人生の案内板
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#112 [幸]
『そもそも、なぜあなた達は
この子を怒鳴るんですか?
この子はそんなに悪いことなど…』
気がつけば当たりが
暗くなっていた。
校長室の窓は小さいせいか
暗くなっていたなど
気づかなかった
:08/12/22 15:40 :W53H :CJ9uPbk2
#113 [幸]
『………』
警察の人は何か言いたげな顔をしたが、
また不機嫌な顔に戻った
『今日の所は失礼します
しかし、またあなたに尋ねたいことがありますので
またご協力お願いします』
:08/12/22 15:42 :W53H :CJ9uPbk2
#114 [幸]
そう言い、ドアを激しく閉めた。
何がしたかったの?
そんな疑問しかなかった
ほとんどの先生たちは呆れていた
:08/12/22 15:46 :W53H :CJ9uPbk2
#115 [幸]
『お前は間違ってないよ』
私が一人で帰ろうとした時
最も親しみのある先生がそう言った
『なぜ……?』
私は小さな声で聞いた
:08/12/22 15:48 :W53H :CJ9uPbk2
#116 [幸]
『お前この前あの少年を
助けたいって言ったよな?
なぜそう思った?』
先生は優しい顔で聞いた
私は下を向いていた顔を上げ
まじまじと先生の顔を見た
:08/12/22 15:53 :W53H :CJ9uPbk2
#117 [幸]
先生は女みたいに高い声だ。
顔や体は男なのに。
『…分かりません
ただ、気付いたら
おにぎりを買ってたんです
気付いたらあの少年に
あげてたんです。
頭で何も考えてなかった
気付いたら、そんな行動をとってた。
私、何事も考えてから
行動しろ。と母から
言われていたのに
あの時だけ…
何も考えず……。』
:08/12/22 15:59 :W53H :CJ9uPbk2
#118 [幸]
ゆっくりと話した。
先生は最後まで私の顔を見て
聞いてくれた
『それはね、あなたが
本当に守りたいと思ったからだよ』
『えっ!?
初めて出会ったのに!?』
『好きとか、嫌いとか関係なく、
ただ、その少年を守ってあげたいって、
強く思ったからだよ』
:08/12/22 16:04 :W53H :CJ9uPbk2
#119 [幸]
私が……?
なんで?
『お前はそういう奴だからじゃん?』
先生はそう言い、私の頭を撫でた
そして私は先生と別れ
家に向かった。
:08/12/22 20:38 :W53H :CJ9uPbk2
#120 [幸]
私は家に着き、家事をした。
そして夜ご飯の準備をし、
いただきます
と、手を合わせて挨拶をし、食べ始めた
ただいま
と父さんが帰ってきた
:08/12/22 20:41 :W53H :CJ9uPbk2
#121 [幸]
私は学校であった事を
父さんに相談した
すると、父さんは
何かを思い出すように
語りだした
『お前の母さんはなぁ
そういう警察の人、
嫌いそうだなぁ。』
:08/12/22 20:49 :W53H :CJ9uPbk2
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