冷たい彼女
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#305 [ゆーちん]
まぁね。


何が汚いってガラクタが多い。


お菓子の食べカスがとか、ホコリが舞い上がってとか、そういう汚いじゃないんだよ。


物が多いっつーの?


読まなくなった雑誌や教科書。


漫画も床に散らばったまま。

⏰:08/12/12 16:28 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#306 [ゆーちん]
「年末の大掃除、手伝ってあげるよ。」


「…うん、ありがとね。」


情けない。


何で俺って収納とか下手くそなんだろ。


「あ、お香もう残り1本じゃん。また買いに行かないとね。」

⏰:08/12/12 16:29 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#307 [ゆーちん]
「一緒に買いに行こうね〜。」


「えぇー。やだぁ。」



そう言いながら凜は慣れた手つきでお香に火をつけた。

⏰:08/12/12 16:29 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#308 [ゆーちん]
「んー。懐かしい匂い。ずっと自分が使ってたのに、今じゃこの匂いイコール心って感じだよ。」


俺、このままだと凜ちゃんを好きになりすぎて、壊れちゃうんじゃないでしょうか。


だってさ、この笑顔は反則でしょ。


花火打ち上げるぞー、なんて意気込んでいなくても、この笑顔見たら誰でも打ち上げたくなるっつーの。

⏰:08/12/12 16:30 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#309 [ゆーちん]
まぁ、勝手に打ち上げられても困るけど。


俺の彼女だし。


「…ンッ…」


突然交わした甘いキスも、優しく受け入れてくれた。


キスだけじゃなく体も。

⏰:08/12/12 16:31 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#310 [ゆーちん]
凜と俺はゆっくりとベットに倒れ込んだ。


「…電気。」


凜が呟いたその言葉で、俺は慌てて部屋の電気を消した。


そして暗闇で再び凜とキスをする。


俺は、自分で自分の行動に驚いていた。


何もしらない童貞男だけど、体は本能のまま動くんだって。

⏰:08/12/12 16:32 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#311 [ゆーちん]
この手順が正解かなんてわからないけど、俺はゆっくりとためらいながらも凜に触れていった。


初めて見た凜の体は、暗闇でもわかるくらい白い肌だった。


余計に緊張してしまい、あまり見れなかったんだ。

⏰:08/12/12 16:34 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#312 [ゆーちん]
下半身に触れると、凜が可愛い声を零していた。


その色っぽい声のせいで、俺の手や唇は暴走するばかりだった。


「ンアッ…心…もう、入れ…てよ…」

「いいの?」

「いいよ…」


凜の荒い息使いが部屋に響く。

⏰:08/12/12 16:36 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#313 [ゆーちん]
とうとう迎えた大人への一歩。


父ちゃん母ちゃんじいちゃんばあちゃん。


俺は同じ失敗2回もしないぜ。


つーか前の失敗は元カノが無理矢理襲って来て恐かったっつーのも一理あるんだけどね。


まぁでも今、目の前にいる彼女は俺の大事で大好きな彼女なわけで。

⏰:08/12/12 16:36 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#314 [ゆーちん]
おかげさまで幸せな初体験を迎える事ができました。


数分前まで童貞だった俺ですが、ありがたい事に昇天までさせていただき…非常に幸せなクリスマスイヴでした。


「心、やばい…」

「え?」

「かなり気持ち良かったよ。本当に初めて?」

「初めてですー。」

⏰:08/12/12 16:37 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


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