冷たい彼女
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#68 [ゆーちん]
「ねぇ!」
「あ、うん、何?」
「何じゃないよ。ぼーっとしちゃってさ。」
「ごめん。どうしたの?」
「あんた正解。今日回った場所で、ここが1番いいよ。私の1番もここだ。」
凜と俺の1番が同じなのは、とても嬉しい事だ。
「本当?マジで?」
:08/12/11 21:38 :SH901iC :uyR.lwfs
#69 [ゆーちん]
「うん。この島の海は特別綺麗。」
「でしょ?俺もこの島の海が1番好き〜。」
夕日は沈んだ。
薄暗い海辺。
凜は言った。
「今日はありがと。あんたを彼氏にしてよかった。」
:08/12/11 21:39 :SH901iC :uyR.lwfs
#70 [ゆーちん]
笑顔は見せてくれなかったものの、その言葉はとても嬉しかった。
凜ちゃんは俺に気などない。
そんなのわかっている。
俺を足変わりにするのも、何の問題もない。
:08/12/11 21:39 :SH901iC :uyR.lwfs
#71 [ゆーちん]
一緒にいてくれるだけで俺は嬉しいのに、『ありがとう。』と言われるのは、やっぱり嬉しい。
前に近道を教えた時も言ってくれたっけ。
冷たい彼女だけど、ありがとうを言える人は本当は心が温かいんだよ。
島のばあちゃんがよく言ってる。
:08/12/11 21:39 :SH901iC :uyR.lwfs
#72 [ゆーちん]
「明日も付き合ってくれるんでしょ?」
…明日?
明日もあなたの隣を歩けるんですか!?
「もーちろんっ!明日でも明後日でもいつでも付き合うよ!」
「…。」
テンションが上がりすぎだと冷ややかに目で訴える凜ちゃん。
:08/12/11 21:40 :SH901iC :uyR.lwfs
#73 [ゆーちん]
「どこ行くの?」
「明日は本島で買い物がしたいから9時に迎えに来て。」
「わかった!9時ね!じゃあ9時半のフェリーだね。」
「…明日は今日と違って、遅刻は許されないからね。」
「はい、わかってます。」
こうして明日のデートの約束をして俺らは海を後にした。
:08/12/11 21:41 :SH901iC :uyR.lwfs
#74 [ゆーちん]
●○●○●○●
ではまた明日
>>2●○●○●○●
:08/12/11 21:59 :SH901iC :uyR.lwfs
#75 [我輩は匿名である]
早くみたい
また時間ある時にゆっくりお願いしま-す
今日はお疲れさまで-す
:08/12/12 01:01 :SH906i :FlUtrXSA
#76 [ゆーちん]
>>75さん
ありがとうございます
マイペースな更新ですが、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
:08/12/12 08:18 :SH901iC :ufvbrGno
#77 [ゆーちん]
そして翌日、俺は8時半に凜を迎えに行った。
「おはよう!」
俺が玄関から叫ぶと、じいちゃんが出迎えてくれた。
「おぉ、心ちゃん。おはよう。」
「じいちゃんおはよう!凜ちゃんは?」
「凜?朝ごはん食べてるよ。」
「じゃあ食べ終わったら外に来てって伝えて。」
:08/12/12 08:19 :SH901iC :ufvbrGno
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