双子の秘密
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#361 [ゆーちん]
先生ごめん。
浮気と一緒だよね、援交なんて。
バレたらフラれちゃうんだろうな。
せっかく恋したのに…やだな。
「あぁ…イく…イく!」
やっと果ててくれた客。
私は疲労感に満たされているが、客は違う感情に満たされているんだろう。
:08/12/10 20:33 :SH901iC :0Xqg4XG.
#362 [ゆーちん]
その後、2人の相手をして合計3人の欲を満たせてあげた。
財布には10万円が追加され、私の金欲が満たされた。
家に帰ると、斗羽とママが晩ご飯を食べていた。
疲れてたし食欲もなかったので部屋に直行。
鞄から携帯電話を取り出すとメールが2件来ていた。
:08/12/10 20:34 :SH901iC :0Xqg4XG.
#363 [ゆーちん]
《久しぶりー!夏休みだし遊ぼうよ。明日ひま?》
中学からの友達からのお誘い。
違う高校だとなかなか会えないもんね。
もう1件は先生。
メールなんて珍しい。
《明日バイト?俺、休みだからどっか出掛けない?》
:08/12/10 20:35 :SH901iC :0Xqg4XG.
#364 [ゆーちん]
明日はバイト、入れてない。
当日いきなり『会おうよ。』なんて言ってくる面倒な客もいるけど、暇な時しか相手しない。
明日はそんな客が来ても全て断る。
だって、明日はデートで忙しいんだもん。
《行く!》
:08/12/10 20:36 :SH901iC :0Xqg4XG.
#365 [ゆーちん]
先生に返事を返してから、友達にはまた今度にしよう、と日を改めてもらった。
《じゃあ明日の朝、迎えに行くから。》
その返事が来て、急に私の頭はフル回転。
《今から行く!先生のとこに泊まりたい。》
:08/12/10 20:37 :SH901iC :0Xqg4XG.
#366 [ゆーちん]
どうせこの家は寝るだけの家だもん。
あぁ、あと服やバッグ置き場?
どうせなら今晩から一緒に過ごしたい。
彼氏とは1秒だって長く居たいものでしょ?
《だーめ。親が心配すんだろ。》
ママとパパの顔が頭に浮かんだ。
:08/12/10 20:46 :SH901iC :0Xqg4XG.
#367 [ゆーちん]
だけど浮かんだ二人の顔はどちらも冷めている。
ママは私に心配なんかしない。
パパも私に興味ないみたいだし。
家族は嫌いじゃないけど、好きでもない。
特別な存在ではあるけど、上手く接せないのは私が不器用だからかな。
:08/12/10 20:47 :SH901iC :0Xqg4XG.
#368 [ゆーちん]
《ママに言ったらOKだって。行ってもいいでしょ?》
《まぁOK貰ったなら別にいいけど。迎えに行くから用意して待ってろ。》
《うん!ありがとっ。》
先生ごめん。
嘘だよ。
ママに報告したり、許可を貰ったりする訳がない。
また、先生に対する嘘が増えた。
:08/12/10 20:48 :SH901iC :0Xqg4XG.
#369 [ゆーちん]
普段、先生はお泊りなんかさせてくんない。
たぶん無断外泊はダメって事だろうね。
そういうとこ真面目で教師っぽくて…ちょっと好きかも。
何かカッコイイじゃん。
教師らしくて。
それに大切にされてる気もする。
:08/12/10 20:49 :SH901iC :0Xqg4XG.
#370 [ゆーちん]
《着いたよ。》
メールを受信して、外に出ると先生の車が停まっていた。
小走りして近づき、慌てて助手席に乗り込んだ。
「こんばんちゃー。」
「フッ。斗美ちゃんテンション高いねー。」
先生の匂いだ。
:08/12/10 20:51 :SH901iC :0Xqg4XG.
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