真実のカツオ
最新 最初 🆕
#151 [ゆー]
『‥ふーん、土曜日はアタシと朝から買い物に行くんじゃなかったっけ?』


‥煤I?

だあぁー!忘れてたぜ!

『ね、姉さん!大丈夫だよ!朝には帰ってくるからさ♪』

俺は極上のスマイルを浮かべ、姉さんの手を握った。

⏰:08/12/07 11:22 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#152 [ゆー]
『‥絶対よ?』

姉さんは上目使いで俺を見る。


‥吐き気が。
実の姉にも吐き気がするとは俺も相当、女が嫌いなんだな。

⏰:08/12/07 11:24 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#153 [ゆー]
俺は姉さんにウインクだけして部屋で準備をした。

‥家を出るのは5時頃でいいだろう。

あと一時間以上ある。

おやつでも食うか。
『姉さあーん♪おやつぅ♪』

⏰:08/12/07 11:26 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#154 [ゆー]
『はいはい、今日はチョコレートケーキよ♪』

うぉぉ!豪華じゃねえか!

『草餅もあるのよ♪』

‥組み合わせ悪くね?(笑)

⏰:08/12/07 11:29 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#155 [ゆー]
とりあえず俺は両方食べた。

‥うん。
チョコレートケーキも当然のごとくうまい。

でも、草餅が一番だな。
味がうまいとかじゃないんだよな。

これ食うと母さんの暖かみが感じられる‥

俺もマザコンかな?

⏰:08/12/07 13:28 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#156 [ゆー]
食べ終えて、ちょっと時間的には早いが家を出た。

マスオ兄さんの会社はここから結構かかる。

‥駅で待ち伏せしようか。
結構待たなくちゃいけないな‥

俺は駅の横にある喫茶店で時間を潰すことにした。

⏰:08/12/07 13:31 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#157 [ゆー]
さっきのおやつを食べたから腹は減ってなかったがなにも頼まないのは格好悪いね‥

とりあえずコーヒーを頼むことにした。

数分後、コーヒーは湯気をまといながら俺のもとへと運ばれてくる。

‥うん、なかなかだな。

⏰:08/12/07 13:34 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#158 [ゆー]
しばらく経ってから俺は窓越しに外を見つめた。


‥ドクン

俺の心臓は大きく波打って俺の体に衝撃を与えた。

⏰:08/12/07 13:36 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#159 [ゆー]
コーヒーのようなモカブラウンの髪色に、白く柔らかい肌‥

スーツを着ているが中高生と言っても大丈夫なんじゃないかと思うほど幼い顔立ち‥


あのお姉さんだ‥

⏰:08/12/07 13:39 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#160 [ゆー]
また‥また会えた‥。

俺は久々に見たお姉さんの姿を凝視していた。

‥今日は泣いてないんだな。


どんな声をしているんだろう‥

‥話かけてみたい‥。

⏰:08/12/07 13:40 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#161 [ゆー]
ガタッ

俺は喫茶店の席を立った。
代金を払って、無我夢中でお姉さんの元へと向かおうとした。


‥そのときだった。
『おーい!こっちだよ』


‥あ?

⏰:08/12/07 13:42 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#162 [ゆー]
‥煤I?

『いやぁ‥待ったかい?』

な‥なに?

『いえ‥』

何が起きた‥?

『行こうか‥?』
『はい‥』

何でなんだよ‥

⏰:08/12/07 13:44 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#163 [ゆー]
俺の思考回路は停止状態だった。

あのお姉さんの肩を組んで歩いているのは紛れもなく‥

マスオ兄さんだった‥


お姉さんが‥マスオ兄さんの‥

‥愛人?

⏰:08/12/07 13:46 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#164 [ゆー]
ま‥待て待て!


勝手に決めつけるのは良くない。

とりあえず‥写真だけを俺は撮った。


‥俺は二人の後をつけた。

⏰:08/12/07 13:48 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#165 [ゆー]
二人の後をつけ、話を聞いていると、お姉さんの名字が分かった。

潮吹‥

しおふき‥?

変わった名字だ‥

⏰:08/12/07 13:49 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#166 [ゆー]
マスオ兄さんは潮吹さんに狂ったようにしゃべり続けている。

一方の潮吹さんはというと‥うつむいて愛想笑いを浮かべるだけ。

‥ふーん。
なるほど‥

⏰:08/12/07 13:51 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#167 [ゆー]
マスオ兄さんは案の定、潮吹さんを連れてラブホテルへと入った。

俺はマスオ兄さんたちの隣の部屋を一泊料金で借りた。


そして俺は、壁に耳をすませて聞いていた。

⏰:08/12/07 13:53 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#168 [ゆー]
『潮吹くん、脱ぎなさい』

‥おうおう。

めちゃくちゃ聞こえるじゃねえかよ!

俺は壁に録音機を固定するようにテープで貼り付けて録音ボタンを押した。

‥カチッ

⏰:08/12/07 13:56 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#169 [ゆー]
『マスオさん‥私、もうやめたいんです‥』

『何言ってるんだ‥やめたら困るのは君じゃないのかい?
あの事バラしても‥いいのかな』

‥やっぱりな。
あのお姉さんはマスオさんに弱みを握られてるんだ。

⏰:08/12/07 14:11 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#170 [ゆー]
『‥うッ‥グスン』

お姉さんは泣きはじめたようだ。

『君のアレはまさに名器と言えるだろうね‥フフフ‥』


‥俺はマスオ兄さんを軽蔑した。
むしろ‥殺してしまいたい。

x潮吹あわびの顔 [jpg/17KB]
⏰:08/12/07 14:13 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#171 [ゆー]
それから潮吹さんの鳴き声と共に激しいベッドの軋む音と‥
快楽に満ちた喘ぎ声が聞こえてきた‥


‥グロテスクだとは思わなかった。

俺は、マスオ兄さんに激しい嫉妬を抱いた。

この感情をどう表現すればいいのだろう‥

⏰:08/12/07 14:18 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#172 [☆》R]
きめえwぱねぇ

⏰:08/12/07 14:19 📱:SO705i 🆔:sns5fYaI


#173 [ゆー]
―――――――
――――
――


‥一時間程続いただろうか。

俺は、録音機を止めた。

‥証拠は十分だろう。


二人が外を出るのを見計らい、俺も外に出た。

⏰:08/12/07 14:20 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#174 [ゆー]
Rさんx

だいぶきもくてぱねぇでしょ?(笑)

応援していただけたら本望です。

⏰:08/12/07 14:21 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#175 [ゆー]
マスオさんは潮吹さんに3万渡してスタコラと帰って行った。


‥潮吹さんは3万を見つめてゴミ箱に捨てた。

俺は複雑な気持ちだった。

⏰:08/12/07 14:22 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#176 [ゆー]
俺は少しの笑みを浮かべて潮吹さんに近付いた。

『また会ったね‥』

『アナタ‥この間の‥』

潮吹さんはニコっと笑ってくれた。

‥やっぱり可愛い。

⏰:08/12/07 14:25 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#177 [ゆー]
『この間はありがとうね‥』

『いえ‥俺こそ余計なことをして‥』

お姉さんは、そんなことないと首を振った。

『ちょっと話さない?』

え‥―?
と戸惑うお姉さんの腕を引き、俺はさっきの喫茶店へと入った。

⏰:08/12/07 14:31 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#178 [ゆー]
『すみません、いきなり‥』

俺はとりあえずお姉さんに謝った。

『ううん、私も話したかったから‥』

俺は、またコーヒーを注文した。
コーヒー二つ‥

⏰:08/12/07 14:33 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#179 [ゆー]
『この間は泣いてる所見られちゃって‥格好悪かったよね、恥ずかしい』

『お姉さん、名前なんて言うの?』

もう名前は知っていたが、俺はお姉さんの口から聞きたかった。

『‥あわび』

⏰:08/12/07 14:36 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#180 [ゆー]
『あわびさんか‥俺は、カツオだよ』

あわびさんはカツオ君か‥と呟きながらコーヒーを口に含んだ。

『あの時のカツオ君の言葉‥嬉しかった』

俺が、ん?って顔をしてると、あわびさんはクスっと笑って
『泣きたきゃ泣け‥って、泣いている理由を聞かないで‥ただそう言って見ず知らずの私なんかに暖かいマフラーをかけてくれた‥』

俺は急に恥ずかしくなって
『‥思ったこと言っただけ』
と目をそらして素っ気なく言った。

⏰:08/12/07 14:44 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#181 [ゆー]
『‥カツオ君は、コーヒーに似ているわ‥』

‥コーヒー?
俺がまた、首をかしげていると、あわびさんは続けて言った。

『コーヒーのように苦くて大人な感じなんだけど、ふとした時に甘くなる‥ミルクや砂糖を加えれば加えるほど、カツオ君の優しさは引き立つ‥みたいな』


‥俺には難しくてあまり理解できなかったが、悪い気はしなかった。

『じゃあ‥あわびさんは雪だね』

⏰:08/12/07 14:48 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#182 [ゆー]
俺は降ってきた雪を指差して言った。

『雪みたいに白くて小さく‥すぐに溶けてしまいがちで儚くもろいが‥その存在は大きいんだよ‥』
あわびさんは
『雪みたいに早く溶けてなくなりたいよ』
と呟いたが、俺は聞こえないふりをした。

⏰:08/12/07 14:52 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#183 [ゆー]
『‥それに、私は存在感ないしさ‥』


‥悪いね、あわびさん。
俺の中ではアンタの存在はあり得ない程、大きさを増してんだよ。
俺がコーヒーだと言うなら、コーヒーの湯気でアンタを暖めてやるよ‥溶けないように包んでやるよ‥

⏰:08/12/07 14:55 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#184 [ゆー]
でも、今の俺にはそんな言葉をかけられる余地はない。

『私‥いけないことしてるの‥上司に‥危ないことされてるのを‥先輩に見られて‥脅されて‥
それで‥』


‥ははーん、上司に出世されてほしいなら俺と一夜をすごせみたいなことを言われてんのをマスオ兄さんに見られたのね?

⏰:08/12/07 14:58 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#185 [ゆー]
『‥会社やめないの?』

俺は、あわびさんを見つめて言った。

『無理だよ‥私のお母さんがその上司に頼んで私を働かせてくれてるの‥お母さんの努力を無駄にできないよ‥』

『一週間‥時間くれない?』

あわびは、驚いていたが、次の俺の言葉に更に驚きを隠せないようだった。

⏰:08/12/07 15:02 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#186 [ゆー]
『一週間で、そいつら二人があわびさんに手を出さないようにしてやるよ‥』

あわびさんは、目を丸くしたが次の瞬間に
『アハハハ!無理だよぉ、でもありがとうね‥カツオ君みたいな子どもに、こんな話聞かせちゃって‥ゴメンね』

あわびさんは帰る支度をしていた。

俺はその手をつかみ
『それまで毎日、この場所に、この時間で会おう』

‥俺は伝票を持ち、二人分のコーヒー代を払って外へ出た。

⏰:08/12/07 15:07 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#187 [ゆー]
   一旦休憩

⏰:08/12/07 15:07 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#188 [我輩は匿名である]
めちゃくちゃカツオカッコいいっす
頑張って!

⏰:08/12/07 16:58 📱:P905i 🆔:☆☆☆


#189 [我輩は匿名である]
書いて

⏰:08/12/07 18:22 📱:W61T 🆔:8kAcZtUc


#190 [ゆー]
ありがとうございます

書きますx

⏰:08/12/07 18:23 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#191 [ゆー]
カツオは、振り返らずにまっすぐに帰った。

目的はただ一つ‥

あの人を助ける‥

⏰:08/12/07 18:26 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#192 [ゆー]
宿泊先のラブホテルに着いて、今日のことを思い出していた。


この隣の部屋であわびさんはマスオ兄さんに‥


欲望と憎悪が入り混じる‥

‥俺、あの人が好きなのか?

⏰:08/12/07 18:29 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#193 [ゆー]
‥俺が女を好き?

はッ‥バカげてる。

うまくは言えないが、俺は恋や愛という言葉を知らない。

いつも自分を偽っていたからか感覚が麻痺していた。

‥好きなんかじゃねぇ。

⏰:08/12/07 18:31 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#194 [ゆー]
‥とりあえず作戦を練ろう。

一週間という短い期間で、どうやってあの人を助けるかだ‥

マスオ兄さんを封じ込めることは簡単なことだ。

しかし、上司が問題だ‥。

名前も知らねぇ奴に、一体どうすれば‥?

⏰:08/12/07 18:35 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#195 [ゆー]
‥先にマスオを絞めるか。

それから口を割らせばいい。


俺は疲れていたので風呂場へと足を運んでお湯を入れた。

‥今日は早めに寝よう。

⏰:08/12/07 18:37 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#196 [ゆー]
お湯を入れている間にテレビをつけた。


カチ‥ッ


狽、おぉ‥

⏰:08/12/07 18:39 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#197 [ゆー]
何とテレビをつけると


“地元AV集☆一般人が!?”


というAVが始まった。

何も見るものがなかったので、見ていた。

‥グロテスクだ。

⏰:08/12/07 18:40 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#198 [ゆー]
‥何なんだこのグロテスクな映像は。

なんでこんなに男優は興奮してんのか分かんねぇ‥

女もうるせぇ‥

‥汚い行為だ。

俺は音量を下げた。

カチカチカチカチ‥

⏰:08/12/07 18:42 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#199 [ゆー]
俺がリモコンを置いた瞬間‥

『うっひゃあ‥君すごいよ‥』

小さな音量だが、聞き覚えのある声だ。

恐る恐るテレビの画面を見た。


狽ヘあぁぁぁ!?

⏰:08/12/07 18:44 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#200 [あゆ]
書いてください

⏰:08/12/07 18:53 📱:N701iECO 🆔:VeANghQ2


#201 [我輩は匿名である]
頑張ってくださいイ~

⏰:08/12/07 18:55 📱:W61T 🆔:8kAcZtUc


#202 [ゆー]
ありがとゔ
ちゃんと完結させますんでご安心下さい。

⏰:08/12/07 18:57 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#203 [ゆー]
の‥のりすけおじさん‥


俺は笑いを堪えるのに必死だった。

なんで、のりすけ?

のりすけがAV男優‥?

ブハッ!

⏰:08/12/07 18:58 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#204 [ゆー]
俺はグロテスクな笑いと言うものを初めて知った瞬間だった。


俺はあまりに面白かったので、その番組を録画して風呂に入った。

‥さすがラブホテル。
風呂は、かなり綺麗だ。

⏰:08/12/07 19:00 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#205 [ゆー]
‥浴槽から浮かぶ湯気を見ていた。

俺が、あわびさんに言い損ねた湯気の話‥。

ま、言った所で笑われるだけだよな。

なんせ俺は‥まだ小学生だから。

何でこんなに胸が痛いんだろう

⏰:08/12/07 19:02 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#206 [ゆー]
のぼせたのかな?

心臓が締め付けられる‥


カツオは、自分が恋をしていることに、まだ気付いてないのだ。

⏰:08/12/07 19:06 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#207 [ゆー]
明日テストなので一旦休憩します。

少しお待ち下さい。

⏰:08/12/07 19:07 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#208 [我輩は匿名である]
テスト頑張ってツ

⏰:08/12/07 19:23 📱:W61T 🆔:8kAcZtUc


#209 [ゆー]
ちょっと更新x


何より辛かったあの言葉‥

あわびが言った
『カツオ君みたいな子どもに‥』
そんなに俺‥子どもなのか?

子どもが、あんたを守っちゃいけないのか‥?

⏰:08/12/07 21:41 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#210 [ゆー]
ヤベ‥マジでのぼせそう。

俺は湯船から勢い良く出た。

体を拭きながらベッドへ向かった。

録画していたAVを停めて、チャンネルを変えた。

⏰:08/12/07 21:49 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#211 [ゆー]
‥んだよ

エロいのばっかで気分わりぃ‥

‥当たり前か。
ここはラブホテルだ。

バイブやエロ本もかなり転がっている。

‥エグいぜ。

⏰:08/12/07 21:53 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#212 [ゆー]
眠ろうと思ったが、あわびの顔と、あの言葉ばかり浮かんで眠れない。

‥仕方がないので俺は録画していたAVを見ることにする。


俺も物好きだな。

⏰:08/12/07 21:56 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#213 [ゆー]
‥巻き戻し☆


‥ぶっ!

のりすけおじさん‥
おもしろすぎるよ(笑)

のりすけおじさんは同じ言葉しか言わないし腰のふりも俺が分かるほど、ぎこちない。

女も演技だとすぐに分かるほどだ。

⏰:08/12/07 22:01 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#214 [ゆー]
俺は早送りをした。


のりすけの後に太ったオヤジと女子高生らしい奴が出てきた。

こいつらも地元のやつなのか?

⏰:08/12/07 22:05 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#215 [ゆー]
そのオヤジは女子高生に電気マッサージを当てていた。

いわゆる電マだ。


俺のベッドの横にも全く同じ電マがある。

女子高生はオヤジに電マをあてられて喘ぎまくってる。

‥やはり吐き気がする。

⏰:08/12/07 22:07 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#216 [ゆー]
俺は電マを手に取り、スイッチを入れた。

ブィィィィィィ‥ン


カチッ‥


ブィィィィィィ‥ン


カチッ‥

スイッチを入れたり切ったりしてみた。

⏰:08/12/07 22:09 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#217 [ゆー]
すると、女子高生は
『イくうぅぅぅ!』


ガッシャアアァァン!!

AVの女子高生がイッたのと同時に、俺は電マを床に叩きつけて壊した。


‥バカバカしすぎて笑いが込み上げてくる。

まさに狂ってるよ、欲望なんて

⏰:08/12/07 22:12 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#218 [ゆー]
‥フン。

電マのオヤジは気持ち悪い顔で女子高生を楽しませてたようだが、俺には理解しがたい芸当だ。

何が楽しい‥?
何が嬉しい‥?

⏰:08/12/07 22:14 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#219 [ゆー]
俺はデッキから録画したビデオを取り出してカバンへつめた。

持ってきたおやつを食べながらベッドへと入った。


‥おやすみ、あわび。
明日また会おう。

⏰:08/12/07 22:17 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#220 [M]
頑張ってください(´Д`)

⏰:08/12/07 22:19 📱:SH706i 🆔:☆☆☆


#221 [我輩は匿名である]
いつも応援してるョ

⏰:08/12/07 23:27 📱:W61T 🆔:8kAcZtUc


#222 [我輩は匿名である]
>>50-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250

⏰:08/12/08 01:07 📱:W53T 🆔:GyYY8bkk


#223 [あいみ]
>>1-50

⏰:08/12/08 09:39 📱:N905i 🆔:c0nVlpp6


#224 [ゆー]
皆さまありがとうございます

カツオの純粋な心を最後までご覧下さいx

⏰:08/12/08 10:49 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#225 [ゆー]
――――――
――――
――

朝になった。
寝起きの俺は思考回路がまだ働いてなかった。

‥えっと、何か忘れてる気がする。

⏰:08/12/08 10:51 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#226 [ゆー]
あ!?

俺は時計を見た瞬間に思い出した!

姉さんと朝から買い物行くんだった!!

やべぇ―‥

‥つか買い物ぐらい一人で行けよな

⏰:08/12/08 10:54 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#227 [ゆー]
とりあえず俺は急いで帰る支度をしてラブホテルを後にした。


タッタッタッタ‥

走りたくないが、一応焦りというものがあったので俺は姉さんの元へと急いだ。

⏰:08/12/08 10:56 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#228 [ゆー]
家に着くと、玄関で姉さんはスタンバイしていた。

『遅ーい!』


‥すんませんね。

誰かさんの旦那が浮気しているせいなので、そちらに怒り狂っていただきたいね。

⏰:08/12/08 11:00 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#229 [ゆー]
『玄関で30分も待ってたんだからねー!』

姉さんは頬をプクッと膨らまして上目で文句を言った。


‥全然可愛くねぇ。

⏰:08/12/08 11:01 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#230 [ゆー]
『早く行こうよ‥』

俺は玄関に荷物を置き、めんどくさそうに言った。

『アナタぁ!早く行くわよー』


‥は!?

アナタって‥

⏰:08/12/08 11:04 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#231 [ゆー]
『やあ!カツオ君、遅かったね』

マスオ兄さんがマフラーをまいて来た。


‥会いたかったぜ。
マスオ兄さんよぉ‥

でも‥

マスオがいるなら買い物二人で行きやがれ!!

⏰:08/12/08 11:06 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#232 [ゆー]
姉さんとマスオさんは行きましょっと手を繋いで行った。

‥俺は二人の後ろを歩いた。

『やっぱりサザエの手は綺麗だねー!最高の妻だよ』

嘘つけバカヤロウ。

『嬉しいわ!マスオさん♪』

信じるなバカヤロウ。

⏰:08/12/08 11:10 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#233 [ゆー]
こいつら見てたらイライラしてくるぜ‥


何かに誘われるように、ふと横を向いてみた。


‥俺は冷や汗が出た。

⏰:08/12/08 11:11 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#234 [ゆー]
‥あわびさん。


俺は、マスオさんと知人だと思われるのがイヤとかじゃなかった。

マスオさんと姉さんが二人でいるところを見られる方がイヤだった。

なぜかは分からないが‥

⏰:08/12/08 11:13 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#235 [ゆー]
しかし、幸運なことにあわびさんは気付いてないようで、そのままどこかへ行ってしまった。


‥早く夜になってくれ。

⏰:08/12/08 11:15 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#236 [ゆー]
姉さんとマスオさんは、何かを買ったみたいだ。

二人は俺の元へと来て、紙袋を渡してきた。

‥なんだこれ。

⏰:08/12/08 11:16 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#237 [ゆー]
『あんたマフラーどこかにやったんでしょ?最近つけてないじゃないの』

二人は俺にマフラーをプレゼントしてくれた。

それはコーヒーのように柔らかい色だった。

『‥ありがとう』

⏰:08/12/08 11:19 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#238 [ゆー]
‥複雑だ。

俺の嫌いなマスオさんが俺の為にマフラーを選んだ。


‥俺は、姉さんを裏切り、あわびさんを傷付けたこの人が嫌いなのに。

なぜ‥こんなに心が痛い?

⏰:08/12/08 11:20 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#239 [ゆー]
考えたくない。

考えたくない。

考えたくない。


‥俺は無我夢中にハシャイだ。
子どもらしく、皆が表しか知らない俺を演じて忘れようとした。

⏰:08/12/08 11:22 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#240 [ゆー]
―――――――
―――――
―――



‥疲れた。

⏰:08/12/08 11:23 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#241 [ゆー]
俺は、あの後 姉さん達に連れられてレストランへ行った。

俺の大好きなハンバーグを食べたのに‥

‥どんな味だったか覚えていない。

⏰:08/12/08 11:24 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#242 [ゆー]
その時、マスオ兄さんが

『あ!部長!!』

『磯野くんじゃないかぁ‥』


‥誰だ?このハゲ。
このハゲは偉い人なのかマスオはペコペコしている。

‥しょうもないね。

⏰:08/12/08 11:27 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#243 [ゆー]
しかし、見覚えのある顔だ。

‥どこにでもいそうなオヤジだからな。

それから、家に着くまでの記憶はない。

⏰:08/12/08 11:28 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#244 [ゆー]
夕ごはんを食べ終わえて、俺は中島の家に勉強に行くと嘘をつき、昨日の喫茶店へと向かった。


‥早く会いたい。

⏰:08/12/08 11:29 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#245 [ゆー]
あわびさんは既に喫茶店に着いていた。

俺は、あわびさんの席の前に座った。


『今日、デパートにいたね』

‥気付いてたんだ。

⏰:08/12/08 11:30 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#246 [ゆー]
また、胸が痛くなった。

『気付いてたんだ。マスオ兄さんは俺の義理の兄貴なんだよ』

『‥私を助けようと考えないでね』


‥なんでだよ

⏰:08/12/08 11:31 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#247 [ゆー]
『義理のお兄さんと気まずくなりたくないでしょ‥?それに、私は大丈夫だから』

‥目に涙溜めて言うセリフじゃねぇよ。

俺はあわびさんの手を引き、喫茶店を出た。

『―‥!離してよぉ‥』

‥絶対離さねぇよ。

⏰:08/12/08 11:33 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#248 [ゆー]
俺は近くの公園へと行った。
いつも中島たちと遊んでいる公園だ。

『‥もういいのよ、マスオさんは私を利用したいだけ‥私、脅されてたけど、少しは愛してくれてるのかと思ってた‥
でも‥今日思ったの、マスオさんからしたら私はただの人形にしかすぎないのよ!
雪のように消えたい!もうなくなってしまいたい!』

⏰:08/12/08 11:37 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#249 [ゆー]
『アンタが雪なら‥俺はコーヒーだったよな?』

あわびさんは泣きながら首をかしげた。

『俺がコーヒーなら‥俺はその湯気でアンタを包んでやるよ‥
溶かさないよ‥俺が‥
アンタが溶けるなら、俺も蒸発してやるよ‥』

‥やっと言えた。

⏰:08/12/08 11:40 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#250 [ゆー]
『カツオ‥く‥ん』

俺は、あわびにキスをした。

‥初めてキスしたいと思った。

唇から伝わるその温かみは、幸福なんていう言葉では表せなかった。

⏰:08/12/08 11:42 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#251 [ゆー]
『‥俺を信じろなんて無責任なこと言わねぇよ、だからさ‥
俺の前だけは、笑ってろよな
アンタは存在感薄くなんてないんだよ‥少なくとも俺の中じゃな』

あわびは俺にしがみついて泣いた。
‥そう、泣けばいいんだよ。

⏰:08/12/08 11:45 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#252 [ゆー]
‥さてと、そろそろ帰って計画に進むか。

『あわびさん‥明日また、あの喫茶店でな』

俺は、あわびの頭を撫でて走った。

⏰:08/12/08 11:47 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#253 [ゆー]
‥さあて、お祭り騒ぎが始まるぜ。

⏰:08/12/08 11:47 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#254 [ゆー]
家に着き、まずはマスオ兄さんを誘い、風呂に入った。

『カツオ君とお風呂‥久しぶりだね』

『そうだね』

俺はマスオさんの背中を流しながら言った。

⏰:08/12/08 11:49 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#255 [ゆー]
『‥マスオさんてさ、最近いい匂いするよね‥女の子みたい』

マスオは肩をピクッと震わせて
『え!?会社の帰りに時々デパートに寄って香水ふってんだよ』

マスオはハハハっと笑い飛ばした。

‥もうちょいまともな嘘つけよ

⏰:08/12/08 11:52 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#256 [ゆー]
こりゃすぐに吐くわな。

『‥あり得ないよね?ボク‥見たんだ、マスオさんが時々、家と逆の方向に行ってるのを‥』

『あ、あの角に居酒屋があるから行くときもあるのだよ!』

‥言葉がしどろもどろだな。

⏰:08/12/08 11:55 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#257 [ゆー]
俺は極上のスマイルで
『居酒屋なんだあ♪』

と言った。

『そ、そうなんだよ!♪』
マスオも極上のスマイルを返した。

‥ぶっさいくな面。

⏰:08/12/08 11:57 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#258 [ゆー]
『でかくて綺麗な居酒屋だね!ネオンいっぱいでさぁ!
ボクあんなオシャレな居酒屋初めてだよ!』

マスオ兄さんの顔が青ざめていく。

『父さんに教えてこよっと♪』

⏰:08/12/08 12:00 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#259 [ゆー]
『カ、カツオくーん!』


ガシッ


そんなに腕つかむな
‥気持ちわりぃ

⏰:08/12/08 12:32 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#260 [ゆー]
『何?』

俺は冷たく言い放った。

『‥見たのかい?』

『見た、てめぇ浮気してんだろ?』


‥。

⏰:08/12/08 13:04 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#261 [ゆー]
『頼むよぉ!言わないでくれぇ』

俺に頭を下げて頼む姿が滑稽だね。

『さて、どうしようかな‥』

俺は意地悪く笑った。

⏰:08/12/08 13:05 📱:W52S 🆔:Q0zgyL.w


#262 [受験生]
>>1-500

⏰:08/12/08 15:30 📱:N904i 🆔:EPlkXvJg


#263 [我輩は匿名である]
見たいです

⏰:08/12/08 16:48 📱:W61T 🆔:yZ01jnJA


#264 [アンカフェ]
はまった!
がんばってください\(∀)/

⏰:08/12/08 19:18 📱:W61SH 🆔:xRMxDfC.


#265 [ゆー]
皆さまありがとうございますy

ちょっと今日遠出するので夜に更新しますy

お待ち下さいね(∵`)x

⏰:08/12/09 10:16 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#266 [ゆー]
『‥マスオ兄さんは姉さんだけじゃなくてボクたち家族のことも裏切ったんだよ』


‥それに、あわびさんも傷付けた。

マスオはうつむいた。

⏰:08/12/09 18:33 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#267 [ゆー]
『もうあのお姉さんとは会わない約束できる?』

俺は上からマスオを見下ろし、低い声で言った。

『あ、あぁ‥』


‥信じられんな。
てめぇ、この場から逃げようとしてるだけだろが。

目が泳いでんだよバカ。

⏰:08/12/09 18:35 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#268 [ゆー]
『こっそり会おうとしても無駄だよ、こっちには証拠もあるんだ‥それと、俺のお願い聞いてくれる?』

マスオは青ざめて言った。
『ボ‥ボクを脅す気かい!?
カツオくん‥!!』

‥俺はそこまでバカな人間なんかじゃねぇよ。

アンタと違ってな

⏰:08/12/09 18:40 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#269 [ゆー]
金か!?金が欲しいのか!?と湯船の中で、あたふたとなるマスオさん‥

‥滑稽だね‥無様だね‥

『そんなんじゃねぇよ、たださぁ‥』

⏰:08/12/09 18:43 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#270 [ゆー]
『‥あのお姉さんをイジメてんのってマスオさんだけじゃないよね?‥』

マスオさんは眉を潜ませて、
『あ、あぁ‥彼女を脅している上司はいるが‥』

なぜカツオ君が知っているんだ?と言わんばかりの顔で俺を見つめた。

⏰:08/12/09 18:46 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#271 [ゆー]
『その上司の顔の写真‥こっそり撮ってきてくれないかな?
‥そしたら、義理の兄貴の人情ってことで‥姉さんや父さんには浮気のことは黙っといてやるよ‥
だが、俺の頼みが聞けないのなら‥俺の掴んだ証拠でアンタを追い詰めるまでだ』

分かっていると思うが俺の掴んだ証拠とは、浮気現場を激写した写真のことだ。

あえてマスオには写真とは言ってやらない。

いつまでも俺の証拠に怯えればいい。

⏰:08/12/09 18:53 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#272 [ゆー]
マスオは黙ってうなずいた。

もうコイツは、大丈夫だろう。

問題は上司だ。

‥上司に何をしようか。

⏰:08/12/09 18:55 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#273 [ゆー]
‥上司をクビにさせる?
だが、どうやって‥

‥あわびを別の会社に転職さす?
だが、どうやって‥


悩む一方だ。

⏰:08/12/09 18:57 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#274 [ゆー]
とりあえず、マスオが準備する写真を待とう。

『時間がないから3日以内に頼むよ‥』

一週間まで、あと6日‥

⏰:08/12/09 18:59 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#275 [ゆー]
俺は風呂から出て体を拭いた。


俺は風呂場から出て、冷たい廊下を歩いた。

風呂で暖まった足に一気に刺激が走る。

⏰:08/12/09 19:02 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#276 [ゆー]
‥今日はもう寝よう。

俺は部屋のふすまを開けた。


『お兄ちゃん、珍しくお風呂長かったね!』

『‥まあね』

俺はすぐに布団に入った。
おやすみ‥

―――――――
――――
――

⏰:08/12/09 19:40 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#277 [我輩は匿名である]
マジハマったわぁ
いつも応援してるよイ

⏰:08/12/09 20:07 📱:W61T 🆔:OjGr4lcA


#278 [あ]
>>000-100
>>101-200
>>301-400

⏰:08/12/09 22:19 📱:W43S 🆔:RneMDnXU


#279 [我輩は匿名である]
もう一回
>>000-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300

⏰:08/12/09 22:23 📱:W43S 🆔:RneMDnXU


#280 [ゆー]
匿名さんx
ありがとうございますy

まだまだ初心者ですが、見守ってやってください

⏰:08/12/09 22:28 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#281 [あ]
>>000-100
>>101-200
>>301-400

⏰:08/12/09 22:30 📱:W43S 🆔:RneMDnXU


#282 [ゆー]
朝の光が散々と俺を照らす。
眩しい‥

今何時だ‥?
時計を見ると、まだ7時だった。

今日は日曜日だ。
もう一度寝よう‥。

⏰:08/12/09 22:31 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#283 [ゆー]
俺は、もう一度眠った。


ギシ―‥

ギシ‥


何の音だ?

⏰:08/12/09 22:34 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#284 [ゆー]
布団を頭まですっぽりかぶっていた俺は、布団の隙間から音の方向へと目をやった。


‥はぁ。

⏰:08/12/09 22:35 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#285 [ゆー]
無様だ何ていう問題じゃないね。

音の犯人はマスオ兄さんだ。

きっと昨日、俺が言った証拠を探しに部屋に来たのだろう。

‥ったく。
面倒な奴だ。

⏰:08/12/09 22:37 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#286 [ゆー]
ガサッ‥

マスオ兄さんは何もしなかった。

俺の机の引き出しに何かを入れて去って行きやった。


‥なんだろう?
証拠を探しに来たんじゃなかったのか?

⏰:08/12/09 22:41 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#287 [ゆー]
俺は布団から中途半端に出て、引き出しを開けた。

‥紙切れが入っている。



手紙のようだ。

⏰:08/12/09 22:43 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#288 [ゆー]
俺は布団に再び入った。

そしてゆっくりと手紙を開いた。


‥‥。

⏰:08/12/09 22:45 📱:W52S 🆔:IS/kphik


#289 [かな]
やばいおもしろい!!!
続き書いてください!!

⏰:08/12/09 22:46 📱:PC 🆔:B8tD22k2


#290 [e.]
そんな気になるとこで止められたら寝れないじゃないですか!笑

⏰:08/12/10 00:50 📱:F904i 🆔:Dk4ROvhw


#291 [ゆー]
ゴメンね(∵`)x
書きながら寝てたx

更新しますy
本当にありがとう(^ω^)イ

⏰:08/12/10 03:22 📱:W52S 🆔:Uew.WIQ6


#292 [ゆー]
そこには小さく、綺麗な字でこう書かれていた‥

⏰:08/12/10 03:23 📱:W52S 🆔:Uew.WIQ6


#293 [ゆー]
カツオ君へ


カツオ君、キミにはイヤな所を見せてしまって申し訳ない気持ちで胸が張り裂けそうだ。

キミに昨日の夜、『マスオ兄さんは家族を裏切った』と言われてすごく怖かった。

別にキミの掴んだ証拠とやらに怯えているんじゃないんだ‥

家族が離れて行くのが怖かったんだ。

⏰:08/12/10 03:28 📱:W52S 🆔:Uew.WIQ6


#294 [ゆー]
昨日、キミのおかげで目が覚めたよ。

ボクは、何てひどいことをしたんだろう。彼女にも‥家族にも‥

カツオ君にも‥

幼いキミを初めて見た時、キミはボクに満えんの笑みで挨拶をしてくれた。

『この子がボクの弟になる』

ボクはキミを一生守ろうと、あの時誓ったのにね‥

⏰:08/12/10 03:33 📱:W52S 🆔:Uew.WIQ6


#295 [ゆー]
今更こんなことを言うのは遅いかもしれないが‥ボクは、家族が大好きなんだ。

カツオ君が大好きなんだ。

ボクは弱虫だから、家族にボクの悪事を話すことはできない‥
きっと一生隠していくのだろうと思うと、苦しくなる。

カツオ君の口からサザエやお父さんに言ってくれてかまわない。

最後までズルいボクでゴメンね


マスオより

⏰:08/12/10 03:37 📱:W52S 🆔:Uew.WIQ6


#296 [ゆー]
               
‥ズルいよ
               

⏰:08/12/10 03:37 📱:W52S 🆔:Uew.WIQ6


#297 [ゆー]
手紙には、マスオさんの涙が落ちた染みがあった。
その手紙の上に俺は、新たに染みを作る‥


涙が溢れた。

⏰:08/12/10 03:39 📱:W52S 🆔:Uew.WIQ6


#298 [ゆー]
‥そっか。

あの時、俺がマスオと姉さんからマフラーをもらって苦しくなったのは‥


俺もマスオ兄さんが大好きだからだったんだ‥

⏰:08/12/10 03:40 📱:W52S 🆔:Uew.WIQ6


#299 [ゆー]
マスオ兄さん‥

あんた‥バカだよ‥


俺‥いつからこんな‥


素直じゃなくなったんだろう‥

⏰:08/12/10 03:42 📱:W52S 🆔:Uew.WIQ6


#300 [ゆー]
幼い頃の記憶に、俺はマスオ兄さんと公園に出かけた覚えがある。

小さい頃の俺は、全然社交的なんかじゃなかった。

鬼ごっこに入れてほしかったのに、それを言い出せずモジモジしているとマスオ兄さんが言った。

⏰:08/12/10 03:44 📱:W52S 🆔:Uew.WIQ6


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194