
:BVUoOPt6
#526 [ゆう様]
:09/01/25 19:24
:D903i
:BVUoOPt6
#527 [我輩は匿名である]
あげてみる
:09/01/29 17:43
:W42K
:n4aQ.lo2
#528 [我輩は匿名である]
あげます

:09/02/02 02:18
:P706imyu
:dM4VClY6
#529 [我輩は匿名である]
更新希望です
:09/02/03 11:36
:P904i
:X88p2owo
#530 [我輩は匿名である]
全部見ました
続きが早くみたぃ!
ガンバレー
:09/02/03 17:59
:F01A
:FilKuMTs
#531 [我輩は匿名である]
カツオーーー!!!
:09/02/04 17:35
:F01A
:o3jbPi8g
#532 [ゆー]
長い間すいませんホ
携帯の調子が悪かったりテストで更新できませんでしたホ
必ずかきます_
しばしお待ちを‥
:09/02/06 09:01
:W52S
:dVco.0W2
#533 [夢]
期待してます。
:09/02/06 15:16
:W61SA
:hYelDmsw
#534 [ピカチュ]
待ってますM
:09/02/06 18:15
:W61T
:yeIcw1hI
#535 [まな]
待ってま〜す~
:09/02/06 21:24
:W51S
:5XOA/tzQ
#536 [ゆー]
『洗い物するね♪』
あわびは食器を片付け出した。
『いいよ!俺がするし』
飯も作ってもらったのに片付けまでさせるわけにはいかんからな。
俺は立ち上がってあわびの手から食器を取った。
『あ‥』
:09/02/06 21:29
:W52S
:dVco.0W2
#537 [ゆー]
あわびは俺の顔を見た瞬間
カァーッと顔を紅色に染めた。
ドクン‥
俺の心臓が大きく脈打った。
その瞬間に俺は手に洗剤がついているのにも関わらず、あわびの腕を掴み、少し強引にキスをした。
『‥ん!』
:09/02/06 21:34
:W52S
:dVco.0W2
#538 [ゆー]
『‥カツオく‥!』
しばらくあわびの口内を弄び、口を離した。
あわびは苦しかったのか涙目になり肩で息をしている様子だ。
:09/02/06 21:37
:W52S
:dVco.0W2
#539 [我輩は匿名である]
はぃ、はぃそれで(・∀・)
:09/02/07 15:33
:F01A
:OLlvqkbQ
#540 [ゆ]
続き楽しみ
:09/02/10 00:44
:W42S
:JIHycahs
#541 [ゆー]
『‥はぁ!』
そこで俺はハッとした。
洗い物をしている時にあわびを掴み、強引にキスしたせいで
あわびのシャツは濡れて透けていた‥。
:09/02/14 06:00
:W52S
:qA38Je0I
#542 [ゆー]
やっべぇ‥
マヂかよ‥
俺は理性を抑えるのが限界だった‥。
が、無理だった。
なんせ今まで
手に入らなかった女が‥
‥俺の目の前で俺を好きだと想ってくれているうえにシャツは透けて下着が見えている状況。
‥無理だろ?
:09/02/14 06:04
:W52S
:qA38Je0I
#543 [ゆー]
俺はあわびを抱き抱え、歩いた。
『カツオく‥?どこ行くの?』
向かった先はもちろんバスルーム。
『ゴメンあわび、服に洗剤ついちゃったな‥』
俺はあわびの上半身に生温いシャワーをぶっかけた。
『きゃ‥!』
あわびの髪が少し濡れ、さっきよりも激しく濡れたせいでピンクの下着がまる見えだ。
うぉー‥やべぇ‥
:09/02/14 06:09
:W52S
:qA38Je0I
#544 [ゆー]
でも俺は頭の中とは裏腹に冷静を保った。
頭の中は、もはやウハウハ状態だぜ。
『カツオ君‥シャツ重いよぉ』
あぁ‥濡れた重みか‥
こりゃ好都合だな。
:09/02/14 06:11
:W52S
:qA38Je0I
#545 [ゆー]
俺は何も言わずにシャツのボタンをはずしていった。
プチ‥プチ‥プチ‥
何ともエロティックな光景だ。
シャツのボタンをはずすたびにあわびの胸が露となってくる。
ピンクの下着にまとわれた小ぶりで形のいい胸‥
たまんねぇぜ‥こりゃぁ‥
:09/02/14 06:14
:W52S
:qA38Je0I
#546 [ゆー]
俺は下着の上からあわびの胸をくわえるように舐めた。
胸から首へ、首から胸へと往復させた。
そのたびにあわびは体をピクッとさせていた。
可愛い‥
:09/02/14 06:18
:W52S
:qA38Je0I
#547 [ゆー]
俺はゆっくりあわびの下着を取ろうとした、が‥
ホックがわからねぇ!
なんぢゃあの仕組み!
やはり所詮俺は小学生なんか!
頭の中は雄叫びをあげていた。
俺はスッとあわびのシャツを全部脱がせてタオルをかけてやった。
:09/02/14 06:21
:W52S
:qA38Je0I
#548 [ゆー]
『続きは後でな♪』
俺はいかにも余裕たっぷりの笑顔を見せた。
あわびの顔はカァーっと赤く染まる。
‥ちっくしょぉ。
こんなに可愛いのに
抱けねぇなんてよぉ‥
いや、楽しみは後に取っておこう‥
初めてが風呂で強引にっつー訳にもいかん。
それにしても‥
柔らかかったなぁ‥イ
:09/02/14 06:25
:W52S
:qA38Je0I
#549 [ゆー]
‐あわびside‐
すっごくドキドキしちゃった‥
あのままだったら私‥エッチしちゃってたかも‥
カツオ君がやめてくれて良かったぁ‥
やっぱベッドでしたいもん‥
でも‥ほんと私、カツオ君のこと大好きみたい。
私‥きっと抱いてほしかったんだ‥
体がムズムズする‥
こんなの初めて。
:09/02/14 06:30
:W52S
:qA38Je0I
#550 [りとる]
:09/02/14 17:49
:SH903i
:ui6xBRfQ
#551 [りとる]
:09/02/14 17:50
:SH903i
:ui6xBRfQ
#552 [我輩は匿名である]
あげるょー!!!
:09/02/15 13:52
:F01A
:L1PfwNn.
#553 [わかめチャン]
かいて-
:09/02/15 23:00
:SH03A
:iBbC5DmM
#554 [我輩は匿名である]
書いてぇー
:09/02/19 10:13
:F01A
:elj.DQOE
#555 [我輩は匿名である]
放置?
:09/02/20 17:15
:W51H
:J0RQGlVs
#556 [我輩は匿名である]
待ってるおノノ´ω´ノノ
:09/02/21 08:56
:SH903i
:NBw6O85A
#557 [我輩は匿名である]
あげないと!!
主さん待ってるよん
てかまた体調崩してたら心配だ…
:09/02/21 19:08
:P905i
:☆☆☆
#558 [我輩は匿名である]
あげ


:09/02/25 01:52
:SO706i
:Lplj0tl2
#559 [我輩は匿名である]
おーい
:09/02/25 08:01
:P904i
:ozYZpl.c
#560 [我輩は匿名である]
かいてほし-よ

:09/02/25 09:32
:SH03A
:b8dlHW8k
#561 [我輩は匿名である]
なんでもいいからレスしてください
:09/02/25 22:47
:P904i
:ozYZpl.c
#562 [我輩は匿名である]
あーげ
:09/02/26 18:00
:SO706i
:RC/JGgOI
#563 [我輩は匿名である]
:09/02/28 17:31
:SH903iTV
:qjAwXhSI
#564 [◆KK1/GhBRzM]
あげ(´・ω・`)
:09/03/01 07:12
:F02A
:r8GTJ18U
#565 [さしぶ]
あげー
:09/03/01 23:26
:W51T
:utrbeZlw
#566 [ゆ]
すいません体調くずしてましたホ
みなさん声援ありがとうx
:09/03/02 09:57
:W52S
:h3SyI.SA
#567 [ゆー]
あわびがそんなこと考えているとも知らずに
俺は居間でテレビを見ながら下半身の欲望と戦っていた。
ちっくしょぉぉ!
エロ本もっと読んどくべきだったぜ‥
:09/03/02 09:58
:W52S
:h3SyI.SA
#568 [ゆー]
そんなこんな欲望と戦っているうちに夜の10時をすぎた。
『カツオくん‥』
『へ!?』
俺はあわびにすっとんきょな声を出してしまった。
『カツオ君‥お風呂‥』
あぁ、風呂入ってくるんか。
:09/03/02 10:00
:W52S
:h3SyI.SA
#569 [ゆー]
『カツオ君‥一緒に入ろう!』
は!?
あわびは真っ赤な顔をしてもじもじしている。
もちろん入りたいぜ!
‥ん?待てよ?
:09/03/02 10:01
:W52S
:h3SyI.SA
#570 [ゆー]
あわびは大人だからナイスバディな訳で俺は‥
いかにも小学生ですな体じゃねぇか!
しかも下の毛なんて生えてきたばかりだぢぇーい!
こんなもん見せれるかバカ!
でもあわびの裸見たい‥
湯気にくるまれたあわび‥
コーヒーじゃなく風呂の湯気‥
:09/03/02 10:04
:W52S
:h3SyI.SA
#571 [ゆー]
‥やっべぇ!
羞恥心を隠していざ!
お風呂にレッツゴー♪
‥なんて言えやしねぇよ。
『わりぃあわび!
この番組おもしろいんだ
先に入っててくれよ』
あわびは小さな声で『うん』と言って風呂へ行った。
‥はぁ。
:09/03/02 10:06
:W52S
:h3SyI.SA
#572 [ゆー]
しかし‥せっかくあわびが恥ずかしい思いをして誘ってくれたのに、それを断るのは‥やはり男がすたる。
俺は風呂場へ向かう。
シャアアァ‥
あわびがシャワー使ってんだな。
:09/03/02 10:08
:W52S
:h3SyI.SA
#573 [ゆー]
俺は腰に大きめのタオルを巻いて‥
ガチャ‥
『きゃあぁ!カツオく‥ん!』
はいはい(-д- )
お邪魔しますよん♪
:09/03/02 10:09
:W52S
:h3SyI.SA
#574 [ゆー]
『カツオくん!テレビ見たいんじゃないの?!』
『は?俺そんなん言った?テレビよかあわびが見たいんだけど?』
裸のあわびに手をのばし抱きよせる俺様。
すばらしく格好いいぜx
:09/03/02 10:10
:W52S
:h3SyI.SA
#575 [ゆー]
『や‥カツオくんだけタオル巻いて‥ずるい‥』
しょうがねぇだろ‥まだ見せれる代物じゃねぇんだ。
『なに?見たいの?』
『違っ‥!』
あわびは真っ赤。
見たいって言われなくて良かった‥
:09/03/02 10:13
:W52S
:h3SyI.SA
#576 [ゆー]
俺は湯船に浸かってあわびの観察を始めた。
やべぇぐらい綺麗な体‥
鼻血出そう‥
:09/03/02 10:14
:W52S
:h3SyI.SA
#577 [みな]
:09/03/03 16:08
:P905i
:☆☆☆
#578 [◆0Rxp.4Pyuc]
あげるよ

:09/03/04 02:16
:F02A
:Nf0mbDHk
#579 [我輩は匿名である]
あーげあげ
:09/03/08 22:52
:SO706i
:5IQV6Ra6
#580 [りんご]
大変面白いです
更新しないんですか?
:09/03/12 16:26
:N906i
:ztGkBZpo
#581 [さあさ☆]
:09/03/13 12:19
:SH903iTV
:☆☆☆
#582 [ゆー]
更新したいんだけど
受験でなかなかできないのホ
でも絶対完結さすからね!
ゴメンね‥
しばしお待ちを!
:09/03/18 04:49
:W52S
:YH8bpz3w
#583 [我輩は匿名である]
は〜いト待ってます~
:09/03/18 07:44
:W51S
:T1Q5FkjQ
#584 [我輩は匿名である]
受験終わりましたか?
更新待ってます
:09/04/02 10:48
:F02A
:iH3YCgow
#585 [でんき
]
:09/04/02 14:57
:SH905iTV
:dtXD87TU
#586 [きむ]
:09/04/02 22:46
:W54T
:eoNpip16
#587 [ゆー]
小学生の俺でも分かる。
これが欲情と言う物なのか‥
心臓はバクバク。
男ならではの物も
反応の仕方がハンパねぇ‥
『カツオく‥ん』
‥そんな猫みてぇな声で
俺様を呼ぶなよ‥イ
母さん、カツオは今宵
大人になります‥
:09/04/05 00:34
:W52S
:JoQ8Vq9I
#588 [ゆー]
俺はあわびにそっと唇を重ね、右手を胸に近付けた‥
『や‥ン』
『感じてんのかよ?』
‥なんて余裕ぶっこいてるけど
俺の心臓は破裂寸前。
それどころか手は震えてやがるんだよ!
あわびに気付かれないように少し荒く揉んだ。
:09/04/05 00:38
:W52S
:JoQ8Vq9I
#589 [ゆー]
しかし‥!
気付いた時には遅かった。
揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで‥
いつまで揉めばいいんだYO!
キスしながら揉みまくって‥
どのタイミングで下にたどり着きゃいいんだYO!
少年カツオは悩んだ‥
:09/04/05 00:41
:W52S
:JoQ8Vq9I
#590 [ゆー]
待てよ?
まだ遅くはない!
AVでノリスケがしてた真似をしてみよう‥
参考にやならんだろーが、しないよりマシだ。
『あわび‥アレ見せてよ』
:09/04/05 00:43
:W52S
:JoQ8Vq9I
#591 [ゆー]
『え‥?』
あわびが、すっとんきょな声を出して首をかしげた。
『ア‥レって‥?』
目を泳がしながら不安そうに俺を見つめるあわびに、俺は
『ここのことだけど?イ』
あわびの陰部に手を添えた。
『ん‥!』
:09/04/05 00:49
:W52S
:JoQ8Vq9I
#592 [ゆー]
『早くしねぇと続きできねぇじゃんかよ』
『ふ‥恥ずかしい‥よ』
しょーがねぇなあ‥
俺は立っているあわびの足の間にしゃがみ、あわびの陰部を楽しむことにした。
:09/04/05 00:52
:W52S
:JoQ8Vq9I
#593 [ゆー]
もちろん見るのも触るのも初めてだ。
いざ、快楽の世界へ‥
なんじゃこりゃ。
:09/04/05 00:52
:W52S
:JoQ8Vq9I
#594 [ゆー]
な‥なんだあの形!
なんかすげぇ‥すげぇ‥
人間て‥女ってすげぇよ!
俺は一人で脳内会議をしていた。
初めて開催された脳内会議は5分も持たず‥
気が付けばベッドの中だった。
:09/04/05 00:55
:W52S
:JoQ8Vq9I
#595 [ゆー]
は!?
俺‥なんでベッドに‥
まさかまた‥ヤれなかった‥?
『あ‥気が付いた?』
目の前にはバスローブ姿のあわびがいた。
『カツオくん、お風呂の熱気でのぼせちゃって倒れたのよ?
覚えてない?』
思い出したくもねぇよ!
正しくはのぼせたんじゃなくて興奮しすぎて頭に血がのぼったんだよ。
『ゴメンあわび‥』
『ううん、それより大丈夫?』
:09/04/05 01:00
:W52S
:JoQ8Vq9I
#596 [ゆー]
大丈夫な訳ねぇだろ‥(泣)
戦闘不能だよ!
あぁ‥俺ってばもぅ‥
本当に小学生なんだな(泣)
:09/04/05 20:20
:W52S
:JoQ8Vq9I
#597 [ゆー]
『ゴメンな?
何か‥つ、疲れが溜まったのかな?倒れちまうなんて‥ハハ』
俺は精一杯ごまかした。
緊張と興奮で倒れたなんて
恥ずかしくて言えなかった。
:09/04/05 20:25
:W52S
:JoQ8Vq9I
#598 [ゆー]
『ううん、私の心配なんかしないで‥
疲れたなら、一緒に寝ましょ』
あわびはベッドに移動しながら言った。
‥よし、次こそ
次こそは物にするぜ!
:09/04/05 20:27
:W52S
:JoQ8Vq9I
#599 [ゆー]
‥と意気込んだのもつかの間。
俺は極度の体の疲れと精神的な疲れで布団に入った瞬間に見事アウト。
夢の中であわびを犯し、朝起きると俺のブツは素晴らしくガンガン‥
‥いや、ただの朝立ちか。
何を朝から下ネタぶっぱなしてんだろうか(笑)
:09/04/05 20:31
:W52S
:JoQ8Vq9I
#600 [ゆー]
『あ!おはようカツオくん♪』
あわび、もう起きてんだ。
ちなみに今の時刻は8時。
『おはよう、あわび‥』
机にはクロワッサンと目玉焼き、ベーコンと定番だが美味しそうな朝飯が並んでいた。
俺は、いただきますと勢いよく食べた。
:09/04/05 20:34
:W52S
:JoQ8Vq9I
#601 [ゆー]
昨日の失敗はチャラだ。
今日はあわびと楽しく過ごしつつ、大人へと一歩を歩むぞ!
小学生というレッテルを今日こそはがすぜ!
『ごちそうさま、あわび‥今日はデートしよっか』
:09/04/05 20:38
:W52S
:JoQ8Vq9I
#602 [ゆー]
『本当!?どこに?』
ふふ‥まぁついてくればいい。
『とりあえず、繁華街行くか』
俺とあわびは、昼から繁華街へと行くことにした。
:09/04/05 20:41
:W52S
:JoQ8Vq9I
#603 [ゆー]
外はX'masシーズン。
雪だるまやサンタ達が街をにぎわす。
夜になればネオンで街はもっとにぎわうだろう。
俺はその夜を待っていた。
しかし‥!
んなすぐになるわけねーっての。
『カツオくん♪早く行こうよ♪』
:09/04/05 20:46
:W52S
:JoQ8Vq9I
#604 [ゆー]
俺たちは色んな店やカフェに行った。
あわびは子供のようにハシャギ、喜んだ。
その時のあわびの表情は今でも忘れられない。
それだけ大きな存在だったんだ。
『わあ‥カツオくん見て!
綺麗だよぉ!』
いつの間にか夜になっていた。
よっしゃ‥行動開始!
:09/04/05 20:52
:W52S
:JoQ8Vq9I
#605 [ゆー]
『あわび、あっち行こうぜ』
あわびは、うなずき付いてきた。
『ここ‥どこなの?』
俺はあわびを山奥に連れて行った。
辺りはもちろん真っ暗。
『カツオくん‥怖いよぉ』
心配すんな。
もうちょいだから待てや。
:09/04/05 21:06
:W52S
:JoQ8Vq9I
#606 [ゆー]
うし!着いた。
『あわび、こっち来てみろよ』
あわびは俺の所まで登ってきた
『うわぁぁ‥綺麗!』
そこは、この街が一面見える程の絶景スポット。
小さい時にこの場所を秘密基地にしていた俺が、初めて自分以外の人間を連れてきた。
あわびには見てほしかったんだよね。
:09/04/05 21:10
:W52S
:JoQ8Vq9I
#607 [ゆー]
『あ、あの星綺麗じゃね?』
俺は夜空を指さし、あわびに言った。
『え?どこ‥?』
『もっと左だよ』
『‥どの星のことよぉ?
‥あ!』
気付いてくれた?
『カツオくん‥』
『俺からのX'masプレゼントだよ』
:09/04/05 21:14
:W52S
:JoQ8Vq9I
#608 [ゆー]
『ここはさ‥俺の秘密の場所なんだよね、小さい時に俺だけの秘密基地にしてたんだ
ここはこの街で一番綺麗な景色が見れるし、星もよく見れるんだよね‥
お前にコレやる時は、絶対この場所でやりたかった』
そう。俺はあの時買った雪の結晶のようなネックレスを左側の木の枝に引っかけて置いたんだ。
:09/04/05 21:19
:W52S
:JoQ8Vq9I
#609 [ゆー]
『カツオくん‥』
その時、調度いいタイミングで雪が降ってきた。
『ありがと‥嬉し‥』
声を押し殺し泣くあわびをそっと抱きよせた。
『やっぱりお前は雪が似合う女だな、一生溶かさねぇよ』
:09/04/05 21:23
:W52S
:JoQ8Vq9I
#610 [ゆー]
あわびは小さく『バカだね』と笑い、俺の背中をグッと抱いた。
俺は、あわびにネックレスを付けてやった。
大事にしろよな‥
『‥よし、家帰るか!』
『うん!』
:09/04/05 21:26
:W52S
:JoQ8Vq9I
#611 [ゆー]
あわびの家に着き、俺たちはまず浴槽に風呂の湯を入れた。
山奥を歩きまわったせいで冬なのに汗がハンパなかった。
あわびは鏡の前で嬉しそうに俺のあげたネックレスを眺めている。
そんな姿がとてつもなく愛しい。
:09/04/05 21:28
:W52S
:JoQ8Vq9I
#612 [ゆー]
風呂の湯が入り、俺たちは仲良く風呂に入った。
何をするわけでもなく、今日の話やたわいもない話をして風呂の一時を楽しんだ。
:09/04/05 21:39
:W52S
:JoQ8Vq9I
#613 [ゆー]
俺は先に風呂から上がった。
もちろん前を見られないために。
風呂から上がり、オレンジジュースを速攻飲んだ。
喉かわいてたんだよ‥
:09/04/05 21:42
:W52S
:JoQ8Vq9I
#614 [ゆー]
『カツオくん‥』
あ?
あわびさん‥
それは反則だぜ‥
:09/04/05 21:45
:W52S
:JoQ8Vq9I
#615 [ゆー]
風呂上がりのあわびは顔が火照り、綺麗なピンクの頬なうえにタオル1枚‥
髪はほどよく濡れており、色っぽいの度をこえている。
風呂上がりマヂで萌えー!
俺の脳内は風呂上がりフィーバーとなっていた。
:09/04/05 21:47
:W52S
:JoQ8Vq9I
#616 [ゆー]
俺はあわびをベッドへと連れて行き、押し倒した。
『あわび誘ってんの?いくら俺が小学生だからってその格好は無防備すぎだぜ?』
『や‥そんなつもりじゃ‥』
『んじゃどーゆうつもりだよ』
俺はあわびのタオルをはぎとった。
ぐは‥マヂで綺麗だし‥
ヤベェ緊張する‥
:09/04/05 21:54
:W52S
:JoQ8Vq9I
#617 [ゆー]
俺は緊張して顔が真っ赤になってしまった。
『カツオくん‥?』
うわ、気付かれたかも‥
『ゴメン‥緊張するんだよ‥
好きな女が目の前で裸だぞ?
赤くもなるだろ‥』
言ったもたがな‥
恥ずかしい‥
所詮俺は小学生だしな‥
『‥嬉しい』
え?
:09/04/05 21:57
:W52S
:JoQ8Vq9I
#618 [ゆー]
『だって‥私だけが緊張してんのかと思ってた‥カツオくん余裕な顔してるし‥
そっか‥同じ気持ちだったんだね』
同じ気持ちか‥
:09/04/05 22:01
:W52S
:JoQ8Vq9I
#619 [ゆー]
あわび‥抱いていいですか?
:09/04/05 22:03
:W52S
:JoQ8Vq9I
#620 [ゆー]
あわびは小さく『はい』と頷いた。
そして俺たちは一つになった。
初めてでぎこちなかったと思うが‥幸せな一時だった。
:09/04/05 22:05
:W52S
:JoQ8Vq9I
#621 [ゆー]
行為が終わっても俺の興奮はおさまらなかった。
あわびは俺の腕の中にいる。
『‥明日だよね』
あわびが口を開いた。
:09/04/05 22:08
:W52S
:JoQ8Vq9I
#622 [ゆー]
『明日の朝には東京に向かうから‥でも時々戻ってくるし!電話もするから安心してね!』
あわびは不安そうな笑顔を見せた。
俺は黙って抱きしめて‥目を閉じた。
この時間が永遠に来ればいいのに‥
しかしそんなの無理な話だ。
誰にも時間を戻すことも止めることもできない。
だから前に進むしかない。
:09/04/05 22:12
:W52S
:JoQ8Vq9I
#623 [ゆー]
朝がこのまま来なければいいのに‥
そう考えると閉じたはずの目が自然と開き、涙が流れる。
あわびに気付かれないように静かに息を潜めて泣いた。
あわびの寝息が聞こえても俺は声を殺して泣いた。
:09/04/05 22:14
:W52S
:JoQ8Vq9I
#624 [ゆー]
できれば東京なんか行ってほしくない。このまま二人で暮らしたい。
でも小学生の‥11歳の俺には無力すぎる‥
俺は結局眠れなかった。
:09/04/05 22:17
:W52S
:JoQ8Vq9I
#625 [ゆー]
『‥あれ?カツオくん、いつから起きてたの?』
あわびが目覚めたようだ。
『ん?ちょっと前だよ』
俺は嘘をついた。
ずっとお前の寝顔見てたなんて恥ずかしいから言わない。
:09/04/05 22:20
:W52S
:JoQ8Vq9I
#626 [ゆー]
俺たちは朝食を食べ、荷物をまとめて東京行きのホームへ向かった。
まだ時間は30分ある。
『あわび‥話がある』
:09/04/05 22:22
:W52S
:JoQ8Vq9I
#627 [ゆー]
『俺は‥しばらく会えない』
:09/04/05 22:23
:W52S
:JoQ8Vq9I
#628 [ゆー]
『ど‥ゆこと?アタシが東京行くからなかなか会えないってことなら分かってるよ‥?』
違うんだよ‥あわび‥
『俺が大人になるまで‥あわびとは会わない‥』
:09/04/05 22:25
:W52S
:JoQ8Vq9I
#629 [ゆー]
『ちょ‥と待ってよ!そんな話聞いてないし‥大人になるまでって何年先か分かってんの!?
アタシ30歳こえてるんだよ‥?
そんなに我慢する必要‥ないじゃんか!』
泣くなよ‥
でも無理だ
:09/04/05 22:27
:W52S
:JoQ8Vq9I
#630 [ゆー]
『俺はまだ無力すぎた‥今のままだとお前に迷惑かけるだけだ、確かに会えないのは寂しい‥でもお前を完全に守れる歳じゃねんだよ‥
10年後‥俺が立派な大人になったら迎えに行く‥
東京に‥
それまでお前が待てるなら待ってほしい。
でも無理にとは言わない。
お前次第だよ‥』
:09/04/05 22:30
:W52S
:JoQ8Vq9I
#631 [ゆー]
『俺は‥お前を守りたいんだよ、今のままじゃ無理だ。
立派な大人になって、金稼いで‥あわびを養えるようになったら迎えに行くから‥その時は‥
その時は‥結婚してくれ』
俺なりの精一杯のプロポーズ‥
:09/04/05 22:32
:W52S
:JoQ8Vq9I
#632 [ゆー]
『小学生に恋したアタシへの神様からの試練って奴かな‥?』
あわびがクスクス笑いながら言う。
『‥アタシはカツオくんじゃなきゃヤダから‥東京で待ってる‥
絶対迎えに来てよね!』
当たり前だよ‥
俺の一生の女はお前だよ‥
あわび。
:09/04/05 22:35
:W52S
:JoQ8Vq9I
#633 [ゆー]
『電話ぐらいしてよね?』
『当たり前だろーが(笑)』
俺たちは人目も気にせずキスを交わした‥
あわびとの恋は深くて濃い恋愛だった‥
10年後必ず迎えに行くから。
あわび話東京へと旅立った。
:09/04/05 22:37
:W52S
:JoQ8Vq9I
#634 [ゆー]
↑
×あわび話東京へと旅立った
○あわびは東京へと旅立った
すいません
:09/04/05 22:38
:W52S
:JoQ8Vq9I
#635 [ゆー]
10年後‥
『もしもしカツオくん?本屋さん来たよ!オススメの本って何?』
『‥んとなぁー、3列目の右から5つ目の本見てみ!』
『‥え?この黒いカバーの本?
なにこれ題名ないじゃない‥
大人の女性に恋した一人の小学生がその女性と交わした一週間と10年の約束‥
これって‥』
:09/04/05 22:42
:W52S
:JoQ8Vq9I
#636 [ゆー]
その時‥後ろから優しく、大人びた声で聞こえた最愛の人の声‥
『迎えに来たよ、あわび‥
俺と結婚してくれ‥』
:09/04/05 22:44
:W52S
:JoQ8Vq9I
#637 [ゆー]
大人の女性と恋に落ちた
一人の小学生‥
その小学生は愛する女性の為に
いろいろな苦難を乗り越え、
一週間と10年後の約束を
見事に果たした。
やがては小説家となり
その本はベストセラーとなり、
その女性と生涯を共にした。
:09/04/05 22:49
:W52S
:JoQ8Vq9I
#638 [ゆー]
その本の最後のページには
題名が載ってある。
その本の名は‥
『真実のカツオ』
END
:09/04/05 22:50
:W52S
:JoQ8Vq9I
#639 [ゆー]
長い間
ありがとうございましたx
無事に完結しました!
私にとってとても印象深い
作品となりました
みなさんありがとうイ
:09/04/05 22:51
:W52S
:JoQ8Vq9I
#640 [我輩は匿名である]
面白かった
文章がうまい
:09/04/05 22:52
:N904i
:WveGuoTA
#641 [ゆー]
ありがとうございますx
嬉しいです∩^ω^∩x
:09/04/05 22:54
:W52S
:JoQ8Vq9I
#642 [紀斗]
とっても面白かったですc
:09/04/06 10:20
:W61S
:OA3w.ruo
#643 [まな]
すごくおもしろかったです(^0^)
:09/04/06 11:36
:W64S
:ypiGnvy6
#644 [我輩は匿名である]
:09/04/06 14:31
:D904i
:HJwgGIFM
#645 [我輩は匿名である]
か、完結してる…!!!!
感動!!!!!!!!
すごく楽しませてもらいました
ありがとう!
かつおやっぱカッコいいよ!!
:09/04/06 15:37
:P905i
:☆☆☆
#646 [ゆー]
みなさんありがとう
ほんとに嬉しいですx
:09/04/06 22:11
:W52S
:pkcSjG6A
#647 [我輩は匿名である]
実際カツオを想像しながらよむとめっちゃきもかった…
あ でもこれはけし
文句じゃなくてほんとに
カツオがこれだったら
って話で…
すっごくおもしろかったよ
:09/04/06 23:48
:N706i
:☆☆☆
#648 [我輩は匿名である]
面白かったです!!
本当にお疲れ様でした!!
:09/04/07 00:52
:F02A
:1FudrK3c
#649 [ゆー]
みなさんありがとう(´・ω・`)
嬉しい言葉をいただけて光栄ですxx
:09/04/07 01:51
:W52S
:P/pjdfpI
#650 [ワカメ]
すごい!
:09/04/07 20:24
:W53H
:☆☆☆
#651 [ゆー]
ワカメさんありがとうイ
嬉しいですx
:09/04/07 22:35
:W52S
:P/pjdfpI
#652 [まぁり]
かつおに抱かれたい

:09/04/08 01:09
:N905i
:UjaPvHuE
#653 [ゆー]
みなさん嬉しいコメント
ありがとうございますx
:09/04/14 23:45
:W52S
:6Pv.PdKs
#654 [我輩は匿名である]
:09/04/18 11:30
:P906i
:h6vy.xlw
#655 [ゆー]
:09/04/24 06:57
:W52S
:ESIEueDw
#656 [我輩は匿名である]
最初はネタ感覚で読んでたけどハマったwもうカツオのことまともに見れなくなったww
:09/04/24 17:14
:N906imyu
:eXSXw5bA
#657 [ゆー]
ありがとうございますイ
嬉しいですイ
真実のカツオは結構力作ですイ
:09/04/24 19:09
:W52S
:ESIEueDw
#658 [我輩は匿名である]
:09/04/25 21:12
:SH903i
:mED4Idzg
#659 [我輩は匿名である]
:09/04/25 21:44
:SH903iTV
:pEOlzRww
#660 [我輩は匿名である]
続編は書かれないんですか?I
:09/04/25 22:05
:W64S
:xShSTOkI
#661 [ゆー]
続編は‥考えてみますキホ
:09/04/27 22:32
:W52S
:t.M2k/2M
#662 [我輩は匿名である]
続編見たいなあ
:09/04/28 17:18
:W64S
:Xx549U9Q
#663 [我輩は匿名である]
:09/05/17 12:12
:W61P
:YHurn30Y
#664 [我輩は匿名である]
:09/05/17 13:53
:W61P
:YHurn30Y
#665 [我輩は匿名である]
:09/05/17 14:07
:W61P
:YHurn30Y
#666 [RI-◆8NBuQ4l6uQ]
HYのSong for…が
あわびの気持ちに
思えてしょうがない
:09/05/17 18:09
:W55T
:hO9Lp.fI
#667 [我輩は匿名である]
いま読み終わった

カツオかっこいい

でも今サザエさん見てると…W
:09/05/17 18:36
:SH903i
:XwCaTgWo
#668 [ゆー]
ありがとうございます
嬉しくて涙でちゃいますh
:09/05/21 00:21
:W52S
:GAE7ZPDg
#669 [我輩は匿名である]
続編見たい!!I
:09/05/21 19:43
:W64S
:lkeZ9v8E
#670 [ゆー]
《ウキエ編》
私はウキエ。
ごく普通の大学生。
そんな私は‥モテる!
:09/05/23 03:14
:W52S
:ROdYy.Dk
#671 [ゆー]
なに自分で言っちゃってんのって?
しょうがないじゃない。
私‥美人なんだからっ!
ひがんでんじゃないわよ。
:09/05/23 03:15
:W52S
:ROdYy.Dk
#672 [ゆー]
『ウキエさーん!
今日‥お茶しませぇん?』
ほらまた来た。
この私に声をかけてもいいのは、頭も良くて格好いい人だけなんだからね!
ふりむいてみると‥
:09/05/23 03:20
:W52S
:ROdYy.Dk
#673 [ゆー]
『やぁ‥いい天気ですなあ!
ハハハっ』
そこには汗水を拭うノリスケ‥
あんたかよ!あんたなのかよ!
なによ!
おでんの巾着みたいな顔して!
なれなれしいわっ!
:09/05/23 03:22
:W52S
:ROdYy.Dk
#674 [ゆー]
私は当然無視した。
しかしノリスケは‥
‥しつこかった。
『ウキエさーんってば♪』
ウザイわねぇ‥
おでんの巾着が納豆みたいにネチコくなくていいのよ!
この納豆巾着が!
:09/05/23 03:24
:W52S
:ROdYy.Dk
#675 [ゆー]
『やだあ!
ノリスケさんじゃなあい♪
私急いでますからイ』
スタタタタタタ‥
素晴らしき早さで歩くウキエ。
フッ‥これでも陸上部だったのよ♪
:09/05/23 03:26
:W52S
:ROdYy.Dk
#676 [ゆー]
案の定ノリスケゎメタボな体のせいか、うまく追いつけないようだった。
むしろ‥諦めたようだ。
へっ(`Д´)
:09/05/23 03:27
:W52S
:ROdYy.Dk
#677 [ゆー]
ったく‥なんなのよ毎日毎日‥
昨日は花沢さんの父さん、
一昨日はアナゴさん‥
その前は‥その前は‥
そうなのよ‥
みーんな既婚者なのよぉ!
しかもオヤジじゃないの!
:09/05/23 03:29
:W52S
:ROdYy.Dk
#678 [ゆー]
まぁ‥一般ピープルの青年男子にとったら高嶺の華なんでしょうね。
フフン♪
『…まーた自分の妄想ふくらんでんの?』
:09/05/23 03:34
:W52S
:ROdYy.Dk
#679 [ゆー]
ちょっと休憩
:09/05/23 03:34
:W52S
:ROdYy.Dk
#680 [ここ]
<<400ー1000
:09/05/24 21:36
:N905i
:JXjgL4M6
#681 [N..*]
:09/05/26 08:38
:P02A
:qbks20iw
#682 [ゆー]
『やだサブロー兄さん』
窓からひょっこりと顔を出したのは私の兄さん。
サブロー…
サブロー兄さんはダサダサの外見だけど頭は、すこぶる良い。
だからいつも大学の宿題を代わりにやってくれたりと役に立つのよね。
:09/05/27 11:10
:W52S
:ie05/u6k
#683 [我輩は匿名である]
ウキエはサブローのことを兄貴って呼びますよ
:09/05/27 13:11
:W64S
:kCMhzoDo
#684 [ゆー]
まぢでありがとうy
兄貴に変えるね
:09/05/29 11:53
:W52S
:2oPKcO7.
#685 [ゆー]
『なに?またご近所のおじ様達にでもナンパされた?』
兄貴はクスクス笑ってる…
実は私がオヤジ達にしかモテないってのをバカにしてるわ…
私だって分かってるのよ!
モテてないことぐらい!
でもプライドが邪魔するのよ
『ふふん、おじ様も魅力的だけど興味ないわよ』
:09/05/29 11:56
:W52S
:2oPKcO7.
#686 [ゆー]
『…どーせ“私が美しすぎるから一般の男の子は近寄れない”とでも言うんだろ?聞き飽きたっつーの』
…(´-ω-`)
何よ…何よ!
ブサイク兄貴のクセに!
『あら?本当のことじゃない』
:09/05/29 11:58
:W52S
:2oPKcO7.
#687 [ゆー]
『…黙ってりゃお前すっげぇ可愛いのにもったいないよ…』
ほー…んじゃ黙ってやるよ。
『ところで、母さん知らないか?まだ帰ってこねんだよ』
『――………』
:09/05/29 12:00
:W52S
:2oPKcO7.
#688 [さあちゃん]
おもしろいです~
大変ですが更新
頑張って下さいねエ
:09/06/01 00:05
:W52SH
:Uku2.Hn2
#689 [ゆー]
『おい、ウキエ』
『……………』
ふん、もう黙っててやるもんね!
『聞いてんのか?』
黙ってろって言ったの
兄貴なんだからね!
『…おいコラ、ブス』
…は?
『んだとコラぁー!セ』
:09/06/06 12:59
:W52S
:UeviWFb2
#690 [ゆー]
私が叫ぶと兄貴は爆笑しだした。
『ぎゃっはははははは!
お前はそのキャラで充分だよ』
兄貴は私の頭をポンと叩いて2階へ行った。
…あーぁ暇だわ。
:09/06/06 13:01
:W52S
:UeviWFb2
#691 [ゆー]
その時だった。
ピンポンとインターフォンが鳴った。
誰よ、うっとぉしい…
私は機嫌悪くドアを開けた。
『あら!カツオちゃん!』
:09/06/06 13:03
:W52S
:UeviWFb2
#692 [ゆー]
カツオちゃんは隣の家の息子さん。
まぁ説明はいらないわね?
何やらカツオちゃんは
うちにケーキを食べにきたんですって。
父さんが招待しただなんて聞いてないわ。
…そうだ、いいこと思いついた♪
:09/06/06 13:04
:W52S
:UeviWFb2
#693 [ゆー]
私はゲームをすることにした。
ふふふ…名付けて
“お色気ゲーム”
な!?誰よ!
センスないネーミングなんて
言ったのわ!!
失礼しちゃうわ!
:09/06/06 13:06
:W52S
:UeviWFb2
#694 [ゆー]
カツオちゃんにケーキが食べたけりゃ小学生用の問題集を解くように言ったの♪
以前に小学生の家庭教師してたことがあった私の部屋には問題集がいくつかあるのよね。
カツオちゃんは5年生だけどワザと6年生の問題集にすり替えちゃった♪
:09/06/06 13:09
:W52S
:UeviWFb2
#695 [ゆー]
そうすりゃ絶対解けないでしょ?
しかも間違えたら私とキスするという罰ゲーム♪
まぁ罰ゲームではないわよね。
私とキスできるなんて喜ばしいことでしょ?
カツオちゃん♪♪♪
:09/06/06 13:10
:W52S
:UeviWFb2
#696 [我輩は匿名である]
:09/06/06 19:16
:SH903iTV
:Qc9soWLY
#697 [我輩は匿名である]
ウキエさんは高校生だよね
:09/06/06 20:10
:P01A
:☆☆☆
#698 [ゆー]
高校生なんですか!?
それゎ失礼ホ
無知ですいませんホ
わざわざありがとう(^Д^)x
:09/06/07 02:37
:W52S
:AdFy8WM2
#699 [なお]
:09/06/08 00:14
:W43H
:zACaUqjE
#700 [なお]
:09/06/08 08:26
:W43H
:zACaUqjE
#701 [なお]
:09/06/08 08:37
:W43H
:zACaUqjE
#702 [なお]
:09/06/08 08:43
:W43H
:zACaUqjE
#703 [なお]
連コメすみません(^ω^)
最初から最後まで読ませていただきました。
感想は、とぉおおぉぉおっても面白かったです!!書き方も上手だし!キャラもしっかり出来てて。初めは「はは、カツオが主人公だぁ。ウケる」って気持ちで読んでましたか、中間辺りまでくるともぉこの後どうなっちゃうのかと気になって気になってしょうがありませんでした(笑)
また続きがあるそうなので楽しみにしてます。
ゆーさんfightです〜
:09/06/08 09:02
:W43H
:zACaUqjE
#704 [ゆー]
あら〜んx
嬉しいお言葉ありがとう
頑張るね(∵`)x
:09/06/09 14:33
:W52S
:WbYjcRco
#705 [ゆー]
でも驚いたわ…
カツオちゃんたら簡単に問題解いちゃうんだもの…
しかも1ページでいいのに
3ページも…!
:09/06/09 14:34
:W52S
:WbYjcRco
#706 [ゆー]
どうやらカツオちゃんは頭の悪いふりをしていたようね。
そうと分かれば脅して若い男の子を楽しみましょうか(笑)
…と思ったのも
つかの間だったのよね…
:09/06/09 14:35
:W52S
:WbYjcRco
#707 [ゆー]
カツオちゃんは逆に私に命令してきたわ…
『他にしてほしいことないの?
お願いって言ってみな』
…私に逆らった人って初めて!
何なのこの感覚…
:09/06/09 14:37
:W52S
:WbYjcRco
#708 [ゆー]
胸がドクドクする。
嫉妬と欲望が交互している。
体が熱くなる感覚。
…欲しい。
カツオちゃんが欲しい。
:09/06/09 14:38
:W52S
:WbYjcRco
#709 [ゆー]
私は簡単にカツオちゃんの魅力にハマってしまったようだわ。
カツオちゃんの魅力は説明できないけど、あのドS感というか何というか…支配感がすごいっ!
『ご主人様ぁー!』
:09/06/09 14:40
:W52S
:WbYjcRco
#710 [ゆー]
それから私はカツオちゃんをご主人様と呼ぶようになった。
でも、カツオちゃんはあれ以来キスしてくれない…
ある日キスを迫ったら思いっきり殴られた。
:09/06/09 14:41
:W52S
:WbYjcRco
#711 [ゆー]
『好きな人にキスしたいって思うのは当然でしょ!?』
私が泣きながら答えたらカツオちゃんは遠い目をしながら私のアゴをつかみ、
『お前にキスしたのは
あの時が最後だ…』
冷たく私を突き放した…
:09/06/09 14:43
:W52S
:WbYjcRco
#712 [ゆー]
何でよ!
何で私じゃダメなのよ!
好きなのよ…
アナタをぐちゃぐちゃにしたいぐらい…
好き好き好き好き…
:09/06/09 14:45
:W52S
:WbYjcRco
#713 [ゆー]
でもアナタは私を見てくれないのね。
ううん、見ようとしないわ…
アナタの中に私はいない。
でも諦めないわ…
だって好きなんだもの。
:09/06/09 14:46
:W52S
:WbYjcRco
#714 [ゆー]
それから何度かカツオちゃんちに行ったり話しかけたりしたんだけど…
話してくれても
『うぜぇ』
しか言わないんだもん…
:09/06/09 14:47
:W52S
:WbYjcRco
#715 [ゆー]
ますます魅力的だわ…
もっとうざがって…
もっと突き放して…
もっともっと…
アナタの中に私を入れて…
ほら、私がうざいことすると
イヤでもアナタは私のこと考えるでしょ?
それが嬉しいの。
アナタの脳内に私はいる…
:09/06/09 14:49
:W52S
:WbYjcRco
#716 [ゆー]
『んふ…』
私ってとことん怖い…
怖い自分にうっとり…
『ウキエ…キモい顔すんな』
…なんですと?(-д-)
:09/06/09 14:50
:W52S
:WbYjcRco
#717 [ゆー]
『お前また何を想像してんだよ
顔こえぇよ!きっめぇよ!』
兄貴がせんべぇ食いながら言ってきた。
えぇ、妄想してたのよ。
脳内ストーカーってか?
『脳内ストーカーごっこよ』
『うっわー…痛い女』
:09/06/09 14:55
:W52S
:WbYjcRco
#718 [ゆー]
『私ね、好きな人いるの』
私がそう言うと兄貴は驚いた顔をして
『…へぇ、誰?』
と聞いてきた。
ふん、教えるもんですか!
:09/06/09 14:57
:W52S
:WbYjcRco
#719 [ゆー]
『うるさいわねぇ!秘密よ』
『…言えよ』
『…なんでよ』
『『…………………』』
な、何よ…
この重い空気…
:09/06/09 14:59
:W52S
:WbYjcRco
#720 [ゆー]
『…まぁ無理だろ』
は?
『お前は恋愛できねぇよ』
な…
『第一、男がかわいそうだ』
な、な…
なんですってぇーっ!
:09/06/09 15:00
:W52S
:WbYjcRco
#721 [ゆー]
『うるさいわね!兄貴に言われたくないわ!彼女できたことないくせに!』
『…ないよ』
『ふ…それでよく私に
そんなこと言えたわね…』
『何で俺が女作らないのか
知ってるか?』
『は?知らないわよ』
え、この展開って…
:09/06/09 15:03
:W52S
:WbYjcRco
#722 [ゆー]
まさか…兄貴…私のこと…
だっ…だめよ!
私たち兄妹じゃないのよ!
いけないわ…いけないわ…
禁断の果実…
ふふ…いけないわ…
『ウキエ…キモい…』
:09/06/09 15:04
:W52S
:WbYjcRco
#723 [ゆー]
また私は妄想に浸り、今度はヨダレまで垂らしていたようだ。
『…俺ずっと好きな奴いるんだ』
うんうん…私でしょ?
『でもそいつ、俺のこと好きじゃねんだよ…絶対…』
んー、まぁァタシと兄貴は釣り合わないわよね♪
:09/06/09 15:06
:W52S
:WbYjcRco
#724 [ゆー]
『仲は良いんだけどさ…』
私たちって仲良いんだ…。
『年も近いしさ…』
あー、人並みにね…
『はぁ…三河屋さん…』
そうそう、三河…
って三河屋さんっ!?
:09/06/09 15:08
:W52S
:WbYjcRco
#725 [ゆー]
『…兄貴』
『ん…?』
『三河屋さん?…』
『…うん』
『…男だよ?』
『……うん』
:09/06/09 15:09
:W52S
:WbYjcRco
#726 [ゆー]
『嘘やん!
兄貴ホモだったの?!
イヤやわ!そんなの!』
私はビックリしすぎて
大阪弁になってしまった。
実は地元は大阪なの。
:09/06/09 15:10
:W52S
:WbYjcRco
#727 [ゆー]
『…急に大阪弁かよ…
まあいいや…
三河屋さん俺のことどう想ってんのかな?』
いやいや、無理でしょ?
何でそっちなのよ…
:09/06/09 15:20
:W52S
:WbYjcRco
#728 [なお]
あははww
展開おもしろいM
:09/06/09 23:21
:W43H
:.dULbqU2
#729 [ゆー]
ありがとう(^Д^)
これから激しくなるよ〜笑
:09/06/10 01:21
:W52S
:SEPP2MU6
#730 [ゆー]
『…なんで三河屋さんなの?』
私の質問に兄貴はすんなり答え始めた。
『あの髪型、つぶらな瞳…
丸みのかかった鼻…
はぁ…かっこいい』
…頭悪いんじゃねぇの?
どこが格好えぇんだ…
わからん…兄貴の趣味が…
:09/06/10 11:08
:W52S
:SEPP2MU6
#731 [ゆー]
『この前さぁ…
三河屋さん俺に配達渡す時にさふと手が触れたんだよ
その時真っ赤な顔してさ…
脈あるかもしんない…』
真剣な顔でそう答える兄貴が怖い…
いや、同性愛とか珍しいし、良いと思うよ?
世の中いろんな人いるしさ…
でも今の兄貴の顔はキモい。
むしろ怖い。
:09/06/10 11:11
:W52S
:SEPP2MU6
#732 [ゆー]
『あー、脈あるんじゃない?
押し倒しちゃえよ』
私は冷蔵庫から麦茶を取り出しながら答えた。
『そうかなあ?脈あるかなあ?
迫っちゃっていいのかな?』
『大丈夫だろ?迫っちゃえってば』
冷たい麦茶が喉を通る。
正直、兄貴と三河屋さんなんて
どうでもいいからほとんど聞き流してた。
:09/06/10 11:14
:W52S
:SEPP2MU6
#733 [ゆー]
ある日のことだった。
私は学校が終わり、家へ戻った。
二階の部屋へ行こうとした時だった…
『あ…やめっ…』
ん?(・ω・)
:09/06/10 11:15
:W52S
:SEPP2MU6
#734 [ゆー]
兄貴の部屋から何か聞こえる…
扉に耳をすませてみた。
『や…やだよ、サブローさ…』
サブローって兄貴だよね?
この声…聞いたことある…
私は扉をゆっくり開いた。
:09/06/10 11:16
:W52S
:SEPP2MU6
#735 [ゆー]
ぬあぁぁぁぁっ!!!!
あ、兄貴が…
なんと兄貴は三河屋さんを真っ裸にしてベッドにくくりつけていた。
『…やめてくださいっ
恥ずかしいです…うっ…』
三河屋さんは泣き出しそうだ。
:09/06/10 11:18
:W52S
:SEPP2MU6
#736 [ゆー]
『そんなこと言って君は俺が好きなクセに…』
そういうと兄貴はクローゼットからムチを出してきた。
ビシィィッ!
:09/06/10 11:19
:W52S
:SEPP2MU6
#737 [ゆー]
『んあぁっ!いってぇ!』
三河屋さんのドスの聞いた低い声が聞こえた。
いつもは高いナヨナヨした声のクセに迫力ある低い声。
『シャハハハハハハ!
いい声だぜ三河屋さん!』
そう言うと兄貴はTシャツとズボンを脱ぎはじめた。
私は釘付けだ…
ん?
:09/06/10 11:21
:W52S
:SEPP2MU6
#738 [ゆー]
次の瞬間だった…。
ち――(∵)――ん
兄貴のTシャツとズボンの下には…
私のスクール水着…
:09/06/10 11:22
:W52S
:SEPP2MU6
#739 [ゆー]
こえぇ…
きめぇ…
食い込んでるしハミ毛やべぇ…
なんじゃありゃ…
なんつーの?
壁にはさまったタランチュラ?
いや、表現できないわ…
:09/06/10 11:23
:W52S
:SEPP2MU6
#740 [ゆー]
その瞬間だった。
サブローさんが口を開いた。
『綺麗だ…』
…アホだ。
アホだコイツ…
アホだアホだアホだアホだ…
:09/06/10 11:25
:W52S
:SEPP2MU6
#741 [ゆー]
どこが綺麗じゃ!
あんなハミハミタランチュラ!
汚ねぇじゃん!
サブローさんは真っ赤な顔をしている。
それを見た兄貴が
『やっぱり君は理解してくれると思ったよ』
二人は深いキスをしはじめた。
:09/06/10 11:26
:W52S
:SEPP2MU6
#742 [ゆー]
やー…(´・ω・`)
めでたしめでたしってか?
んな訳ねぇじゃん。
私のスクール水着でプレイすんなよ。
しかも私あの水着明日使うんだよ!
水泳スクール行くんだよ!
:09/06/10 11:28
:W52S
:SEPP2MU6
#743 [ゆー]
しかも兄貴は水着からブツが出ている…
しかもそれを三河屋さんにブチ込もうとしている…
あ、兄貴!
せめてローションを…
しかし遅かった。
:09/06/10 11:29
:W52S
:SEPP2MU6
#744 [ゆー]
『んぎゃあああー!
痛い…痛いよサブローさ…』
当たり前だろが、私でも知識あるぞ…
コイツら知識ないんか…?
『はあはあ…大丈夫、すぐに気持ちよくなるよ…』
いや、ならねぇよ。
:09/06/10 11:30
:W52S
:SEPP2MU6
#745 [ゆー]
『あ…あ…』
サブローさん…白目むいてる…
『はあ…三河屋さんてばそんなに気持ちいのかい?
白目むいちゃって可愛い…』
いや、むしろ失神してるよ。
:09/06/10 11:32
:W52S
:SEPP2MU6
#746 [ゆー]
兄貴は続けた。
ズコバコズコバコ続けた。
もちろん三河屋さんは白目をむいて失神したまま。
でもアホな兄貴は気付いてない。
:09/06/10 11:32
:W52S
:SEPP2MU6
#747 [ゆー]
興味本意で私は携帯カメラのシャッターをきった。
買Jシャ…
兄貴は必死すぎて気付いてない
あー、神様…
世の中いろんな人がいるね。
:09/06/10 11:34
:W52S
:SEPP2MU6
#748 [ゆー]
兄貴は次の瞬間イッた。
『ふあぁーっく!』
なんじゃあの叫び。
しかし、気絶しているはずの三河屋さんのブツからも液体が飛び散り、兄貴の着ているスクール水着(私の)にかかった。
:09/06/10 11:35
:W52S
:SEPP2MU6
#749 [ゆー]
最悪…
新しい水着を兄貴に買わせなくてはならんな。
なんだか私は面倒になって下へ降りた。
:09/06/10 11:36
:W52S
:SEPP2MU6
#750 [ゆー]
しばらくたつと、兄貴が三河屋さんを抱えて降りてきた。
『あ…う、ウキエいたの?』
いましたし、見てました。
三河屋さんはまだ失神してるようだった。
『うん、何で三河屋さん抱えてるの?』
『ん?ちょっとな♪
まぁ後で説明するよ』
あ、うん…
別にいらんがな。
そして兄貴は三河屋さんを連れて出ていった。
:09/06/10 11:39
:W52S
:SEPP2MU6
#751 [ゆー]
しばらくたち、兄貴が帰ってきた。
『やー、ウキエ♪
お前って初体験どうだったの?』
帰ってきて早々なに聞くんじゃ
『微妙だった』
私の初体験は何を隠そう最悪だった。
まぁそれはまた次に話そう。
『マジかよ♪かわいそうにっ♪
俺はさっき最高な初体験になったよ…』
:09/06/10 11:41
:W52S
:SEPP2MU6
#752 [ゆー]
え…兄貴…
三河屋さんが初めての相手…?
あー…
複雑だあ…
複雑な気持ちだあ…
世の中わからんっ!
:09/06/10 11:42
:W52S
:SEPP2MU6
#753 [ゆー]
しかし、兄貴も兄貴だ。
私が迫れって言ったからって本当に押し倒しちゃう奴がいるか?
こやつには、冗談というものが通じんようだ。
:09/06/10 11:47
:W52S
:SEPP2MU6
#754 [なお]
age
ゆーさんいいですよ〜(笑)
思わず声出してわらってしまい周りの視線が痛かったです。
:09/06/10 21:10
:W43H
:is7z0TcQ
#755 [我輩は匿名である]
これはいいwwww笑うwww
:09/06/10 21:22
:W53S
:☆☆☆
#756 [ゆー]
あら〜んy
ありがとう(^Д^)x
嬉しいよ
:09/06/10 22:38
:W52S
:SEPP2MU6
#757 [ゆー]
『それよリさぁ兄貴…私のスクール水着知らない?』
兄貴はギクッて感じの顔をして
『あぁ…知らないなぁ』
と言った。
嘘つけっ!
思いっきり着てたじゃねぇか!
よし…
:09/06/10 22:46
:W52S
:SEPP2MU6
#758 [ゆー]
『知らないの?
おかしいなぁどこ行ったんだろ
明日いるのになあ…』
といいながら携帯のある画像を兄貴に見せた。
『ねぇ…どこやったの?』
:09/06/10 22:48
:W52S
:SEPP2MU6
#759 [ゆー]
ふはは。
そう、あの時撮影した画像を兄貴に見せた。
三河屋さんとの水着プレイ…
『ふふ、兄貴ったらこんなことしちゃってさ♪』
『あああーっ!
買Eキエ…おまっ』
『どうしてくれんのよ!
私のスクール水着!
このハミハミタランチュラ!』
:09/06/10 22:50
:W52S
:SEPP2MU6
#760 [ゆー]
『は…
ハミハミタランチュラ?』
兄貴が眉間にシワをよせて聞いてきた。
えぇ、ハミハミタランチュラぢゃないのよ。
水着のV字から潰れたタランチュラのような毛がたくさん出てるじゃない。
でもさすがに兄貴に言えないわ
:09/06/10 22:52
:W52S
:SEPP2MU6
#761 [ゆー]
『…兄貴、水着買って』
『わ、わかったよ…』
『あ!
ついでにCHANELのバッグも』
『狽ネ…てめぇ!』
『アナルの正しいヤり方教えてあげるから』
:09/06/10 22:54
:W52S
:SEPP2MU6
#762 [ゆー]
『マジで!?
ウキエ…マジで?』
な…なにその嬉しそうな顔…
『…う、うん』
『よし!
CHANELのバッグ買ってやるぞ』
嬉しいけど…何かイヤな予感…
…まあいっか♪
:09/06/10 22:56
:W52S
:SEPP2MU6
#763 [ゆー]
私たちは街へ行き、お目当てのCHANELのバッグと水着をゲット♪
そして家へ帰った。
『なぁ、早く教えろよ!
高いバッグ買ってやったんだからよ!』
はいはい…
『…知識なさすぎよ』
:09/06/10 22:58
:W52S
:SEPP2MU6
#764 [ゆー]
『まず初体験で男からってのがダメね、難しいから!
しかも何?ほぐしもしないでいきなり挿入って!
痛いわよあんなの!
せめてローションぐらい塗らなきゃダメ!三河屋さん失神してたじゃないの!』
:09/06/10 23:00
:W52S
:SEPP2MU6
#765 [ゆー]
私は長々とアナルについて語った。
いつもはうるさい兄貴だが、今日は静かに私の話を聞いている。
余程アナルについて勉強したいのか三河屋さんとヤりたいのか…
:09/06/10 23:01
:W52S
:SEPP2MU6
#766 [なお]
ゆーさんガンバ〜
age
:09/06/11 22:43
:W43H
:bFScwavo
#767 [我輩は匿名である]
:09/06/13 01:45
:SH704i
:4ZWcFtrk
#768 [我輩は匿名である]
頑張ってください☆
あ、兄貴って
甚六さんじゃないですか?
:09/06/13 07:55
:PC
:vai94O4E
#769 [ゆー]
えー_
あっ…思い出せばそうかも…
重ね重ねゴメンなさいh笑
とりあえずサブローってことにしといてください…h
書きますメ
:09/06/13 12:25
:W52S
:gDfq42d6
#770 [ゆー]
『…なるほど、俺の知識は間違ってたのか…』
そうだよバカ兄貴。
『…とリあえず実戦しなきゃな』
そう兄貴はつぶやき、なぜか台所からニンジンとプチトマトを数個持ってきた。
『……………なに?』
:09/06/13 12:28
:W52S
:gDfq42d6
#771 [ゆー]
『なにって実戦…?』
そう言うと兄貴は私を押し倒した!!!!!!
や…やめてくれっ!
私そっちの趣味はないのー!
ぎゃあああぁあぁぁ!
―――――――――
――――――
―――…
:09/06/13 12:29
:W52S
:gDfq42d6
#772 [ゆー]
『…ここ?』
『あ、もうちょい奥に…』
『ここ?』
『あ、んあっ…ん…ウキエ…』
え?あぁ…何で私じゃなくて兄貴が喘いでるんだって?
兄貴は私を押し倒したんじゃなくてニンジン踏んづけて滑って転んだだけ。
:09/06/13 12:32
:W52S
:gDfq42d6
#773 [ゆー]
しかもそのニンジンゎ兄貴のアナルの中…
私の妄想では、兄貴に犯されるとばかり思ってたのだが、この状況から見れば私が兄貴を犯してるとしか思えない…
『ウキ…エぇぇ…』
頼むから涙目で見るな
気持ち悪い…
:09/06/13 12:35
:W52S
:gDfq42d6
#774 [ゆー]
『てゆーか何で兄貴がネコ(女役)なのよ、この前三河屋さんとしてたときはタチ(男役)だったじゃんか』
私はニンジンを兄貴にズコバコ出し入れしながら言う。
『はぁ…はぁ…だってさ…三河屋さんの気持ちになってみたかったから…』
ふーん…これが愛か…
ちょっとしみじみ…
『あと、興味あったから』
…しみじみした私がバカだった
:09/06/13 12:38
:W52S
:gDfq42d6
#775 [ゆー]
兄貴は急に正常位から四つん這いになって
『ウキエ…トマト入れて…』
とねだってきた。
は?トマトって…
これ…?
とりあえずおもしろそうなのでビニール手袋を装備してトマトを入れた。
…ぽん
:09/06/13 12:41
:W52S
:gDfq42d6
#776 [ゆー]
『あぁ…、つーかビニール手袋つけんなよ!』
『だって兄貴のケツ触りたくないもん』
うるさい兄貴に私は罰としてトマトを余分にもう一つ入れた。
…ぽん
『んあぁ!…』
:09/06/13 12:42
:W52S
:gDfq42d6
#777 [ゆー]
イヤがるかと思ってしたのにアホな兄貴は
『もっと入れて!俺を壊して!』
我を忘れて叫んでる…
少し恐怖を感じてトマトを一気に入れてみた。
ぽんぽんぽんぽんぽんぽ…
:09/06/13 12:46
:W52S
:gDfq42d6
#778 [ゆー]
『んあぁ…苦し気持ちぃ…』
アホだ…プチトマト10個もアナルに入りやがった…
兄貴…アホだ。
まぁ入れたの私だけど(笑)
:09/06/13 12:49
:W52S
:gDfq42d6
#779 [ゆー]
その時だった。
『ピンポ〜ン』
あ、誰か来た。
私は兄貴を放置して玄関へ走ってた。
:09/06/13 12:51
:W52S
:gDfq42d6
#780 [ゆー]
『はい…あら?あなた…』
『ちわー、注文ないですか?』
そこには三河屋さんの姿が…
『ちょうどいい所に来たわ』
私は三河屋さんの腕をグッと引っ張って二階へかけあがった。
『ウキエさん?!』
:09/06/13 12:55
:W52S
:gDfq42d6
#781 [ゆー]
三河屋さん、この兄貴の姿を見て軽蔑するがいいわ!
兄貴なんかやめて他の誰かと幸せになってちょうだい!
『サブローさん…』
『み、三河屋さ…』
その時だった…。
『ファアーーック!』
:09/06/13 12:57
:W52S
:gDfq42d6
#782 [ゆー]
兄貴は三河屋さんを見ただけでイッちまった。
しかもイッたと同時にアナルから10個のトマトたちが…
すっぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽん
と弾け飛んだ。
:09/06/13 12:59
:W52S
:gDfq42d6
#783 [ゆー]
うわ!うわうわうわうわ!
きっめぇパネェ!
汚ねぇ!
精子とトマトのコラボ?
さすがに三河屋さんも引くだろうな。
しかし…またしても三河屋さんは…
『綺麗だ…』
…んなアホな(-д- )
:09/06/13 13:07
:W52S
:gDfq42d6
#784 [なお]
「綺麗だ…」ww
またの更新楽しみに待ってますM
:09/06/13 22:01
:W43H
:gOqZcEkM
#785 [ぴぃ]
:09/06/14 00:46
:P904i
:IUh1gR2A
#786 [ぴぃ]
:09/06/14 00:47
:P904i
:IUh1gR2A
#787 [ゆー]
その時だった!
ひぃいいいいぃ!
み、三河屋さんがあぁっ!
…兄貴のケツから出たトマトをパクっ…
…うぎゃあああああああ!
:09/06/15 23:12
:W52S
:4YLhCXG6
#788 [ゆー]
兄貴はその光景にうっとりしているかのように微笑んだ。
『サブローさん、美味しい』
『三河屋さん…』
『サブローさん…』
『三河屋さん…俺の野菜も食べないか?』
『…え?』
…え?(´・ω・`)
:09/06/15 23:15
:W52S
:4YLhCXG6
#789 [ゆー]
兄貴は自分のブツをしごきながら
『…極太のナスビだが』
と言った。
嘘つけや…
ハミハミタランチュラだろ?
すると三河屋さんが
『ナスビは大好物だ』
と兄貴のブツをなでまわした。
あー、私には理解できない。
:09/06/15 23:18
:W52S
:4YLhCXG6
#790 [ゆー]
私はその光景にウンザリ。
兄貴は自分のブツを野菜だと言うし三河屋さんは、そんなハミハミタランチュラなナスビが大好物だなんて言いやがるし…
めんどっちー…
もちろん私は退散。
あとは二人の世界に浸ってくれ
:09/06/15 23:20
:W52S
:4YLhCXG6
#791 [ゆー]
あ…私の初体験の話聞きたい?
まぁいいわ、教えてあげる。
何せ最悪な初体験…
――――――――
――――――
――――
――
:09/06/15 23:21
:W52S
:4YLhCXG6
#792 [ゆー]
そう、あれは中学2年の頃の話だったわ…
その頃からプライドが高かった私。
でも…エッチに関して無知すぎたんだよね。
ある日の放課後だった。
:09/06/15 23:23
:W52S
:4YLhCXG6
#793 [ゆー]
いつも仲良しのサバコちゃん。
(※サバコちゃんは私が考えた架空の人物であり、サザエさんには登場しません!by主)
急にサバコちゃんが言ってきた
『ウキエはさぁ〜、エッチしたことある〜?』
:09/06/15 23:30
:W52S
:4YLhCXG6
#794 [ゆー]
※ここで少し、オリジナルキャラのサバコちゃんの似顔絵を…
こんな感じなんでサバコちゃんをよろしくメ
by主x
:09/06/15 23:31
:W52S
:4YLhCXG6
#795 [ゆー]
サバコメ
サバコ似顔絵 [jpg/28KB]
:09/06/15 23:34
:W52S
:4YLhCXG6
#796 [なお]
:09/06/15 23:41
:W43H
:FxhK97oE
#797 [ゆー]
『あるわよ』
当時の私はバカだった。
もちろんヤッたことなどない。
なぜなら…
『あるのぉ!?
さすがウキエぇ〜』
なぜなら
付き合った男と手をつなぐ=H
だったのだ…
無知すぎる…
:09/06/15 23:44
:W52S
:4YLhCXG6
#798 [ゆー]
その頃私には彼氏がいた…
1つ上の漁師くん…
漁師くんは鼻ピアスが目印のシャレたヤンキーだった。
漁師くんから
『付き合う?』
と言ってきたので
『別によろしくてよ』
とのことで交際成立。
:09/06/15 23:48
:W52S
:4YLhCXG6
#799 [ゆー]
※漁師くんも架空の人物です
わかりやすいように
漁師くんの似顔絵も書いた!
漁師くん [jpg/28KB]
:09/06/15 23:49
:W52S
:4YLhCXG6
#800 [ゆー]
『サバコはないの?』
私は自慢気にフッと嫌味な笑いをしながら聞いた。
『あるわけないじゃん!彼氏いないしさ〜…
てかさぁ…やっぱ痛い?』
痛い?手をつなぐのが痛い訳ないぢゃないのよ。
『痛くなんかないわよ』
:09/06/15 23:52
:W52S
:4YLhCXG6
#801 [ゆー]
『うっそぉ!鼻から大根がでるほど痛いらしいわよ!』
はぁー?(-д-)
んな訳ないだろがっ!
『どんなエッチよそれ…
まったく痛くないわよ』
『で?…イッたの?』
サバコは嬉しそうに聞いてきた
:09/06/15 23:55
:W52S
:4YLhCXG6
#802 [ゆー]
行く?あぁ…手をつないで二人でポニー牧場へ行ったわ。
馬が可愛かったわ…♪
『行ったわよ』
『え!漁師先輩が?』
『ううん、二人で牧場へ…
そういえば木で作られた木馬もあったわね』
『イキナリSMプレイ!?しかも牧場!?』
なに驚いてるのかしら…?
:09/06/15 23:59
:W52S
:4YLhCXG6
#803 [ゆー]
『ウキエ…すごすぎ』
サバコったら本当に初々しいのね…って思ってた昔の自分は本当にアホだ。
もうすぐ危険が迫っているというのに…
:09/06/16 00:01
:W52S
:HpURj1mo
#804 [我輩は匿名である]
:09/06/17 18:30
:P03A
:fxBw7rLA
#805 [サ ハ]
:09/06/19 13:04
:F905i
:W7tb0Vc.
#806 [ゆー]
『漁師先輩のアレがウキエに入っちゃったって訳ね〜』
サバコはニヤニヤしながら私を見た。
…アレって何よ?
:09/06/20 00:33
:W52S
:TeZ4kglA
#807 [ゆー]
『アレって何が?』
私がそういうとサバコは一瞬キョトンとしたが、
『やだあ!アレしかないじゃなあい!』
と爆笑している。
次の瞬間サバコが私に耳打ちしてきた。
『アレって言えば〜〇★※』
…なんだと?(-д-)
:09/06/20 00:36
:W52S
:TeZ4kglA
#808 [ハナ]
ゆーさん頑張れc
age
:09/06/25 08:14
:W43H
:G3D4ZlIE
#809 [ゆー]
なにやらサバコの話によると
男のちそこを女のまそこに
入れると言う話…
そんな訳ないわ!
そうと決まったら作戦よ!
:09/06/26 13:15
:W52S
:KGA59X1E
#810 [ゆー]
私は漁師先輩のくつばこに
手紙を入れた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日の放課後に
科学室にきてねイ
二人の思い出を作ろうイ
先輩のこともっと知りたいイ
_____________
という内容だ。
:09/06/26 13:17
:W52S
:KGA59X1E
#811 [ゆー]
先輩より先に科学室へ行き、
準備をした。
コンドームを一応二つ。
そして念のためのローション。
この間サバコがくれたの。
初めて見た時ははちみつかと
思ったわ。
雰囲気をだす為に
私は科学室の電気を消した。
…パチっ
:09/06/26 13:20
:W52S
:KGA59X1E
#812 [ゆー]
その時だった…
キィー…
科学室のドアが開いた!
せ、先輩だわっ!
先輩が話す前に私がすかさず話しかけた。
『先輩…私…
先輩と1つになりたい…』
先輩は何も言わずに
フーフーと言っている。
:09/06/26 13:23
:W52S
:KGA59X1E
#813 [ゆー]
興奮してるのね…
私は先輩のアレに手をのばした。
暗くてあまり見えないがなんとなくアレがここらへんにあると分かった。
『先輩…早く…』
次の瞬間、先輩の鼻息がもっと荒くなって
『ハア…ハア…ハア…』
と荒々しく私の制服を脱がしだした。
あ…先輩…イ
先輩…イ
せ…
ん?(´・ω・`)
:09/06/26 13:25
:W52S
:KGA59X1E
#814 [ゆー]
先輩は震えながら私を触る…
ああん太い指…
暗闇だからかすごく太い…
私のまそこを先輩が…
そう思っただけで濡れていた。
次の瞬間だった…
:09/06/26 13:27
:W52S
:KGA59X1E
#815 [ゆー]
指が1本から2本へ…
ああんx2本っ!
太い!
…でもほんとに太い指に思えるのはなぜかしら
まぁいいわ…
:09/06/26 13:28
:W52S
:KGA59X1E
#816 [ゆー]
『先輩…好き
これ付けて入れてx』
私は暗闇の中の先輩にコンドームを渡した。
先輩は
『…あっ、あっ…ハアハア…』
変な声をあげてコンドームをつけている。
ちょっと気持ち悪いわね
今日の先輩…
:09/06/26 13:30
:W52S
:KGA59X1E
#817 [ゆー]
次の瞬間にズコォ!と私のあそこに先輩のブツが!
『いっ…!!』
いったいんじゃコラあぁセ
と叫びたかったが本性がバレては困る。
だから小さく
『いたぃょ…
でも気持ちい…』
とでも言ってみた。
:09/06/26 13:32
:W52S
:KGA59X1E
#818 [ゆー]
…しかし、痛みも消え
だんだん私自身も感じてきた。
『ああん…!
先輩もっと!もっと!』
『俺…イキそうだどん…!』
…だどん?
だどんでもいいわ!
気持ちんだどん!
:09/06/26 13:34
:W52S
:KGA59X1E
#819 [ゆー]
私は快感に溺れて気付かなかった…
先輩…
あぁ…
太い指
太いちそこ
でっかいでっかい背中…
…おかしい
:09/06/26 13:35
:W52S
:KGA59X1E
#820 [ゆー]
先輩はどちらかと言うと
ガリマッチョ…
『…あんた、誰?』
『どん?今更なにだどん
俺はウツボぢゃないか
ウキエどん…』
コイツ先輩ジャナイ…
:09/06/26 13:36
:W52S
:KGA59X1E
#821 [ゆー]
いーーーやあーーー!
次の瞬間私は電気をつけた。
そこには…学年1位を
争う程のブサイクなウツボ!!
ウツボくん [jpg/27KB]
:09/06/26 13:38
:W52S
:KGA59X1E
#822 [ゆー]
嘘だと言って神様…
私の初めてはこんなブサイクに
奪われたのですか…
その時だった。
ガチャ…
:09/06/26 13:39
:W52S
:KGA59X1E
#823 [ゆー]
『ウ…キエ?』
NOー!
なんとそこには漁師先輩…
あとから聞いた話、
先輩は科学室に暗幕を取りにきたんだってイ
なんてタイミング!!(泣)
:09/06/26 13:40
:W52S
:KGA59X1E
#824 [ゆー]
もちろん私とウツボは裸…
そして私とウツボはまだつながったまま…
『…漁師先輩!ち、違うの!』
…それからというもの
漁師先輩にはフラれ、
ウツボにはつきまとわれ、
学校中の噂になったのだ…
:09/06/26 13:41
:W52S
:KGA59X1E
#825 [iv]
:09/07/03 15:27
:D905i
:hYSyvAxo
#826 [我輩は匿名である]
:09/07/03 21:40
:N02A
:IG2SHwvw
#827 [我輩は匿名である]
:09/07/04 17:48
:N02A
:22w.FpgA
#828 [我輩は匿名である]
:09/07/05 21:47
:N703iD
:☆☆☆
#829 [我輩は匿名である]
あげ(´・ω・`)
:09/07/27 02:16
:W62SH
:fi.gphgA
#830 [あると]
:09/07/27 09:24
:W64SA
:YLWPggA.
#831 [我輩は匿名である]
あげあげ
:09/07/31 00:05
:W43H
:s8M73rcc
#832 [我輩は匿名である]
:09/07/31 17:07
:F706i
:pQs31w6k
#833 [我輩は匿名である]
あげ!
:09/08/27 23:32
:W44K
:awvAYn4.
#834 [海]
:09/08/28 03:14
:D705i
:☆☆☆
#835 [我輩は匿名である]
あげる!
:10/11/26 13:53
:N906imyu
:4q/5URI.
#836 [麗姫]
:10/11/26 21:31
:830N
:nGsBsxLM
#837 [○○&◆.x/9qDRof2]
↑(*゚∀゚*)
:22/10/19 18:33
:Android
:A4ZzuHng
#838 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/19 18:39
:Android
:A4ZzuHng
#839 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/19 18:39
:Android
:A4ZzuHng
#840 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/19 18:40
:Android
:A4ZzuHng
#841 [○○&◆.x/9qDRof2]
↑(*゚∀゚*)↑
:22/10/20 09:28
:Android
:nvDpRiyU
#842 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age↑
:22/10/23 17:23
:Android
:Oa43ZxSI
#843 [ん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑
:22/10/26 22:00
:Android
:AtV/.tU6
#844 [わをん◇◇]
亮は…大丈夫そうだ。
守ると言ったのは口だけではなく、腕もそれなりだった。
一瞬、亮がこちらを見て叫んだ。
「ナナシ‥!!」
気付かなかった。
後ろから近付く陰に…
:22/11/03 19:01
:Android
:DPKzmpdw
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