真実のカツオ
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#250 [ゆー]
『カツオ‥く‥ん』
俺は、あわびにキスをした。
‥初めてキスしたいと思った。
唇から伝わるその温かみは、幸福なんていう言葉では表せなかった。
:08/12/08 11:42
:W52S
:Q0zgyL.w
#251 [ゆー]
『‥俺を信じろなんて無責任なこと言わねぇよ、だからさ‥
俺の前だけは、笑ってろよな
アンタは存在感薄くなんてないんだよ‥少なくとも俺の中じゃな』
あわびは俺にしがみついて泣いた。
‥そう、泣けばいいんだよ。
:08/12/08 11:45
:W52S
:Q0zgyL.w
#252 [ゆー]
‥さてと、そろそろ帰って計画に進むか。
『あわびさん‥明日また、あの喫茶店でな』
俺は、あわびの頭を撫でて走った。
:08/12/08 11:47
:W52S
:Q0zgyL.w
#253 [ゆー]
‥さあて、お祭り騒ぎが始まるぜ。
:08/12/08 11:47
:W52S
:Q0zgyL.w
#254 [ゆー]
家に着き、まずはマスオ兄さんを誘い、風呂に入った。
『カツオ君とお風呂‥久しぶりだね』
『そうだね』
俺はマスオさんの背中を流しながら言った。
:08/12/08 11:49
:W52S
:Q0zgyL.w
#255 [ゆー]
『‥マスオさんてさ、最近いい匂いするよね‥女の子みたい』
マスオは肩をピクッと震わせて
『え!?会社の帰りに時々デパートに寄って香水ふってんだよ』
マスオはハハハっと笑い飛ばした。
‥もうちょいまともな嘘つけよ
:08/12/08 11:52
:W52S
:Q0zgyL.w
#256 [ゆー]
こりゃすぐに吐くわな。
『‥あり得ないよね?ボク‥見たんだ、マスオさんが時々、家と逆の方向に行ってるのを‥』
『あ、あの角に居酒屋があるから行くときもあるのだよ!』
‥言葉がしどろもどろだな。
:08/12/08 11:55
:W52S
:Q0zgyL.w
#257 [ゆー]
俺は極上のスマイルで
『居酒屋なんだあ♪』
と言った。
『そ、そうなんだよ!♪』
マスオも極上のスマイルを返した。
‥ぶっさいくな面。
:08/12/08 11:57
:W52S
:Q0zgyL.w
#258 [ゆー]
『でかくて綺麗な居酒屋だね!ネオンいっぱいでさぁ!
ボクあんなオシャレな居酒屋初めてだよ!』
マスオ兄さんの顔が青ざめていく。
『父さんに教えてこよっと♪』
:08/12/08 12:00
:W52S
:Q0zgyL.w
#259 [ゆー]
『カ、カツオくーん!』
ガシッ
そんなに腕つかむな
‥気持ちわりぃ
:08/12/08 12:32
:W52S
:Q0zgyL.w
#260 [ゆー]
『何?』
俺は冷たく言い放った。
『‥見たのかい?』
『見た、てめぇ浮気してんだろ?』
‥。
:08/12/08 13:04
:W52S
:Q0zgyL.w
#261 [ゆー]
『頼むよぉ!言わないでくれぇ』
俺に頭を下げて頼む姿が滑稽だね。
『さて、どうしようかな‥』
俺は意地悪く笑った。
:08/12/08 13:05
:W52S
:Q0zgyL.w
#262 [受験生]
:08/12/08 15:30
:N904i
:EPlkXvJg
#263 [我輩は匿名である]
見たいです
:08/12/08 16:48
:W61T
:yZ01jnJA
#264 [アンカフェ]
はまった!
がんばってください\(∀)/
:08/12/08 19:18
:W61SH
:xRMxDfC.
#265 [ゆー]
皆さまありがとうございますy
ちょっと今日遠出するので夜に更新しますy
お待ち下さいね(∵`)x
:08/12/09 10:16
:W52S
:IS/kphik
#266 [ゆー]
『‥マスオ兄さんは姉さんだけじゃなくてボクたち家族のことも裏切ったんだよ』
‥それに、あわびさんも傷付けた。
マスオはうつむいた。
:08/12/09 18:33
:W52S
:IS/kphik
#267 [ゆー]
『もうあのお姉さんとは会わない約束できる?』
俺は上からマスオを見下ろし、低い声で言った。
『あ、あぁ‥』
‥信じられんな。
てめぇ、この場から逃げようとしてるだけだろが。
目が泳いでんだよバカ。
:08/12/09 18:35
:W52S
:IS/kphik
#268 [ゆー]
『こっそり会おうとしても無駄だよ、こっちには証拠もあるんだ‥それと、俺のお願い聞いてくれる?』
マスオは青ざめて言った。
『ボ‥ボクを脅す気かい!?
カツオくん‥!!』
‥俺はそこまでバカな人間なんかじゃねぇよ。
アンタと違ってな
:08/12/09 18:40
:W52S
:IS/kphik
#269 [ゆー]
金か!?金が欲しいのか!?と湯船の中で、あたふたとなるマスオさん‥
‥滑稽だね‥無様だね‥
『そんなんじゃねぇよ、たださぁ‥』
:08/12/09 18:43
:W52S
:IS/kphik
#270 [ゆー]
『‥あのお姉さんをイジメてんのってマスオさんだけじゃないよね?‥』
マスオさんは眉を潜ませて、
『あ、あぁ‥彼女を脅している上司はいるが‥』
なぜカツオ君が知っているんだ?と言わんばかりの顔で俺を見つめた。
:08/12/09 18:46
:W52S
:IS/kphik
#271 [ゆー]
『その上司の顔の写真‥こっそり撮ってきてくれないかな?
‥そしたら、義理の兄貴の人情ってことで‥姉さんや父さんには浮気のことは黙っといてやるよ‥
だが、俺の頼みが聞けないのなら‥俺の掴んだ証拠でアンタを追い詰めるまでだ』
分かっていると思うが俺の掴んだ証拠とは、浮気現場を激写した写真のことだ。
あえてマスオには写真とは言ってやらない。
いつまでも俺の証拠に怯えればいい。
:08/12/09 18:53
:W52S
:IS/kphik
#272 [ゆー]
マスオは黙ってうなずいた。
もうコイツは、大丈夫だろう。
問題は上司だ。
‥上司に何をしようか。
:08/12/09 18:55
:W52S
:IS/kphik
#273 [ゆー]
‥上司をクビにさせる?
だが、どうやって‥
‥あわびを別の会社に転職さす?
だが、どうやって‥
悩む一方だ。
:08/12/09 18:57
:W52S
:IS/kphik
#274 [ゆー]
とりあえず、マスオが準備する写真を待とう。
『時間がないから3日以内に頼むよ‥』
一週間まで、あと6日‥
:08/12/09 18:59
:W52S
:IS/kphik
#275 [ゆー]
俺は風呂から出て体を拭いた。
俺は風呂場から出て、冷たい廊下を歩いた。
風呂で暖まった足に一気に刺激が走る。
:08/12/09 19:02
:W52S
:IS/kphik
#276 [ゆー]
‥今日はもう寝よう。
俺は部屋のふすまを開けた。
『お兄ちゃん、珍しくお風呂長かったね!』
『‥まあね』
俺はすぐに布団に入った。
おやすみ‥
―――――――
――――
――
:08/12/09 19:40
:W52S
:IS/kphik
#277 [我輩は匿名である]
マジハマったわぁ
いつも応援してるよイ
:08/12/09 20:07
:W61T
:OjGr4lcA
#278 [あ]
:08/12/09 22:19
:W43S
:RneMDnXU
#279 [我輩は匿名である]
:08/12/09 22:23
:W43S
:RneMDnXU
#280 [ゆー]
匿名さんx
ありがとうございますy
まだまだ初心者ですが、見守ってやってください
:08/12/09 22:28
:W52S
:IS/kphik
#281 [あ]
:08/12/09 22:30
:W43S
:RneMDnXU
#282 [ゆー]
朝の光が散々と俺を照らす。
眩しい‥
今何時だ‥?
時計を見ると、まだ7時だった。
今日は日曜日だ。
もう一度寝よう‥。
:08/12/09 22:31
:W52S
:IS/kphik
#283 [ゆー]
俺は、もう一度眠った。
ギシ―‥
ギシ‥
何の音だ?
:08/12/09 22:34
:W52S
:IS/kphik
#284 [ゆー]
布団を頭まですっぽりかぶっていた俺は、布団の隙間から音の方向へと目をやった。
‥はぁ。
:08/12/09 22:35
:W52S
:IS/kphik
#285 [ゆー]
無様だ何ていう問題じゃないね。
音の犯人はマスオ兄さんだ。
きっと昨日、俺が言った証拠を探しに部屋に来たのだろう。
‥ったく。
面倒な奴だ。
:08/12/09 22:37
:W52S
:IS/kphik
#286 [ゆー]
ガサッ‥
マスオ兄さんは何もしなかった。
俺の机の引き出しに何かを入れて去って行きやった。
‥なんだろう?
証拠を探しに来たんじゃなかったのか?
:08/12/09 22:41
:W52S
:IS/kphik
#287 [ゆー]
俺は布団から中途半端に出て、引き出しを開けた。
‥紙切れが入っている。
?
手紙のようだ。
:08/12/09 22:43
:W52S
:IS/kphik
#288 [ゆー]
俺は布団に再び入った。
そしてゆっくりと手紙を開いた。
‥‥。
:08/12/09 22:45
:W52S
:IS/kphik
#289 [かな]
やばいおもしろい!!!
続き書いてください!!
:08/12/09 22:46
:PC
:B8tD22k2
#290 [e.]
そんな気になるとこで止められたら寝れないじゃないですか!笑
:08/12/10 00:50
:F904i
:Dk4ROvhw
#291 [ゆー]
ゴメンね(∵`)x
書きながら寝てたx
更新しますy
本当にありがとう(^ω^)イ
:08/12/10 03:22
:W52S
:Uew.WIQ6
#292 [ゆー]
そこには小さく、綺麗な字でこう書かれていた‥
:08/12/10 03:23
:W52S
:Uew.WIQ6
#293 [ゆー]
カツオ君へ
カツオ君、キミにはイヤな所を見せてしまって申し訳ない気持ちで胸が張り裂けそうだ。
キミに昨日の夜、『マスオ兄さんは家族を裏切った』と言われてすごく怖かった。
別にキミの掴んだ証拠とやらに怯えているんじゃないんだ‥
家族が離れて行くのが怖かったんだ。
:08/12/10 03:28
:W52S
:Uew.WIQ6
#294 [ゆー]
昨日、キミのおかげで目が覚めたよ。
ボクは、何てひどいことをしたんだろう。彼女にも‥家族にも‥
カツオ君にも‥
幼いキミを初めて見た時、キミはボクに満えんの笑みで挨拶をしてくれた。
『この子がボクの弟になる』
ボクはキミを一生守ろうと、あの時誓ったのにね‥
:08/12/10 03:33
:W52S
:Uew.WIQ6
#295 [ゆー]
今更こんなことを言うのは遅いかもしれないが‥ボクは、家族が大好きなんだ。
カツオ君が大好きなんだ。
ボクは弱虫だから、家族にボクの悪事を話すことはできない‥
きっと一生隠していくのだろうと思うと、苦しくなる。
カツオ君の口からサザエやお父さんに言ってくれてかまわない。
最後までズルいボクでゴメンね
マスオより
:08/12/10 03:37
:W52S
:Uew.WIQ6
#296 [ゆー]
‥ズルいよ
:08/12/10 03:37
:W52S
:Uew.WIQ6
#297 [ゆー]
手紙には、マスオさんの涙が落ちた染みがあった。
その手紙の上に俺は、新たに染みを作る‥
涙が溢れた。
:08/12/10 03:39
:W52S
:Uew.WIQ6
#298 [ゆー]
‥そっか。
あの時、俺がマスオと姉さんからマフラーをもらって苦しくなったのは‥
俺もマスオ兄さんが大好きだからだったんだ‥
:08/12/10 03:40
:W52S
:Uew.WIQ6
#299 [ゆー]
マスオ兄さん‥
あんた‥バカだよ‥
俺‥いつからこんな‥
素直じゃなくなったんだろう‥
:08/12/10 03:42
:W52S
:Uew.WIQ6
#300 [ゆー]
幼い頃の記憶に、俺はマスオ兄さんと公園に出かけた覚えがある。
小さい頃の俺は、全然社交的なんかじゃなかった。
鬼ごっこに入れてほしかったのに、それを言い出せずモジモジしているとマスオ兄さんが言った。
:08/12/10 03:44
:W52S
:Uew.WIQ6
#301 [ゆー]
『カツオ君‥仲良くなりたかったら自分から行くことも大切なんだよ?今 行かなきゃ、いつチャンスを逃すことになるか分からないからね』
と、優しく微笑んだ。
その言葉のおかげで、俺は鬼ごっこに入れてもらえて‥中島と仲良くなったんだっけ‥
:08/12/10 03:47
:W52S
:Uew.WIQ6
#302 [ゆー]
あの頃は、何も考えずに素直に生きていた。
なのに今の俺は、どうだ‥?
人の弱みや荒ばかり探して、ひねくれている‥
自分を隠す為に、嘘で嘘を塗り固めて、もう他人には‥俺の真実は見えなくなってしまった。
‥マスオ兄さん、ゴメンね
‥姉さん、母さん、父さん、ワカメ、タマ、中島、花沢さん、カオリちゃん‥
‥まだ、俺はやり直せるかな?
:08/12/10 03:51
:W52S
:Uew.WIQ6
#303 [ゆー]
俺は涙を拭き、マスオ兄さんの元へと駆け寄った。
‥マスオ兄さんは居間で一人、野球を見ていた。
幸い、他の家族は出かけているようだ。
『マスオ兄さん!』
:08/12/10 03:53
:W52S
:Uew.WIQ6
#304 [ゆー]
ドンッ
『うわぁ!カ、カツオ君!』
俺はマスオ兄さんに勢い良く抱きついた。
『マスオ兄さん!ゴメンね!俺‥マスオ兄さんの気持ち‥考えてなくて!
マスオ兄さんは義理でも、俺の大切な兄貴なんだよ!
俺‥仲良くしたいんだよ!』
俺は、昔のようにわんわん泣いた。
泣けることができた。
:08/12/10 03:57
:W52S
:Uew.WIQ6
#305 [ゆー]
『‥カツオ君を泣かせるなんてやっぱりボクは最低だよ』
マスオ兄さんは涙を流しながらボクを抱きしめてくれた。
『‥マスオ兄さん、今なら間に合うよ、白紙にはできないけど、もう一度姉さんだけを愛して‥
俺、このこと誰にも言わない!
一緒に罪をつぐなおう‥
今のマスオ兄さんは、家族を愛することが一番の、つぐないとなるんだよ』
俺はマスオ兄さんの腕の中で、力なく言った。
:08/12/10 04:02
:W52S
:Uew.WIQ6
#306 [ゆー]
『ありがとう、カツオ君‥
もう一度‥仲良くしてくれる‥?』
マスオ兄さんはボクの顔を覗き込んで弱々しく言った。
だから俺は、安心させるかのように笑みを浮かべて
『当たり前じゃん、マスオ兄さんは、俺のたった一人の兄貴なんだから』
‥マスオ兄さんと俺は、笑って仲直りした。
:08/12/10 04:05
:W52S
:Uew.WIQ6
#307 [ゆー]
俺は、素直に生きようと誓った。
きっと、今ならまた‥素直になれるような気がする。
『そういえばカツオ君‥彼女を知っているのかい?』
‥マスオ兄さんの突然の質問に驚いたが、俺は素直に答えた。
『あの人を守りたいんだ』
:08/12/10 04:08
:W52S
:Uew.WIQ6
#308 [ゆー]
マスオ兄さんはキョトンとしている。
‥そらそうだわな。
世間一般から見たら、小学生が大人を守るなんてあり得ないよね。
でも俺は、その博を打ち砕いてあわびを守ろうとしているんだ。
もう隠さない。
:08/12/10 04:11
:W52S
:Uew.WIQ6
#309 [ゆー]
『俺‥自分でも、こんな気持ち初めてだから分からないんだけど‥あの人を守りたいんだ
小学生が何言ってんだって思うだろ?でも、俺は小学生っていう障害を壊してでも‥あの人を守りたいんだ』
俺は一生懸命マスオ兄さんに伝えた。
マスオ兄さんは、ただ‥聞いてくれていた。
:08/12/10 04:14
:W52S
:Uew.WIQ6
#310 [ゆー]
『カツオ君は、あわび君のこと‥好きなんだね』
‥好き?
:08/12/10 04:15
:W52S
:Uew.WIQ6
#311 [ゆー]
『‥好きなの‥かな?
分からないけど、あの人のことばかり考えるんだ‥あの人に会ったら胸が苦しくなるんだ』
マスオさんは、フッと柔らかく笑って
『今は気付かないだけだよ、その内に気付くさ‥
好きだという気持ちにね‥』
:08/12/10 04:17
:W52S
:Uew.WIQ6
#312 [ゆー]
俺は顔が熱くなった。
『と、とにかく!そのマスオ兄さんの上司の写真‥!頼むよ!』
『分かってるって、明日には現像できるからさ♪』
‥ったく、意地悪く笑いやがって。
俺は、マスオさんに話して良かったと心から思った。
:08/12/10 04:20
:W52S
:Uew.WIQ6
#313 [ゆー]
一旦休憩
:08/12/10 04:21
:W52S
:Uew.WIQ6
#314 [我輩は匿名である]
wktko(^o^)owktk
:08/12/10 04:32
:P904i
:3CU17PvA
#315 [我輩は匿名である]
感動しました

(ノ_・。)
頑張って下さい。
:08/12/10 12:27
:SH905i
:CDY.SV0s
#316 [我輩は匿名である]
感動mカツオ、格好良いイ
これからも、マスオ兄さんと仲良くね~
:08/12/10 16:44
:W61T
:hlC0CXgk
#317 [我輩は匿名である]
いい話になってる

まぢ、感動しました

:08/12/10 20:56
:N701iECO
:WPZAURH6
#318 [ゆー]
皆さま暖かい言葉をありがとうございますy
今日は時間がなくて書けないので、また明日更新しますねy
:08/12/10 22:48
:W52S
:Uew.WIQ6
#319 [ゆー]
俺は、また部屋に戻った。
早くあわびに会いたいけど‥
どんな顔して会えばいいんだろ
‥俺、あわびさんにキスしちゃったんだ。
:08/12/11 13:16
:W52S
:BWfiYD3M
#320 [ゆー]
しかも、あんなくせぇセリフ吐いちまって恥ずかしすぎる‥
でも、もう自分を隠さないって決めたんだ。
正々堂々と行こうじゃねぇか
:08/12/11 13:17
:W52S
:BWfiYD3M
#321 [ゆー]
『そういえば、姉さん達どこ行ったの?』
『あぁ‥商店街に芸人が来るとかでボク以外はみんな行っちゃったよ、ボクも誘われたけど‥気が乗らなくてね』
ハハハとマスオさんは笑った。
:08/12/11 13:22
:W52S
:BWfiYD3M
#322 [ゆー]
マスオさんも、俺の部屋に来た。
二人で何をする訳でもなく、畳の上で寝転んでいた。
‥こういう時間ていいなぁ。
:08/12/11 13:25
:W52S
:BWfiYD3M
#323 [ゆー]
気が付いたら俺たちは、眠りについていた。
俺は、あわびの夢をみた。
‥また泣いている。
:08/12/11 13:28
:W52S
:BWfiYD3M
#324 [ゆー]
なぜ?‥なぜ泣いているの?
夢の中のあわびは、うつ向いて泣いている‥
俺がいるのに、なぜ泣くの?
:08/12/11 13:30
:W52S
:BWfiYD3M
#325 [ゆー]
カツオ君‥
顔をあげて、俺を見る。
‥何か言いたそうな目で見つめる。
大丈夫だ。
心配するな。
どんなに声をかけても辛そうな顔をするだけ。
‥笑ってよ
:08/12/11 13:32
:W52S
:BWfiYD3M
#326 [ゆー]
――――――
――――
――
――――――――‥
‥夢か。
重い体を起こして、考えた。
なぜ泣いてたんだろ。
:08/12/11 13:34
:W52S
:BWfiYD3M
#327 [ゆー]
気付けば横にマスオさんの姿がなかった。
居間からは家族の声が聞こえる。
‥俺、かなり寝てたんだな。
:08/12/11 13:36
:W52S
:BWfiYD3M
#328 [ゆー]
俺は居間に移動した。
『あ!カツオ起きたの?
放って行ってゴメンね!お土産あるわよ♪』
姉さんは、俺にシュークリームを渡した。
久々のシュークリームは甘くてうまかった。
:08/12/11 13:38
:W52S
:BWfiYD3M
#329 [ゆー]
俺は姉さんに礼を言うと、準備をし始めた。
寝起きなので思うように体を動かせない。
あ―――‥
寝過ぎた。もう5時だな。
:08/12/11 13:42
:W52S
:BWfiYD3M
#330 [ゆー]
俺はある程度準備を終え、行ってきますと勢い良く玄関を飛び出した。
‥もうすぐ会えるッ!
:08/12/11 21:30
:W52S
:BWfiYD3M
#331 [我輩は匿名である]
うわぁ氓サんな、気になるとこでとめないでくださいョホホ
:08/12/11 21:37
:W61T
:ct9l6r/2
#332 [ゆー]
あーホ
ゴメンね(∵`)x
この時期眠くて‥(笑)
更新するね
:08/12/11 22:20
:W52S
:BWfiYD3M
#333 [ゆー]
俺は喫茶店まで走った。
良かった。まだあわびさん着いてないみたいだな‥
俺は喫茶店のソファーへと座って、ウエイトレスの出してくれたお冷やを口に含んだ。
:08/12/11 22:22
:W52S
:BWfiYD3M
#334 [ゆー]
5分程して、あわびが喫茶店に入ってきて俺の前に座った。
‥何から話せばいいんだ!!
俺は少し焦った。
あわびさんは、何も言わずにじっと座っているだけだ。
‥やっぱり昨日のこと、怒ってんのかなあ。
:08/12/11 22:25
:W52S
:BWfiYD3M
#335 [ゆー]
俺は勇気を出してしどろもどろになりながらも喋った。
『あ、あのさ‥き、昨日いきなりキ、スしてゴメンな‥
俺‥』
『‥私は嬉しかったわ、複雑な気持ちだけどね‥』
あわびはボソッと呟くように言った。
‥嬉しい?聞き間違いか‥?
:08/12/11 22:29
:W52S
:BWfiYD3M
#336 [ゆー]
『ふ、複雑‥?』
俺は、なぜ嬉しかったのに複雑な気持ちになるのか分からなかった。
そもそも複雑とは何なんだ?
俺も、そこらへんは小学生なんだ。
あわびはフッと柔らかい表情で笑い
『カツオ君も大人になれば分かるわ』
と言った。
‥‥。
:08/12/11 22:32
:W52S
:BWfiYD3M
#337 [ゆー]
俺たちは、それから2時間程、他愛もない話をしていた。
俺の家族のこと、最近タマが食欲旺盛なこと、姉さんにイタズラをたくさんしてきたこと。
あわびは、自分の話は語らず俺の話に笑いながら聞いていた。
:08/12/11 22:38
:W52S
:BWfiYD3M
#338 [ゆー]
俺は、あわびさんの笑顔が見たくて笑わせるのに必死だった。
自分でもビックリする程のマシンガントークだったよ‥
でも、あわびさんも一つだけ自分の話をしてくれた。
:08/12/11 22:40
:W52S
:BWfiYD3M
#339 [ゆー]
『私ね‥雪が大好きなの‥』
俺があわびさんに似ていると言った‥あの雪かい?
『カツオ君‥前に私のこと雪に似ているって言ってくれたよね?
あれ‥すごく嬉しかったの‥
その反面、悲しかったけどね』
“悲しかった?何で?”
俺の頭の中によぎった言葉。
でも言えない‥聞けない‥
でも、あわびは続けて言った。
:08/12/11 22:45
:W52S
:BWfiYD3M
#340 [ゆー]
『自分の役目を果たした雪は、綺麗に儚く消えていく‥
でも、私は自分の役目を果たしても‥綺麗に消えないんだなって思ったら辛くなっちゃって‥』
私って弱いよねっと笑いながら言った。
『俺が‥あわびさんっていう雪を溶かさないように頑張るから‥そんなこと言わないでくれねぇかな‥』
俺は、うつ向いて言った。
今は、顔をあげられない‥
きっと今の俺は‥泣きそうな顔をしているから‥
:08/12/11 22:51
:W52S
:BWfiYD3M
#341 [ゆー]
あわびさんは、ありがとうとだけ言っていつの間にか注文していたコーヒーを飲んだ。
いつの間に俺のコーヒーも注文してくれたんだろぅ。
あわびを笑わせることに夢中になり気付かなかった。
:08/12/11 22:57
:W52S
:BWfiYD3M
#342 [ゆー]
俺も、ありがとうとだけ言ってコーヒーを口に含んだ。
俺は、マスオ兄さんが更生したことを、あわびにまだ、言えなかった。
また‥構わないでと拒否されるのが怖かった。
気を使われるのが、怖かった。
タイムリミットは、あと5日だ。
その時にまとめて言おう。
:08/12/11 23:02
:W52S
:BWfiYD3M
#343 [ゆー]
俺は、あわびさんにコーヒー代を払わせまいと いつも早めに伝票を持ち、席を立つ。
逆に、あわびさんに気を使わせてしまうかもしれないが今だけ‥
せめて今、この時間だけでも俺を男だと思ってくれ‥
男の子じゃなくて“男”だと
:08/12/11 23:06
:W52S
:BWfiYD3M
#344 [ゆー]
帰り際に俺は、あわびに
『あの事の心配はするな‥俺といるときだけは忘れてね』
と言って走って帰った。
‥今日も外は寒いな。
:08/12/11 23:10
:W52S
:BWfiYD3M
#345 [ゆー]
しばらくして家に着いた。
もう夜の7時をこえている。
さすがに怒られるかな?
『おかえり、最近遅いね』
母さんが心配そうに言った。
『うん、ゴメン‥ちょっとね』
俺は母さんの顔を見ないで答えた。
:08/12/11 23:13
:W52S
:BWfiYD3M
#346 [ゆー]
『カツオ‥毎晩何してるのかは聞かないよ、自分の信じる道を歩みなさい』
母さんはそういうと、微笑んで居間へ戻った。
‥母さん、ありがとう。
:08/12/11 23:20
:W52S
:BWfiYD3M
#347 [ゆー]
俺は晩御飯を食べて、父さんや母さん達と少し団らんを楽しんでいた。
後でマスオ兄さんから聞いた話によると、父さんは俺が夜出歩いてるのを知らない。
みんなが口を割らないようにしているらしい。
:08/12/11 23:27
:W52S
:BWfiYD3M
#348 [我輩は匿名である]
頑張ってね(*^o^*)
:08/12/12 17:49
:W61T
:5W1cv87s
#349 [かな]
書いて〜!!!
続き気になる!!!!
:08/12/12 21:31
:PC
:ZtPMtZWY
#350 [ゆー]
すみません最近忙しくて‥
少し更新しますx
:08/12/13 10:40
:W52S
:M.yincV.
#351 [ゆー]
マスオ兄さんには感謝するよ。
―――――――――
―――――
―――
今日は、早めの就寝としよう。
おやすみ‥
:08/12/13 10:42
:W52S
:M.yincV.
#352 [ゆー]
‥。
‥今日は、あの人の笑顔が見れる夢をみたい。
―――――――――
――――――
―――
―
:08/12/13 10:49
:W52S
:M.yincV.
#353 [ゆー]
朝になった。
俺は眠い目をこすり体を起こした。
今日は月曜日か‥。
約束の一週間まで、後4日。
刻一刻と時間が迫ってくる。
:08/12/13 10:51
:W52S
:M.yincV.
#354 [ゆー]
あ!
やべぇ!学校行かなくちゃ!
俺は慌てて時計を見た。
‥なんだ、まだ7時か。
いつもより早い。
俺は、とりあえず布団から出た。
冬の寒さが身にしみる。
:08/12/13 10:53
:W52S
:M.yincV.
#355 [ゆー]
あれから俺は、前のように頭の悪いふりをしなくなった。
朝も、わざと遅刻しないし イタズラもわざとしない事にした。
ありのままの俺を見て欲しいから‥。
でも、今更かな?
物心ついた頃には、もう自分を作っていたから‥
:08/12/13 10:55
:W52S
:M.yincV.
#356 [ゆー]
俺が洗面所で顔を洗っていると
『あら!カツオがもう起きてるじゃない!
母さーん、母さあーん!』
姉さん‥俺が早起きしたことがそんなに珍しいのかよ。
俺は、フゥ‥とため息をついて居間へ朝食を食べに行った。
:08/12/13 10:58
:W52S
:M.yincV.
#357 [ゆー]
ワカメは、もう起きていて朝食のおにぎりにかぶりついていた。
『はれ?お兄ひゃん‥?』
‥せめて、おにぎりを喉に通してからしゃべってくれ。
『ワカメ、ちゃんと食ってからしゃべれよな』
:08/12/13 11:00
:W52S
:M.yincV.
#358 [ゆー]
ワカメは、口の中のおにぎりを飲み込むと
『お兄ちゃんがこんな時間に起きてるの久しぶりに見た!』
と目を丸くしている。
『俺だって、そういう時はあるさ』
“俺!!??”
家族全員‥その場にいた父さんまで口を揃えて言った。
いつも俺は、自分のことをボクと呼んでいたから。
:08/12/13 11:04
:W52S
:M.yincV.
#359 [455]
:08/12/13 16:36
:821SH
:LNlGQeIA
#360 [我輩は匿名である]
:08/12/14 16:52
:W53K
:PmAC7nrw
#361 [我輩は匿名である]
今サザエさん見てるけど複雑な気持ち☆笑
頑張ってください♪
:08/12/14 18:52
:F905i
:7MoIiE.s
#362 [ゆー]
ありがとうございますx
:08/12/15 09:48
:W52S
:CCZyAIhQ
#363 [ゆー]
『どうしたのいきなり!』
『熱でもあるのかねぇ‥』
『お兄ちゃんも年頃なだけよ』
‥ちょっと俺って呼んだだけなのに。
年頃って‥おい。
:08/12/15 09:49
:W52S
:CCZyAIhQ
#364 [ゆー]
家族から質問攻めにあった俺は、めんどくさくなり早足で学校へと向かった。
『行ってきまーす』
―――――――――
―――――
―――
―
:08/12/15 09:51
:W52S
:CCZyAIhQ
#365 [ゆー]
今日の一時間目は算数のテストだった。
いつもなら、ほぼ白紙で提出するが今日は違う。
実力で行くんだ。
‥フムフム、簡単じゃねぇかコノヤロウ☆
:08/12/15 09:53
:W52S
:CCZyAIhQ
#366 [ゆー]
俺はスラスラと解答を書いた。
横では花沢さんが驚いているのが、横目でわかる。
そんな花沢さんを無視して、無我夢中で計算した。
15+36±8≠〇7+4×526÷98=51<78‥
:08/12/15 09:56
:W52S
:CCZyAIhQ
#367 [観客さん]
上げとく
:08/12/16 21:08
:W53CA
:Ryu9kjFI
#368 [smile]
あげます

:08/12/17 03:05
:D905i
:/aYr5ywI
#369 [愛華羽◆Angel/H1aw]
あげ(ノ)^ω^(ヽ)
:08/12/17 15:55
:P906i
:☆☆☆
#370 [ゆー]
上げありがとうございます
:08/12/17 20:55
:W52S
:8V1QiIdQ
#371 [ゆー]
俺は20分程で問題を全て解いた
まだ時間はたくさんある。
少し寝よう。
俺は机にうつ伏せになり眠った
:08/12/17 20:57
:W52S
:8V1QiIdQ
#372 [ゆー]
‥―野!磯野!
俺は誰かに起こされて目が覚めた。
『磯野!頭どけろよ!答案集められないじゃんか!』
中島が俺の体をガクガク揺らしながら言った。
あ―‥うるせぇ
:08/12/17 21:01
:W52S
:8V1QiIdQ
#373 [ゆー]
『い、磯野くん!』
花沢さんがブホっと鼻息を荒くして言ってきた。
そういえばコイツと話すのってあの時以来だなぁ。
花沢さんは気まずくないのか?
:08/12/17 21:07
:W52S
:8V1QiIdQ
#374 [ゆー]
『磯野くん!今日すっごく難しいテストだったのにスラスラ解いてたじゃない!どうしちゃったのよ!』
‥コイツに羞恥心はないようだ。
:08/12/17 21:12
:W52S
:8V1QiIdQ
#375 [ゆー]
『あ―、別に』
俺はタルそうに答えた。
これからいろんな奴に、どうしたの磯野くん!?頭でもぶつけた!?とか言われると思うと気分が悪い。
しばらく面倒な日々が続くな。
:08/12/17 21:25
:W52S
:8V1QiIdQ
#376 [LUNA]
あげぇ
:08/12/17 21:51
:W61T
:UAMOrnKs
#377 [smile]
あげ

:08/12/17 23:25
:D905i
:/aYr5ywI
#378 [かな]
おもしろいから、あげ!!!
:08/12/19 19:05
:PC
:b9TzrUVk
#379 [smile]
age


:08/12/20 00:52
:D905i
:02Og/BEs
#380 [マルコ]
あげ

:08/12/20 02:19
:N705i
:26Xc74rw
#381 [ゆき]
あげーx
:08/12/20 07:43
:W51S
:B6jp6RNk
#382 [LUNA]
いつも見てます(*^o^*)
頑張ってください
:08/12/20 10:50
:W61T
:ytoJ77NI
#383 [マルコ]
あげ

:08/12/21 02:06
:N705i
:NSPHS0Ok
#384 [ゆー]
たくさんの上げありがとうございます
熱出て倒れてました_
更新します。
:08/12/21 13:41
:W52S
:/9cfv5RU
#385 [ゆー]
俺は、それから花沢さんを無視しつつ授業を聞いていた。
早くあわびさんに会いたい気持ちでいっぱいだ。
あの人の笑顔が見たい。
:08/12/21 13:43
:W52S
:/9cfv5RU
#386 [我輩は匿名である]
全部読んでしまった…
気になる!
頑張って!
:08/12/21 14:25
:SH906i
:☆☆☆
#387 [LUNA]
主さん、お体大丈夫ですか?
いつも応援してます(≧∇≦)
:08/12/21 15:22
:W61T
:x5yqTpJw
#388 [我輩は匿名である]
あげときます(´・ω・`)
お大事に


:08/12/22 02:28
:SH903i
:tHCDJV6U
#389 [\(^O^)/]
何これwwうけるww
:08/12/22 03:29
:N906imyu
:gUOgkZjk
#390 [smile]
ゆーさん大丈夫ですか

次の更新たのしみにしてますね
:08/12/22 16:25
:D905i
:JUEpDnOs
#391 [我輩は匿名である]
:08/12/22 17:12
:N701iECO
:nBTnLAHY
#392 [ゆー]
すいません(笑)
軽く食中毒で‥(笑)x
本間にありがとう(^ω^)イ
更新します。
:08/12/22 20:36
:W52S
:o9wwDtt2
#393 [ゆー]
――――――
――――
―――
ようやくつまらん授業が終わった。
放課後に先生が
『今日の磯野は体調でも悪いのか?大人しいじゃないか』
と言われたが、どうでもいい。
早く帰ってあの人に会いたいんだよ。
:08/12/22 20:38
:W52S
:o9wwDtt2
#394 [ゆー]
あの人が俺の夢の中で泣いていたのがすごく気になる‥
たかが夢なのにな‥
胸騒ぎがする。
‥考えすぎか?
:08/12/22 20:40
:W52S
:o9wwDtt2
#395 [LUNA]
そうでしたかイ
お大事に(`∇´ゞ
頑張ってくださいi
:08/12/22 20:41
:W61T
:IdI49xdQ
#396 [ゆー]
悪い方に考えちゃダメだな。
早く帰ろう。
‥ん?
玄関に見覚えのない靴が‥
誰か来てんのか?
:08/12/22 20:44
:W52S
:o9wwDtt2
#397 [ゆー]
居間に向かうとマスオ兄さんが誰かと話している。
『いや―、プロジェクトが成功して良かったですねぇ』
『フグ田君のおかげだよ!ハッハッハ』
‥俺には関係ない。
俺は部屋でワカメとトランプをすることにした。
:08/12/22 20:47
:W52S
:o9wwDtt2
#398 [ゆー]
『ワカメ‥ババヌキ下手だな』
『なんでよぉ!お兄ちゃん!』
ポーカーフェイスが出来てないんだよ。
つまらん‥
:08/12/22 21:00
:W52S
:o9wwDtt2
#399 [ゆー]
手加減してやっても負けるコイツはバカなのか、それとも‥
『あぁ!分かった!お兄ちゃんてばトランプに印つけてんじゃないの!?』
‥いや、ただのバカだった。
:08/12/22 21:05
:W52S
:o9wwDtt2
#400 [ゆー]
ワカメがギャーギャーうるせぇから無視してマンガを読むことにした。
『カツオお兄ちゃーん、なにしてるですかぁ?』
マンガ読んでんだよ!
見て分かれよタラスケ‥
:08/12/22 21:11
:W52S
:o9wwDtt2
#401 [ゆー]
タラちゃんは俺の膝の上に座って俺の見ているマンガを横見している。
『タラちゃん、パパお客さん来てるの?』
『ブチョーさん来てるですぅ』
‥ブチョー?
あぁ、部長ね。
:08/12/22 21:14
:W52S
:o9wwDtt2
#402 [ゆー]
『部長さんかぁ‥』
俺がページをめくっていると、
『ブチョーさん見たいですかぁ?カツオお兄ちゃん』
いや、興味ないよ。
:08/12/22 21:16
:W52S
:o9wwDtt2
#403 [ゆー]
何を思ったのかタラちゃんは分かったですぅと俺の手をひいて走り出した。
『ちょ、タラちゃッ‥!』
コイツ案外‥力強いなホ
:08/12/22 21:19
:W52S
:o9wwDtt2
#404 [ゆー]
俺は有無を言わざる居間へとタラスケと足を運んだ。
あーぁ‥面倒だな。
『‥パァーパァ!カツオお兄ちゃん連れてきたですぅ』
『あぁ、カツオ君!おかえり、ボクの会社の部長さんだ』
『はじめまして‥部長の鮎谷です』
‥ん?
:08/12/22 21:21
:W52S
:o9wwDtt2
#405 [ゆー]
あ‥このハゲデブ‥
デパートで姉さんとマスオ兄さんにマフラー買ってもらった時に会った人だな。
『はじめまして、カツオです。兄がお世話になってます』
:08/12/22 21:24
:W52S
:o9wwDtt2
#406 [ゆー]
『ほほぉ!良くできた子だ。
将来が楽しみだなぁボク?』
カッカッカと楽しそうに笑うハゲデブだな。
俺は挨拶だけして部屋に戻った。
ワカメは遊びに行ったのか、部屋にいなかった。
‥まだ4時。
:08/12/22 21:26
:W52S
:o9wwDtt2
#407 [ゆー]
その時だった。
『カツオ君、例の写真だけど‥』
マスオさんが口角をあげて寄ってきた。
『ここから先は君次第だよ』
‥‥‥煤I!!???
:08/12/22 21:28
:W52S
:o9wwDtt2
#408 [ゆー]
俺は急いでカバンの中をさぐった。
ガサガサ‥
フフフ‥やったよ。
あわび!お前を助けられるよ!
:08/12/22 21:30
:W52S
:o9wwDtt2
#409 [ゆー]
『では私は失礼するよ』
『何のおかまいもできずに‥』
‥鮎谷帰ったか?
じゃあ実行に移すかな。
:08/12/22 21:31
:W52S
:o9wwDtt2
#410 [ゆー]
―――――――
――――
―――
――
―
ピンポーン‥
:08/12/22 21:33
:W52S
:o9wwDtt2
#411 [ゆー]
『―‥あれ?君‥』
『こんばんわ、ちょっと相談があってついてきちゃった』
そう。俺は鮎谷が家に帰るまで尾行していたのだ。
:08/12/22 21:35
:W52S
:o9wwDtt2
#412 [ゆー]
そう、マスオ兄さんが渡した写真には目の前にいる鮎谷が写っていたのだ。
‥でも、切札はこれだけじゃない。
:08/12/22 21:36
:W52S
:o9wwDtt2
#413 [ゆー]
俺は勝手に部長の家にズカズカ入った。
『あら?お客さん‥?』
部長の奥さんだな。
『あぁ、ちょっと社員のお子さんだ‥部屋に上がらすよ』
俺は挨拶をして部長の部屋に入った。
へー、広いじゃん。
:08/12/22 21:41
:W52S
:o9wwDtt2
#414 [ゆー]
『話ってなんだい?』
部長がお茶を出しながら聞く。
『‥単刀直入に言うよ、あんたさ‥人を脅してるよね?』
部長は眉をひそめた。
『話が見えんよ?カツオ君‥』
しらばくれんなよハゲデブ‥
:08/12/22 21:45
:W52S
:o9wwDtt2
#415 [ゆー]
『ネタは取れてんだよ、潮吹さんを自由にしてやってよ』
俺はマスオさんが手渡した写真を部長に見せた。
嫌がるあわびの胸をつかんでいる部長の写真をね‥
:08/12/22 21:47
:W52S
:o9wwDtt2
#416 [ゆー]
『お前‥これをどこで‥手に入れたんだ‥』
ワナワナと部長が震えている。
『あの人の為なら俺は体をはるよ』
『どこで手に入れたのかと聞いてるんだ!!』
『‥怒鳴ると奥さんに聞こえるぜ?(笑)』
怒り狂う部長とは裏腹に冷静な俺。
フフフ‥楽しいね(笑)
:08/12/22 21:52
:W52S
:o9wwDtt2
#417 [アニメ]
続き楽しみ

:08/12/22 21:55
:F705i
:9HRJZtN6
#418 [ゆー]
『俺が忍び込んで撮ったとでも考えてよ、言ったろ?あの人の為なら俺は体をはれるってさ』
『‥目的は何だ?潮吹くんの自由か?』
話が早く終わりそうだな。物分かりが悪いわけではなさそうだ。
『あぁ、アンタが会社を辞めるか、あわびを別の会社に転職さすかだ‥どっちも無理と言うなら俺がアンタをクビに持っていく事ぐらい可能だ』
:08/12/22 21:56
:W52S
:o9wwDtt2
#419 [ゆー]
『ふ‥これだからガキは困るんだよ、こんなたかだか1枚の写真が証拠になるとでも言うのか?
バカバカしい!ガキが首を突っ込むんじゃないよ』
部長はタバコに火をつけながら笑った。
ほほぅ‥余裕だな。
だけど、俺もそうそうバカな訳ないだろ?
言ったろ?切札があるって‥
:08/12/22 22:01
:W52S
:o9wwDtt2
#420 [ゆー]
『もう一度聞く、あわびを自由にさす気はないんだな?』
『ふ‥自由もクソもないわい、あいつはワシの奴隷かつ最高の機械さ‥みすみす逃してなるか』
‥最低なハゲデブには成敗を。
ハゲデブよ‥アーメン(笑)
:08/12/22 22:06
:W52S
:o9wwDtt2
#421 [ゆー]
『素直に聞けば命は免れたのにな?
これでも見て頭冷やせば?』
俺はカバンの中からとっておきの切札を出した。
部長は状況がまだ飲み込めないのか頭にはクエスチョンマークでいっぱいのようだ。
:08/12/22 22:08
:W52S
:o9wwDtt2
#422 [ゆー]
俺はデッキにそれを入れて少し早送りをして再生した。
ピ‥
“ブィィィィン‥”
:08/12/22 22:10
:W52S
:o9wwDtt2
#423 [ゆー]
『こ、これは‥』
部長の顔がみるみる青ざめてゆくのが分かる。
“あ、あぁー‥”
“ブィィィィ‥ン”
どうだい?俺の最高で最悪な切札は?
:08/12/22 22:12
:W52S
:o9wwDtt2
#424 [ゆー]
そう。俺はあの時ラブホテルで録音していたAVを部長に見せていた。
‥なぜかって?
『俺をただの小学生だと思うなよ』
部長がのりすけの後に出演していた電マのAV男優だったからさ。
:08/12/22 22:15
:W52S
:o9wwDtt2
#425 [我輩は匿名である]
頑張ってください

体調に気を付けて下さい

:08/12/22 22:17
:N701iECO
:nBTnLAHY
#426 [ゆー]
『俺も気付かなかったよ、デパートでアンタを見た時にピンとは来たけどAVのことなんて忘れてたからな、
まさかあんたが地元の一般男優だとは思わんかったよ』
俺は部長のタバコをとりあえげて灰皿に放りこんだ。
ジュ‥
:08/12/22 22:19
:W52S
:o9wwDtt2
#427 [ゆー]
『‥クソっ!』
部長が悔しさを拳に溜めてつぶやいた。
『‥アンタがあわびを自由にしてくれるなら‥この写真とビデオは捨ててやる。
‥ただし3日以内に行動に移せ!
さもないと、アンタの居場所がなくなるぜ?』
『分かった、妻と会社には黙っててくれ!3日以内に考えて行動するから‥!捨ててくれぇ‥』
弱々しい姿だね。
:08/12/22 22:25
:W52S
:o9wwDtt2
#428 [ゆー]
『3日後にまたここに来る‥
その時にビデオと写真を渡すからな、くれぐれも俺の期待を裏切んじゃねぇぞ』
俺は部長の家をバタン‥と出た。
:08/12/22 22:29
:W52S
:o9wwDtt2
#429 [ゆー]
一旦休憩
:08/12/22 22:30
:W52S
:o9wwDtt2
#430 [さあや]
一気に読みました

頑張ってください

:08/12/22 22:30
:SH906i
:mTR7G79Y
#431 [LUNA]
気になります|頑張ってください
:08/12/22 22:36
:W61T
:IdI49xdQ
#432 [」]
続き楽しみしてます
:08/12/23 15:25
:W42S
:tdVBn9zA
#433 [ゆー]
‥やべ!
あわびと約束の時間ちょっと過ぎちまった!
俺は慌てて喫茶店へと向かった。
‥ここからだと20分はかかる!
ヤバい‥
:08/12/23 21:38
:W52S
:4pTlqKIc
#434 [ゆー]
俺は夢中で走った。
『‥あれ?い―そ―の――‥』
花沢さんが叫んでたが、今は相手にできんのだよ。
早く行かなきゃ!
:08/12/23 21:40
:W52S
:4pTlqKIc
#435 [に]
∩・ω・∩
:08/12/23 23:46
:D904i
:mtQKaIZo
#436 [LUNA]
いつも見てます(^_^)v
:08/12/24 09:20
:W61T
:/cjjcyok
#437 [我輩は匿名である]
:08/12/24 11:37
:W51T
:qx3pFpGM
#438 [LUNA]
この、小説一番好き|
:08/12/24 21:23
:W61T
:/cjjcyok
#439 [ゆー]
ありがとう(^ω^)イ
更新しますケ
:08/12/25 12:53
:W52S
:nLVk0i1k
#440 [ゆー]
俺はやっとの思い出喫茶店に着いた。
‥走りすぎて苦しい。
俺はあたりを見回した。
:08/12/25 12:54
:W52S
:nLVk0i1k
#441 [ゆー]
いない‥
:08/12/25 12:56
:W52S
:nLVk0i1k
#442 [ゆー]
時計を見てみると約束の時間より1時間遅れていた。
‥やっべぇ怒って帰っちまったんだ。
どうしよう‥
:08/12/25 12:57
:W52S
:nLVk0i1k
#443 [ゆー]
俺はレジに向かい、店員さんに話しかけた。
『すいません、いつも俺と来ている‥って言ってもわからないかもしれませんが‥髪の毛が長くて小さい女の人‥いませんでした?』
絶対知らないだろな‥
俺はダメ元で聞いてみた。
:08/12/25 12:59
:W52S
:nLVk0i1k
#444 [ゆー]
『あぁ、お客さまと最近毎日来られていた方ですね?
今日は、お見えになってませんよ?』
‥なんだって?
:08/12/25 13:00
:W52S
:nLVk0i1k
#445 [ゆー]
どういうことだよ‥
最初から来てないってことかよ!
‥せっかく証拠も掴んでアンタを楽にできる時が来たのに‥
‥なんでいないんだよ
:08/12/25 13:01
:W52S
:nLVk0i1k
#446 [ゆー]
もしかして‥事故?
いや、悪い方向に考えちゃいけない。
とにかく、明日また来よう。
連絡が取れないんだ。
‥きっと何かの用があったのさ。
そうに決まってる。
:08/12/25 13:02
:W52S
:nLVk0i1k
#447 [ゆー]
俺はトボトボと家に帰って行った。
するとショーウィンドウから綺麗なネックレスを見つけた。
綺麗な雪の結晶に型どられた小さなネックレスだった。
そういえばもうX'masか‥
:08/12/25 13:04
:W52S
:nLVk0i1k
#448 [ゆー]
――――――――
――――――
――――
―――
―
家に帰って、俺は小さな袋を引き出しにしまった。
あの時、約束の日とX'mas‥がかぶっている事に気付いた俺は、あの人にネックレスを買ったんだ。
:08/12/25 13:07
:W52S
:nLVk0i1k
#449 [ゆー]
あと4日でX'mas‥
君と最高のX'masになればいいのにね‥
俺はフフッと笑いながら夕飯を口に含んだ。
:08/12/25 13:16
:W52S
:nLVk0i1k
#450 [ゆー]
『カツオ君』
やぁマスオ兄さん。
‥なんだよ(´・ω・`)
『カツオ君、例の件どうなったんだい?』
あぁ、鮎谷か‥
:08/12/25 13:23
:W52S
:nLVk0i1k
#451 [ゆー]
『まぁ、いい感じでうまく行ってるよ!
それよりマスオ兄さん‥あわびって会社来てる?』
『潮吹君かい?あぁ、来てるとも!どうしたんだい?』
‥やっぱり今日は用があったんだな。
『何でもない、俺フロ入ってくるね』
:08/12/25 13:25
:W52S
:nLVk0i1k
#452 [ゆー]
俺は服を脱いで湯船に飛び込んだ。
あっぢぃ!
姉さん湯加減てもんを知らんのか!!
:08/12/25 13:28
:W52S
:nLVk0i1k
#453 [ゆー]
風呂から上がり、冷たい廊下をペタペタと歩く。
『‥姉さん』
『何よ?カツオ』
姉さんは台所で立ちながらまんじゅうを食っていた。
‥だから太るんだよ。
:08/12/25 13:29
:W52S
:nLVk0i1k
#454 [ゆー]
んなこたどうでもいい。
『姉さん、湯加減考えろよな‥
あれじゃ誰も入れねぇよ』
『あらやだ!父さんがもうすぐ入るのに‥うめなきゃ!』
姉さんは慌ててお湯を調節しに行った。
‥ったく。
:08/12/25 13:32
:W52S
:nLVk0i1k
#455 [ゆー]
布団に入って俺はマンガを手にとった。
『‥お兄ちゃんたら寝ないの?』
『お前もたまにはマンガ読めば?』
俺はマンガに集中したいがためにワカメに別のマンガを手渡した。
‥渡すんじゃなかったぜ
:08/12/25 13:34
:W52S
:nLVk0i1k
#456 [ゆー]
『ギャハハハハ!アハ‥アハ!
グワッハハハハ!』
‥うるっせぇ。
ワカメは涙を流しながらマンガにハマった。
狂ったように笑い続ける。
はぁ‥
:08/12/25 13:36
:W52S
:nLVk0i1k
#457 [◆aoaFjDYQjM]
:08/12/25 15:54
:F704i
:043rD1Sk
#458 [LUNA]
あげまつ|
:08/12/25 17:16
:W61T
:HsLPBuDU
#459 [.]
楽しすぎます(´^ω^`)
:08/12/26 13:51
:F704i
:Aekxp1kc
#460 [我輩は匿名である]
:08/12/26 19:03
:D904i
:dZBlDwtE
#461 [ゆー]
‥明日になるのが怖い。
明日またあわびが来なかったらと考えると苦しくなる。
『ギャハハハハ!』
買oッ‥
:08/12/27 23:02
:W52S
:RU7KtlH6
#462 [ゆー]
俺はワカメから本を取り上げた。
『姉さんたちにバレるだろ!
さっさと寝な‥』
ワカメは、しぶしぶ布団にもぐった。
‥俺も寝よう。
おやすみ‥あわびさん
:08/12/27 23:04
:W52S
:RU7KtlH6
#463 [ゆー]
―――――――
―――――
――
―‥朝?どうやら俺は目覚めたようだ。
あと3日か‥
:08/12/27 23:06
:W52S
:RU7KtlH6
#464 [ゆー]
俺は学校へ行く準備をした。
いつもと変わらない朝‥
変わるのは‥俺の心境だけ。
今にも心臓が張り裂けそうなのを家族にバレないように必死で隠した。
‥夜になるのが怖い。
:08/12/27 23:09
:W52S
:RU7KtlH6
#465 [ゆー]
『行ってきます』
ガチャ‥
‥‥‥‥うわぁ!
:08/12/27 23:09
:W52S
:RU7KtlH6
#466 [ゆー]
『いーそーのー君!』
なな‥な‥
なんでおまえがいるんだYO!
花沢さんが、わざわざ家に迎えに来たようだ。
何の為にだよー‥
‥はぁ
:08/12/27 23:11
:W52S
:RU7KtlH6
#467 [快斗]
あげます。待ってます!
:08/12/31 15:42
:P903iX
:FBXYog.M
#468 [愛華羽◆Angel/H1aw]
上げ(*´ω`*)
続き待ってます(/ω`)
:09/01/01 12:31
:P906i
:☆☆☆
#469 [ゆー]
『だって磯野くん最強冷たいんだもん!迎えにきちゃった!
一緒に学校行こう!』
‥まぁいいけど。
今は一人になりたくないから‥
:09/01/02 22:36
:W52S
:6XjD9Q2Q
#470 [ゆー]
俺は花沢さんと並んで学校へ行った。
花沢さんは俺にマシンガンのように話しかけてくる。
俺はきっと上の空だろうと思う。
その時花沢さんが
『磯野くん、私のこと嫌い?』
:09/01/02 22:46
:W52S
:6XjD9Q2Q
#471 [ゆー]
『‥え?』
意外な質問だった。
でも俺はこんな質問は嫌いだ。
だっていちいち答える義理はないだろう?
答えたところでどうなるんだ?
:09/01/02 22:49
:W52S
:6XjD9Q2Q
#472 [ゆー]
『嫌いじゃないよ‥
何?いきなり‥』
『‥ほんと?ならいいのッ!』
花沢さんはゴメンねッと俺に謝ったかと思ったら、俺を置いて走って行った。
‥なんなのさ一体。
つか一緒に行くんじゃなかったのか?(笑)
:09/01/02 22:52
:W52S
:6XjD9Q2Q
#473 [ゆー]
‥しばらくして学校に着いた。
教室に入ると中島やカオリちゃんが話しかけてきた。
昨日のテレビの話やアイドルの話をしてきたが、俺は笑みを浮かべてうなずくしかできなかった。
:09/01/02 22:57
:W52S
:6XjD9Q2Q
#474 [ゆー]
しかし二人には俺が落ち込んでいるなんて気付かれたくなかった。
だってさ、心配かけたくないじゃんか。
:09/01/02 23:02
:W52S
:6XjD9Q2Q
#475 [我輩は匿名である]
:09/01/03 06:59
:SH904i
:OzfVltZg
#476 [urahanai]
:09/01/03 16:20
:SH904i
:gilRaplg
#477 [なっしー]
あげます(・ω・)
待ってますっ
:09/01/06 19:32
:P903iX
:wtuAdf6M
#478 [ゆ]
オモロ━
:09/01/09 03:14
:W42S
:n66KphM2
#479 [ゆ]
授業にも集中できないまま放課後がきた。
俺が帰る準備をしていると
『磯野くん!一緒に帰ろう』
‥また花沢さんか。
俺は有無を言わず無理矢理一緒に帰らされた。
別にいいけど‥
:09/01/09 18:21
:W52S
:xn7ktvCM
#480 [ゆー]
花沢さんはペチャクチャとうるさく話しかけてくる。
朝もこうだったよな‥
花沢さんにちょっとウンザリしてきた‥。
『磯野くん‥何悩んでるの?』
え‥?
:09/01/09 18:24
:W52S
:xn7ktvCM
#481 [ゆー]
『私‥分かるの!磯野くんが何かに苦しんでるの‥
私じゃ役に立つことできないかもだけど‥私じゃ力になれないのかな?』
‥花沢さんが悲しそうな顔で言った。
別に俺は苦しんでなんかない。
この感情は‥苦しみではない。
『俺が苦しんでるように見えるの?』
:09/01/09 18:27
:W52S
:xn7ktvCM
#482 [ゆー]
『えぇ‥苦しんでいると言うか‥考えてるよね?ずっと‥
ここ数日で磯野くんは変わった気がする』
中島やカオリちゃん‥家族にも気付かれなかったのに。
いつも付きまとううっとうしい花沢さんだけは俺の異変に気付いたんだ。
花沢さん‥
:09/01/09 18:30
:W52S
:xn7ktvCM
#483 [ゆー]
『ありがとう‥俺は今、守りたい人がいるんだ。
でも、俺はまだ小学生‥小学生なりにあの人を守りたいんだが、俺は自分の無力さに腹が立つんだ‥』
花沢さんは黙ってうなずいてくれた。
しばらくして花沢さんが口を開いた‥
『その人のことが好きなのね‥?』
:09/01/09 18:33
:W52S
:xn7ktvCM
#484 [ゆー]
『‥‥‥‥‥』
俺が黙ってしまったせいで花沢さんまで黙っちまった。
『でも‥あの人はきっと俺のことなんて考えてねぇよな』
先に口を開いたのは俺だった。
そして今までの経路を全て話した。
何でいきなり花沢さんに話す気になったんだろう‥
分からないが、コイツには聞いてもらいたかった。
:09/01/09 18:38
:W52S
:xn7ktvCM
#485 [ゆー]
俺は長い時間をかけて全て話し終わり花沢さんを見ると‥
花沢さんは泣いていた‥
:09/01/09 18:40
:W52S
:xn7ktvCM
#486 [ゆー]
『‥い、磯野くん‥グスン』
俺は驚いた。
何で泣いてんだ‥?
:09/01/09 18:41
:W52S
:xn7ktvCM
#487 [我輩は匿名である]
:09/01/10 03:49
:SH902iS
:tyjpPZnY
#488 [我輩は匿名である]
:09/01/17 09:11
:N701iECO
:FNQO4YoM
#489 [ゆー]
『私は‥応援するからッ!
磯野くんのこと好きだから‥力になりたいし、応援する‥
だから‥何で‥も言っ‥てね‥グスン』
花沢さんは言葉をつまらせながらも一生懸命、俺に伝えてくれていた。
なんとも言えない気分だ。
:09/01/17 10:53
:W52S
:N1tNW55w
#490 [ゆー]
ゴメンな‥花沢さん‥
心配してくれてたのに俺はアンタを邪険にしちまった。
俺は最低だな。
:09/01/17 10:54
:W52S
:N1tNW55w
#491 [ゆー]
俺は何も言わずに花沢さんを抱きしめた。
『ゴメンな‥俺はアンタの気持ちには答えることはできねぇけど、信頼してるから、うまく言えねぇけど‥何でも話すから‥
心配かけたな‥ゴメン』
花沢さんは俺の言葉を聞いてワンワン泣き出した。
でも‥
せめて鼻水かんでくれ‥(泣)
:09/01/17 10:57
:W52S
:N1tNW55w
#492 [ゆー]
俺は花沢さんを送って家へ帰った。
今日こそ会えるよな‥?
今日は早めに喫茶店へ行こう。
:09/01/17 10:58
:W52S
:N1tNW55w
#493 [ゆー]
―――――――
―――――
―――
――
――――――――行くか―‥
重い靴をはいた。
重い戸をガラガラと開けた。
重い足どりで喫茶店へ向かう。
頼むから居てくれ‥。
:09/01/17 11:00
:W52S
:N1tNW55w
#494 [ゆー]
カランカラン‥
喫茶店の扉を開けた。
約束の時間より30分は早い。
:09/01/17 11:02
:W52S
:N1tNW55w
#495 [ゆー]
何でこんな時って時間が過ぎるのが遅いんだろう‥
早いのは‥俺の鼓動ばかりだ。
こんなに不安になったのは久しぶりだな‥
:09/01/17 11:04
:W52S
:N1tNW55w
#496 [ゆー]
―――――約束の時間だ
:09/01/17 11:06
:W52S
:N1tNW55w
#497 [ゆー]
どのくらい待ったかな‥?
あれ?閉店‥?
んな訳ねぇだろ。
まだ30分ぐらいしか経ってねぇはずだ。
―‥しかし時計を見ると夜の11時だった。
あ―‥俺は、5時間以上待ってたことになるな‥
結局来なかったってか‥
:09/01/17 11:08
:W52S
:N1tNW55w
#498 [ゆー]
家に帰ると姉さんにすごく怒られた。
父さんとマスオさんは俺を探しに街へ行ったらしい。
しばらくして二人は帰ってきた。
父さんにすっげぇ怒鳴られたけど俺はずっと上の空だった。
そんな俺を見て母さんは俺の大好きな草餅をくれた。
甘いアンコの味がしみる‥
:09/01/17 11:11
:W52S
:N1tNW55w
#499 [ゆー]
夜が明けるとあと二日って訳か‥
明日、来ないだろうな‥
俺は‥どうすりゃいいんだよ‥
:09/01/17 11:13
:W52S
:N1tNW55w
#500 [ゆー]
そうだ!
明日はアイツのところに行こう。
鮎谷のところに‥
そしたら何か詳細が掴めるはずだ。
それから一応喫茶店に行って‥
まぁ明日考えよう。
おやすみ‥
―――――――――
――――――
:09/01/17 11:16
:W52S
:N1tNW55w
#501 [ゆー]
朝起きて、俺は学校へ行った。
さっさと授業終わらせて鮎谷んとこ行こう‥
あと二日しかないんだ‥
俺が助けなくちゃな‥
:09/01/17 11:18
:W52S
:N1tNW55w
#502 [ゆー]
―――――
―――
長い授業が終わった。
俺は速攻で鮎谷んとこに向かう。
マスオさんの情報によると、鮎谷は明日出張らしく、今日は昼過ぎに帰宅して書類の準備をしているらしい
――‥ピンポーン
:09/01/17 11:20
:W52S
:N1tNW55w
#503 [ゆー]
鮎谷の奥さんが出てきた。
『あらァ‥この間の‥』
『こんにちは!鮎谷部長に会いにきました!』
俺は愛想よく言った。
奥さんは、どうぞ?っと鮎谷の部屋へ案内してくれた。
:09/01/17 11:24
:W52S
:N1tNW55w
#504 [ゆー]
『鮎谷ぃ‥』
鮎谷はビクッと体を震わせて
『き、君はカツオくん‥!?
何の用だね!?
もう私は潮吹くんとは何も‥』
アタフタしすぎだろ‥
『分かってる‥あわび、会社来てる?』
鮎谷は、ん?っという顔を見せた。
『君‥潮吹くんから聞いてないのかい?』
―‥は?
何を‥?
:09/01/17 11:27
:W52S
:N1tNW55w
#505 [ゆー]
『潮吹くんが自分でカツオくんに伝えたいと言ったのになぁ‥』
何をだよ‥?
話が見えねえよ‥
『ブツブツ一人でしゃべってねぇで教えてくれよ‥』
『潮吹くん‥東京に転職するんだ、君が私が止めるか彼女を止めさすかという選択肢を出しただろう?
私は止める訳にはいかんから‥
潮吹くんを近くの東京に転職させたよ?
まぁ少し遠いが東京なら君も会えんことはないだろ?』
:09/01/17 11:36
:W52S
:N1tNW55w
#506 [ゆー]
何?
東京‥!?
確かに東京なら会おうと思えば会えるが‥
子供の行ける距離なのか‥?
『‥いつ行くんだ?』
『明後日じゃよ、二日後』
二日後!?
ふざけんなよ‥
俺に黙って行くつもりかよ‥
『あわびの住所教えてくれ!』
:09/01/17 11:38
:W52S
:N1tNW55w
#507 [ゆー]
俺がいきなり怒鳴ったからビックリしたのか、鮎谷は急いであわびの住所をメモしてくれた。
俺はそれを握ると、急いで走った。
この住所だと、ここからそう遠くはない。
俺はとにかく走った。
:09/01/17 11:39
:W52S
:N1tNW55w
#508 [ゆー]
―――――――
―――――
―――
‥ここか?
そこは小さなアパートだった。
あわびは、ここで一人で自分を守ってたんだな‥
俺は息をきらしながらインターフォンを押した。
:09/01/17 11:41
:W52S
:N1tNW55w
#509 [ゆー]
ドクン‥ドクン‥
『はあい‥』
‥ガチャ
:09/01/17 11:41
:W52S
:N1tNW55w
#510 [ゆー]
『‥カツオ‥くん』
『あわび‥』
‥やっと会えた。
:09/01/17 11:44
:W52S
:N1tNW55w
#511 [ゆー]
『何‥一人で行こうとしてんだよ‥
俺がアンタの為に‥アンタを自由にしたかったのは‥
アンタが‥あわびが好きだからなのに何で分かってくんねぇんだよ‥』
『カツオくん‥ありがとう‥ホントに‥
私‥わた‥し‥カツオくんのこと‥大好きよ‥
――――‥好きなの‥』
好き‥?
:09/01/17 11:46
:W52S
:N1tNW55w
#512 [ゆー]
『ホントに‥?』
俺は涙が溢れた‥
『ホント‥大好きなの‥』
あわび‥
俺は、あわびを抱きしめた。
やっと手に入ったよ‥
:09/01/17 11:48
:W52S
:N1tNW55w
#513 [我輩は匿名である]
:09/01/17 23:36
:N701iECO
:FNQO4YoM
#514 [ゆー]
『でも‥アナタはまだ11歳‥
私とは10歳以上離れてるわ‥
どんなに私がカツオくんを好きでも‥カツオくんの人生を考えると‥考えると‥だから私、アナタから離れたの‥ごめんなさい』
やっと分かったよ‥
君が喫茶店へ来なかった訳
そして‥夢で泣いていた訳‥
:09/01/18 05:44
:W52S
:yGhS3dZI
#515 [ゆー]
匿名さま
ありがとう(^ω^)イ
やっと完結に近づいてきているので見てやってくださいy
:09/01/18 05:45
:W52S
:yGhS3dZI
#516 [ゆー]
『ゴメン‥俺が小学生なばっかりに、あわびを追い詰めちまったな‥
でも一人で考えんなよ!
俺‥まだ11歳だけど、これからは‥あわびを守るよ‥
何もかも初めてだから不器用だし、不慣れだけどさ‥
あわびを‥一生守りたい‥
‥イヤか?』
あわびは首を横へ振り、
『イヤじゃない!カツオくんじゃなきゃヤダ!
‥好き!』
あわびは俺に力強く言った‥
やっと恋人になれたよ‥
俺は涙が溢れて止まらなかった。
ハハ‥格好わりぃ。
でも‥悪くないよな‥
:09/01/18 05:50
:W52S
:yGhS3dZI
#517 [ゆー]
‥あわびが東京行くまで、あと二日あるな。
‥よしッ!
『あわび!電話借りるぜ』
『え‥?う、うん‥?』
――――――
――――
『もしもし?母さん?
今日から二日間中島んちに泊まるわ!
‥え?大丈夫だって!
うん‥じゃあな』
俺は電話を切り、あわびを見た。
あわびはキョトンとして俺を見てる。
:09/01/18 05:53
:W52S
:yGhS3dZI
#518 [ゆー]
『あわび!今から二日間、泊めてくれ♪
一緒に新婚生活味わおうぜ!』
『―‥ホントに!?
わあーい♪カツオくん大好き♪』
可愛い奴‥
さて‥二日間楽しもう。
きっと‥一生忘れられない二日間となるだろう‥
:09/01/18 05:56
:W52S
:yGhS3dZI
#519 [ゆー]
『まずは‥ご飯食べよっか!
私が作るから、カツオくんは待っててね』
『いや、俺が転がりこんだんだから俺が作るよ!』
俺は、あわびのもとにかけより、そう答えた。
『ダメだよ!カツオくんに作りたいの!そしたら‥お嫁になった気分味わえるじゃん!』
‥目の前にあわびがいる。
俺より拳一つ分ほど小さいあわび‥
幸せだよ‥
:09/01/18 06:00
:W52S
:yGhS3dZI
#520 [ゆー]
俺はたまらなくなって、あわびにキスをした。
『じゃあ奥さん♪任せたよ』
『――――‥//』
あわびは真っ赤になっていたが何も気付いてないふりをしてやった。
でなきゃ俺の心臓がもたねぇよ。
:09/01/18 06:02
:W52S
:yGhS3dZI
#521 [ゆー]
30分ほど経っただろうか。
俺の目の前に旨そうなハンバーグやスープが並べられた。
『すっげー!♪食っていいの‥?』
『当たり前じゃない!一緒に食べよ♪』
俺たちは、いただきますと言って黙々と食べた。
二人で笑いあって食事するのって‥なんかいいよなって話しながら‥
:09/01/18 06:05
:W52S
:yGhS3dZI
#522 [糞ころがし◆M1/JYAltAQ]
:09/01/18 10:45
:SH01A
:pUh3OWfw
#523 [ゆー]
『ごちそうさま!』
俺は残さず全て食べた。
母さんの料理もうまいが、あわびもなかなかだ。
:09/01/24 16:29
:W52S
:BxP2/Yt6
#524 [我輩は匿名である]
:09/01/24 19:20
:L852i
:lF03UCs.
#525 [ゆう様]
:09/01/25 19:02
:D903i
:BVUoOPt6
#526 [ゆう様]
:09/01/25 19:24
:D903i
:BVUoOPt6
#527 [我輩は匿名である]
あげてみる
:09/01/29 17:43
:W42K
:n4aQ.lo2
#528 [我輩は匿名である]
あげます

:09/02/02 02:18
:P706imyu
:dM4VClY6
#529 [我輩は匿名である]
更新希望です
:09/02/03 11:36
:P904i
:X88p2owo
#530 [我輩は匿名である]
全部見ました
続きが早くみたぃ!
ガンバレー
:09/02/03 17:59
:F01A
:FilKuMTs
#531 [我輩は匿名である]
カツオーーー!!!
:09/02/04 17:35
:F01A
:o3jbPi8g
#532 [ゆー]
長い間すいませんホ
携帯の調子が悪かったりテストで更新できませんでしたホ
必ずかきます_
しばしお待ちを‥
:09/02/06 09:01
:W52S
:dVco.0W2
#533 [夢]
期待してます。
:09/02/06 15:16
:W61SA
:hYelDmsw
#534 [ピカチュ]
待ってますM
:09/02/06 18:15
:W61T
:yeIcw1hI
#535 [まな]
待ってま〜す~
:09/02/06 21:24
:W51S
:5XOA/tzQ
#536 [ゆー]
『洗い物するね♪』
あわびは食器を片付け出した。
『いいよ!俺がするし』
飯も作ってもらったのに片付けまでさせるわけにはいかんからな。
俺は立ち上がってあわびの手から食器を取った。
『あ‥』
:09/02/06 21:29
:W52S
:dVco.0W2
#537 [ゆー]
あわびは俺の顔を見た瞬間
カァーッと顔を紅色に染めた。
ドクン‥
俺の心臓が大きく脈打った。
その瞬間に俺は手に洗剤がついているのにも関わらず、あわびの腕を掴み、少し強引にキスをした。
『‥ん!』
:09/02/06 21:34
:W52S
:dVco.0W2
#538 [ゆー]
『‥カツオく‥!』
しばらくあわびの口内を弄び、口を離した。
あわびは苦しかったのか涙目になり肩で息をしている様子だ。
:09/02/06 21:37
:W52S
:dVco.0W2
#539 [我輩は匿名である]
はぃ、はぃそれで(・∀・)
:09/02/07 15:33
:F01A
:OLlvqkbQ
#540 [ゆ]
続き楽しみ
:09/02/10 00:44
:W42S
:JIHycahs
#541 [ゆー]
『‥はぁ!』
そこで俺はハッとした。
洗い物をしている時にあわびを掴み、強引にキスしたせいで
あわびのシャツは濡れて透けていた‥。
:09/02/14 06:00
:W52S
:qA38Je0I
#542 [ゆー]
やっべぇ‥
マヂかよ‥
俺は理性を抑えるのが限界だった‥。
が、無理だった。
なんせ今まで
手に入らなかった女が‥
‥俺の目の前で俺を好きだと想ってくれているうえにシャツは透けて下着が見えている状況。
‥無理だろ?
:09/02/14 06:04
:W52S
:qA38Je0I
#543 [ゆー]
俺はあわびを抱き抱え、歩いた。
『カツオく‥?どこ行くの?』
向かった先はもちろんバスルーム。
『ゴメンあわび、服に洗剤ついちゃったな‥』
俺はあわびの上半身に生温いシャワーをぶっかけた。
『きゃ‥!』
あわびの髪が少し濡れ、さっきよりも激しく濡れたせいでピンクの下着がまる見えだ。
うぉー‥やべぇ‥
:09/02/14 06:09
:W52S
:qA38Je0I
#544 [ゆー]
でも俺は頭の中とは裏腹に冷静を保った。
頭の中は、もはやウハウハ状態だぜ。
『カツオ君‥シャツ重いよぉ』
あぁ‥濡れた重みか‥
こりゃ好都合だな。
:09/02/14 06:11
:W52S
:qA38Je0I
#545 [ゆー]
俺は何も言わずにシャツのボタンをはずしていった。
プチ‥プチ‥プチ‥
何ともエロティックな光景だ。
シャツのボタンをはずすたびにあわびの胸が露となってくる。
ピンクの下着にまとわれた小ぶりで形のいい胸‥
たまんねぇぜ‥こりゃぁ‥
:09/02/14 06:14
:W52S
:qA38Je0I
#546 [ゆー]
俺は下着の上からあわびの胸をくわえるように舐めた。
胸から首へ、首から胸へと往復させた。
そのたびにあわびは体をピクッとさせていた。
可愛い‥
:09/02/14 06:18
:W52S
:qA38Je0I
#547 [ゆー]
俺はゆっくりあわびの下着を取ろうとした、が‥
ホックがわからねぇ!
なんぢゃあの仕組み!
やはり所詮俺は小学生なんか!
頭の中は雄叫びをあげていた。
俺はスッとあわびのシャツを全部脱がせてタオルをかけてやった。
:09/02/14 06:21
:W52S
:qA38Je0I
#548 [ゆー]
『続きは後でな♪』
俺はいかにも余裕たっぷりの笑顔を見せた。
あわびの顔はカァーっと赤く染まる。
‥ちっくしょぉ。
こんなに可愛いのに
抱けねぇなんてよぉ‥
いや、楽しみは後に取っておこう‥
初めてが風呂で強引にっつー訳にもいかん。
それにしても‥
柔らかかったなぁ‥イ
:09/02/14 06:25
:W52S
:qA38Je0I
#549 [ゆー]
‐あわびside‐
すっごくドキドキしちゃった‥
あのままだったら私‥エッチしちゃってたかも‥
カツオ君がやめてくれて良かったぁ‥
やっぱベッドでしたいもん‥
でも‥ほんと私、カツオ君のこと大好きみたい。
私‥きっと抱いてほしかったんだ‥
体がムズムズする‥
こんなの初めて。
:09/02/14 06:30
:W52S
:qA38Je0I
#550 [りとる]
:09/02/14 17:49
:SH903i
:ui6xBRfQ
#551 [りとる]
:09/02/14 17:50
:SH903i
:ui6xBRfQ
#552 [我輩は匿名である]
あげるょー!!!
:09/02/15 13:52
:F01A
:L1PfwNn.
#553 [わかめチャン]
かいて-
:09/02/15 23:00
:SH03A
:iBbC5DmM
#554 [我輩は匿名である]
書いてぇー
:09/02/19 10:13
:F01A
:elj.DQOE
#555 [我輩は匿名である]
放置?
:09/02/20 17:15
:W51H
:J0RQGlVs
#556 [我輩は匿名である]
待ってるおノノ´ω´ノノ
:09/02/21 08:56
:SH903i
:NBw6O85A
#557 [我輩は匿名である]
あげないと!!
主さん待ってるよん
てかまた体調崩してたら心配だ…
:09/02/21 19:08
:P905i
:☆☆☆
#558 [我輩は匿名である]
あげ


:09/02/25 01:52
:SO706i
:Lplj0tl2
#559 [我輩は匿名である]
おーい
:09/02/25 08:01
:P904i
:ozYZpl.c
#560 [我輩は匿名である]
かいてほし-よ

:09/02/25 09:32
:SH03A
:b8dlHW8k
#561 [我輩は匿名である]
なんでもいいからレスしてください
:09/02/25 22:47
:P904i
:ozYZpl.c
#562 [我輩は匿名である]
あーげ
:09/02/26 18:00
:SO706i
:RC/JGgOI
#563 [我輩は匿名である]
:09/02/28 17:31
:SH903iTV
:qjAwXhSI
#564 [◆KK1/GhBRzM]
あげ(´・ω・`)
:09/03/01 07:12
:F02A
:r8GTJ18U
#565 [さしぶ]
あげー
:09/03/01 23:26
:W51T
:utrbeZlw
#566 [ゆ]
すいません体調くずしてましたホ
みなさん声援ありがとうx
:09/03/02 09:57
:W52S
:h3SyI.SA
#567 [ゆー]
あわびがそんなこと考えているとも知らずに
俺は居間でテレビを見ながら下半身の欲望と戦っていた。
ちっくしょぉぉ!
エロ本もっと読んどくべきだったぜ‥
:09/03/02 09:58
:W52S
:h3SyI.SA
#568 [ゆー]
そんなこんな欲望と戦っているうちに夜の10時をすぎた。
『カツオくん‥』
『へ!?』
俺はあわびにすっとんきょな声を出してしまった。
『カツオ君‥お風呂‥』
あぁ、風呂入ってくるんか。
:09/03/02 10:00
:W52S
:h3SyI.SA
#569 [ゆー]
『カツオ君‥一緒に入ろう!』
は!?
あわびは真っ赤な顔をしてもじもじしている。
もちろん入りたいぜ!
‥ん?待てよ?
:09/03/02 10:01
:W52S
:h3SyI.SA
#570 [ゆー]
あわびは大人だからナイスバディな訳で俺は‥
いかにも小学生ですな体じゃねぇか!
しかも下の毛なんて生えてきたばかりだぢぇーい!
こんなもん見せれるかバカ!
でもあわびの裸見たい‥
湯気にくるまれたあわび‥
コーヒーじゃなく風呂の湯気‥
:09/03/02 10:04
:W52S
:h3SyI.SA
#571 [ゆー]
‥やっべぇ!
羞恥心を隠していざ!
お風呂にレッツゴー♪
‥なんて言えやしねぇよ。
『わりぃあわび!
この番組おもしろいんだ
先に入っててくれよ』
あわびは小さな声で『うん』と言って風呂へ行った。
‥はぁ。
:09/03/02 10:06
:W52S
:h3SyI.SA
#572 [ゆー]
しかし‥せっかくあわびが恥ずかしい思いをして誘ってくれたのに、それを断るのは‥やはり男がすたる。
俺は風呂場へ向かう。
シャアアァ‥
あわびがシャワー使ってんだな。
:09/03/02 10:08
:W52S
:h3SyI.SA
#573 [ゆー]
俺は腰に大きめのタオルを巻いて‥
ガチャ‥
『きゃあぁ!カツオく‥ん!』
はいはい(-д- )
お邪魔しますよん♪
:09/03/02 10:09
:W52S
:h3SyI.SA
#574 [ゆー]
『カツオくん!テレビ見たいんじゃないの?!』
『は?俺そんなん言った?テレビよかあわびが見たいんだけど?』
裸のあわびに手をのばし抱きよせる俺様。
すばらしく格好いいぜx
:09/03/02 10:10
:W52S
:h3SyI.SA
#575 [ゆー]
『や‥カツオくんだけタオル巻いて‥ずるい‥』
しょうがねぇだろ‥まだ見せれる代物じゃねぇんだ。
『なに?見たいの?』
『違っ‥!』
あわびは真っ赤。
見たいって言われなくて良かった‥
:09/03/02 10:13
:W52S
:h3SyI.SA
#576 [ゆー]
俺は湯船に浸かってあわびの観察を始めた。
やべぇぐらい綺麗な体‥
鼻血出そう‥
:09/03/02 10:14
:W52S
:h3SyI.SA
#577 [みな]
:09/03/03 16:08
:P905i
:☆☆☆
#578 [◆0Rxp.4Pyuc]
あげるよ

:09/03/04 02:16
:F02A
:Nf0mbDHk
#579 [我輩は匿名である]
あーげあげ
:09/03/08 22:52
:SO706i
:5IQV6Ra6
#580 [りんご]
大変面白いです
更新しないんですか?
:09/03/12 16:26
:N906i
:ztGkBZpo
#581 [さあさ☆]
:09/03/13 12:19
:SH903iTV
:☆☆☆
#582 [ゆー]
更新したいんだけど
受験でなかなかできないのホ
でも絶対完結さすからね!
ゴメンね‥
しばしお待ちを!
:09/03/18 04:49
:W52S
:YH8bpz3w
#583 [我輩は匿名である]
は〜いト待ってます~
:09/03/18 07:44
:W51S
:T1Q5FkjQ
#584 [我輩は匿名である]
受験終わりましたか?
更新待ってます
:09/04/02 10:48
:F02A
:iH3YCgow
#585 [でんき
]
:09/04/02 14:57
:SH905iTV
:dtXD87TU
#586 [きむ]
:09/04/02 22:46
:W54T
:eoNpip16
#587 [ゆー]
小学生の俺でも分かる。
これが欲情と言う物なのか‥
心臓はバクバク。
男ならではの物も
反応の仕方がハンパねぇ‥
『カツオく‥ん』
‥そんな猫みてぇな声で
俺様を呼ぶなよ‥イ
母さん、カツオは今宵
大人になります‥
:09/04/05 00:34
:W52S
:JoQ8Vq9I
#588 [ゆー]
俺はあわびにそっと唇を重ね、右手を胸に近付けた‥
『や‥ン』
『感じてんのかよ?』
‥なんて余裕ぶっこいてるけど
俺の心臓は破裂寸前。
それどころか手は震えてやがるんだよ!
あわびに気付かれないように少し荒く揉んだ。
:09/04/05 00:38
:W52S
:JoQ8Vq9I
#589 [ゆー]
しかし‥!
気付いた時には遅かった。
揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで‥
いつまで揉めばいいんだYO!
キスしながら揉みまくって‥
どのタイミングで下にたどり着きゃいいんだYO!
少年カツオは悩んだ‥
:09/04/05 00:41
:W52S
:JoQ8Vq9I
#590 [ゆー]
待てよ?
まだ遅くはない!
AVでノリスケがしてた真似をしてみよう‥
参考にやならんだろーが、しないよりマシだ。
『あわび‥アレ見せてよ』
:09/04/05 00:43
:W52S
:JoQ8Vq9I
#591 [ゆー]
『え‥?』
あわびが、すっとんきょな声を出して首をかしげた。
『ア‥レって‥?』
目を泳がしながら不安そうに俺を見つめるあわびに、俺は
『ここのことだけど?イ』
あわびの陰部に手を添えた。
『ん‥!』
:09/04/05 00:49
:W52S
:JoQ8Vq9I
#592 [ゆー]
『早くしねぇと続きできねぇじゃんかよ』
『ふ‥恥ずかしい‥よ』
しょーがねぇなあ‥
俺は立っているあわびの足の間にしゃがみ、あわびの陰部を楽しむことにした。
:09/04/05 00:52
:W52S
:JoQ8Vq9I
#593 [ゆー]
もちろん見るのも触るのも初めてだ。
いざ、快楽の世界へ‥
なんじゃこりゃ。
:09/04/05 00:52
:W52S
:JoQ8Vq9I
#594 [ゆー]
な‥なんだあの形!
なんかすげぇ‥すげぇ‥
人間て‥女ってすげぇよ!
俺は一人で脳内会議をしていた。
初めて開催された脳内会議は5分も持たず‥
気が付けばベッドの中だった。
:09/04/05 00:55
:W52S
:JoQ8Vq9I
#595 [ゆー]
は!?
俺‥なんでベッドに‥
まさかまた‥ヤれなかった‥?
『あ‥気が付いた?』
目の前にはバスローブ姿のあわびがいた。
『カツオくん、お風呂の熱気でのぼせちゃって倒れたのよ?
覚えてない?』
思い出したくもねぇよ!
正しくはのぼせたんじゃなくて興奮しすぎて頭に血がのぼったんだよ。
『ゴメンあわび‥』
『ううん、それより大丈夫?』
:09/04/05 01:00
:W52S
:JoQ8Vq9I
#596 [ゆー]
大丈夫な訳ねぇだろ‥(泣)
戦闘不能だよ!
あぁ‥俺ってばもぅ‥
本当に小学生なんだな(泣)
:09/04/05 20:20
:W52S
:JoQ8Vq9I
#597 [ゆー]
『ゴメンな?
何か‥つ、疲れが溜まったのかな?倒れちまうなんて‥ハハ』
俺は精一杯ごまかした。
緊張と興奮で倒れたなんて
恥ずかしくて言えなかった。
:09/04/05 20:25
:W52S
:JoQ8Vq9I
#598 [ゆー]
『ううん、私の心配なんかしないで‥
疲れたなら、一緒に寝ましょ』
あわびはベッドに移動しながら言った。
‥よし、次こそ
次こそは物にするぜ!
:09/04/05 20:27
:W52S
:JoQ8Vq9I
#599 [ゆー]
‥と意気込んだのもつかの間。
俺は極度の体の疲れと精神的な疲れで布団に入った瞬間に見事アウト。
夢の中であわびを犯し、朝起きると俺のブツは素晴らしくガンガン‥
‥いや、ただの朝立ちか。
何を朝から下ネタぶっぱなしてんだろうか(笑)
:09/04/05 20:31
:W52S
:JoQ8Vq9I
#600 [ゆー]
『あ!おはようカツオくん♪』
あわび、もう起きてんだ。
ちなみに今の時刻は8時。
『おはよう、あわび‥』
机にはクロワッサンと目玉焼き、ベーコンと定番だが美味しそうな朝飯が並んでいた。
俺は、いただきますと勢いよく食べた。
:09/04/05 20:34
:W52S
:JoQ8Vq9I
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