冷たい彼女
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#73 [ゆーちん]
「どこ行くの?」
「明日は本島で買い物がしたいから9時に迎えに来て。」
「わかった!9時ね!じゃあ9時半のフェリーだね。」
「…明日は今日と違って、遅刻は許されないからね。」
「はい、わかってます。」
こうして明日のデートの約束をして俺らは海を後にした。
:08/12/11 21:41 :SH901iC :uyR.lwfs
#74 [ゆーちん]
●○●○●○●
ではまた明日
>>2●○●○●○●
:08/12/11 21:59 :SH901iC :uyR.lwfs
#75 [我輩は匿名である]
早くみたい
また時間ある時にゆっくりお願いしま-す
今日はお疲れさまで-す
:08/12/12 01:01 :SH906i :FlUtrXSA
#76 [ゆーちん]
>>75さん
ありがとうございます
マイペースな更新ですが、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
:08/12/12 08:18 :SH901iC :ufvbrGno
#77 [ゆーちん]
そして翌日、俺は8時半に凜を迎えに行った。
「おはよう!」
俺が玄関から叫ぶと、じいちゃんが出迎えてくれた。
「おぉ、心ちゃん。おはよう。」
「じいちゃんおはよう!凜ちゃんは?」
「凜?朝ごはん食べてるよ。」
「じゃあ食べ終わったら外に来てって伝えて。」
:08/12/12 08:19 :SH901iC :ufvbrGno
#78 [ゆーちん]
「上がって行かんかい。」
「や、凜ちゃんに叱られそうだから辞めとくよ。んじゃ。」
外に出て、玄関口にしゃがみ込んだ。
男は同じ失敗はしない。
30分前行動だ。
どうだこの野郎!
:08/12/12 08:19 :SH901iC :ufvbrGno
#79 [ゆーちん]
天気良好。
体調良好。
おまけに海も良好。
こんなデート日和なかなか無いですよ。
恵まれてんだな、俺。
せみの鳴き声を聞きながら空を見上げたり、道行く人に挨拶したり。
そんな事をしていると30分なんてあっという間だった。
:08/12/12 08:20 :SH901iC :ufvbrGno
#80 [ゆーちん]
「ストーカー。」
振り返ると凜ちゃんがいた。
「おはよう!9時ちょうどだね!」
「30分も前に来るなんてバカとしか思えない。」
「だって遅刻できないもん!はい、乗って。」
今日も自転車。
凜は呆れた顔をしていた。
:08/12/12 08:20 :SH901iC :ufvbrGno
#81 [ゆーちん]
今日の凜も素敵だった。
昨日とは違い、カッコイイ感じ。
短いズボンに、クールなTシャツ。
大人っぽいハンチングを頭に乗せて、爽やかな香水を香らせていた。
「今日の凜ちゃんもカッコイイし可愛いね〜。」
「今日は動きやすい方がいいから。」
:08/12/12 08:21 :SH901iC :ufvbrGno
#82 [ゆーちん]
「本島で何するの?買い物?」
「うん。」
「買い物かぁ!いいね、いいね。楽しみ。」
「…あんたって単純だよね。」
「えぇ?そう?」
「バカみたいに前向きだし。」
それは相手が凜ちゃんだから。
…とか言ったら、またバカにされるかもな。
:08/12/12 08:22 :SH901iC :ufvbrGno
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