冷たい彼女
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#303 [ゆーちん]
お互いプレゼントを開けた。
凜がくれたプレゼントはレザーのブレスレットだった。
「うっわ、マジ嬉しい。」
「気に入った?」
「うん、かなり!」
「よかった。私もこれ、気に入った。」
今日は凜にも笑顔が溢れている。
:08/12/12 16:27 :SH901iC :ufvbrGno
#304 [ゆーちん]
その笑顔だけでも充分すぎる、素敵なプレゼントなんだけどな。
なんてキザな事言ってるとバカにされそうだから言わないでおこう。
「掃除機とブレスとどっちにしようか悩んだんだけどね。」
「掃除機?」
「この部屋汚いからさ。」
:08/12/12 16:27 :SH901iC :ufvbrGno
#305 [ゆーちん]
まぁね。
何が汚いってガラクタが多い。
お菓子の食べカスがとか、ホコリが舞い上がってとか、そういう汚いじゃないんだよ。
物が多いっつーの?
読まなくなった雑誌や教科書。
漫画も床に散らばったまま。
:08/12/12 16:28 :SH901iC :ufvbrGno
#306 [ゆーちん]
「年末の大掃除、手伝ってあげるよ。」
「…うん、ありがとね。」
情けない。
何で俺って収納とか下手くそなんだろ。
「あ、お香もう残り1本じゃん。また買いに行かないとね。」
:08/12/12 16:29 :SH901iC :ufvbrGno
#307 [ゆーちん]
「一緒に買いに行こうね〜。」
「えぇー。やだぁ。」
そう言いながら凜は慣れた手つきでお香に火をつけた。
:08/12/12 16:29 :SH901iC :ufvbrGno
#308 [ゆーちん]
「んー。懐かしい匂い。ずっと自分が使ってたのに、今じゃこの匂いイコール心って感じだよ。」
俺、このままだと凜ちゃんを好きになりすぎて、壊れちゃうんじゃないでしょうか。
だってさ、この笑顔は反則でしょ。
花火打ち上げるぞー、なんて意気込んでいなくても、この笑顔見たら誰でも打ち上げたくなるっつーの。
:08/12/12 16:30 :SH901iC :ufvbrGno
#309 [ゆーちん]
まぁ、勝手に打ち上げられても困るけど。
俺の彼女だし。
「…ンッ…」
突然交わした甘いキスも、優しく受け入れてくれた。
キスだけじゃなく体も。
:08/12/12 16:31 :SH901iC :ufvbrGno
#310 [ゆーちん]
凜と俺はゆっくりとベットに倒れ込んだ。
「…電気。」
凜が呟いたその言葉で、俺は慌てて部屋の電気を消した。
そして暗闇で再び凜とキスをする。
俺は、自分で自分の行動に驚いていた。
何もしらない童貞男だけど、体は本能のまま動くんだって。
:08/12/12 16:32 :SH901iC :ufvbrGno
#311 [ゆーちん]
この手順が正解かなんてわからないけど、俺はゆっくりとためらいながらも凜に触れていった。
初めて見た凜の体は、暗闇でもわかるくらい白い肌だった。
余計に緊張してしまい、あまり見れなかったんだ。
:08/12/12 16:34 :SH901iC :ufvbrGno
#312 [ゆーちん]
下半身に触れると、凜が可愛い声を零していた。
その色っぽい声のせいで、俺の手や唇は暴走するばかりだった。
「ンアッ…心…もう、入れ…てよ…」
「いいの?」
「いいよ…」
凜の荒い息使いが部屋に響く。
:08/12/12 16:36 :SH901iC :ufvbrGno
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