双子の秘密
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#370 [ゆーちん]
《着いたよ。》


メールを受信して、外に出ると先生の車が停まっていた。


小走りして近づき、慌てて助手席に乗り込んだ。


「こんばんちゃー。」

「フッ。斗美ちゃんテンション高いねー。」


先生の匂いだ。

⏰:08/12/10 20:51 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#371 [ゆーちん]
車はマンションに向かって走り始めた。


「うん!初、お泊りだもん。」

「えー、もしかしてヤラシイ事でも期待してる?残念ながら今日はしないよ。先生、今日はめちゃくちゃ疲れてんの。」

「そんな期待しないって。私も疲れてるもん。」

⏰:08/12/10 20:51 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#372 [ゆーちん]
さっきまで親父とヤッて、その後は先生とヤる。


何故かそれは嫌なんだよね。


日付が変わらないと、体がリセットされてないみたいで嫌なの。


だったら援交するなって感じだよね。


堂々巡りだわ、私。

⏰:08/12/10 20:52 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#373 [ゆーちん]
マンションに到着し、慣れた足取りで部屋に入った。


入った途端、朝のようなキスが襲う。


玄関の壁に押さえられ、迫り来るキスを必死に受け止めた。


本当はキスもしたくない。


1万円のアノ仕事を3人目の客でしてるから。


先生、ごめんなさい。

⏰:08/12/10 20:53 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#374 [ゆーちん]
唇が離れた。


「今日はこれで我慢ね。」

「先生こそ。今ので我慢してね。」


先生は笑った。


「お風呂入っといで。」

「うん!」


荷物をソファーの上に置いてから、お風呂場に向かった。

⏰:08/12/10 20:54 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#375 [ゆーちん]
いつも掃除ばかりしているお風呂は、やっぱり湯舟につかりながら眺めると違う場所に感じる。


「はぁー…」


温かいお湯が疲れを癒す。


やっぱいいね。


湯舟にゆっくりつかるのって。


完全に油断していると、ドアから笑い声が聞こえた。


「ブハッ。」

⏰:08/12/10 20:54 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#376 [ゆーちん]
慌ててドアを見ると、先生は少しだけすき間を開けてのぞき見。


「…変態。」

「斗美、ヤバいよ。気ぃ抜きすぎだもん。変な顔だった。」

「ひどっ。」

「なぁなぁ。先生も一緒に入っていい?」

「やだ、無理、いや、不可能、拒否。」

「んな全力で断られても…もう脱いだしぃ〜。」

⏰:08/12/10 20:55 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#377 [ゆーちん]
そう言って入ってきた先生はばっちり全裸。


つい軽く目を反らしてしまった。


男の裸は何度も見ていて免疫だってある。


先生の裸だってベットの中で見てるっつーの。


でもさ、やっぱ明るいとこは恥ずかしいもんだよね。

⏰:08/12/10 20:55 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#378 [ゆーちん]
水音。


物音。


先生は私に背を向け、頭を洗っている。


シャカシャカと髪が洗われ、ジャーッとシャワーで泡が流される。


「ふぅー!」


そう言って、洗い終わった頭を犬のように振り出した。


「ちょっと!飛んで来るんだけど!」

「ウザイ?俺、ウザイ?」

⏰:08/12/10 20:57 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#379 [ゆーちん]
そう言って笑っていたので『ウザイ!』と答えると、膨れっ面になった。


いまいち掴みきれない人。


体を洗い始めた先生に聞いてみた。


「先生さぁ、いつも彼女ができたらこうやって一緒にお風呂入ってたの?」

⏰:08/12/10 20:57 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


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