人生の案内板
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#466 [幸]
『鮎川!!』


振り向くと、小早川君がいた。


『小早川君…。』
『鮎川!!
国語教えて!!』


私は正直、小早川君と
勉強をしたくなかった。

⏰:09/01/29 11:07 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#467 [幸]
『なっなんで?』
『俺、今日返ってきた模試
悪くて……。

だからお願い!!』




家に帰ってもかけるから
メール来ないし、
別にいいか。


そう思い、小早川君の頼みを承諾し、
小早川君の後を歩いた。

⏰:09/01/29 11:13 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#468 [幸]
私は今まで1人で家に
いたことがない。

1人になると、勉強も
スムーズにできないからだ。

1人になると、必ず図書館などで勉強をする。



でもかけると知り合って、
家でも勉強をできるようになった。

勉強すれば、かけるからメールが来るからだ。



なんて単純な理由…。

⏰:09/01/29 11:16 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#469 [幸]
『鮎川…?』

小早川君がいつもより
低い声で私の名前を呼んだ。


『なあに?』
『図書館、この時間帯
開いてないから
俺んち、来ないか?』



『…いい……。』

⏰:09/01/29 11:19 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#470 [幸]
なんか…嫌だった…。


『頼むよ…。
俺、国語さえよければ
いいんだよ…。
鮎川っ!!手伝ってくれよ。』


小早川君はだんだんと
大きい声をあげ、
私の肩に手をかけた。




『T大に行きてぇんだよ!!』


小早川君が大声で叫んだ。

⏰:09/01/29 11:24 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#471 [幸]
『わかったよ…。』
『鮎川っ!!ありがと!』



承諾しちゃった…。
大丈夫だよね…
小早川君は勉強のことしか
頭にないよね……?


私はそう言い聞かせながら
小早川君の家へ向かった。

⏰:09/01/29 11:26 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#472 [幸]
『大きい…。』
小早川君の家に到着。


にしても、大きい…。




『俺の部屋。』

そう小早川君に誘導され入った。


参考書でいっぱいの部屋だった。

⏰:09/01/29 11:29 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#473 [幸]
『模試の見直しやろう!』

小早川君はそう言って
準備をし始めた。




…私、なに勘違いしてたんだ…
ちょ―恥ずかしい…。

そう思いながら私も
準備を始めた。

⏰:09/01/29 11:31 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#474 [幸]
『これさぁ、なんでこうなるの?』



小早川君の質問に私は
丁寧に答えた。

また、私は政治経済が
わからなかったので
お互いに質問し、答えてた。


2時間、模試の見直しをした。

⏰:09/01/29 11:33 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#475 [幸]
『じゃあ、私そろそろ…』


気づけば8時。
お腹すいたし、帰りたかった。


私が帰ろうとした時
小早川君が私の腕を掴んだ。



『鮎川……』
小早川君の顔がゆっくりと
近づいてくる。

⏰:09/01/29 11:36 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


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