双子の秘密
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#326 [ゆーちん]
「先生は私が好きなの?」

「うん、好きよー。」

「好きって、胸がギューってなるよね?」

「なるなる。」

「やっぱり。」


これが…恋だ。


「胸ギューってなるの?」

「超なる。こんななったの初めてだよ。」

⏰:08/12/10 19:14 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#327 [ゆーちん]
「え?俺、初恋の相手?」

「アハハ。ある意味。」

「初恋の相手と付き合うなんて斗美は幸せ者ねー。」


幸せ者は幸せなキスをしてから車を降りた。


走り去る車を見送ってから家に入り、部屋へと直行。

⏰:08/12/10 19:14 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#328 [ゆーちん]
ベットにダイブして、余韻に浸った。


私が、先生の彼女。


しっくり来ないけど、嬉しいかも。


全く興味のない教師と、いつの間にか恋に落ちていた。

⏰:08/12/10 19:15 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#329 [ゆーちん]
初めてのデートにも関わらず、合い鍵って言う素敵なプレゼントももらった。


もう、おさぼり仲間じゃないんだ。


恋人なんだ。


ヤバイ…どうしちゃったんだろ、私。


本気の恋なのかな。


こんな気分、初めてだよ。

⏰:08/12/10 19:15 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#330 [ゆーちん]
◇◆◇◆◇◆◇

増えていくキス

◇◆◇◆◇◆◇

⏰:08/12/10 19:16 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#331 [ゆーちん]
〔斗羽〕


誰にも相談できない恋心を抱き、夏休みを迎えた。


園田さんとはあれからまだ一度もデートならぬ密会はしていない。


理由はたくさんある。


仕事が忙しい。


休みがない。


たまの休みは家族と過ごす。

⏰:08/12/10 19:17 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#332 [ゆーちん]
必然的に私との時間は無い。


体を重ねて早速、放置されてる私の身にもなってよ。


この恋心はどうすればいいの。


どんどん高まるばかりで、愛のぶつけ先がない。


逢いたいよ。


バイト先で会ってるじゃんって思うかもだけど、あんなの会った内に入らない。


だって…

⏰:08/12/10 19:17 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#333 [ゆーちん]
「園田さん、あの‥」

「ごめん、後にして。忙しいんだ。」


こんな態度だもん。


関係を持つ以前までの態度と180度変わってしまった。


冷たい。


避けてる?


どうしてだろ。


連絡は、たまにメールが来るぐらい。

⏰:08/12/10 19:18 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#334 [ゆーちん]
でもそのメールのおかげで、私はまだ園田さんとの関係が続いてるんだって思える。


どうして避けてるのか、理由が知り合い。


だけど聞く前に園田さんは逃げて行く。


せっかく好きな人と会えるバイトが、ただ辛くなるだけのバイト先になっちゃうよ。

⏰:08/12/10 19:18 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#335 [ゆーちん]
「お疲れ様でした。」


バイトが終わり、駅前を歩く。


夏休みのせいなのか、いつもより賑やかだ。


駅前を通り過ぎ、暗い道を歩く。


やだな。


駅前が賑やかすぎたから、いつもより不気味に感じてしまう。


ヴーッヴーッ…


携帯が震えた。

⏰:08/12/10 19:19 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


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