人生の案内板
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#470 [幸]
なんか…嫌だった…。


『頼むよ…。
俺、国語さえよければ
いいんだよ…。
鮎川っ!!手伝ってくれよ。』


小早川君はだんだんと
大きい声をあげ、
私の肩に手をかけた。




『T大に行きてぇんだよ!!』


小早川君が大声で叫んだ。

⏰:09/01/29 11:24 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#471 [幸]
『わかったよ…。』
『鮎川っ!!ありがと!』



承諾しちゃった…。
大丈夫だよね…
小早川君は勉強のことしか
頭にないよね……?


私はそう言い聞かせながら
小早川君の家へ向かった。

⏰:09/01/29 11:26 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#472 [幸]
『大きい…。』
小早川君の家に到着。


にしても、大きい…。




『俺の部屋。』

そう小早川君に誘導され入った。


参考書でいっぱいの部屋だった。

⏰:09/01/29 11:29 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#473 [幸]
『模試の見直しやろう!』

小早川君はそう言って
準備をし始めた。




…私、なに勘違いしてたんだ…
ちょ―恥ずかしい…。

そう思いながら私も
準備を始めた。

⏰:09/01/29 11:31 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#474 [幸]
『これさぁ、なんでこうなるの?』



小早川君の質問に私は
丁寧に答えた。

また、私は政治経済が
わからなかったので
お互いに質問し、答えてた。


2時間、模試の見直しをした。

⏰:09/01/29 11:33 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#475 [幸]
『じゃあ、私そろそろ…』


気づけば8時。
お腹すいたし、帰りたかった。


私が帰ろうとした時
小早川君が私の腕を掴んだ。



『鮎川……』
小早川君の顔がゆっくりと
近づいてくる。

⏰:09/01/29 11:36 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#476 [幸]
『こっ小早川君…。』

『鮎川って、好きな人いるの?』



その質問に戸惑った。
暫く何も言わなかった。

『いるんだ…。』

⏰:09/01/29 11:38 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#477 [幸]
『かっ帰るね…。』



私は小早川君の腕を振り払った。
そして逃げるように去った。



『よう、今暇なの―?』

見知らぬ男にからまれた。

⏰:09/01/29 11:43 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#478 [幸]
時計は8時半を指していた。

私は今までこんな夜に、
1人で出歩いたことがなかった。



だからこんな経験も初めて。


『すみません…。』


そう言って逃げようとしたが
囲まれていた。

⏰:09/01/29 11:45 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


#479 [幸]
何か話しているが、
全く耳に入らなかった。

怖い……
怖い。。

嫌…

『かける―!』


思わず、叫んでしまった。

⏰:09/01/29 11:49 📱:W53H 🆔:WAe8sHqk


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