双子の秘密
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#542 [ゆーちん]
私、何か淀江さんと契約でもした?
してないよね?
だから私にそんな事を命令する権利なんて淀江さんにはない。
「こんな事バレると捕まるのは淀江さんだよ。もう辞めて…」
:08/12/11 12:52 :SH901iC :uyR.lwfs
#543 [ゆーちん]
抵抗する体力がどんどん弱くなる。
「だから言ってるじゃん。彼氏にバレるよ、って。」
やだ。
先生にバレるわけにいかない。
だからって援交続けるわけにもいかない。
どうすればいい。
「自業自得だ、私。」
泣きながら目を閉じた。
何も見たくない。
:08/12/11 12:53 :SH901iC :uyR.lwfs
#544 [ゆーちん]
「嫌がってるわりに、体は素直だ。」
淀江さんのその言葉に、また涙した。
私、最低。
この体は先生にしか反応しちゃいけないんだよ。
なのに、何なの。
この有様は。
SEX独特の快楽に顔を歪める私を殴り殺してやりたいとまで思った。
:08/12/11 12:53 :SH901iC :uyR.lwfs
#545 [ゆーちん]
◇◆◇◆◇◆◇
繋いだ手
◇◆◇◆◇◆◇
:08/12/11 12:54 :SH901iC :uyR.lwfs
#546 [ゆーちん]
翌日の私は放心状態だった。
淀江さんが果てた後、ずっと見ていた3人の中の1人が言った。
『援助交際を続けると約束しろ。』と。
『約束する。』と答えてしまった私。
そう言わないと、帰してもらえなかった。
:08/12/11 12:55 :SH901iC :uyR.lwfs
#547 [ゆーちん]
どうにかして淀江さん達を騙せないだろうか。
…いくら考えても私の頭では無理だった。
解決のしない問題。
今は騙せても、いつか私を風俗へ売る為にまた誘拐に来るんじゃないかと思うと溜め息が溢れた。
:08/12/11 12:55 :SH901iC :uyR.lwfs
#548 [ゆーちん]
何も解決しない。
学校を休んで一日中ベットの中で過ごした。
コンコン…
「斗美、学校は?」
ママがドアをノックしながら話しかけてくる。
「…行かない。」
「珍しいわね。斗美がサボるなんて。」
ママはそう言って部屋の前から離れて行った。
:08/12/11 12:56 :SH901iC :uyR.lwfs
#549 [ゆーちん]
本当、珍しい。
家でサボるのなんて。
毎日ちゃんと学校には行ってる。
だけど屋上でサボってばっか。
ていうかサボるために学校行ってる。
サボって、先生に会うために。
:08/12/11 12:57 :SH901iC :uyR.lwfs
#550 [ゆーちん]
《どした?》
学校にいたのなら1時間目が始まる時間。
先生からメールが来た。
《風邪ひいた。》
…嘘。
バカは風邪ひかないもん。
《大丈夫?》
《大丈夫じゃない。》
大丈夫なんかじゃない。
もう…ボロボロだよ。
:08/12/11 12:58 :SH901iC :uyR.lwfs
#551 [ゆーちん]
《絶対安静にしてろよ。じゃあ授業あるから行くわ!》
《ありがとう。頑張って。》
先生からのメールが嬉しかった。
眠りもせず、ただベットの中で過ごした。
終わらない問題の答えを探しながら。
:08/12/11 12:59 :SH901iC :uyR.lwfs
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