真実のカツオ
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#100 [ゆー]
ウキエは俺に顔を近づけた。

唇と唇が触れるんじゃないかって所で、俺は右ストレートを顔面にかました。

そろそろ気付いたかな?
そう‥俺はキスという行為が大嫌いだ。

⏰:08/12/06 15:46 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#101 [ゆー]
なぜ、キスが嫌いなのかは根拠はないが汚いとしか思わんのだ。

俺はウキエに
『キスは嫌いだ』
と言い放った。しかしウキエは殴られたのが悔しかったのか、プライドが傷付いたのか

『好きならしたいって思うの当たり前でしょ!』
と叫んだ。

‥いや、俺はお前好きじゃねぇし。

⏰:08/12/06 15:49 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#102 [ゆー]
『おい、奴隷‥』

ウキエの顎を勢い良くつかんだ。

『てめぇにキスしたのは、あの時が最後だ‥もう二度としない』

あの時とは初めてウキエが奴隷になった時だ。

あの時はカッとなりウキエにキスしてしまった。

‥するんじゃなかったぜ
胸くそわりぃ‥

⏰:08/12/06 15:52 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#103 [ゆー]
『‥じゃあな』

俺はウキエにそういうと玄関を出た。

ウキエの言葉が妙に俺をくすぐる。
好きならキスしたい‥?

そもそも好きって何なんだよ。

⏰:08/12/06 15:55 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#104 [ゆー]
『ただいまー』

俺は玄関の戸を開けた。

『おかえり、遅かったねぇ』

母さんが出迎えてくれた。

‥おやつ食いたい。

⏰:08/12/06 15:57 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#105 [ゆー]
『今日のおやつは草餅だよ。ワカメはもう食べたからね‥手を洗っておいで』


草餅か‥母さんの草餅はうまいからな♪

俺はダッシュで手を洗って食べた。

⏰:08/12/06 15:59 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#106 [ゆー]
一旦休憩

⏰:08/12/06 16:12 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#107 [nicola]
頑張って

⏰:08/12/06 16:59 📱:W61T 🆔:Gk7/ezdo


#108 [あゆ]
更新してるーッ                頑張ってください  見てます

⏰:08/12/06 17:18 📱:N701iECO 🆔:mWyFWB8A


#109 [ゆん]
皆さまありがとうございます

嬉しいです(´・ω・`)

⏰:08/12/06 18:07 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#110 [ゆー]
↑名前打ち間違えましたホ

⏰:08/12/06 18:08 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#111 [ゆー]
俺は草餅を食いながらあのお姉さんのことを考えていた。

綺麗だった。

もっと知りたいという感情が芽生えていた。

‥何でだろう

⏰:08/12/06 18:10 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#112 [ゆー]
‥誰なんだろ

‥どこの人なんだろ

‥なんで泣いてたんだろ?

⏰:08/12/06 18:11 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#113 [ゆー]
‥今度会ったら母さんの草餅食わしてやりたいな♪


そんなことを考えてたら嬉しくなってきた。

また会いたい‥

⏰:08/12/06 18:14 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#114 [ゆー]
『あら、カツオ帰ってたの?』

姉さんが買い物から帰ってきた。

あ、ヤベ‥朝のこと怒られるかも‥
『うん、おかえり姉さん』

俺は目を合わせず言った。

怒られる‥?

⏰:08/12/06 18:17 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#115 [ゆー]
姉さんが近付いてきた。

『カツオ、昨日はゴメンね』


‥ん?姉さんが‥

姉さんが謝ったあぁ!?

⏰:08/12/06 18:19 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#116 [ゆー]
『へ?‥』
俺は鼻から声を出した。

『カツオにあんなとこ見せちゃって‥ゴメンね』

俺はダイエットだったのになんで困ってんのさ?

ってシラを切った。

俺なりの優しさだよ‥
ありがたく思えよ‥

⏰:08/12/06 18:48 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#117 [ゆー]
姉さんはフッと微笑んで
『早く宿題なさい!』
って言っていった。

‥はいはい

⏰:08/12/06 18:51 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#118 [我輩は匿名である]
面白い(>ε<*)
頑張っ下さい

⏰:08/12/06 19:48 📱:SH905i 🆔:wnj4oYq.


#119 [ゆー]
はい(笑)~
頑張ってみますx

⏰:08/12/06 21:13 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#120 [ゆー]
宿題なんか花沢に任せりゃいいし‥

俺は部屋でマンガを読むことにした。

それを横目に見たワカメは
『お兄ちゃん‥宿題しなくちゃ怒られるよ‥?』
と心配そうに俺を見つめる。

⏰:08/12/06 21:16 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#121 [ゆー]
『大丈夫だってぇ♪今はマンガ読みたい気分なんだよ♪』

ハハハっと俺は笑い飛ばした。

『もう!怒られてもしらないからね!』


おうおう。上等だよバカヤロウ。

⏰:08/12/06 21:19 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#122 [我輩は匿名である]
実際かつおがこんなんやったらきもいけどおもしろい((笑

⏰:08/12/06 21:27 📱:SH906i 🆔:wCVtUoDw


#123 [ゆー]
その時、玄関から大きな声が聞こえた。

『ただいまあー!』


‥うるせぇ。
この声はマスオ兄さんだな。

俺はマンガを置いて玄関へと向かった。

⏰:08/12/06 21:49 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#124 [ゆー]
匿名さんx

実際カツオがこんな性格ぢゃ恐いですよね

⏰:08/12/06 21:50 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#125 [ゆー]
『おかえり、マスオ兄さん』

うわ!酒くせぇ‥

『やあ!カツオくん、まだ起きてるのかい?』

まだって‥まだ夜の8時だそ‥

⏰:08/12/06 21:51 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#126 [ゆー]
相当酔ってるね‥こりゃ。

『アナタったら‥さっさとお風呂入っちゃって!』

姉さんがマスオ兄さんのカバンを持って言った。

『そうするよ、ハニー♪』

‥ん?

俺は異変に気付いた。

⏰:08/12/06 21:53 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#127 [ゆー]
マスオ兄さん‥

あんた‥

⏰:08/12/06 21:54 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#128 [ゆー]
俺は内心焦った。

この人の人柄を考えたら‥そんなことをできるような人に見えない。

でも、明らかにおかしいよな?

マスオ兄さんのスーツから女物の香水の香りがするなんて‥

⏰:08/12/06 21:56 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#129 [ゆー]
姉さんは気付いてないようだ。

マスオ兄さんは、いそいそと風呂場へと向かう。


俺は信じたくない気持ちで、明日の夜にマスオさんを尾行することに決めた。

姉さんを裏切ったら許さない‥

⏰:08/12/06 21:58 📱:W52S 🆔:8NgF0/p.


#130 [ゆ]
おもれwww主さん最高\(^O^)/

⏰:08/12/07 09:52 📱:SH904i 🆔:51gmxGYs


#131 [ゆー]
ゆxさん

ありがとうございます

最高だなんて光栄ですx

⏰:08/12/07 10:14 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#132 [ゆー]
とりあえず、今日は寝よう。

もしかしたら、ただ試供品の香水をふっただけかもしれん‥


‥んな訳ない。
ここらへんで香水売ってるのはデパートしかないはずだ。
会社からデパートは家へ帰る道のりの反対方向だ。

⏰:08/12/07 10:17 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#133 [ゆー]
じゃあわざわざ誰かのプレゼントを見にデパートへ‥?

‥それもあり得ない。

マスオさんは8時過ぎに帰ってきた。時間的に推測すると、いつものように7時には仕事が終わっているはずだ。

それから会社の近くの居酒屋で飲んでいた。

‥誰と?

⏰:08/12/07 10:19 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#134 [ゆー]
そうか、もしかしたら その店に一緒に行った人の香水の香りが移ったのかもしれないな。

会社の同僚で、女の子がいたとか!

‥まぁ、そのうち分かるだろう。
考えるのが疲れてきた。

おやすみ‥

―――――――
――――
――

⏰:08/12/07 10:23 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#135 [ゆー]
朝になった。

俺は誰にも起こされることなく、目覚めの良い朝を迎えた。

『あら、珍しいわね!カツオがこんな早く起きてるなんて!』
姉さんが、雨でも降りそうねっとからかってきた。

‥誰の為だと思ってやがる
このクソ女。

⏰:08/12/07 10:26 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#136 [ゆー]
とりあえず、俺は学校へ行く準備をした。

早く起きたのは、誰もいない教室で計画を練るためだ。


さて、準備はできた。
母さんと姉さんに、行ってきますとだけ伝えて 家を早足で出た。

⏰:08/12/07 10:29 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#137 [ゆー]
俺は、教室へ着くと素早くノートを取り出して計画を立て始めた。

まず、学校から帰ったら中島の家に泊まると嘘をついて会社帰りのマスオさんの後をつける。

‥中島にも手をまわさないとな。
しかし、今日もマスオさんが寄り道をするとは限らないからな‥

非常に計画が立てにくい。

⏰:08/12/07 10:52 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#138 [ゆー]
まぁいい。

その点は何とかなるだろう。

それより‥どこに泊まろうか。

マスオさんがもし、良からぬことをしてホテルにでも行ったら‥俺もホテルに泊まるしかないな。

金は、去年のお年玉がまだある。

⏰:08/12/07 10:54 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#139 [ゆー]
しかし、マスオさんはホテルに行ったとしても宿泊することは まずないだろうな。

その方が俺も都合がいい。

ホテルから出たマスオさんたちをしばらく尾行して、二人が別れた所で俺は女を尾行すればいい。

⏰:08/12/07 10:57 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#140 [ゆー]
当然、女の居所も俺はつかむつもりだ。

‥うん。
楽しみだな、こりゃ。

さて、何を準備するかな‥ ?

⏰:08/12/07 10:59 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#141 [ゆー]
・カメラ
・お年玉の残り金
・おやつ
・飲み物
・ノート
・録音機

‥小学生の俺が用意できるのは、こんなもんだろ。

⏰:08/12/07 11:02 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#142 [あゆ]
頑張ってください

⏰:08/12/07 11:02 📱:N701iECO 🆔:VeANghQ2


#143 [ゆー]
『おはよー!磯野ぉ!』

‥中島か。

もう来やがった。

時計を見ると8時だった。
一時間以上も計画を立ててたのか‥

『おはよう、中島ぁ!』
俺はノートを見つからないように机の中に隠した。

⏰:08/12/07 11:05 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#144 [ゆー]
『どうしたんだい?磯野、今日は遅刻しなかったんだね』

いつ来たの?と言わんばかりに中島が首をかしげる。

『今さっきだよ!姉さんに叩き起こされてさ‥それより中島ぁ、今日おまえの家に泊まることにしてくれない?』

‥俺の頼み聞いてくれるよな?メガネ野郎‥

⏰:08/12/07 11:08 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#145 [ゆー]
中島はキョトンとして
『いいけど‥どうしてだい?』

‥しまった、理由まで考えてなかった。

『ちょっと先輩の家に泊まることになってんだけど、姉さんにバレたらうるさいからさ‥』

‥ちなみに、俺が尊敬するような先輩なんざいない。

野球部の先輩なんざアホばっかだ。

⏰:08/12/07 11:10 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#146 [ゆー]
『先輩って‥野球部の?』

中島は不思議そうな目をした。
‥そりゃそうだわな。小学生が先輩の家に泊まるだなんてなかなかないしな。

そんなことするのは不良だと思われがちだ。

‥バカバカしい。

⏰:08/12/07 11:12 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#147 [ゆー]
あゆさんx
ありがとう(^ω^)イ

⏰:08/12/07 11:13 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#148 [ゆー]
俺は中島に適当に返事をした。

いちいち架空の細部を語るのは面倒だ。


早く‥早く放課後になれ‥。


―――――――――
―――――
―――

⏰:08/12/07 11:14 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#149 [ゆー]
やっとクソ長い授業が終わった。

花沢さんが話かけてきたが、俺は無視して走って帰った。

今は、てめぇの相手できねぇんだよ。

‥ブタゴリラが。

⏰:08/12/07 11:16 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


#150 [ゆー]
まず、姉さんに泊まるということを伝えなければならん。

タイミングをうまくつかまなくては‥

『‥姉さん、今日中島の家に泊まるから♪明日は土曜日だし‥行ってくるから』

頼むぞ姉さん‥
てめぇの為に行くんだからすんなり行かせろや‥

⏰:08/12/07 11:19 📱:W52S 🆔:ADv4H.fE


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