双子の秘密
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#566 [ゆーちん]
「寝顔見ようと思ったらパッて起きちゃってさ。普通、寝てたら気付かないよ。」
「うん。でもさ、先生の隣だと眠れるんだよね。不思議でしょ?」
先生は私の肩を抱いた。
もう一方の手で私の両手を包み込んでくれた。
「不思議だよー。俺がこんなガキに惚れるなんて、人生不思議な事だらけ。」
:08/12/11 13:12 :SH901iC :uyR.lwfs
#567 [ゆーちん]
ダメだ。
泣けてきた。
好きな人に好きと言われて、嬉しいに決まってるじゃん。
「先生、私さ…」
もう…隠し事は嫌だった。
「援こ‥」
「援交なら知ってるから。」
:08/12/11 13:12 :SH901iC :uyR.lwfs
#568 [ゆーちん]
『え。』と小さな声を零した私に、先生は言った。
「ずっと知ってた。初めて会った時から、この子悪い事してるなって気付いてた。」
涙は勝手に零れて来た。
「何で…」
「いつか辞めるって信じてたから。だから言わなかった。」
:08/12/11 13:14 :SH901iC :uyR.lwfs
#569 [ゆーちん]
繋いだ手に力が入ったのがわかった。
「俺、昔やんちゃだったからそういう事してる女友達いっぱい見て来たんだ。だから斗美もすぐにわかった。」
「私…汚いのに、何で優しくしてくれんの…」
「好きになっちゃったもん、仕方ないじゃん。」
:08/12/11 13:14 :SH901iC :uyR.lwfs
#570 [ゆーちん]
こんなに私を想ってくれている人がいるのに、どうして早くに辞めてなかったんだろうと、後悔だけが私を支配していた。
「辞めてくれた時は嬉しかったよ。辛かったでしょ?ずっと頑張ってたもんね。」
何言ってんの。
先生だって辛かったくせに、こんな時も私をかばってくれる。
:08/12/11 13:15 :SH901iC :uyR.lwfs
#571 [ゆーちん]
援交してた事叱らないの?
叱ってくれない方がキツいな。
「辞めたはずなのに、今日会った斗美はまた悩み事ある顔してるしさ。もう隠し事なしにしてよ。俺の事信じてみない?」
:08/12/11 13:16 :SH901iC :uyR.lwfs
#572 [ゆーちん]
「ごめんなさい。」
昨日の夜の事を話した。
誘拐された。
淀江さんとの関係。
将来風俗に売られるかもしんない。
それと…
「私、汚いんだ。先生以外の人にも…」
泣いていた私の手をずっと繋いでくれていた。
:08/12/11 13:17 :SH901iC :uyR.lwfs
#573 [ゆーちん]
「淀江さんにも反応して…最低でしょ、私。ごめんな…さい。」
淀江さんのSEXに感じていた事が1番の汚点だった。
目が痛いくらい泣いた。
「ごめんなさい…。」
「ん、わかった。もういいよ。」
こんな時でも先生は優しかった。
:08/12/11 13:18 :SH901iC :uyR.lwfs
#574 [ゆーちん]
「その淀江って奴、殺してやるから。」
先生が言うと洒落にならない。
本当に殺しそうで怖かった。
「辞めて…そんな事しないで。」
「人の女をバカにしやがって…親父ごときが調子乗ってると痛い目に遭うって事教えてやんないと。」
:08/12/11 13:19 :SH901iC :uyR.lwfs
#575 [ゆーちん]
昔、不良だっただけあって何かしでかしそうで本当に怖い。
でもこれで私にも勝ち目はある。
先生にバレたくないから淀江さんに従っていたけど、もうこれで従う意味はなくなった。
「明日、警察行くから。」
:08/12/11 13:19 :SH901iC :uyR.lwfs
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