人生の案内板
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#959 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age

⏰:23/01/06 19:36 📱:Android 🆔:pRdUKMH2


#960 [わをん◇◇]
TITLE「 なみだ 」

⏰:23/01/06 19:37 📱:Android 🆔:pRdUKMH2


#961 [わをん◇◇]
「合コン?」
「そう!たぶんひーくんの事だから、イケメン揃えてくれるはず!‥どう?暇つぶしでいいからさー♪」

⏰:23/01/06 19:37 📱:Android 🆔:pRdUKMH2


#962 [わをん◇◇]
帰り道。もう辺りは真っ暗で、空気も冷たい。ちらほらと女の子。小さな路地にあちこち。

「んん‥まぁいいけど」
「よし決まり♪」

もともと、あまり話す機会のなかった芽衣ちゃん。あの飲み会以来、結構頻繁に話すようになった。

⏰:23/01/06 19:38 📱:Android 🆔:pRdUKMH2


#963 [わをん◇◇]
私は人見知りだから、話しかけてもらえるとすごく嬉しい。お酒の力って偉大。

「あたしなんか行っても、がっかりさせるだけだと思うけどねー」

本日の彼女は、女の子らしくロングスカートなんか履いて‥日によってホントに変わるから、時々なぜか戸惑う。

⏰:23/01/06 19:38 📱:Android 🆔:pRdUKMH2


#964 [わをん◇◇]
「芽衣ちゃん、美人さんだし、大丈夫だよーっ。すぐ食われちゃうかもよー?」

けたけたと笑いながら言うと、"何言ってんだか"と鼻で軽くあしらわれた。こういう姉御肌?な人って一緒にいてすごく楽。私自身、末っ子で甘えただから。そんな話をしていたら、ぽつり、鼻先に滴が落ちてきた。

⏰:23/01/06 19:38 📱:Android 🆔:pRdUKMH2


#965 [わをん◇◇]
そう言えば、夜から雨だって天気予報で言ってたっけ。

「芽衣ちゃん、傘持ってきた?」
「あ、うん。」
「さすがー」

⏰:23/01/06 19:38 📱:Android 🆔:pRdUKMH2


#966 [わをん◇◇]
「入れてほしい?」

にやりといじらしく笑って、大きく頷いた私に、仕方なく傘を傾けてくれた。

「ありがとー♪わ‥結構降ってるね」

傘に当たってるせいか何なのか、妙に滴の音が激しく感じる。

⏰:23/01/06 19:38 📱:Android 🆔:pRdUKMH2


#967 [わをん◇◇]
どしゃ降りなんて聞いてない。前を歩いていた女の子たちも、足早に帰って行った。そして、人の気配もなくなってゆく。

「あ、芽衣ちゃん!傘のお礼と言っては何だけど‥」

⏰:23/01/06 19:38 📱:Android 🆔:pRdUKMH2


#968 [わをん◇◇]
雨音にかき消されないように、少しだけ声を張る。なぜか緊張した。

「今日、寒いしお鍋にしようと思うんだけどね?よかったら、芽衣ちゃんも一緒にどうですか!」

声を張るばかりに、語尾の疑問符は強調に変わる。何だか好きな人をデートに誘うようだ。

⏰:23/01/06 19:39 📱:Android 🆔:pRdUKMH2


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