双子の秘密
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#582 [ゆーちん]
「もっと斗美にも甘やかせてあげればよかったね。ママが悪かったよ。」
「そうだね、って言いたいけど…さすがにこれはママが原因じゃないもん。私が悪いの。悪いってわかっててあんな事したんだから。」
ママを困らせたくて援交をしていた。
:08/12/11 13:28 :SH901iC :uyR.lwfs
#583 [ゆーちん]
その結果、本当にただ悲しませるだけのものとなってしまっていた。
「斗美は社交的だからあまり気にしてなかったの。お姉ちゃんだし、大丈夫かなって。斗羽ばっか構ってたから…ごめんね。」
泣きそうなのを我慢して『私もごめん。』と言った。
:08/12/11 13:29 :SH901iC :uyR.lwfs
#584 [ゆーちん]
「私このまま彼氏んち行くから。」
「彼氏はこの事知ってるの?」
「うん。彼氏のおかげで自分ら警察行けたの。」
「そう。彼氏に感謝しないとね。今度連れて来なさい。」
「んー…考えとく。禁断の恋だからさ。」
「禁断?」
「彼氏、私の学校の先生なの。」
:08/12/11 13:30 :SH901iC :uyR.lwfs
#585 [ゆーちん]
友達にも言った事ない言葉をママに言うって不思議な感じだった。
「そう。もうそんな事ぐらいじゃママ驚かないわ。」
ママは笑った。
「ごめんね。でも私さ、先生に出会って変われたの。」
優しい笑顔で笑ってくれた。
:08/12/11 13:31 :SH901iC :uyR.lwfs
#586 [ゆーちん]
すっかり暗くなった夜道でママと別れ、私は910号室に帰った。
…ピンポーン。
「はい。」
「ずる休み2日目女子高生です。」
「入室拒否だな。」
そう言って笑った先生。
中から鍵を開けてくれた。
「お疲れさん。」
:08/12/11 13:31 :SH901iC :uyR.lwfs
#587 [ゆーちん]
「うん。これからも事情聴取で警察行かなきゃだけど、もうこれで開放されたのかと思うと…泣けてきた。」
先生の胸に飛び込んで、私は声を出して泣いた。
泣かないって決めてたのに。
「先生ごめんね。ごめんなさい。」
:08/12/11 13:32 :SH901iC :uyR.lwfs
#588 [ゆーちん]
逮捕されたとは言え、いつかはまた太陽の浴びる世界に出てくるであろう淀江さん。
また誘拐に来るかもしれない。
でももう逃げ隠れする必要はない。
だってさ…
「俺がずっと守ってあげるからねぇ。」
たくましい彼氏がいるんだもん。
:08/12/11 13:33 :SH901iC :uyR.lwfs
#589 [ゆーちん]
ブランド物は売りに行こう。
捨てるのは可哀相でしょ?
バッグや財布に罪はない。
売れたお金は受け取らない。
もう、お金なんていらない。
秘密もいらない。
先生だけいればいい。
:08/12/11 13:34 :SH901iC :uyR.lwfs
#590 [ゆーちん]
〔斗羽〕
冬が来た。
ラブホテルで園田さんとSEXをした。
「斗羽ちゃんって日に日にエッチになってくよね。」
「誰のせいですか?」
「アハハッ。俺?」
「そうですよ?」
そんな事を言って、園田さんと楽しい時間を過ごした。
だけどSEXは気持ち良くなんかなかった。
:08/12/11 13:35 :SH901iC :uyR.lwfs
#591 [ゆーちん]
翌日、太一くんとSEXをした。
「アッ…ンンッ…」
「斗羽…ちゃ…」
二股の何が悪いの。
不倫や浮気の何がいけない?
好きになったんだから仕方ないじゃない。
「たい…ち…アァッ…ンン、ンッ…」
:08/12/11 13:35 :SH901iC :uyR.lwfs
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