真実のカツオ
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#101 [ゆー]
なぜ、キスが嫌いなのかは根拠はないが汚いとしか思わんのだ。
俺はウキエに
『キスは嫌いだ』
と言い放った。しかしウキエは殴られたのが悔しかったのか、プライドが傷付いたのか
『好きならしたいって思うの当たり前でしょ!』
と叫んだ。
‥いや、俺はお前好きじゃねぇし。
:08/12/06 15:49
:W52S
:8NgF0/p.
#102 [ゆー]
『おい、奴隷‥』
ウキエの顎を勢い良くつかんだ。
『てめぇにキスしたのは、あの時が最後だ‥もう二度としない』
あの時とは初めてウキエが奴隷になった時だ。
あの時はカッとなりウキエにキスしてしまった。
‥するんじゃなかったぜ
胸くそわりぃ‥
:08/12/06 15:52
:W52S
:8NgF0/p.
#103 [ゆー]
『‥じゃあな』
俺はウキエにそういうと玄関を出た。
ウキエの言葉が妙に俺をくすぐる。
好きならキスしたい‥?
そもそも好きって何なんだよ。
:08/12/06 15:55
:W52S
:8NgF0/p.
#104 [ゆー]
『ただいまー』
俺は玄関の戸を開けた。
『おかえり、遅かったねぇ』
母さんが出迎えてくれた。
‥おやつ食いたい。
:08/12/06 15:57
:W52S
:8NgF0/p.
#105 [ゆー]
『今日のおやつは草餅だよ。ワカメはもう食べたからね‥手を洗っておいで』
草餅か‥母さんの草餅はうまいからな♪
俺はダッシュで手を洗って食べた。
:08/12/06 15:59
:W52S
:8NgF0/p.
#106 [ゆー]
一旦休憩
:08/12/06 16:12
:W52S
:8NgF0/p.
#107 [nicola]
頑張って
:08/12/06 16:59
:W61T
:Gk7/ezdo
#108 [あゆ]
:08/12/06 17:18
:N701iECO
:mWyFWB8A
#109 [ゆん]
皆さまありがとうございます
嬉しいです(´・ω・`)
:08/12/06 18:07
:W52S
:8NgF0/p.
#110 [ゆー]
↑名前打ち間違えましたホ
:08/12/06 18:08
:W52S
:8NgF0/p.
#111 [ゆー]
俺は草餅を食いながらあのお姉さんのことを考えていた。
綺麗だった。
もっと知りたいという感情が芽生えていた。
‥何でだろう
:08/12/06 18:10
:W52S
:8NgF0/p.
#112 [ゆー]
‥誰なんだろ
‥どこの人なんだろ
‥なんで泣いてたんだろ?
:08/12/06 18:11
:W52S
:8NgF0/p.
#113 [ゆー]
‥今度会ったら母さんの草餅食わしてやりたいな♪
そんなことを考えてたら嬉しくなってきた。
また会いたい‥
:08/12/06 18:14
:W52S
:8NgF0/p.
#114 [ゆー]
『あら、カツオ帰ってたの?』
姉さんが買い物から帰ってきた。
あ、ヤベ‥朝のこと怒られるかも‥
『うん、おかえり姉さん』
俺は目を合わせず言った。
怒られる‥?
:08/12/06 18:17
:W52S
:8NgF0/p.
#115 [ゆー]
姉さんが近付いてきた。
『カツオ、昨日はゴメンね』
‥ん?姉さんが‥
姉さんが謝ったあぁ!?
:08/12/06 18:19
:W52S
:8NgF0/p.
#116 [ゆー]
『へ?‥』
俺は鼻から声を出した。
『カツオにあんなとこ見せちゃって‥ゴメンね』
俺はダイエットだったのになんで困ってんのさ?
ってシラを切った。
俺なりの優しさだよ‥
ありがたく思えよ‥
:08/12/06 18:48
:W52S
:8NgF0/p.
#117 [ゆー]
姉さんはフッと微笑んで
『早く宿題なさい!』
って言っていった。
‥はいはい
:08/12/06 18:51
:W52S
:8NgF0/p.
#118 [我輩は匿名である]
面白い(>ε<*)

頑張っ下さい

:08/12/06 19:48
:SH905i
:wnj4oYq.
#119 [ゆー]
はい(笑)~
頑張ってみますx
:08/12/06 21:13
:W52S
:8NgF0/p.
#120 [ゆー]
宿題なんか花沢に任せりゃいいし‥
俺は部屋でマンガを読むことにした。
それを横目に見たワカメは
『お兄ちゃん‥宿題しなくちゃ怒られるよ‥?』
と心配そうに俺を見つめる。
:08/12/06 21:16
:W52S
:8NgF0/p.
#121 [ゆー]
『大丈夫だってぇ♪今はマンガ読みたい気分なんだよ♪』
ハハハっと俺は笑い飛ばした。
『もう!怒られてもしらないからね!』
おうおう。上等だよバカヤロウ。
:08/12/06 21:19
:W52S
:8NgF0/p.
#122 [我輩は匿名である]
実際かつおがこんなんやったらきもい

けどおもしろい

((笑
:08/12/06 21:27
:SH906i
:wCVtUoDw
#123 [ゆー]
その時、玄関から大きな声が聞こえた。
『ただいまあー!』
‥うるせぇ。
この声はマスオ兄さんだな。
俺はマンガを置いて玄関へと向かった。
:08/12/06 21:49
:W52S
:8NgF0/p.
#124 [ゆー]
匿名さんx
実際カツオがこんな性格ぢゃ恐いですよね
:08/12/06 21:50
:W52S
:8NgF0/p.
#125 [ゆー]
『おかえり、マスオ兄さん』
うわ!酒くせぇ‥
『やあ!カツオくん、まだ起きてるのかい?』
まだって‥まだ夜の8時だそ‥
:08/12/06 21:51
:W52S
:8NgF0/p.
#126 [ゆー]
相当酔ってるね‥こりゃ。
『アナタったら‥さっさとお風呂入っちゃって!』
姉さんがマスオ兄さんのカバンを持って言った。
『そうするよ、ハニー♪』
‥ん?
俺は異変に気付いた。
:08/12/06 21:53
:W52S
:8NgF0/p.
#127 [ゆー]
マスオ兄さん‥
あんた‥
:08/12/06 21:54
:W52S
:8NgF0/p.
#128 [ゆー]
俺は内心焦った。
この人の人柄を考えたら‥そんなことをできるような人に見えない。
でも、明らかにおかしいよな?
マスオ兄さんのスーツから女物の香水の香りがするなんて‥
:08/12/06 21:56
:W52S
:8NgF0/p.
#129 [ゆー]
姉さんは気付いてないようだ。
マスオ兄さんは、いそいそと風呂場へと向かう。
俺は信じたくない気持ちで、明日の夜にマスオさんを尾行することに決めた。
姉さんを裏切ったら許さない‥
:08/12/06 21:58
:W52S
:8NgF0/p.
#130 [ゆ]
おもれwww主さん最高\(^O^)/
:08/12/07 09:52
:SH904i
:51gmxGYs
#131 [ゆー]
ゆxさん
ありがとうございます
最高だなんて光栄ですx
:08/12/07 10:14
:W52S
:ADv4H.fE
#132 [ゆー]
とりあえず、今日は寝よう。
もしかしたら、ただ試供品の香水をふっただけかもしれん‥
‥んな訳ない。
ここらへんで香水売ってるのはデパートしかないはずだ。
会社からデパートは家へ帰る道のりの反対方向だ。
:08/12/07 10:17
:W52S
:ADv4H.fE
#133 [ゆー]
じゃあわざわざ誰かのプレゼントを見にデパートへ‥?
‥それもあり得ない。
マスオさんは8時過ぎに帰ってきた。時間的に推測すると、いつものように7時には仕事が終わっているはずだ。
それから会社の近くの居酒屋で飲んでいた。
‥誰と?
:08/12/07 10:19
:W52S
:ADv4H.fE
#134 [ゆー]
そうか、もしかしたら その店に一緒に行った人の香水の香りが移ったのかもしれないな。
会社の同僚で、女の子がいたとか!
‥まぁ、そのうち分かるだろう。
考えるのが疲れてきた。
おやすみ‥
―――――――
――――
――
:08/12/07 10:23
:W52S
:ADv4H.fE
#135 [ゆー]
朝になった。
俺は誰にも起こされることなく、目覚めの良い朝を迎えた。
『あら、珍しいわね!カツオがこんな早く起きてるなんて!』
姉さんが、雨でも降りそうねっとからかってきた。
‥誰の為だと思ってやがる
このクソ女。
:08/12/07 10:26
:W52S
:ADv4H.fE
#136 [ゆー]
とりあえず、俺は学校へ行く準備をした。
早く起きたのは、誰もいない教室で計画を練るためだ。
さて、準備はできた。
母さんと姉さんに、行ってきますとだけ伝えて 家を早足で出た。
:08/12/07 10:29
:W52S
:ADv4H.fE
#137 [ゆー]
俺は、教室へ着くと素早くノートを取り出して計画を立て始めた。
まず、学校から帰ったら中島の家に泊まると嘘をついて会社帰りのマスオさんの後をつける。
‥中島にも手をまわさないとな。
しかし、今日もマスオさんが寄り道をするとは限らないからな‥
非常に計画が立てにくい。
:08/12/07 10:52
:W52S
:ADv4H.fE
#138 [ゆー]
まぁいい。
その点は何とかなるだろう。
それより‥どこに泊まろうか。
マスオさんがもし、良からぬことをしてホテルにでも行ったら‥俺もホテルに泊まるしかないな。
金は、去年のお年玉がまだある。
:08/12/07 10:54
:W52S
:ADv4H.fE
#139 [ゆー]
しかし、マスオさんはホテルに行ったとしても宿泊することは まずないだろうな。
その方が俺も都合がいい。
ホテルから出たマスオさんたちをしばらく尾行して、二人が別れた所で俺は女を尾行すればいい。
:08/12/07 10:57
:W52S
:ADv4H.fE
#140 [ゆー]
当然、女の居所も俺はつかむつもりだ。
‥うん。
楽しみだな、こりゃ。
さて、何を準備するかな‥ ?
:08/12/07 10:59
:W52S
:ADv4H.fE
#141 [ゆー]
・カメラ
・お年玉の残り金
・おやつ
・飲み物
・ノート
・録音機
‥小学生の俺が用意できるのは、こんなもんだろ。
:08/12/07 11:02
:W52S
:ADv4H.fE
#142 [あゆ]
頑張ってください

:08/12/07 11:02
:N701iECO
:VeANghQ2
#143 [ゆー]
『おはよー!磯野ぉ!』
‥中島か。
もう来やがった。
時計を見ると8時だった。
一時間以上も計画を立ててたのか‥
『おはよう、中島ぁ!』
俺はノートを見つからないように机の中に隠した。
:08/12/07 11:05
:W52S
:ADv4H.fE
#144 [ゆー]
『どうしたんだい?磯野、今日は遅刻しなかったんだね』
いつ来たの?と言わんばかりに中島が首をかしげる。
『今さっきだよ!姉さんに叩き起こされてさ‥それより中島ぁ、今日おまえの家に泊まることにしてくれない?』
‥俺の頼み聞いてくれるよな?メガネ野郎‥
:08/12/07 11:08
:W52S
:ADv4H.fE
#145 [ゆー]
中島はキョトンとして
『いいけど‥どうしてだい?』
‥しまった、理由まで考えてなかった。
『ちょっと先輩の家に泊まることになってんだけど、姉さんにバレたらうるさいからさ‥』
‥ちなみに、俺が尊敬するような先輩なんざいない。
野球部の先輩なんざアホばっかだ。
:08/12/07 11:10
:W52S
:ADv4H.fE
#146 [ゆー]
『先輩って‥野球部の?』
中島は不思議そうな目をした。
‥そりゃそうだわな。小学生が先輩の家に泊まるだなんてなかなかないしな。
そんなことするのは不良だと思われがちだ。
‥バカバカしい。
:08/12/07 11:12
:W52S
:ADv4H.fE
#147 [ゆー]
あゆさんx
ありがとう(^ω^)イ
:08/12/07 11:13
:W52S
:ADv4H.fE
#148 [ゆー]
俺は中島に適当に返事をした。
いちいち架空の細部を語るのは面倒だ。
早く‥早く放課後になれ‥。
―――――――――
―――――
―――
―
:08/12/07 11:14
:W52S
:ADv4H.fE
#149 [ゆー]
やっとクソ長い授業が終わった。
花沢さんが話かけてきたが、俺は無視して走って帰った。
今は、てめぇの相手できねぇんだよ。
‥ブタゴリラが。
:08/12/07 11:16
:W52S
:ADv4H.fE
#150 [ゆー]
まず、姉さんに泊まるということを伝えなければならん。
タイミングをうまくつかまなくては‥
『‥姉さん、今日中島の家に泊まるから♪明日は土曜日だし‥行ってくるから』
頼むぞ姉さん‥
てめぇの為に行くんだからすんなり行かせろや‥
:08/12/07 11:19
:W52S
:ADv4H.fE
#151 [ゆー]
『‥ふーん、土曜日はアタシと朝から買い物に行くんじゃなかったっけ?』
‥煤I?
だあぁー!忘れてたぜ!
『ね、姉さん!大丈夫だよ!朝には帰ってくるからさ♪』
俺は極上のスマイルを浮かべ、姉さんの手を握った。
:08/12/07 11:22
:W52S
:ADv4H.fE
#152 [ゆー]
『‥絶対よ?』
姉さんは上目使いで俺を見る。
‥吐き気が。
実の姉にも吐き気がするとは俺も相当、女が嫌いなんだな。
:08/12/07 11:24
:W52S
:ADv4H.fE
#153 [ゆー]
俺は姉さんにウインクだけして部屋で準備をした。
‥家を出るのは5時頃でいいだろう。
あと一時間以上ある。
おやつでも食うか。
『姉さあーん♪おやつぅ♪』
:08/12/07 11:26
:W52S
:ADv4H.fE
#154 [ゆー]
『はいはい、今日はチョコレートケーキよ♪』
うぉぉ!豪華じゃねえか!
『草餅もあるのよ♪』
‥組み合わせ悪くね?(笑)
:08/12/07 11:29
:W52S
:ADv4H.fE
#155 [ゆー]
とりあえず俺は両方食べた。
‥うん。
チョコレートケーキも当然のごとくうまい。
でも、草餅が一番だな。
味がうまいとかじゃないんだよな。
これ食うと母さんの暖かみが感じられる‥
俺もマザコンかな?
:08/12/07 13:28
:W52S
:ADv4H.fE
#156 [ゆー]
食べ終えて、ちょっと時間的には早いが家を出た。
マスオ兄さんの会社はここから結構かかる。
‥駅で待ち伏せしようか。
結構待たなくちゃいけないな‥
俺は駅の横にある喫茶店で時間を潰すことにした。
:08/12/07 13:31
:W52S
:ADv4H.fE
#157 [ゆー]
さっきのおやつを食べたから腹は減ってなかったがなにも頼まないのは格好悪いね‥
とりあえずコーヒーを頼むことにした。
数分後、コーヒーは湯気をまといながら俺のもとへと運ばれてくる。
‥うん、なかなかだな。
:08/12/07 13:34
:W52S
:ADv4H.fE
#158 [ゆー]
しばらく経ってから俺は窓越しに外を見つめた。
‥ドクン
俺の心臓は大きく波打って俺の体に衝撃を与えた。
:08/12/07 13:36
:W52S
:ADv4H.fE
#159 [ゆー]
コーヒーのようなモカブラウンの髪色に、白く柔らかい肌‥
スーツを着ているが中高生と言っても大丈夫なんじゃないかと思うほど幼い顔立ち‥
あのお姉さんだ‥
:08/12/07 13:39
:W52S
:ADv4H.fE
#160 [ゆー]
また‥また会えた‥。
俺は久々に見たお姉さんの姿を凝視していた。
‥今日は泣いてないんだな。
どんな声をしているんだろう‥
‥話かけてみたい‥。
:08/12/07 13:40
:W52S
:ADv4H.fE
#161 [ゆー]
ガタッ
俺は喫茶店の席を立った。
代金を払って、無我夢中でお姉さんの元へと向かおうとした。
‥そのときだった。
『おーい!こっちだよ』
‥あ?
:08/12/07 13:42
:W52S
:ADv4H.fE
#162 [ゆー]
‥煤I?
『いやぁ‥待ったかい?』
な‥なに?
『いえ‥』
何が起きた‥?
『行こうか‥?』
『はい‥』
何でなんだよ‥
:08/12/07 13:44
:W52S
:ADv4H.fE
#163 [ゆー]
俺の思考回路は停止状態だった。
あのお姉さんの肩を組んで歩いているのは紛れもなく‥
マスオ兄さんだった‥
お姉さんが‥マスオ兄さんの‥
‥愛人?
:08/12/07 13:46
:W52S
:ADv4H.fE
#164 [ゆー]
ま‥待て待て!
勝手に決めつけるのは良くない。
とりあえず‥写真だけを俺は撮った。
‥俺は二人の後をつけた。
:08/12/07 13:48
:W52S
:ADv4H.fE
#165 [ゆー]
二人の後をつけ、話を聞いていると、お姉さんの名字が分かった。
潮吹‥
しおふき‥?
変わった名字だ‥
:08/12/07 13:49
:W52S
:ADv4H.fE
#166 [ゆー]
マスオ兄さんは潮吹さんに狂ったようにしゃべり続けている。
一方の潮吹さんはというと‥うつむいて愛想笑いを浮かべるだけ。
‥ふーん。
なるほど‥
:08/12/07 13:51
:W52S
:ADv4H.fE
#167 [ゆー]
マスオ兄さんは案の定、潮吹さんを連れてラブホテルへと入った。
俺はマスオ兄さんたちの隣の部屋を一泊料金で借りた。
そして俺は、壁に耳をすませて聞いていた。
:08/12/07 13:53
:W52S
:ADv4H.fE
#168 [ゆー]
『潮吹くん、脱ぎなさい』
‥おうおう。
めちゃくちゃ聞こえるじゃねえかよ!
俺は壁に録音機を固定するようにテープで貼り付けて録音ボタンを押した。
‥カチッ
:08/12/07 13:56
:W52S
:ADv4H.fE
#169 [ゆー]
『マスオさん‥私、もうやめたいんです‥』
『何言ってるんだ‥やめたら困るのは君じゃないのかい?
あの事バラしても‥いいのかな』
‥やっぱりな。
あのお姉さんはマスオさんに弱みを握られてるんだ。
:08/12/07 14:11
:W52S
:ADv4H.fE
#170 [ゆー]
『‥うッ‥グスン』
お姉さんは泣きはじめたようだ。
『君のアレはまさに名器と言えるだろうね‥フフフ‥』
‥俺はマスオ兄さんを軽蔑した。
むしろ‥殺してしまいたい。
x潮吹あわびの顔 [jpg/17KB]
:08/12/07 14:13
:W52S
:ADv4H.fE
#171 [ゆー]
それから潮吹さんの鳴き声と共に激しいベッドの軋む音と‥
快楽に満ちた喘ぎ声が聞こえてきた‥
‥グロテスクだとは思わなかった。
俺は、マスオ兄さんに激しい嫉妬を抱いた。
この感情をどう表現すればいいのだろう‥
:08/12/07 14:18
:W52S
:ADv4H.fE
#172 [☆》R]
きめえwぱねぇ
:08/12/07 14:19
:SO705i
:sns5fYaI
#173 [ゆー]
―――――――
――――
――
‥一時間程続いただろうか。
俺は、録音機を止めた。
‥証拠は十分だろう。
二人が外を出るのを見計らい、俺も外に出た。
:08/12/07 14:20
:W52S
:ADv4H.fE
#174 [ゆー]
Rさんx
だいぶきもくてぱねぇでしょ?(笑)
応援していただけたら本望です。
:08/12/07 14:21
:W52S
:ADv4H.fE
#175 [ゆー]
マスオさんは潮吹さんに3万渡してスタコラと帰って行った。
‥潮吹さんは3万を見つめてゴミ箱に捨てた。
俺は複雑な気持ちだった。
:08/12/07 14:22
:W52S
:ADv4H.fE
#176 [ゆー]
俺は少しの笑みを浮かべて潮吹さんに近付いた。
『また会ったね‥』
『アナタ‥この間の‥』
潮吹さんはニコっと笑ってくれた。
‥やっぱり可愛い。
:08/12/07 14:25
:W52S
:ADv4H.fE
#177 [ゆー]
『この間はありがとうね‥』
『いえ‥俺こそ余計なことをして‥』
お姉さんは、そんなことないと首を振った。
『ちょっと話さない?』
え‥―?
と戸惑うお姉さんの腕を引き、俺はさっきの喫茶店へと入った。
:08/12/07 14:31
:W52S
:ADv4H.fE
#178 [ゆー]
『すみません、いきなり‥』
俺はとりあえずお姉さんに謝った。
『ううん、私も話したかったから‥』
俺は、またコーヒーを注文した。
コーヒー二つ‥
:08/12/07 14:33
:W52S
:ADv4H.fE
#179 [ゆー]
『この間は泣いてる所見られちゃって‥格好悪かったよね、恥ずかしい』
『お姉さん、名前なんて言うの?』
もう名前は知っていたが、俺はお姉さんの口から聞きたかった。
『‥あわび』
:08/12/07 14:36
:W52S
:ADv4H.fE
#180 [ゆー]
『あわびさんか‥俺は、カツオだよ』
あわびさんはカツオ君か‥と呟きながらコーヒーを口に含んだ。
『あの時のカツオ君の言葉‥嬉しかった』
俺が、ん?って顔をしてると、あわびさんはクスっと笑って
『泣きたきゃ泣け‥って、泣いている理由を聞かないで‥ただそう言って見ず知らずの私なんかに暖かいマフラーをかけてくれた‥』
俺は急に恥ずかしくなって
『‥思ったこと言っただけ』
と目をそらして素っ気なく言った。
:08/12/07 14:44
:W52S
:ADv4H.fE
#181 [ゆー]
『‥カツオ君は、コーヒーに似ているわ‥』
‥コーヒー?
俺がまた、首をかしげていると、あわびさんは続けて言った。
『コーヒーのように苦くて大人な感じなんだけど、ふとした時に甘くなる‥ミルクや砂糖を加えれば加えるほど、カツオ君の優しさは引き立つ‥みたいな』
‥俺には難しくてあまり理解できなかったが、悪い気はしなかった。
『じゃあ‥あわびさんは雪だね』
:08/12/07 14:48
:W52S
:ADv4H.fE
#182 [ゆー]
俺は降ってきた雪を指差して言った。
『雪みたいに白くて小さく‥すぐに溶けてしまいがちで儚くもろいが‥その存在は大きいんだよ‥』
あわびさんは
『雪みたいに早く溶けてなくなりたいよ』
と呟いたが、俺は聞こえないふりをした。
:08/12/07 14:52
:W52S
:ADv4H.fE
#183 [ゆー]
『‥それに、私は存在感ないしさ‥』
‥悪いね、あわびさん。
俺の中ではアンタの存在はあり得ない程、大きさを増してんだよ。
俺がコーヒーだと言うなら、コーヒーの湯気でアンタを暖めてやるよ‥溶けないように包んでやるよ‥
:08/12/07 14:55
:W52S
:ADv4H.fE
#184 [ゆー]
でも、今の俺にはそんな言葉をかけられる余地はない。
『私‥いけないことしてるの‥上司に‥危ないことされてるのを‥先輩に見られて‥脅されて‥
それで‥』
‥ははーん、上司に出世されてほしいなら俺と一夜をすごせみたいなことを言われてんのをマスオ兄さんに見られたのね?
:08/12/07 14:58
:W52S
:ADv4H.fE
#185 [ゆー]
『‥会社やめないの?』
俺は、あわびさんを見つめて言った。
『無理だよ‥私のお母さんがその上司に頼んで私を働かせてくれてるの‥お母さんの努力を無駄にできないよ‥』
『一週間‥時間くれない?』
あわびは、驚いていたが、次の俺の言葉に更に驚きを隠せないようだった。
:08/12/07 15:02
:W52S
:ADv4H.fE
#186 [ゆー]
『一週間で、そいつら二人があわびさんに手を出さないようにしてやるよ‥』
あわびさんは、目を丸くしたが次の瞬間に
『アハハハ!無理だよぉ、でもありがとうね‥カツオ君みたいな子どもに、こんな話聞かせちゃって‥ゴメンね』
あわびさんは帰る支度をしていた。
俺はその手をつかみ
『それまで毎日、この場所に、この時間で会おう』
‥俺は伝票を持ち、二人分のコーヒー代を払って外へ出た。
:08/12/07 15:07
:W52S
:ADv4H.fE
#187 [ゆー]
一旦休憩
:08/12/07 15:07
:W52S
:ADv4H.fE
#188 [我輩は匿名である]
めちゃくちゃカツオカッコいいっす
頑張って!
:08/12/07 16:58
:P905i
:☆☆☆
#189 [我輩は匿名である]
書いて
:08/12/07 18:22
:W61T
:8kAcZtUc
#190 [ゆー]
ありがとうございます
書きますx
:08/12/07 18:23
:W52S
:ADv4H.fE
#191 [ゆー]
カツオは、振り返らずにまっすぐに帰った。
目的はただ一つ‥
あの人を助ける‥
:08/12/07 18:26
:W52S
:ADv4H.fE
#192 [ゆー]
宿泊先のラブホテルに着いて、今日のことを思い出していた。
この隣の部屋であわびさんはマスオ兄さんに‥
欲望と憎悪が入り混じる‥
‥俺、あの人が好きなのか?
:08/12/07 18:29
:W52S
:ADv4H.fE
#193 [ゆー]
‥俺が女を好き?
はッ‥バカげてる。
うまくは言えないが、俺は恋や愛という言葉を知らない。
いつも自分を偽っていたからか感覚が麻痺していた。
‥好きなんかじゃねぇ。
:08/12/07 18:31
:W52S
:ADv4H.fE
#194 [ゆー]
‥とりあえず作戦を練ろう。
一週間という短い期間で、どうやってあの人を助けるかだ‥
マスオ兄さんを封じ込めることは簡単なことだ。
しかし、上司が問題だ‥。
名前も知らねぇ奴に、一体どうすれば‥?
:08/12/07 18:35
:W52S
:ADv4H.fE
#195 [ゆー]
‥先にマスオを絞めるか。
それから口を割らせばいい。
俺は疲れていたので風呂場へと足を運んでお湯を入れた。
‥今日は早めに寝よう。
:08/12/07 18:37
:W52S
:ADv4H.fE
#196 [ゆー]
お湯を入れている間にテレビをつけた。
カチ‥ッ
狽、おぉ‥
:08/12/07 18:39
:W52S
:ADv4H.fE
#197 [ゆー]
何とテレビをつけると
“地元AV集☆一般人が!?”
というAVが始まった。
何も見るものがなかったので、見ていた。
‥グロテスクだ。
:08/12/07 18:40
:W52S
:ADv4H.fE
#198 [ゆー]
‥何なんだこのグロテスクな映像は。
なんでこんなに男優は興奮してんのか分かんねぇ‥
女もうるせぇ‥
‥汚い行為だ。
俺は音量を下げた。
カチカチカチカチ‥
:08/12/07 18:42
:W52S
:ADv4H.fE
#199 [ゆー]
俺がリモコンを置いた瞬間‥
『うっひゃあ‥君すごいよ‥』
小さな音量だが、聞き覚えのある声だ。
恐る恐るテレビの画面を見た。
狽ヘあぁぁぁ!?
:08/12/07 18:44
:W52S
:ADv4H.fE
#200 [あゆ]
書いてください
:08/12/07 18:53
:N701iECO
:VeANghQ2
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