冷たい彼女
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#306 [ゆーちん]
「年末の大掃除、手伝ってあげるよ。」
「…うん、ありがとね。」
情けない。
何で俺って収納とか下手くそなんだろ。
「あ、お香もう残り1本じゃん。また買いに行かないとね。」
:08/12/12 16:29 :SH901iC :ufvbrGno
#307 [ゆーちん]
「一緒に買いに行こうね〜。」
「えぇー。やだぁ。」
そう言いながら凜は慣れた手つきでお香に火をつけた。
:08/12/12 16:29 :SH901iC :ufvbrGno
#308 [ゆーちん]
「んー。懐かしい匂い。ずっと自分が使ってたのに、今じゃこの匂いイコール心って感じだよ。」
俺、このままだと凜ちゃんを好きになりすぎて、壊れちゃうんじゃないでしょうか。
だってさ、この笑顔は反則でしょ。
花火打ち上げるぞー、なんて意気込んでいなくても、この笑顔見たら誰でも打ち上げたくなるっつーの。
:08/12/12 16:30 :SH901iC :ufvbrGno
#309 [ゆーちん]
まぁ、勝手に打ち上げられても困るけど。
俺の彼女だし。
「…ンッ…」
突然交わした甘いキスも、優しく受け入れてくれた。
キスだけじゃなく体も。
:08/12/12 16:31 :SH901iC :ufvbrGno
#310 [ゆーちん]
凜と俺はゆっくりとベットに倒れ込んだ。
「…電気。」
凜が呟いたその言葉で、俺は慌てて部屋の電気を消した。
そして暗闇で再び凜とキスをする。
俺は、自分で自分の行動に驚いていた。
何もしらない童貞男だけど、体は本能のまま動くんだって。
:08/12/12 16:32 :SH901iC :ufvbrGno
#311 [ゆーちん]
この手順が正解かなんてわからないけど、俺はゆっくりとためらいながらも凜に触れていった。
初めて見た凜の体は、暗闇でもわかるくらい白い肌だった。
余計に緊張してしまい、あまり見れなかったんだ。
:08/12/12 16:34 :SH901iC :ufvbrGno
#312 [ゆーちん]
下半身に触れると、凜が可愛い声を零していた。
その色っぽい声のせいで、俺の手や唇は暴走するばかりだった。
「ンアッ…心…もう、入れ…てよ…」
「いいの?」
「いいよ…」
凜の荒い息使いが部屋に響く。
:08/12/12 16:36 :SH901iC :ufvbrGno
#313 [ゆーちん]
とうとう迎えた大人への一歩。
父ちゃん母ちゃんじいちゃんばあちゃん。
俺は同じ失敗2回もしないぜ。
つーか前の失敗は元カノが無理矢理襲って来て恐かったっつーのも一理あるんだけどね。
まぁでも今、目の前にいる彼女は俺の大事で大好きな彼女なわけで。
:08/12/12 16:36 :SH901iC :ufvbrGno
#314 [ゆーちん]
おかげさまで幸せな初体験を迎える事ができました。
数分前まで童貞だった俺ですが、ありがたい事に昇天までさせていただき…非常に幸せなクリスマスイヴでした。
「心、やばい…」
「え?」
「かなり気持ち良かったよ。本当に初めて?」
「初めてですー。」
:08/12/12 16:37 :SH901iC :ufvbrGno
#315 [ゆーちん]
終わった後も、凜を抱きしめながらベットの中でゴロゴロっつう幸せ尽くしの俺。
こんな幸せだと、いつか大変な事起こるんじゃないかな。
このまま幸せが続けばいいのに、って願わずにはいられなかった。
:08/12/12 16:38 :SH901iC :ufvbrGno
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