双子の秘密
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#461 [ゆーちん]
「お金いらないから、って。僕が君にいくら注いだかわかってるのか?」
淀江さんが怒るのも訳ない。
SEX1回3万、フェラ1回1万とは別に、淀江さんはおこずかいを毎回くれた。
ブランド品だってプレゼントしてくれる。
:08/12/11 10:43 :SH901iC :uyR.lwfs
#462 [ゆーちん]
『いつもごめんね。』と謝ると、『構わないよ。ずっと僕の相手をしてくれるって約束するなら。』と淀江さんは言った。
『もちろん!一生淀江さんから離れないよ。』と、軽はずみで言った言葉。
淀江さんと出会って、2年と少しが経った。
:08/12/11 10:44 :SH901iC :uyR.lwfs
#463 [ゆーちん]
私が淀江さんとSEXした価値より、プレゼントしてもらった価値の方が大きいのはわかってる。
あのプレゼント分の価値をSEXで返さないといけないとしたら、私はまだまだ淀江さんには頭が上がらない。
:08/12/11 10:45 :SH901iC :uyR.lwfs
#464 [ゆーちん]
「現金は返せないけど、バッグとか財布なら返せ‥」
「冗談じゃない!」
…だよね。
淀江さんからしてみれば、冗談じゃないって感じだもんね。
「ごめん。でも本当にもう援交したくないんだ。」
「…彼氏か?」
私は頷いた。
:08/12/11 10:46 :SH901iC :uyR.lwfs
#465 [ゆーちん]
「そんなちっぽけな男ごときで、大金の入る仕事を放棄するなんて。これからの人生、損するぞ?」
変態親父の意見は私の心を揺さぶるはずもなく、援交を辞めたいという気持ちは変わらなかった。
「損してもいい。彼氏が好きだから。お金なんかいらない。」
:08/12/11 10:47 :SH901iC :uyR.lwfs
#466 [ゆーちん]
淀江さんはひるまなかった。
「そんな一時の気の迷いで、今までの客もパァだ。僕だってそう。君は、頑張って来たじゃないか。」
頑張って来たよ。
また客に買ってもらえるように、笑顔だってサービスだって完璧にやりこなした。
:08/12/11 10:47 :SH901iC :uyR.lwfs
#467 [ゆーちん]
その努力が先生の存在で水の泡と、淀江さんは言いたいのだろう。
…上等だよ。
お金なんかより、大切なものを見つけたんだもん。
水の泡だろうが、宇宙のチリだろうが何にでもなればいい。
そんな哀れむな努力なんて。
:08/12/11 10:48 :SH901iC :uyR.lwfs
#468 [ゆーちん]
「今まで彼氏ができても援交辞めようなんて思わなかったけど、今の彼氏は初めて辞めたいって思えた人なの。」
「…本気なのか?」
「本気。だから援交なんかしてるってバレたら…彼氏が悲しむでしょ?悲しませたくないの。」
今すぐにでもここを飛び出して、携帯電話から淀江さんの連絡先を消す事だってできる。
:08/12/11 10:49 :SH901iC :uyR.lwfs
#469 [ゆーちん]
だけどそんな事したら、後々大変だってわかる。
この人は執念深い人。
2年付き合って、わかったの。
私をストーカーしたり、金を返せと言って来るかもしれない。
先生にも迷惑をかけるだろう。
:08/12/11 10:49 :SH901iC :uyR.lwfs
#470 [ゆーちん]
初めて話しかけて来てくれた、あの優しい淀江さんはもういない。
納得いかない顔で、私を睨む。
「どうして最近の若い子は、こうもわがままなんだ。」
「ごめんなさい。でも、もう決めたの。彼氏以外とはヤんないって。」
:08/12/11 10:50 :SH901iC :uyR.lwfs
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